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今のようにコロナがまだこんなに増えていなかった月初めに、また信州(安曇野)に行ってきました
今回で4回目なので、たまには違うところに行きたかったんですが、
6月はバタバタして他を探す余裕がなく、今回も同じパターンになってしまいました
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北アルプスには少しだけ雪が残っていました
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ヨメはコーヒーを飲むために、北海道にまで行くほどのコーヒー狂いなので、
今回はコーヒーの美味しいカフェを中心に回りました
事前にネットでいろいろ調べて、最初は松本から近いここに入りました
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まだ新しい店内は他の客はいなかったんですが、オーナーこだわりのコーヒーは
美味しかったそうです(自分はコーヒーが飲めない)
ただ、駐車場の入り口が狭くて交通量の多い道に出るのがけっこう怖かったので、
繁盛するかは微妙かも
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ここは以前にこの看板を見つけて、2回ほど来たことがあるんですが2回とも定休日でした
店名は「書簡集」というそうです
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森の中にあって、外観もしっとりといい感じです
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店内はけっこう歴史があるようで、奥の部屋には店名通り大きな本棚がありました
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ただ窓の位置が高くて、座ると大好きな雑木林が見えません
でもコーヒーはいろんな種類があって、初日に飲んだものに満足できなかったヨメは、
次の日も行って好みのブレンドを見つけました(中毒?)
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カフェもいいんですが、今回はここが穴場でした
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ここは山岳写真家さんの記念館ですが、一階の休暇ルームの外が池になっています
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水はこの下から湧いてるそうで、ホントにきれいな水でした
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手を入れてみると、めっちゃ冷たい!
今回は色んな所で川があるたびに、手を入れてみましたがここが一番冷たかった
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水が流れた先は2手に分かれて、小さな州になっていましたが、小川のせせらぎがいい感じです
施設の人に聞くと、春は子供たちがここで自然体験の授業をするそうです
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他にはだれもいなかったので、結局ここで2時間ほどボーとしてしまいました
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もう一つの穴場は、大町にある山岳博物館です
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地形的なものなのか、北アルプスが正面に見える高い位置の建物が意外とないのですが、
ここはその数少ない所なんです
以前は木造の校舎のような建物でしたが、ビルに建て替わった3階には展望台もあります
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今回は雲がかかって北アルプスは、はっきり見えなかったんですが
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晴れるとこんな風に山が見えるはずです(施設HPより)
45年ほど前の冬に、最初にスキーに来た時がちょうどこんな感じで、海育ちの自分は
見たことのない高さの山に、びっくりしたもんです
展望台の横には「もるげんろーと」という、お土産物屋の中に小さいカフェもありました
登山関係の展示もあって、井上靖の小説「氷壁」のモデルになった、切れたザイルもありました
以前その小説のドラマに、デビュー直後の玉木宏が主演してたのを見て、いい役者だなー
と思ったのを憶えています
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2階は北アルプスの動物たちの展示室になっていました
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どの動物も生きてるようにディスプレイされてます
本州の熊はツキノワグマで、これくらいの大きさなら勝てるかも(北海道はヒグマなので絶対勝てない)
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裏のミニ動物園には、このあたりの山にいる日本カモシカもいました
柵で囲った所は、ちゃんと山の斜面を作ってました
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でもライチョウはお外が恋しいようです
飼育員さんに聞くと、全員で4人ほどいるそうで地域の雇用対策にはなってるはずです
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初日のお宿は、展望台から見えてた同じ市内の大町温泉郷です
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今はやりの和風モダンなお宿で、掘りごたつのクッションが持って帰りたいほど気持ちよかった
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アルプス側の窓からは、山のふもとに家が見えます
こんな風景を見ると、ついいつもの癖で、どんな暮らしがあるんだろうか想像してしまいます
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夜になると真ん中の通路がライトアップされます
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囲炉裏担当のおっちゃん(実は偉いさん?)から、日本酒を少し頂きながら色々裏話も聞けました
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大浴場に行く途中の庭もいい感じです
和モダンな露天風呂は他に人がいなくて、一人で星を見ながら独占できました
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朝食ももちろん和風でしたが、どれもやさしい味でした
チェックアウトが12時なので、特に予定もなかったので、興味深い本が沢山置いてあった
