おうち作り」カテゴリーアーカイブ

週末セカンドライフ 8月



朝夕と吹く風には秋の気配を感じますが、日中はまだまだ暑い日が続いています


先月から始まったお隣の家の解体も、ようやく家が撤去されて今月から基礎の解体に入っています
建物は重機を使わずにほぼ手作業で解体してましたが、
仕事とはいえ暑い中ご苦労さんです
すぐ下の別の土地でも一軒壊していますが、そういう時代なんでしょうか


月末に全部終わって、2か月ぶりに静かな時間が戻ってきました
今度はどんなお家が建つのか楽しみですが、風よけがないので今年は台風が来ないことを祈ります



びわこの空も秋っぽくなってきましたが、湖岸の木が大きくなって肝心の湖はほとんど見えません

高橋三千綱のデビュー作で芥川賞を取った「9月の空」という小説が好きでしたが
「9月になれば」という、ロックハドソン主演のロマンティックコメディ(死語?)も懐かしい


3週目に和邇の丘にある、ブルーベリーファームに行ってきました
濃厚なブルーベリージュースを頂いたカフェかーは、ファーム越しに琵琶湖が一望できました

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一階トイレの手洗いから匂いが上がってくることがあるので、排水管を見てみると真っすぐになってました



本来は水を貯めて匂いを遮断するために、こんな感じにくるっと一回転させるのですが、
どうやら自分の配管ミスですね(多分材料が間に合わなかった)

  
とりあえず、置いてあったフレキパイプを曲げて付けましたが、長いこと使わないと
配管が細い分水が蒸発しやすいので、たまに流す必要があります


裏庭で日差しがきつい日は、園芸ホースをミストにして散水すると大分涼しくなります


小さい虹も出ます

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池の底が黒くてメダカが見えないので、白い砂利を入れました


これでよく観察できます(赤はもういませんが)
メダカが今ブームだそうですが、たしかに見てるとつい時間を忘れてボーと見てしまいます


壊れてた蹲の小さいポンプを買い替えて、また水が出るようになりました
周りには勝手に生えてきたユリが沢山咲いています


リビングにヨメが生けました



茶室の窓から雨が吹き込んで、土壁がまた少し流れました


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簡易な軒だけでは無理なようなので、外壁に枠を付けてアルポリの板で引き戸を付けました


下窓は竹のベンチにベニヤを置いてカバーしました

 
その時の強風で、前庭のユーカリがまた倒れました(最近よくある小さい竜巻っぽい?)
秋の台風前に剪定するつもりでしたが、今年は間に合わなかった

  
ある程度枝を落として軽くしてから、車で引っ張って起こしました


まあいつものことで何とか起きましたが、次はなるべく早めに剪定しなければ


切った枝はかなりの量があります


小さい枝は廊下やサンルームに掛けて、ドライにして配りました


大きいのは、またリビングの隅に立てて、いつものkfleursさんにも貰ってもらいました

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先月泊まったお宿で見た花器を真似て、花入れを作ってみました


9ミリ丸棒の柱の上にガラス器を付けて、3種類作りました

  
ガラス容器は、シャンパングラスの足をカットしたもので代用しました


背が高めのものは、垂れさがるツタ系のものも合いそうです


床の間にも置いてみました



3本立てて、母親の書と合わせてみました


意外と和風にも合いそうです


10月の”Tsudohi2022″でお点前をするために毎週少しずつ練習してますが、まだ全然です(間に合うのか?)


盆略点前用に鉄瓶をヤフオクで取りましたが、最初に取ったもの(5000円)が重かったので
また別の物(2200円)を取りました。でも一長一短です



次の薄茶点前に必要な柄杓も、最初に980円の中国製をAmazonで買うと、小さすぎたので
また2900円で別の物を取りました。あと帛紗とお盆も買い直しました
ネットは実物が触れないので難しいですね(でもヤフオクで競って買うのは楽しい)

きりがないのであまり道具にお金はかけたくないんですが、実際にやってみるとちょっとした違いで
お点前のやりやすさが全然変わるので、
こうやってだんだんハマってくのでしょうか

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さて、今年の夏の終わりの一曲は、吉田拓郎に続いて今年で引退をされる加山雄三さんです
シンガーソングライターの元祖で、多岐にわたる才能は、ある意味一種の天才だと思いますが
重厚で正統な声は、ボーカリストとしても他にはいない唯一無二の存在だと思います
洋楽のカバーも好きなんですが、一曲に絞るならやっぱり「海その愛」でしょう

(画像をクリックすると曲が流れます)

この曲は借金問題で芸能界を干されてた時に作ったそうで、復活のきっかけになった曲でもあるわけですが
そんな時に、後世に残る逆転の一発を出せることが、逆境に強い彼らしくて素敵です(「八甲田山」でも生き残ったし)

ちなみに、その時の財務アドバイスをしたのが友人の大前研一氏で、大前氏が都知事選に出た時に、今度は加山氏が
そのどん底時代に知った大衆心理をアドバイスをしたのに、それを真に受けなかったために落選したそうです(大前氏談)
(ここでアップした昔の曲が、なぜか後で紅白に出ることがよくあるような気がしますが、これは今年出るでしょうか)


加山雄三を聴くとなぜか条件反射で、最近映画も公開されたプレスリーを聴きたくなるので
おまけにもう一曲

中学の時に、この”エルビスオンステージ”を見てから、男性ボーカルの魅力にはまって、その後
トムジョーンズや、E
フンパーディンクから、ホセカレーラスとかに行ったんでした
ボーカルはうまさより最終的には”声”だと思うんですが、エルビスの声は今聞いても特別ですねー

週末セカンドライフ 7月


もどり梅雨が長く続いた後に猛暑がやってきましたが、月末はコロナが今まで以上に再燃してます
お盆ごろまでは減少しそうにない勢いで、さすがに今回は周りにもじわじわと近づいてる感じがします

 

ただ今年は緊急事態宣言もなく、本業も春頃から復活してきました
ネット販売もまだ好調なので、以前ウチに務めてた子を2月からまた呼んで手伝ってもらってます


寿退社をして以来20年ぶりの復活なので、今ではバリバリの”大阪のおばちゃん”(中身はおっさん)です
でも手先が器用で、メンバーとも元同僚なのですぐに打ち解けて、今では重要な戦力です

ちなみにこの子がおっさん慣れ(化?)してるのは、以前実家が西成でホルモン焼き屋をやってて、
小さい頃からよく手伝ってたからだそうです

そこに”はるき悦巳”という漫画家さんが取材に来たことがあるそうで、その後出たのが
”じゃりン子チエ”だったので、つまり彼女がそのモデルだったかもしれません
(本人はなぜか頑なに否定してますが、自分なら即店名を”チエちゃん”に変えて便乗しますが)

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久しぶりに日吉さんに行きました。今回は珍しく娘もいっしょです


鳥居をくぐると、いつもちょっとヒヤッとして暑さが少しましになります


横の川に降りてみるともっと涼しくて、信州の川を思い出します
でもここは純和風で、境内は近江八幡のように時代劇の撮影にもよく使われるそうです

ところがほんの1分も居なかったのに、いつのまにか娘の足にヒルが付いてて大騒ぎ!
この子は昔お山からの帰り道に、頭に大きなムカデをちょんまげのように乗せたまま、
車で寝てたこともあったので、そんな体質なんでしょうか(幸い刺されなかった)


置いてた小屋も全部売れて元の駐車場にもどりましたが、そもそもこの時期に小屋シリーズを
出したことが、ばたばたした原因だったように思います(絵ができるとすぐに作りたくなる)
その後問い合わせもありましたが、しばらくは大きい方の受注はストップしています


前庭には、茶花に使える木槿(むくげ)がちょうど満開です


今回はお茶室ではなく、階段の踊り場に生けました

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裏のイチジクが大きくなってきたので、鳥に食べられる前にネットをかけました

  
茶室前の飛び石周りが、長雨ですっかり緑になりました
でもこれは苔ではなくイワダレ草です

苔なら踏めませんが、イワダレ草はグランドカバーなので、なるべく踏んだ方がいいんです


池に10匹入れたメダカは、なぜか毎週少しずついなくなって、今では4匹になりました
でも子メダカが生まれたようで、小さいのが5匹ほど泳いでます


今月のお稽古の床の間は、夏の蝉かごに芙蓉の花が生けられてました

柄杓を使った薄茶点前では、サトイモの葉っぱを水差しの葉蓋にして、
その上に水滴を落とすという、粋な夏の演出でした

お稽古は8月はお休みで、9月からまた再開の予定です
それまでに盆略点前だけは何とか覚えなければ・・

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前庭のアプローチにもイワダレ草が伸びて石を隠してたので、少し刈り込むことにしました

いつもの充電式の草刈り機を使います


刃はいつも付けてるチップソーは石を傷つけるので、プラスチックの2枚刃に変えるんですが、
これはすぐに摩耗して小さくなってしまいます



替え刃もけっこう高いので、インシュロックを代用して作ってみました



取り付け部に合わせて十字に組んで、タッカーで留めます


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それを草刈り機に付けて、適当な長さにカットします

 
実際に使ってみると、8枚刃の威力なのか、付属の刃よりスムーズにカットできました

8本のうち2本折れましたが、一個で全部刈ることができたので、これで十分だと思います

週末セカンドライフ 6月

梅雨が明ける前から真夏のような日になりましたが、今年も猛暑になるんでしょうか

 
前庭のオルレアもすっかり花を落として、種が付いています

 
代わりに色んな花が咲きだしました


日差しがきつくなってきたので、玄関前の雑木林の道が気持ちいいです

それにしても、今年はブドウの実付きがいいので楽しみです

   
リビングには、オルレアの代わりに咲いた花が生けられてました

裏庭も元の和風に戻りました

ボウフラ対策で池にまたメダカを入れましたが、亀に食われないように気をつけるんじゃぞ


今月のお稽古の床は、「一雨潤千山」(いちうせんざんをうるおす)です

千の山をうるおすのも一粒の雨、その一粒があればこそ、
ひと雨降れば、千の山が水の恵みを受けられる。
人間ひとりひとり、行動のひとつひとつ、
全てがめぐりめぐって他の人や社会の役に立つ、という考え。
“自分なんて”と思う必要もなければ、
せっかく何かをやるのなら、
「もっと分かりやすいように」「もっと喜んでもらえるように」と
何がしか周囲にやさしさを届けましょうという教えのようです
(禅語のネット検索より)

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駐車場に展示してたガーデンハウスは、先月左の休憩小屋バージョンが売れたんですが
右側の販売ブースバージョンも今月売れました
遠い場合は発送するんですが、今回はたまたま近江八幡の方だったので、一週目にご夫婦で
実物を見に来られて、その場で2週目に組み立てもしてほしいということになりました


見に来られた時に一部部材を積んで帰ってもらったので、何とか残りはセレナに乗りました


お家自体は建ててからまだ一年ほどで、これから庭を作っていくのに
まず中心になる小屋を立ててからやりたいそうです


お庭の外には、屋形船の通る川がすぐ横にあります


まず床パネルを組んで立てる位置を決めます


位置が決まれば、小屋自体の組み立ては30分ほどでできました
下の土の部分にたくさん杭を打って倒れ止めもしました


この小屋の周りに植栽して庭を作っていくそうですが、お隣の壁が背景になるより
ずっと庭も映えると思います。
川をよく通る屋形船からも見えるはずです


終わった後に、近くの蔵を改装したカフェで、お昼ご飯をごちそうになりましたが
こちらの旦那さんはウォーリーズ建築の保存活動をされてるそうで、普段は見れない
ウォーリーズ建築をみせてもらいました

  
以前近江八幡に来た時も、いろんな建物を見学したのですがここは初めてです

  
洋風と和風が絶妙にミックスされたデザインのウォリーズ建築は、近江八幡には
沢山ありますが
不思議と和洋折衷の違和感がなくて、なぜかちょっと懐かしい感じがします




後日、奥さんがフェイスブックにアップしてくれました
奥さんはタイの方で、お友達もすべてタイ語でのコメントでした


中は何とご自分でDIYされたそうですが、すでにタイリゾートになってます


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3週目は、大学時代の友人夫婦が横浜から遊びに来て、一泊していきました


彼は車が趣味で、買い替えるたびに長距離ドライブを兼ねてやってくるのですが、
赤いスポーツカーで来た前回からは、7年ぶりだそうです(そんな経つんやー)

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今回はベンツのオープンカーだそうですが、荷物の積めない車には全く興味がない自分には
価値がさっぱりわかりません(笑)

彼とは同じ機械科だったんですが、お二人とは「あるこうかい」というサークル仲間でもあって
3回生の時は、彼が企画部長で自分は新聞部長でした(自分はもう一つの心理研とのかけもちでしたが)

 


せっかくなので話のネタに昔の写真を探してたら、その新聞(サークル季刊誌)が2冊見つかりました
ガリ版刷りが時代を感じますが、ちなみに右側の表紙の挿絵は自分が書いたもんです(なぜか和風)

サークル自体は大学横にあった短大の女子と、お知り合いになるのが目的のナンパな動機で
一つ上の先輩が作ったもんですが、結局彼もそこで知り合った彼女と結婚したんですね

40人ほどいたメンバーを、毎月企画部がどこかに連れて行って、新聞部はその後日談を
記事にして配るというパターンでしたが、大人数をハイキングや旅行に連れて行くのは
けっこう大変で、執行部は毎回協力して何とかやってました


自分が部長になってからは旅紀行だけでなく、いろんなミニ企画を(勝手に)やって記事にしました
これは映画紹介企画で、その映画がなんと「八甲田山」だったんでした(ふるー!)

あと自分の趣味で、近くの鎌倉にお気に入りの子達だけ誘って焼き物を作りに行ったりもしました

まあ職権乱用かもしれませんが、大人数だと決めたプランに反対する人が、不思議といつも一定数いて
それをまとめるのが邪魔くさくなってきたんですね。強制力のないサークル活動あるあるかもしれませ
んが、そういう人は自分で代わりのプランを出すことはなくて、人の決めたことを批判するだけでした
その経験からその後の自分は、オーバーに言えばその人たちを反面教師にして生きてきた気がしますが
今考えると、もともと自分にはそれを受け入れる協調性がなかったのかもしれません(今でも組織は苦手)

 

クリスマスコンパの時は、有志を募ってショ ート演劇を上演したこともありました


脚本と演出(と通行人とパンダも)は自分がやりましたが、その時の台本も一緒にみつかりました

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「マッチ売りの少女」というタイトルですが、当時ホームランの世界記録を作った王選手や
人気絶頂だった沢田研二が「勝手にしやがれ」を歌ったりのドタバタ劇でした(なつかしー)

でも放課後に集まって練習したかいもあって、めっちゃ受けました(今見るとギャグが古いですが)
その後「つかこうへい」にはまったのも、この時の影響かもしれません
(ああ青春!)

週末セカンドライフ 5月

今年のゴールデンウイークは3年ぶりに田舎に帰りました
母親に会うのも2年半ぶりですが、意外と変わらずに元気でよかったです


ただ、村はこの3年でまた空き家が増えて、外に出ても誰にも会いません


うちの横の家も取り壊して駐車場になっています(車が真横に停められて便利ですが)
いずれうちも取り壊しになるかもしれないので、今のうちに写真を撮っておきました


家の前の路地は昔は土で、子供の頃は近所の子供達とビー玉やかくれんぼをして遊んだもんです

  
家の中は母親の書いた文字があちこちにあります。お墓は大阪に移しましたが仏壇はまだここにあります

漁港を回って、いつものユメちゃんの散歩コースを久しぶりに歩いてみました

 
港の船もだいぶ少なくなったような気がします
小学校の夏休みに、この港で採ったプランクトンの自由研究が発表会で優勝して
初めてテレビに映ったのがなつかしい

 
港を抜けると神社まで海沿いの遊歩道で、ここは動画で撮ったんですが、なぜか撮れていなかったので
これは過去の画像です(でもなにひとつ変わっていません)


この神社ではよく蝉取りをしたもんです


”いぼとり”に効くという湧き水の井戸があって、昔は全国から多くの人がお水を受けに来ていました
散歩の時はユメちゃんの水飲み場でした

 
これは10年ほど前の画像ですが、
ここではユメちゃんがいつもセットだったので
やっぱり思い出しますねー(永遠のペットロス?)

 
ここの磯に流れ着いた流木や発泡スチロールを削って船や車を作るのが、子供達の普通の遊びでしたが
今考えると、
出来合いのプラモデルと違って素材から加工するので、ある意味これがクラフトの
英才教育だったような気がします
その頃の子供達のレベルはけっこう高くて、技術的には自分よりもっと上手な子がいたので
自分はもっぱらオリジナルな遊び道具ばかり作ってたような記憶があります(将来の夢は発明家だった)


もう一つの散歩コースの海水浴場にも行ってきました


ここの磯でテントを張って寝てると、夜満ちてきた海の水が入ってきて浜の海の家に逃げ込んだもんです



これも過去画像ですが、これは今パソコンの壁紙画像に使っています(ユメ9歳の頃)

 
その同じ場所を撮ってみましたが、なぜか塀の色が変わってました(ブルーの方がよかったのに)

ここで暮らしたのは高校までの18年程で、その後10回も引っ越しして色んな所に住みましたが
特に小学校時代を海と山の自然の中で生活できたことは、その後のどの場所にもない
いわゆる原体験そのもので、今考えるととても貴重な時間だったんだなー、と改めて感じますね

でも「老人ばかりで、あと5年もしたら今でも少ない人が一気に減る」と母親も言ってます
こういった過疎地の問題は今は全国にあって、地域振興を頑張ってる所もあるんですが
その格差はどんどん広がっているような気がします
まあ人口増加が以前は社会問題だったわけなので、ある意味自然な流れなのかもしれませんが
故郷が寂れていくのは、自分の一部が無くなるようでやはりさみしいもんです

・     ・

 
前庭は一週ごとに、オルレアがモコモコになってきました

背丈は去年より低めのようです

オープンガーデンにはわざわざ大阪からお二人の来客があって、茶室でお抹茶も
飲んでもらいましたが、地元の方はなぜかいなかったです
あとで聞いてみると、この辺りにはオープンガーデンという風習はまだ定着してないそうで
京都圏のために、人の庭には勝手には入らないという文化だそうです(へ~)

オルレアは裏の水路横にも広がってます

裏庭にもコボレ種がたくさん咲いて、和風か洋風かわからなくなっています(笑)

 → 
洋種ヤマゴボウはすごい速さで大きくなって、一週間で背丈を越えました


池に入れた水草に黄色い花が咲きました
生き物はアメンボが水面にいますが、どこから来たのか小さい亀の子供が水の中に見えました
でもすぐに水草の下に隠れて、撮れませんでした


今月のお稽古の床の間は「無一物」のお軸と竹かごに入った花しょうぶです(もちろん先生の設えです)


サンルームのブドウもだいぶ実が付いています


開いてた穴は見える限り塞いだんですが、今年は収穫できるでしょうか

 
お隣さんのサクランボができたので、取らせてもらいました(鳥との競争です)


ところが欲張って沢山取ってると翌日腕がかゆくなってきたので、皮膚科に行くと
チャドクガに刺されたそうです

今の時期は葉裏にいるそうなので、必ず長袖でカバーして作業する必要があるそうです

・    ・



3週目に2日間行われる、”かんじる比良”に参加される”帽子工房布布”さんが、絵の展示用に
ウチの額を使ってくれました


ついでにたくさん売れ残ってたポストカード用のフレームも出してもらえるそうなので
2週目に持っていきました

お茶をいただいてる時に外のデッキ越しに川を見ると、前日の雨で珍しく水が流れてました
そこで鹿よけのネットをくぐって久しぶりに河原に降りてみました

降りてみると、川の整備で重機を入れるために、前より河原が広くなって平坦になってました
それを見てるうちに、この木の横に小さい小屋を建てると気持ちいいだろうなと思ったので
さっそく布布さんに提案して、”かんじる比良”の間だけ、小屋を建てさせてもらえることになりました


ちょうどマンション用の2畳のお茶室キットを試作してたところで、床まではできてたので
今回これを使うことにしました(というかこれを建ててみたかった)