ライブラリーに行きました
これは北アルプスの写真集ですが、こんな所に人がいるとは・・
(高所恐怖症の自分には考えらませんが、最近なぜか“大キレット”や”ジャンダルム”の動画をよくみてます)
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備え付けのコーヒーメーカーでコーヒーと紅茶を飲みながら、小屋や茶室の本を見てると
すぐに12時になりました(できれば連泊してずっとここに居たかった)
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2泊目のお宿は、やっぱりここに来てしまいました
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今回もちょうどアジサイが満開です
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中のリビングも素敵なんですが、この入り口のエントランスがすごいなーと、いつも思います
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リビングに入るコーナーも前回より変わってましたが、配置やディスプレイは常に変えてるそうです
たしかにどれもいい品で、個性的な物も多く使ってるんですが、全部がまとまるとそれが主張しすぎずに
とっても自然で、さわやかな印象すら受けるこのセンスが、ホントに好きです
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横のアンティークショップは、コロナで商品の買い付けに行けないので
直接現地から送ってもらってるそうです
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お部屋も前回と同じ広い方の部屋でした
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この設えは前回とほぼ同じですが、前は下から持ってきたインテリア雑誌を置いてくれてました
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部屋の隅に何気に置いてるのは、もしかして”船越桂”かも
もしそうなら100万はくだらないと思うので、まさかね・・
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ちなみに、この人形はソファーの後ろについてる漆喰の棚(台?)に乗ってるんですが、この棚が
以前泊まった時に、ちょっとものを置くのに便利だったので、それを真似て木で作ってみました
使ってみるとけっこうよかったので、のちに”ソファ後ろの棚”として、ネット販売の商品にもしました
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まだあまり売れてませんが、キャスター付きで引き出せるので、買ってもらった人には便利だと好評でした
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また、お部屋のあった漆喰の洗面台は、以前あった裏庭の小屋のキッチンに使わせてもらいました
さすがにぴったりにはできないけど、少しでも近づくためには、まずは真似からが基本です
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その部屋の正面の窓からは、湖面に山が映った木崎湖がみえます
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客は自分たちだけだったので、もう一つの部屋も見せてもらいました
ここのベランダには、湖に張り出したデッキが付いてました
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夕食は一階のリビングで、暮れゆく湖をみながらコース料理いただきました
下の絨毯がすてきです。買い付けによく行かれるモロッコのものなんでしょうか
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前回ボリュームの多さに驚いたんで、今回はお昼抜きで来たんですが
それでも全部は食べきれなかった(そういう歳か・・)
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朝食は外のベランダでいただきました(これまたおなか一杯)
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設えも勉強になりますが、あちこちに生けてるお花が素敵なので、できるだけ撮っておきました
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アレンジもそうですが、周りの小物と使ってる花器が興味深い
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このアイアンの花器は、今度作ってみようかな
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ちょっとした所にもさりげに植物があって、ほっとします
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ドライ使いもさすがです
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使ってる小物はすべて商品だそうで、値札が付いています
いいお値段なので手が出ませんが、もしこれを買って帰っても多分これと同じにはならないと思います
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帰ってきてから、たまたま開店前の小物が入っていない状態の画像を見つけたんですが
この時点では、まだあのインテリアにはなっていません
つまり小物たちが入ってあの空間が完成するわけなんですが、それはけっして他の人が
簡単に真似できるもんではないと思いますね・・
前にも言ったかもしれませんが、書道や茶道のように、もし”設え道”(?)というものがあれば
こちらのお二人はそれを毎日何十年もやってきたわけで、もはや常人では及ばぬ域に達してるわけです
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いっぱいになったおなかを慣らすために、帰り道に大好きな雑木林を歩いてみました
ここは市営の森林公園で、安曇野にはこんな大きな公園が3か所もあります
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熊注意の鐘を鳴らしながら進みます
そういえば今日のお宿の対岸で、熊に頭を嚙まれた人がいたそうです
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横は川になっています
きれいな水に誘われて、柵を乗り越えて河原に降りてみました
澄んだ水が気持ちいいいです
この公園の横にはサントリーの取水場があったので、これがいわゆるアルプスの天然水ですね
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坂を下ってかなり歩いたので、帰りは園内を循環してるSLに乗って帰りました(大阪まで)
今回は公共の施設が意外と穴場なんだと気づいた旅でした(安いし)