 
デザインはほぼできてたので今回用に少し変更して、イベントまでに残りの壁と屋根を作ります
納期があった方がやる気がでるので、ちょうどよかったです


壁はウチの茶室と同じ塗り壁ですが、今回はキットなので台に置いて平面で楽に塗れました


何とか間に合ったので設営に向かいます。ちょうどセレナの後ろいっぱいで全部入りました


斜面を滑り落して、搬入も意外と楽にできました

 
まず床のパネルを組んで、支えのネタを入れます

 
その上に下地のベニヤを置いて、後ろの壁パネルを立てます
今回は奥の壁に丸窓を付けて、河原の風景を切り取るつもりなので、ここまでできた時点で、
一番景色のいい方角に床を振ります

 
方角が決まったら、床の水平をだして4隅の柱を立ててから、それに壁のパネルをつけていきます
風が強い場所なので、後で床の周りに杭をたくさん打って直接床にビス止めしました

 
最後に屋根パネルをつけて縁側と軒を付ければ、外観は完成です
中は天井と置き床をつけて、最後に畳を敷きました

  
今回壁は奥と右側だけで、川側2面はオープンにして簾をかけました

こんな簾を引っ掛ける簡単な金具を作って

 
簾の高さを色々変えることで、中の雰囲気を変えられますが、これは躙り口バージョンです

 
丸窓には両開きの障子も付いています



   

それを開けると川の風景が切り取られて、床の間の軸代わりになります

 


奥の角には裏庭で剪定した欅の枝を床柱代わりに立てて、右側の壁はブルーの和紙で腰張りしました
本物の畳は重いし高いので、ホームセンターの置き畳を使うつもりでしたが、サイズが小さすぎたので
急遽、関東間のゴザをベニヤとスチロールの上に貼って作りましたが、柔らかくて正座が楽でした
右側に作る予定だった下地窓は、手間がかかるので間に合いませんでした

 
天井は茶室に見えるかどうかの重要なポイントなので、なるべくウチの茶室に寄せて、網代パネルと
竹の格子を付けましたが、これはすぐに取れるように、ネタに引っ掛けて乗せてるだけです

  
まあいつものなんちゃってですが、クロス等の人工物は使わずに、安いですが
本物の素材で作ったのと、借景の効果もあって何とか茶室っぽくなりました♪
2畳に奥行30㎝の床スペースが付いてるので、変形の2畳台目の小間になります

 

本番はずっと付けないので、奥に抹茶セットを置いておいて、お客さんにセルフサービスで
飲んでもらうことにしました

その前に完成記念に身内で一服点てました
当日は川の水はなかったんですが、山つつじが残ってました


ここでは建水いらず(笑)


できた茶室を見に来た布布さんにも、一緒に飲んでもらいました
2畳でも横が抜けてるので3人入っても全然狭くなく、お茶を受けるときににじる必要もありません
布布さんはお茶のお稽古仲間なんですが、子供の頃にお茶を習ったことがあるそうです
京都では”6歳の習い事”というそうですが、やっぱええとこのお嬢だったんですねー



お菓子は来るときに近くのスーパーで買ったものです(^^;


周りの借景と河原全部が茶庭のようで、山の庵でお茶を点ててるような、
ちょっと贅沢な気分でした


この茶室は屋内仕様なので、初日の建て込みが終わったら雨対策のシートをかけて帰りましたが
河原のダンボールハウスのようです(ブルーシートの威力すご)

今回はウチの茶室とは逆バージョンで、内側を仕上げて外はネタのままだったんですが、そのネタに
ラスカットを貼って雨仕舞をすれば、そのまま外でも使えるかもしれません(基礎が必要ですが)

  
2日目の本番では沢山のお客さんに入ってもらいましたが、ぼーと外を眺めたり
丸窓の景色を撮られる方も沢山いたそうです

 

簾を閉めると落ち着きますが、うっすらと外の景色がきれいです

全部開けると上流の堤も見れて、自然との一体感が癒されます(水が無いのが残念ですが)

設営は3時間ほどかかったんですが、撤去は一時間ほどで積み込みも終わって
元の何もない河原に無事戻りました。今度はどこに建てようかなー
(そのあとカレーまでごちそうになって帰りました)

 

週末セカンドライフ 4月



ウクライナの戦争はまだ続いています

戦争なんて過去の出来事だと思っていたのに、悲惨な映像に普通の日常というものが
いかに貴重なものかということを改めて知らされます

1週目は、いつもの川沿いの道の桜はちょうど散り始めたところで、花吹雪の中を歩きました


散った花が絨毯のようですが、それにしても花びらってなんでこんな均等に落ちるんでしょうか?


前庭は、毎週行くたびに緑が増えてきました

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1週目            4週目

  

でも花はまだまだこれからですね


リビングの花にもボリュームがでてきました

 


先月作った門の前に、お茶室の案内看板を付けました

 

先月までツルだけだったモッコウバラも、葉っぱが茂ってきました


滝のまわりの石の上を、苔代わりのセダムが伸びてきました


ようやく水漏れが止まった池に、外に放り出してた水草を入れるとまた復活しました(たくましい)
当分生き物は入れずに自然に任せてみるつもりです


その横の苔山も緑になってきました

ここは冬の間は上のコナラが葉を落として日が当たるので、植えた苔がなかなか付きません
仕方がないので、ここにも玉竜と苔っぽいセダムを代わりに植えましたが、苔に見えるでしょうか


奥の苔山は、普段遮光ネットを掛けているので、苔もまだ枯れていません


 

ただここにもオルレアのこぼれ種が飛んだようです。洋種ヤマゴボウもまた大きくなってきました


床の間は、3月から始めた月イチお茶教室のために、椿野先生が設えてくれたものです
今回のお軸は、山の芽吹きを謳ったものだそうです
(教室はいつもメンバーなのでお気軽なんですが、お作法は暗中模索の五里霧中・・)

 


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3月の終わりごろに、カヌーイストの野田知佑氏がお亡くなりになりました
野田さんはアウトドア界ではカリスマ的な方で、雑誌”ビーパル”にも、”のんびりいこうぜ”を
最後まで
執筆されてたので、ネットの楽天マガジンで読ませてもらってました

  
ちょっと日本人離れした精悍な顔立ちと佇まいが、今の時代にはもういないタイプで、
特に男性から人気がありました


びわこに行くとなぜ彼のエッセイが読みたくなるので、本もたくさん置いてましたが
余分な言い回しのない男っぽい語り口調が、読んでてとても気持ちいいんですね

そしてもう一つうれしかったのは、きれいな川を求めて日本中を転々としたあと、最後の終の棲家に
ウチの田舎の村(隣町ですが同じ町内)を選んでくれたことです
ウチの田舎の村は開発から取り残された過疎地域で、それが結果的にきれいな川が残ったわけです
地元の人もほとんど住んでいない上流の山奥で暮らしていたそうですが、広い人脈があるので
そんな山奥に沢山の来客が押しかけたそうです

自分はお会いしたことはないんですが、地元の友人を通して川で安全に子供が遊べる企画書を
見てもらったこともありました
それは実現できませんでしたが、ご本人には気に入ってもらったそうでうれしかったことを覚えています



yahooの訃報に愛犬ガクのコメントがたくさんありましたが、もう再会してるんでしょうか

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さて、先月作り始めた両開きのドアの休憩小屋の続きです
(”過去のお仕事画像”は、先月ヨメに「長い!」と言われたので、今月はお休みします(笑))

  
今回は先に模型を作ってから、それを元に製作図を書きました
この時点では、床は2m角の広さになっていましたが、最終的には発送できる1,8m角にしました

  
そこから拾い出したサイズで小屋のパネルを作っていきました

出来たので、またクリーマに出品するための組み立て画像を庭で撮りました


まず床のウッドデッキパネルを、立てる場所に置きます
今回は基礎なしで、基本置くだけです


両側からつなぎの板で合体して


ひっくり返して中にも二本つなぎます

 
またひっくり返してから、水平器でレベルをだして、セメントレンガや板を隙間にかまします


床ができたら小屋の部材を周りに持ってきます

  
後ろと横の壁パネルを合体すると自立します
壁パネルは発送できるサイズに分割されています


これで後ろと横の壁が立ちました

 
それに前の両サイドと欄間を付けます

  
壁が立つと2分割した屋根パネルを一枚ずつ乗せて、壁に付けます

  
最後にドアを付けると完成です。大体、40分位で組めました

最初は茶色でしたが、塗り替えてシャビーなグレーにしてみました

 
こっちもいい感じです


なるべく軽くするために、裏に横板は貼らずに防水塗装だけです


バーゴラもオプションで付けてみました、ターフをかければ日よけにもなります
ただ、後ろにしっかりした壁がない場所や、風あたりの強い場所に立てる場合は、
基礎を作るか、台風の前に4隅に砂袋をたくさん置いて重石にする必要があります

小物をディスプレイして、出品用の画像をたまたま遊びにきてたはっちゃんと一緒に撮りました

 ドアを全開すると2畳分使えるので、テーブルセットも置けて、中から庭を眺めながら休憩できます
休憩小屋以外にも、離れのワークスペースやイベントのミニギャラリー等にも使えそうです


ついでに、はっちゃんにもモデルになってもらいました(笑)

ところで、小屋作りの初めは元々裏庭に作ったこの小屋ですが
 
これはイベントの時に、はっちゃんの対面販売ブースになってたんですが、けっこう好評で
その後けっこう問い合わせがありました

そこで今回ついでにこの対面販売ブースバージョンも作ってみることにしました

  
前の窓とドアのレイアウトが違うだけで、後ろ横は休憩小屋と同じです

以前の2重半をコンパクトに一畳にまとめて、送れるサイズにしましたが、
ロフトのない販売ブースとしてなら十分な広さです


これにもグレーのバーゴラを付けてみました
庭に立てて自宅ショップをしたり、イベント用にも使えそうです

  
前の窓は前と同じように、内側に跳ね上げて全開できて


  
前に折りたためる販売棚も付いています

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今年は、庭の花がきれいな今月の、14(土)15(日)に、久しぶりにまたオープンガーデンを
やろうかと思っています
15日の午後は奥のお茶室で、椿野先生の薄茶のお手前もいただけます(干菓子付き、500円)

その時に、この小屋を駐車場に並べて、展示販売もするつもりです


そのために、2台を前の駐車場に移動してまた組みなおしました

ついでにこの小さい方のシェッドも横に並べて、3台を展示販売する予定です

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3台並ぶと、駐車場が小屋の展示場っぽくなりました
14(土)の午後は、希望者があれば小屋の分解組み立ての実演もするつもりです

5月中は前の駐車場に置いてるので、いつでも見に来てもらってもいいですが
ウイークデーはいないので、詳しく聞きたい方は土日に来てください

お問い合わせは、080-5312-1664(木工屋タクト)まで
CREEMA2は、こちらから
※休憩小屋バージョンと、販売ブースバージョンは売り切れました(6月4日時点)

週末セカンドライフ 3月



ロシアの侵攻が始まってから一か月が経ちましたが、リアルな映像は今でも続いています
政治的には色々複雑な背景があるようですが、もしどちらが強いか決めるための単純な戦いなら
せめて市街戦ではなく、どっかの大草原にでも本部
を移して、そこでできなかったもんでしょうか
戦国時代の合戦や西部劇の決闘、いや飲み屋の喧嘩ですら「表にでろ!」っていうのは、お店や一般人を
巻き込まないためだったはずで、復興や遺恨も少なくて済みそうですが・・(ミサイルがあるから無理か)
すでにロシアの計画失敗は明らかなようですが、今後の経済制裁で追い詰められた時の暴発も怖いです

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月末には桜もそろそろ芽吹いてきましたが、大阪より1週間ほど開花は遅いようです


でも前庭は、ほとんどまだなにもありません
ホントにあとひと月で、花で埋まるんでしょうか

ヨメががんばって剪定した桂とミズナラも、新芽はもう少し先のようです


散歩帰りのゴールデンのクッキーは、もう10歳になったそうです
まだ3歳だった7年前の3月に11匹の子供を産んだんでした(大仕事の後は余生みたいなもんですね)

  
あの時は生まれたての子犬を抱かせてもらいました
長女のマリン以外は全国に貰われていきましたが、中にはSNSに成長をアップされてる方もいるそうで
小さい時に世話をしたお隣さんも、たまに見られてるそうです(こういう時は便利なツールですね)


4週目に玄関横のミモザが花を付けました

 


雨に濡れないうちに収穫しましたが、今年も花付きはイマイチです

  
最初の頃の画像を見てみると、たしかに花のボリュームが違いますね(養分不足かな)

 

    
それでもさっそく家のあちこちにヨメが飾りました


  
庭の水仙もまだ残ってたようですが、やっと春の色になりました


ちっちゃい粒がかわいい
(無造作に切った枝なのに、植物は何でこんなにバランスが取れてるんだろう)


床の間も今月はミモザオンリーです(今回は”無造作に”投げ入れてみました(^^;))


それでも大量に残った枝は、いつものようにヨメがドライにします

    
ストーブの周りや浴室もミモザだらけになりました
花付きがよくないので、乾いたらユーカリを足したスワッグにするそうです、

・      ・

さて、今月も過去のお仕事画像の続きですが(まだまだあります(笑))、前回天神祭り以外には
同じ場所を5年以上やったことがないといったんですが、一か所忘れてました


それは、信楽にある「陶芸の森美術館」という所です


ここは県立の施設ですが、ウチはその中の産業展示館という所で、毎年2、3回あるイベントごとに
展示スペースの組み替えや看板の取り付けを、7年ほどやってました


その入った正面のコーナーのディスプレイも、テーマに合わせて色々やりました

4帖程のスペースに、メインになる陶器を飾るための展示台と背景を作ります


基本のプランは代理店のデザイナーさんがラフスケッチを出してくれるんですが、それを
限られた予算の中でいかにかっこよく立体にするかは、こっちにおまかせなのでいつも悩みました
でもここまでやらしてくれる所は通常あまりないので、その分とても勉強になりました


照明も大事です。これは安い屋根用の波板を丸くした上に、破った和紙を貼って行灯にしました
ウチが大まかに作ってから、デコレーターさんにバトンタッチして、仕上げの布装飾と
小物のディスプレイをしてもらいます。つまりここは3人の共同作品というわけです

 
ベニヤで作った大きな本に、陶器を乗せたこともありました


ただ何回もやってるうちにデザイナーさんもネタがなくなってきて、「今回は全部お任せするので
テキトーになんか作って」というので、好きな漆喰でこんなオブジェを作ったこともありました
(この時のデザインはウチの庭の入り口にも使いました)


ディスプレイコーナーは奥にもあって、ここは和風装飾をすることが多かったです



お雛様を飾ったこともありました


茶室風のものを作ったこともあったので、ひょっとしたらこれが今の茶室作りにつながっているのかも
この軒に貼った杉皮は残してあったので、茶室の軒に使いました)

当時の信楽はまだ高速道路がなくて、川沿いの細い崖の道を毎回ひやひやしながら通ったんですが
新名神ができたとたん、京都の大手業者にこのお仕事は持っていかれました(いつものパターン)

・      ・

その茶室作りも一段落したので、今月はまた洋風の小屋作りを再開することになりました

それは3年前に作ったこの小屋のことで、一昨年の50mの台風にも飛ばされずに今でも全然健在です
実はこの小屋をクリーマのセカンドブランドに(半分にぎやかしで)出品してたんですが、
それが売れてしまったんです

納期は一か月あるので、サンルームでぼちぼち作るつもりだったんですが、
それを作り始める直前にもう一個売れました(一個売れると続けて売れるのもよくあるパターン)

2個一緒にはさすがにできそうにないので、結局工場のいつものメンバーに作ってもらうことにしました


それにしてもベニヤが高騰して、いつもはホームセンターより仕入れ先の方が断然安いのですが、
最近はなぜかそれが逆転して、ホームセンターの方が安くなっています
でもベニヤはまだましな方で、ワンバイ、ツーバイのSPFはもう2倍を軽く超えてます(はー、、)



とりあえずその高いベニヤを使って、まずベースの小屋を工場で作ってもらいました
デザインとサイズがもう決まってるので、今回は比較的すぐにできました


それをもう一度ばらして、両面防水塗装してからブルーグリーンにシャビー塗装した杉板を張ります

でも今回一番時間がかかったのは、配送できる大きさに分解できて、さらに素人さんでも簡単に
組み立てできるようにすることでした
(まさか売れるとは思っていなかったので、これはあまり考えていなかった)

なんとかできたので、今回の購入者様用の組み立て説明書を作るために、その過程を撮りました

 


まず床パネルにサイドの壁パネルと、後ろの半分を付けます
この時点で自立するので、あとは一人でもできるはずです

  
それに後ろのもう一枚を付けます
自分で組む時は2枚を合体してから付けるんですが、重くなるので、今回は一枚ずつにします

床パネルも最初は後付けだったんですが、先に床があった方が壁パネルを合わせやすいので変更しました


全て半ねじのビスで合体しますが、床と壁は特に多めに打ちます
なるべく簡単に組めるように、ビスは組み立てた時のものを、ほぼ付けたまま送るつもりです

  
サイドのパネルに前の両側の壁とドアを付けて、上の三角を乗せます

  
これで壁が組めたのでその上に屋根を乗せて、隙間に雨仕舞のシングルを貼ります

 
飾り梁と4隅のコーナー材を付けると外は完了です


後ろに取り付ける壁がない場所や、風の当たる場所に置く場合は、重しのブロックを置いてから
上にカバーのベニヤを敷きますが、ブロックを置かない場合はそのまま敷きます


両側に取り外せる棚板が3枚づつ付いています


これで完成です。前回のものを完璧にコピーできてます(さすが腕利き職人)

手間のかかるシャビーな杉板と屋根のシングルは貼った状態で送るので、基本的には付いてるビスを
打つだけなので、電ドリに慣れた方なら1~2時間で組めると思います(たぶん)


梱包サイズも一応宅配便サイズに収めることができました
6個口になるので遠方は少し足が出ますが、関西近郊なら赤帽で運べます

それを送った最初の購入者さんも無事に組めたようで、星5つもらいました♪
(2時間で組めたそうですが、その前にホームセンターで買った物置を5時間かけても組めずに返品したそうです)

もう一台は工務店さんなので、大丈夫でしょう


売れた小屋は工場で作ったので、予定してたウチのサンルームでは別の小屋を作ることにしました

 


これは以前、畑を始めた方から畑の横に、ちょっと休める物置を兼ねた小屋が欲しいというので
簡単な模型を作ったんですが、それが
延期になって模型だけ残ってたので
今回試作も兼ねて作ってみることにしました


中は一帖ほどで、物置以外にも一応人が入れる広さと高さがあります
下に小屋を安定させるために2帖程のウッドデッキが付いていて、ドアを開けてテーブルとイスを
置けば、外の景色を見ながら休憩できるはずです


早速、サンルームと横の部屋で作っていきます
2部屋使うとちょうどいい広さの作業スペースになります


ある程度できたら、一度仮組してバランスを見てみます

 
物置と同じパターンで、サイドと後ろのパネルを合体して

  
前の枠を付けて屋根を乗せます
中は少し狭いですが、ドアを全開すれば前のデッキとバリアフリーなので、十分休めそうです


パネルができたらまたバラして防水塗装をしますが、晴れた日のサンルームならすぐに乾きます
簡単な組み立て方と強度が確認できたら、せっかくなのでこれも販売したいですが、続きはまた来月です

週末セカンドライフ 2月


4週目の夜は0度になる日もあって、この冬最後の冷え込みでした
お風呂に入るときは、なるべく温風ヒーターで脱衣所を温めてから入るようにしてるんですが
すぐに入りたい時に、最近いい方法を見つけました
それは最後にTシャツだけ湯船に入ってから脱ぐという方法です(超簡単)
これだと上半身は冷気に触れずにお湯に入れますが、ヨメには行儀が悪いと怒られそうなので内緒です
(これでばれるかも。でもヒートショック対策になるので他にもやってる人はけっこういそうですが)

 

22日は、22時22分に沢山の人がスマホで時計を撮影した画像がSNSにアップされてました
中には22秒に挑戦した人もいたようですが、これに成功すると、2022年の2月22日の22時22分22秒で
2の12並びで、もうわけわかりません


色束さんのねこちゃん美人ですねー

ちなみにウチの長女は、たまたま88年の8月8日の18時台生まれですが、さすがに分までは合ってません

ゴタゴタ続きの冬季オリンピックも、なんとか無事終わりました
女子フィギュアのロシアの圧倒的な強さの裏には、やはり色々問題ががあるようですねー

でも個人的に一番驚いたのは、前回金メダルを取ったザギトワのことです

あの後、日本から秋田犬の”マサル”が贈られたんですが

それが、4年でこんなに成長してました(ザギトワもべっぴんさんになりました)
形が柴犬っぽいんで、まるで巨大ユメちゃんです(にしても、ちょっと大きすぎへんか~?)

と、のんきなことを言ってるうちに、そのロシア(プーチン?)が戦争をはじめたようです
ドーピングまでして結果を求めるのは、それだけ国全体が追い詰められてるのかもとは思ってましたが・・
停戦交渉がまとまればいいんですが、まだまだ難しいようです


・     ・

 


毎年今の時期は、ウチの専属庭師さんのヨメが木の剪定をがんばってくれます


3月14日のお誕生日用に、今年は低めの6尺脚立をプレゼントしました(これで2台目)
ついでに落下防止の安全帯も渡したんですが、邪魔になるといってなかなか付けません(頑固じじいか)


去年のプレゼントはミニチェーンソーだったんですが、これはホントに便利だそうです
(一台目は使い過ぎて先日壊れたのでこれも2台目ですが、本体だけなら3980円でした)

それと今年は、3月生まれのうお座は12年に一度のラッキーな年らしいです(脚立ももらったし)
ちなみに、うお座のB型と自分のさそり座のO型は、両方相性抜群なんだそうです
(・・と、これは旦那が勝手に思ってるだけで、ヨメはどうやらそれほどでもないらしい・・?
ただ年齢と共に、旦那の幸福度はヨメの機嫌と比例するという法則があるので、がんばらなければ
多分ロシアや中国の首脳もこれだけは同じだと思います)

・      ・


剪定後の桂です
枝ぶりを整えた剪定はけっこう難しんですが、年々うまくなってるようです

 
お隣さんの梅にピンクのつぼみが付いてきました

  
早速少し切らしてもらって、庭の植物と一緒にリビングにヨメが飾りました


ついでに、床の間にも生けてもらいました
アレンジと生け花は違うそうですが、あばれてる枝をうまく生かしてます(さすが嵯峨御流4年)


この花器は、いつものお姉さんにもらったものだそうです


次の週には大分花が咲いていました


同じ枝を使って、ネットで買った壺に今度は自分で生けてみました(まだまだの自己流一年)

床柱にも竹の筒を掛けました

掛け軸がないと少し寂しいですが、その分お花が主役の床の間になりました

 

・      ・

さて、今月の過去のお仕事画像は、いわゆるイベント系のお仕事です

これもまたジャンルが広いのですが、まずは一般的な企業の何周年記念等の会場作りです

これはお酒の会社のイベントで、ホテルの会場にタイトル看板とその下に酒蔵風のセットを作りました


これはビール会社の新商品発売イベントですが、場所が大阪駅だったので始発が来るまでの間に
設営し終えなければいけなくて、かなり焦った記憶があります(朝は苦手)


駅のイベントといえば、京都駅で”クラゲ展”をするために、暗い展示ルームを作りました
これは終電後の設営でしたが、ほとんどはこんな夜中の作業です(そのために暗い写真が多い)


ゼネコンの記念式典の舞台作りも数年やりましたが、式典の現場は同業の友人から
くす玉が割れなかったり除幕式の幕が落ちなかったりと、色々怖い話を聞いてるので
あまりやりたくはないです


その友人からの依頼で、千中パルのクリスマス装飾も何回かやりましたが、外なので寒かったですね

  
これは和歌山のポルトヨーロッパのミュージカルショーだったと思います
ここは屋外の舞台で、ストーリーに合わせた背景と小道具を色々作りました
この時は小人のオモチャ工場と、ポップな教会だったはずです
(一般的なホールの舞台には専属の舞台屋さんが付いていて、よそ者はいじめられるそうなので
殆どやったことがありません)

あと同じ場所のイベントとしては、アメリカ村のビッグステップも3年ほどやったと思います


年末の福引抽選ブースを作ったり


ひと月ごとに変わる仮設店舗を作った時は、仕切り用の足場板を白く塗りましたが、
この時に初めてシャビー塗装というのをやりました


FM局のブースは細い格子で作りましたが、質感を出すために塗装ではなく黒い塩ビシートを
500本の角材に貼りました

この時は工場に余裕がなかったので、自宅に持って帰って近所の主婦さん達にも手伝ってもらいました


ボタニカルイベントの時は、ウチが作った木組のトンネルに園芸屋さんが植物を飾っていきました
このトンネルは、終わった後に園芸屋さんが欲しいというのであげました

その時外に作ったウッドデッキは予想以上に場所にマッチしたので、結局半年ほど置いてました
これは撤去した材料で、お山のおうちのデッキを作りました



南港にある”なにわの海の時空間”も、閉鎖前の3年ほどやりました


江戸時代がテーマの展示館だったので、江戸の錦絵展の壁を立てたり

 
イベントのテーマに合わせたコーナーディスプレイや、昔話の語り部セットを作ったり

 
展示用に、昔の海水浄水器や足踏み式の臼等も、もらった簡単な資料を元に
「こんなんでええんじゃろか」と言いながら(推測して)作りました

ここは市の3セク施設なんですが、この頃はすでに大赤字だったので、とにかく予算がなかったですね
その中でいかにそれっぽくイベントを成立させるか、担当者さんと毎回知恵を絞った記憶がありますが
基本地味なテーマばかりなのでほとんど客は来なくて、莫大な施設の維持費(電気代だけで年数百万だそう)
○○には焼け石に水で、橋下さんが知事になった途端に、あっという間に閉鎖になりました(バブルの負遺産)

あと、これも今はもうやってないですが、御堂筋パレードも3回ほどやりました


これは一番最初に作ったフィリピンフロートで、上にミスフィリピンと現地のバンドが乗っています
中は古いトラックで、それを装飾物でカバーしてフロートにしてるんですが、視界が悪いので

この時は横に一緒に歩いて誘導もしました


マレーシアフロートは、真ん中に乗せる建物の造形だけ作りました

同じクライアントのお仕事は、基本的には毎回上の代理店の企画と相見積もりで決まるのですが
クライアント側もマンネリを避けるために、長くても5年ほどしか続きません

でもこっちもちょっと飽きてきたころになくなるので、ちょうどよかったかもしれません

それでもその中で一番長かったのが、天神祭りの船装飾でした(このブログでもよく登場しましたが)


これが記念すべき一回目の時の写真ですが、この後なんと19年もやりました


   
これは船の上に作った仮設のトイレの誘導のために本番付きもあって、毎年ヨメとその友達も
一緒に乗ってもらって、
女性用の方を手伝ってもらいました(お友達は皆さん喜んでましたが)

 

途中、アサヒビールや神戸大学の船も一緒にやった時期もありましたが、営利目的の船は、
お客が高い乗船代を払って乗
るためか、いつもけっこう酔っぱらって大変なんで数年でやめましたが
市の商工会議所の船だけはずっとご指名で毎年続きました(ここは招待客なのでみんな行儀がいいんです)

大阪でイベントの仕事をするのなら、天神祭りは断れないと思ってやってたんですが
年々暑くなる現場に耐えられず、つい
3年前に引退させてもらったんですが
その途端にコロナで中止になってしまいました

 

・     ・

さて、外露地アプローチの続きですが、今月は前に門を付けました

 

 → 
その前に、一番奥のワイヤプランツを竹の格子で囲んで、洋風の植栽を和風にしました


ホームセンターで足場丸太と杭を買ってきて門を作りますが、今回は2回目なので二日で出来ました

  
束石で基礎を作ってから、防腐塗装した柱を立てていきます

  
杭の丸太で屋根のネタを付けてから、上にベニヤを貼ってからルーフィングでカバーします


仕上げの杉皮を貼って黒竹で押さると、門ができました
柱と屋根は、いちおう家の外壁にも固定しています


 → 
ただの通路が外露地風になりました。門越しにみるアプローチもフレーム効果で絵になってます
ここを通りながら、お茶室まで
の気分を高めるわけです

 → 
ついでにその門までのアプローチも中と同じように、石を貼り替えて竹のフェンスを付けてから
コーナーに和風植栽をしました。植栽はまた少しずつ増やしていきたいと思います

とりあえず、これで外露地アプローチも完成です♪

・     ・

次回はまた洋風の小屋作りになりそうなので、まずその作業スペースを確保することにしました


 → 
製作自体はサンルームでやりますが、仮組する場所がいるので、横の元工房ルームをかたずけました

  
この部屋には、サンルームをカフェにする時のテーブルや椅子を、畳んで置いてたんですが
これは隣のギャラリーに置いてた石壁パネルをずらして、とりあえずその裏に収納しました



床も養生して仮組のスペースもできたので、次回からまた小屋作りのはじまりです

週末セカンドライフ 1月


月末は寒さも少し緩んで、ちょっとほっとしましたが、今年の冬はやっぱり寒いですね

オミクロンは猛威を振るって、陽性になった人もちらほら耳にするようになりましたが
今までのパターンから、一気に増えたものは同じペースで一気に減るはずなので
ピークを越えるまでのあと2~3週は、何とかこのまま逃げ切りたいもんですが

 


お正月は、椿野さんにもらったウラジロをあちこちに飾りました
こんなきれいなウラジロは、なかなか売ってないんですよね

  

スワッグだけだった玄関扉の飾りも、ウラジロを付けるとぐっとお正月っぽくなりました


2週目は今年初めての雪景色でした


前庭には、ユーカリ以外何もありません

前の葉っぱがなくなったので、奥の板壁コーナーが久しぶりに見えてます(こんなんあったんや)

・      ・

4週目に日吉さんの近くの”むあ文庫”さんに、冬季限定の大好きなチャイを飲みにいきました


初めて奥の和室に入らせてもらいましたが、サッシがなぜか北国仕様のハッチ式でした
元々リビングだったところをカフェスペースにしてるそうで、なんか落ち着きます


真ん中に置いてる薪ストーブをしげしげ見てると、むぎさんが火を入れてくれました


このストーブは、前に金網のカバーがあるだけで扉のないワイルドなタイプですが、かっこいいです
それでも煙が出ないのは、よほど煙突が高いんでしょう(というより、これ自体が大きな煙突かも)
子供の頃から使ってるそうで、その煙突掃除や薪にする庭の木の事など、しばし3人で火を見ながら
「あるある!」と、薪ストーブ談義に花が咲きました

  
花といえば、文庫小屋の横に山茶花(さざんか)が咲いていたので、床の間用に一枝切らせてもらいました

 

花器はいつもトイレに掛けてる、アイアンの三日月型の花入れを使うことにしました
これはたしか、丸い鉄板を切った残りの切れ端で作ったもんだったと思いますが、
元は花入れではなく、蚊取り線香入れだったはずです

鉄の月の船のようです

これだけだったらさみしいので、唯一の庭の花の水仙を、先日ネットで買った茶釜に生けました

今月は花器をアイアンでまとめてみました

・      ・


ウチの薪ストーブは、ちょっとでも火付けに失敗するとすぐに部屋に煙が充満します(さすが6万8千円)

 

 
薪ストーブを焚くときは、必ず焼き芋もついでに焼きます
最近はスイーツのようなねっとり系のお芋が流行ってますが、ウチではほっこり系の
鳴門金時が好みで、
いつも帰省した時に徳島の市場っぽいスーパーで箱買いしてました

ところが今年も帰れなかったので、そのお芋がありません

スーパーで買っても全然おいしくないので、アマゾンでおいしいと評判だった
鳴門金時をとってみました

開けてみるとつやつやしてて、いかにもおいしそうです

さっそく焼いてみたんですが、見た目はよかったのに、なぜか味はイマイチでした
スーパーで買うものよりはおいしいんですが、いつも食べてたのが多分うますぎたんだと思います

同じ鳴門金時でも生産者の違いで味が違うのかもしれませんが、違うとなると余計に
前のものが食べたくなりました

何とか前と同じものが買えないものかと思ったんですが、そのスーパーは隣に出来たイオンのために
すでにつぶれていて、前の箱も捨ててしまったので、
同じものがどれなのかわかりません


そこで以前のブログをさかのぼって探してみると、この画像が見つかりました(ブログやっててよかった)

同じデザインの箱をネットで探して、また注文しました(もう中毒かも)
ただ、上のマークが違うのが少し気になりますが

前のものと比べると見た目はちょっと悪いかも

さっそく焼いてみました(わくわく)

前回多かった白い所もほぼ無くて、かなり前の味に近くておいしかったです
これでだめならさすがに諦めるところだったので、よかったんですが、
それでもいつものお芋にはもう一歩なのは、
あのマークの違いなんでしょうか・・
(最初に取ったのも、普通においしいので料理に使うそうです)

・      ・

さて今月の過去のお仕事画像ですが、その前にウチの職種名は何かということですが
これはいつも尋ねられた時に、
説明するのに苦労します
二十歳代にラタンクラフトをやってた時に、アルバイトをしてたイベント会社(ヨメが経理してた)
の人から、
色んな作りものを頼まれてるうちに自然にそういう仕事をするようになったんで
自分でもそんな職業が
あるとは知らずにやってたからなんですね

  
ちなみに、ラタンクラフト時代は、家具のほかにオブジェっぽいものも作ってました

  
びわこのベッドは一番最初に作った試作品ですが、今でも十分もってます

これは今よくみかける籐のかごですが、このフレーム組のデザインを最初に作ったのは多分自分だと思います(自慢?)
これは単にカゴ編みが苦手だったので、編みの手間を省く一種の手抜きだったんですが、逆に見た目がすっきりするので
意外と好評でけっこう売れましたが、やめてから数年後に大手雑貨店が販売して世に広まったんでした(よくあることですが)
当時籐製品はけっこう高級なものだったんで、高い材料を使ってもなんとか食ってけたんですが、
いきなりの輸入自由化で、いわゆる”一万円均一”等の安い現地産が出まわり続けられなくなったんです
でも結果的にはそれがよかったのかも・・、人生全て塞翁が馬(?)


、 

さて職種ですが、タウンページではウチは”ディスプレイ業”ということになっているようですが
いつも税金の申告欄に書く”
展示装飾業”という方が分かりやすいかもしれません
一見、建築物と同じように見えますが、建築は内部の構造から考えていくのに対して、ディスプレイは
表面のデザインありきで、法的にも建築より規制が少ないので、強度がもてば比較的何でも作れます
建築家の友人からは、よく「ハリボテ」とか「消えもん」とかいわれてましたが(笑)

今は専門学科もあるようで、ディスプレイという言葉も一般の方が普通に使うようになりましたが
同じ職種でも、企画デザインするソフト屋さんと、ウチのような製作施工をするハード屋さんがあります
(ちなみにドラマのおしゃれなイメージはソフト屋の方で、けっしてウチのような末端業者ではありません(笑))

でも仕事の範囲はけっこう広くて、ウチ自体もちょっと”何でも屋”といえるかもしれませんが
一般的にディスプレイという言葉からまず思いつくのは、”ウインドウディスプレイ”だと思います

そこで今回は、過去のウインドウのお仕事を紹介したいと思います

まずこれは、お仕事をはじめてすぐの案件で、江坂の東急ハンズのウインドウの
クリスマスディスプレイです(おおなつかしいー!)


最初の頃は、心斎橋にあったそごうデパートのポップ付けを毎週やってたんですが、
初めてのウインドウの
お仕事だったので、たまたまデパートの現場で一緒になった
デコレーターさん(通称デコさん)にも声をかけて
手伝ってもらいました
ウチは背景のセットを作って、デコさんにイメージに合う小物をハンズの店内から
選んでもらって、並べてもらいました

当時はバブルまっただ中で、デパートもこの世の春とばかりに繁栄を謳歌してました
次の年からは外商の展示販売会の仕事がメインになって、関西の一流ホテルや料亭はほぼ行きましたが(裏口から)
京都の”一力茶屋”のような小さい所では、招待客の数より担当者の方がずっと多かったように思います
中には何百万の買い物をしても取りにこないので、問い合わせると「忘れてました」と言われたそうです(セレブあるある)


ハンズのウインドウはその後もう一回やったんですが、これはアメリカの片田舎のバス停のイメージです
一枚のポストカードの写真を再現したんですが、今見ても全然古くないですね

この頃のハンズもホントに勢いがあって、装飾担当もデパートとは違って個性的な人が沢山いました
この担当者さんも「ベンチに置くウイスキーは”ジャックダニエル”がいい」と言って
自分で買ってきて
半分開けてから置いたもんです



2階のイベントスペースでは、ダハラリーに参加したオートバイを展示するために
メキシコの風景も作りましたが、
多分バイクは彼の趣味だったんでしょう


企業のウインドウもよくやりましたが、これは本町の大阪ガスのウインドウだったと思います
大手企業のお仕事は、間に沢山の代理店が入って、各担当者は自分の責任にならないように
細かくチェックするので、決まった図面と指示通り
にやらなければいけないけません(あたりまえか)
そのためにハンズの時のように、決定権のある人と直接話しながら作っていく面白みはありません
(まあそういうデザインでもないですが、
いつもやりながら必要以上の無駄を沢山感じます。しらんけど)


ただここは中が部屋のように広くて作業が楽でした
ウインドウ作業はいつも狭さとの闘いなんですね


これは旅行会社のウインドウで、現地の風景写真に合わせて、夕日のパネルとスチロールで作った
岩のアーチを吊りましたが、
ここのウインドウも狭かったですね

中もそうですが、搬入用の扉が小さいことも多いです

  
これは以前の阪神百貨店の夏ディスプレイですが、ここの入り口も狭かった


そこでこの大きな団扇は、扉のサイズに合わせて3分割で作って中で組み立てました

これは製作だけだったんですが、テーマパークのウインドウだったと思います


もらったデザインはこれだけなんですが

  
舳先を正面にした帆船は、これも入るサイズで後ろをカットした形で作らなければいけません


できたものを仮組してみました。現場ではこれに多分ワンピースのキャラが乗ったはずです

許されるサイズ内で、平面の絵をいかに自然な立体物にするかがポイントですが、
うまくいくとけっこう楽しいです

船の造形はといえば、ウインドウではないんですが、神戸のホテルのイベントで
もっと大きなものを作りました

ただ一週間だけのイベントであまり予算がないので、なるべく簡単に作らなければいけません

  
これもメインは舳先だけなのですが、まず小さい紙を折って作り方を考えました

その紙の代わりに、二枚の薄くて大きなベニヤを曲げて作ることにしました

完成した船のパーツのパネルを、ホテルの大宴会場に搬入しました


まず芯になる骨を組みます


舳先を付けてから、それに両側のパネルを曲げながら付けていきます


二枚が合わさると、船の舳先ができました。ベニヤの外側は横板模様の紙を貼っています


その上に空の樽を積んで、船の後ろは、料理を乗せるテーブルを並べて同じ板模様のパネルで囲みました
お客さんに料理をバイキング形式で取ってもらうんですが、いわゆる船盛の巨大版というわけです
今考えても、少ない予算でこのサイズを作るには、多分この方法しかなかったと思います


ついでに、船の作り物をもう一つ


これは
上海万博のイベントで、遣唐使船出航の前夜祭パーティーの舞台装飾です
舞台の腰と壇上に船の書割りを付けると、舞台上の人が船上にいるように見えますが
これは納期がなくて大変でした

「時間と予算の束縛がなければ楽しい仕事かも」とはいつも言ってましたが、
逆にもうそれなしでは、
やる気がでない体質になってしまったかもしれません(笑)

(※画像は以前のブログの再編集も含まれています)



・      ・

さて、前回の通路の和風装飾の続きです
(プライベートな作り物もいつもの癖で、なるべく納期を設定してモチベーションアップしてます)


先月は前の右側の壁装飾までできました


今月はその奥をやっていきます

元々ここには竹のベンチを置いていたので、室外機を隠す竹パネルを利用して
その横に外露地の腰掛待合を作ろうと思いました

 
そこで竹パネルをもう2枚追加して、屋根も丸太の杭で作ります

  

室外機の所は、黒竹の扉を付けました

棚も付けると、けっこう大きな物置にできそうです

内側は床上げしてから壁にも同じ竹スクリーンを貼って、待合っぽくしました

 

その横に置いてた蹲はもとに戻して、ここにもコンフーサを植えました


その奥の、勝手口横の給湯器は

グレーエイジングした杉板で囲みました

給湯器の取説には囲ってはいけませんと書いてあるので、用心のためになるべく隙間を開けて
前扉は吸気用のスリットと、
給湯器部分は防火用のケイカル板を貼ってから排気口を開けました
これで実際に焚いて中の温度をみてみると、特に問題はなさそうでした(おすすめはできませんが)

その後ろには以前作った流し台があって、もう大分傷んでるんですが、とりあえず今回はこのままです

 →

その横のプロパンのボンベは、業者さんが取り替えやすいように葦簀で簡単にカバーしました


これで奥の面も、とりあえずできました

次は仕上げに前の門を作って、外露地アプローチも完成の予定です

 

週末セカンドライフ 12月


年末は大雪になって、最近は暖冬が続いていたのに、今年の冬はひょっとしたら寒いんでしょうか
冷夏とは言いますが、冷冬とはなぜか言いませんよね。でもいかにも寒そうな語呂で嫌ですねー

オミクロン株はまだ爆発的な流行にはなっていませんが、市中感染が始まってるので時間の問題でしょう
今年も年末の帰省は
2年続けての自粛になりそうです
ただ症状は軽いそうなので、このまま普通の風邪の一つになっていってほしいもんですが

  
前庭の花はもうほとんどありませんが、家の横の通路のヒメツルソバが満開です
冬に貴重な花をつけてくれるのは、ありがたいですね


駐車場の花壇に移植したのも、大分広がってきました

・     ・

先月京都の小さい部屋さんから、天井に吊るワイヤーリングの注文がありました

  
できたので、持っていってついでに、それを吊るすワイヤーも天井に張りました

 
2週目にその展示に行ってみると、リングを使った大きなリースがいくつも天井に吊ってありました

今回は、ボルタ二カ展だったので、色んな植物の飾りが展示されていました
どこにでもある雑草を使って作ったものだそうですが、みんな一つのオブジェになってます
ツリーの代わりに壁に掛けると、ちょっと大人なクリスマスの飾りになりそうです
それにしても、こんなもんを思いつく作家さんのセンスには、いつも驚かされます

 

ツリーといえば、今年は珍しくウチもクリスマスツリーを飾りました(本物の木ではありませんが)
5段組で全部立てると3mの高さになるので、下の一段分を外して4段で立てました

  
これはあるクリスマスイベントの撤去品で、終わった時点でまだクリスマスまで日が残ってたので
捨てる前にウチに立ててみました


本業のイベントやディスプレイ仕事も、少しずつ復活してきたようです(また忙しくなるのは嫌ですが)

・     ・

先月造形物の画像をアップしたら、もっとお仕事画像を見たいというリクエストがありました
本業の製作ものはリアルタイムでは”大人の事情”(笑)で、なかなかアップできない事が多いのですが
時効(?)になった過去のお仕事の画像は、出せる範囲で少しずつアップしていきたいと思ってます
そろそろネタもなくなってきたので、(^^;))

でも過去の画像ということなら、お仕事画像の前に、このブログのテーマの”お家DIY”で
まずアップしたかったのは、今の家作りのきっかけになった、この家のことです

 
これは今の家の前に建てたもので、大阪の北の山の中にある別荘地に今でもあるはずです(もう人のものですが)
サイズ的には家というより小さいコテージという感じですね

  
1階は16帖の吹き抜けワンフロア、2階は2部屋のロフトで、内装は当時流行ってた
ナチュラルカントリーです

 
できた後も色々増改築したんですが、最後の年にはウッドデッキの上にサンルームも作りました
でも当時はまだポケベル時代で、携帯で写真を撮る習慣もなかったので、最初の頃の画像が
ほとんどないのが、今になるとほんとに残念です(その反省で今はマメに撮るようになりましたが)

この家を作ることになったきっかけは、90年に大阪であった”花と緑の博覧会”、いわゆる花博です
今のお仕事を初めてまだ3年目で、ウチは”国際展示館”という所のディスプレイの入れ替えで
半年間毎週徹夜してました。(今でもあの夏の夜の、ムッとした熱帯の植物と土の匂いは記憶に残ってます)


ある週のテーマだった”北海道の湿原”で、3帖ほどの小さい丸太小屋と木のアプローチを作りました
これも当時の写真がないので、記憶をたどって絵を書いてみました(周りの植栽は園芸屋さん担当)

一週間後にいつものように撤去したんですが、作った丸太小屋が自分でもけっこう気に入ってて
せっかくなので、いつかどこかに建ててみたいと思って、捨てずに工場に置いてました
そして花博が終わると、すぐにそれを建てるための土地を探したんですが、当時はネットがなかったので
新聞チラシの怪しげな土地を、半年分の稼いだお金を全て突っ込んで衝動買いしてしまいました

ところが、建てる前に仕事が忙しくなって、置く場所もなくなったので、その小屋キットは
泣く泣く捨ててしまいました

でも土地は買ってしまっていたので、次の年の仕事が一段落した時に、せっかくなので
ちゃんと住める家を作ろうということになりました


これがその時にチラシの裏に書いたイメージ図で、ほぼこれだけを元に作りました
実際の工事は、当時ウチの仕事を手伝ってもらってた大工さんがメインで、後はウチの
メンバーと一緒に建てました

工法は建築家の友人に相談して、当時まだ珍しかったツーバイパネル工法で、工場でパーツを作って
現場で組み立てましたが、近くで別の家を建ててた大工さんが、そのスピードに驚いてました
パネル工法は、現場で作るツーバイ工法より正確性があり縦ネタも多く入れるので、強度も増すと思います

当時の工事写真がないのが残念ですが、今回たまたま外観が完成した時に撮った
写真のコピーが見つかりました


ほぼ最初のイメージ図のままできました
基礎と屋根と電気は地元の業者にやってもらいましたが、ここは躯体も作りました

 
ここは元の古い別荘地を細かく分けて再分譲したものが60区画程あって、すべて完売してました
工事はウチが一番乗りで、まだ他の家が建っていませんが、その後周りに沢山の家が建ちました
でもウチ以外はなぜか使ってない人ばかりで、結局安く売りに出して殆どは世代交代したはずです


中はまだ全然できていなくて2階に上がる階段もありませんが、ヨメも初めて見にきました。若~い(笑)
まだちびだった上の子供の頭も写ってます(下の子は横で這ってました)

ところがこの後に、買った土地に水が来てなかったり、販売元の不動産屋が逃げたりと、怪しかった土地は
やはり色々トラブルがありました(後で調べると、いわゆる原野商法の展開的なパターンだそうです)
まあすべてがバブルの名残りだったわけで、その解決のために自治会ができて、無事に水も出るようになりました

そしてその後、2008年に売って今の家を作りだすまで、途中ブランクはあったけど
月に1~2回は行って、
延べ18年かけて色々作りました(試行錯誤の連続だったけど楽しかったー)
当時は2kの団地暮らしで、バブルの土地高騰で持ち家は諦めて、こことの二拠点生活をしてました
最近は趣味で二拠点生活をする人も増えてるようですが、ウチは30年前からやってたわけです(笑)
「週末お山のおうちに行く」というのは、ウチではイコール「工事に行く」ということだったんで
その時のルーティンが、今でも”週末おうち作り”(”週末セカンドライフ”に改題)として続いてるわけです
(子供たちは中学生になるとすぐに来なくなりましたが・・)

後半は自治会の役員もしたんですが、他の方はウチを工務店と思っていたので、家の補修を頼まれて
色々工事もしましたが、その経験で別荘の建物はホントにピンキリだということを知りました
別荘地は湿気が多いので、使わずに閉めきった家は傷みやすいんですが、ウチ自体は売る直前まで
工事をしていて、床下に大きな換気用のファンも付けていたので、売る時もほぼ新築のようでした
売りに出してから実質一週間で売れて、不動産屋も2番目の記録だと驚いてました(建物価格はなしでしたが)
使いながら作ったので、最終的に一番使い勝手がいい形になったとは思ってましたが
買主さんもとても気に入ってくれて(一度招かれた事もありましが)後日、自治会の会長もされたそうです

ここでは子供の遊び道具もなるべく手作りしましたが、これも写真がないので記憶を元に書いてみました

 


前の道は長い斜面だったので、こんな木で作ったキャスター付きの車でよく遊んでました


体重が増えるとけっこうスピードが出るので、ヘルメットと肘と脛のカバーもさせました(それでもかなり危険)


あと、パチンコのライフル版を作って、ペットボトルや水を入れたビニル袋を打って遊びました


夏は下の川で泳いだりお昼はいつも飯盒炊飯で、ここではどっぷりのアウトドア生活だったんですが
息子は、なぜかその後インドアのゲームオタクになってしまいました

  
母屋を建ててから10年後に、横の土地がバブル崩壊の競売で安く売りに出たので、
買い足して離れの小屋を建てました

 
この時は別の建築大工さんと一緒に建てたんですが、ツーバイ工法ではなく初めての軸組み工法で
そのプロの技を真横で見れたことは、とても勉強になりました

「木工を勉強するには家を作ってみるのが一番手っ取り早い」と、誰かが言ってましたが
ほんとにそう思うし、木工をやってると誰でも一度は家を作りたくなるのは、自然な流れなんです

このお家作りにはまだまだ沢山の思い出があるんですが、今やってる事は殆どこの時の焼き増しの
ような気がするし
ここが今の家作りにつながっていることを(資金的にも)改めて実感しますねー

 

その後に移転したのは、山の中で不便だった事もあったんですが、ここでは庭が作れなかったんですね

隣に買い足した土地が50坪程あったんですが、大きな石が沢山埋まってて、それを掘り起こして
少し整地すると、
すぐに山の木がどんどん生えてきて、とても手に負えなかったんです
木を植えたかったのに、いつも切るのに追われるいう状態で、ホントに山の厳しさを実感しました
それでも庭作りはやりたかったので、結局”開墾”は諦めて、”里に下りて”もう一度始めたわけです



・       ・

まあそうこうして今の家と庭作りをやってるわけですが、まさかその後に茶室を作ることになるとは
本人もまったく予想外でしたね(若い時は、和風なんて全く興味がなかったのに・・)


さて裏庭の木が落葉して、そのお茶室の周りもすっかり冬景色に変わりました


防水加工した池も、落ち葉で埋まってます

  
4週目は雪雲が比叡山から降りてきました



今年の初雪は意外と早かったです

  
次の日の朝にはけっこう積もってました

  
お茶室の雪見障子から待望の雪景色が見れるはずだったんですが、寝坊してすっかり溶けてしまいました

 
日本画家のヨメのお姉さんから、掛け軸を掛けるための立派な竹の吊り棒(
矢筈)をいただきました



掛け軸を吊るための釘は、本来それ用のものがあるんですが、ウチは黒く塗ったスリムビスです
せっかく本物の矢筈をもらったので、これも変えなければ



今月は先月に続いて板で書いた絵を掛けましたが、ぱっと見は先月のものとほとんど一緒です
これは選んだ絵の中で最後の2枚に残ったもので、ヨメはこっちの方がいいといったので
捨てずに置いてました矢筈で掛けるほどのもんではありませんが(笑)

 

  
横の生け花はお花がないので、剪定した枝にドライフラワーを足しました

・       ・

さてお茶室までの横の通路を和風にする続きです


 → 
先月は石畳を敷きましたが、続いて横のフェンスを竹に変えたいと思います


距離が10m以上あるので、たくさん作りましたが、シュロ縄を結ぶので指が痛くなりました



横のフェンスはユメちゃんの脱走防止用に作ったので、10年近く経つのですが
横板は雨ざらしなのになのに、意外と腐らずにもってました

 
とりあえず、前まで竹のフェンスに変えました


次はこの入り口右側のスペースを、和風にディスプレイしたいと思います


イメージは、先月行った西教寺のお気に入りの空間です

   
後ろの壁をこんな古びた板壁にしたかったので、フェンスをばらした板でパネルを作りました

 
それを壁に留めてから、上に杉皮の小さい軒を付けました。いつかこれに苔が付くといいんですが


前に植栽するために、培養土を盛ってからネットで取った5500円の石灯篭を奥に置きます

 


近くのホームセンターで和風の植物を買ってきて、ヨメに植えてもらいました


奥の室外機を隠すために、丸太と竹スクリーンでパネルも作りました


人工物はなるべく隠したいんですが、このパネルは別の目的もあります


ついでに植物も少し足しました。アレンジは
今流行りの”和風モダン”のイメージです


植栽はコンフーサやヤブラン等、ホームセンターで普通に売ってるものばかりですが
ほとんどは常緑で、値段が安いのもありがたいです(あと石が一個ほしい)

それでは、今年もよろしくお願いします

週末セカンドライフ 11月


苦手な寒い季節に入りましたが、年齢と共に寒暖差に順応するのに時間がかるように
なってきた気もするので、体の慣れてない今頃が体感的には一番寒いのかもしれません
まあ比叡山の高僧でも高齢になると里に下りて暮らしたそうなので、誰もそれには逆らえないわけです
ちなみにその住居を、”里坊”といって、坂本周辺にはいまでも沢山残っています

コロナはやはりまた新たな変異株が出てきて、日本以外の国では増えてきているようです
入国規制も始まったようですが広がるのは時間の問題なので、弱毒化とワクチンの持続効果を期待します


サンルームのブドウも葉が枯れて、毎週ゴミ袋いっぱい落ちています


葉っぱが枯れても、まだ実がついてます(嘘っこですが)


ところが先週はなかった場所に、網の穴ができてました
どうやらこの実を狙った鳥がまた入ったようですが、最近犯人は鳥ではない説も浮上しています
どちらにしても、苦労して網を破って入ったのに、肝心の実は偽物だったわけで、
これでちょっと仕返しできたかも(笑)


・・と、いってる場合ではなく、なぜか池の水がなくなっていて、メダカがついに全滅してしまいました
一番恐れてた事態でしたが、先月せっかく布布さんにもらったばっかりだったのに、ホントに申し訳ないです


原因を調べてみると、入れてた水草の根が下の防水シートを突き破ってました
植物も冬を越すために、少しでも栄養のある所を探すんですね

もう当分はメダカを飼う気にはならないですが、池自体は補修しないといけません


防水シートでは無理なことが分かったので、ホントは使いたくなかったんですが、
FRP樹脂を使うことにしました

これはベランダや浴室の防水に使うもので、以前は造形物の製作にもよく使ってました

  
たとえば、巨大ショートケーキやソフトクリームの行灯や

高さ2mのまねき猫


4mのドラゴン等など・・色々作りました
(造形の経験は全くないのにいきなり本番だったので試行錯誤の連続でした。懐かしい)

 

ただ、FRPはいわゆる有機溶剤の化学薬品で、固まるまで匂いもきついので苦手なんですね


ガラス繊維は、前に使ってたのがロールで残ってましたが、これは樹脂以上に苦手です
これに樹脂を浸みこませて固めるわけですが、細かいチリがチクチクして、
吸い込むとアスベストと同じくらい危険なんです


それでも仕方ないので、マスクをして池にガラス繊維を敷きました


硬化剤を入れたポリエステル樹脂を、刷毛でたたきながら塗っていきます


周りの繊維をちぎって、そこにも塗って隙間を埋めます


半日ほどするとカチカチに固まってたので、水を入れて一週間置いてみますが、どうでしょうか

・      ・

春に看板サインを作らせていただいた、唐橋のお店にようやく行けました


サインもしっかり付いていて、安心しました
コロナ渦でのオープンだったので気になってたんですが、オーナーさん達は
意外と 気にしていなかったそうです

経験上、実店舗の運営は何かと大変だと思いますが、頑張ってください


帰りは湖岸道路を北上して琵琶湖大橋を渡ったんですが、ちょうど夕日がきれいでした
そう、湖東からは夕日が見えるんですよねー!

・    ・

一週目に、木工作家さんの製作現場を見ることができるイベントの、”森へ入ル” がありました
4組の作家さんの出展でしたが、一番近い伊香立の小屋ビルダーさんから行きました


元々は大きなログを作ってたそうですが、最近は小さいタイニーハウスに興味があるそうです


これは6帖の広さのキャビンで、薪ストーブとロフトがあります
この小屋はツーバイ工法のようです


軽トラに乗せられるミニ小屋もありました


屋根が開いて明るい中はショップになっていて、共同出展されてるアクセサリー作家
”sunawo na katachi”さんの作品が置いてありました


ここの敷地の横には川が流れています


その川がよく見える場所にウッドデッキがあって、ハンモックが吊ってました

 
二人で座ってる所を、sunawoさんが後ろから撮ってくれたそうです
(一見”仲良しシニアカップルの図”ですが、ハンモックに並んで座ると物理的にくっ付いてしまうんですね(^^;))

 

  
川原にも降りてみましたが、護岸されてなくて、流れも手頃ないい川ですねー


 
ちょうどいいスペースもあるので、このあたりにぜひ小屋を建ててほしいもんです(笑)

・     ・

結局その時は川で時間を使いすぎて、他の作家さんの所に行けなかったんですが、
3週目に西教寺であった工芸展に、その内のお一人が出展されてたので、見に行ってきました

 
西教寺は近くなのに今回が初めてです。ちょうど紅葉が見ごろでした


工芸展は一番上の建物でやってるようです


 
けやき坂を上がると立派な伽藍があります


かなり上まで上がったので、境内からは遠くに琵琶湖も望めます

 

 
会場の建物に入ると、立派な梁組の本格的な木造建築です



工芸展は4人の作家さんの合同展で、一部屋ずつに分かれて展示されてました

そして見たかった高島の木工作家さんの作品は、予想を超えた素晴らしいものでした

 
この飾り棚なんかは、もう”家具”ではなくて芸術品ですねー。周りの空気までピーンとしてます
自分のやってる木工とは到底同じものとは思えませんが、たまにはこういうものを見て、
精神をちゃんとしなければと思ってしまいます




作品の後ろには、きれいに作り込んだ和庭があります

 
この庭は、有名な”小堀遠州”の作だそうです
ここは茶庭(露地)ではないので、建物はお茶室ではありません

 
自分的にはあまり作り込んでいない、この苔の塀で囲まれた場所がしっとりとしてお気に入りです

 



その横にはお茶室もあって、床の間に掛け軸が掛けてありました
自分は日本庭園が好きなのではなく、茶庭(露地)が好きなんだと最近気が付きました

・     ・

今月は、前からやってみたかった、床の間に掛ける軸を自分で書いてみることにしました


ネットでとった半切サイズの半紙に書きます


筆を使って字を書くのはさすがに難しいので、たまたま横にあったワンバイの切れ端で、
抽象的な模様を描くことにしました


試しに練習がてら、適当に書いてみました
なるほど、板を横にすると太くなって、角を使って縦になぞると細くなるわけですね

 
その組み合わせで何とかなりそうなので、どんどん殴り書きしてみました

結局15枚ほど書いてから、一番よさそうなのを消去法で選びました


それを書道用の無地の掛け軸に貼って、床の間に掛けました
使う素材によっていろんな模様ができるので、また別バージョンもやってみたいと思います


今回は掛け軸がメインなので、お花は洋種ヤマゴボウの二輪挿しです

・     ・

お茶室に行くまでに、家の横の細い通路を通るんですが、ここをもう少し和風っぽくして
外露地の代わりにしようと思いました

 
とりあえず、庭に勝手に生えてきた木を3本ほど移植しましたが、幅が1mほどしかない通路なので、
育ってきたらまめに剪定しなければいけません


 
下の飛び石は奥の門の前だけ敷いてたんですが、これを全面に敷きたいと思います


敷いていた洋風のジュラストーンは剥がして、代わりに和風の鉄平石を敷いていきます


とりあえず前まで敷けましたが、続きは来月です