週末セカンドライフ 12月


身体がまだ寒さに慣れていない12月が、一年の中で一番寒いと思っていますが
月末はまた暖かい日が続いています。
この調子だとお正月も過ごしやすそうです

冬至の頃になると、”冬至10日すりゃアホでもわかる”という、昔長崎で芸者をやってた(らしい)
祖母の口癖を思い出します。いつも謡ってた都々逸や小唄の一節なんでしょうか
でも実際の日の入りが一番早いのは、冬至の半月ほど前だそうです


仕事納めは、久々のスチロール造形

  
既製品の半球を削って着色すると、2時間で直径90㎝のメロンパンになりました
新春のファミリーミュージカルの小道具です
ただ、なんの資料も見ずにいきなり作ったので、なんか色が違うような・・
まあもう少し時間があるので、ちゃんと画像を調べてからまた塗り直したいと思います


湖岸の木も落葉して、久しぶりに湖面が見えてます

先月、はっちゃんがいきなり「プライベートなお茶会をやりたい!」と言い出したので
3週目に10人ほどの招待客を招いて、今年4回目のミニ”お菓子なお茶会”をやりました

  
ちょうどクリスマス直前だったので、メインはイチゴのショートケーキと、ふわふわドーナッツです
これはさすがにおいしかった
「お世話になった人への感謝の会」だそうですが、なんの下心?

 
今月のお稽古は2回目の炉バージョンで、大阪から体験に来られた方が炭手前をされました
茶杓の銘は、ヨメが”霜柱”で、自分は”閑居の薄氷”と、また2個くっつけると、
先生から
「さすがにくどいかも」と言われてしまいました(>_<)

・     ・


小屋の周りの木がすっかり落葉して、もう”森の中の小屋”ではなくなりました

 
一週間行かないとデッキの上は落ち葉で埋まって、下の土もふわふわです

 

森の小屋なので、水と電気のライフラインはなくてもいいかとも思っていましたが、電気の壁配線は
もうできてるし、前の道には上下水配管は来ているそうなので、この際思い切って引くことにしました
電気はあと一次側を付けるだけですが、給排水は一からです
紹介してもらった水道屋さんに連絡したところ、田舎の人手不足で早くても春以降になるそうです

そこで給排水の勉強も兼ねて、いつものようにYouTubeを参考にして、できるところまで
自分でやってみて、
もし失敗したら後でやり替えてもらうことにしました

まずはお風呂からです

 
中国製の浴槽は排水パイプがあまりにちゃっちいので、塩ビパイプで作り直しました

  
中の壁は木の浴槽に合わせて、板張りの檜風呂にしました

  
というのは冗談で、下地のアルミ複合板の上に木目のカッティングシートを貼っています
縦に5列の広いシートでしたが、目地が不自然に太かったので一列づつ切り離して貼りました


ホントの板を貼るとギリギリサイズの浴槽が入らなくなるので苦肉の策でしたが、ヨメには不評

 
排水配管はデッキの下を回して、後で埋める浸透桝の位置にまとめましたが
トイレは道からの下水菅の引き込みできるまで、
当分タンクの持ち帰りです


排水管ができたら、次は給水管です
これは勾配やトラップの必要はありませんが、圧がかかるので水漏れのリスクがあります


小屋の右側はお風呂と洗面とトイレの3か所がまとまってるので
もし水漏れした時に
補修しやすいデッキの上に出しました
複雑な配管の組み合わせはパズルのようで、けっこう好きです(一応1年だけの元プラント屋だし)



凍結防止の断熱材も巻きましたが、ここは雪も降るので排水バルブも付けるつもりです


これでキッチンを含めた給排水の配管が出来ましたが、元の水源は上水道の引き込みができるまで
とりあえず近くの沢からポンプで水を引くつもりです

  
2週目に行ってみると、申し込んでいた1次側の電気の引き込みが出来ていました



小さいランプを試しに付けてみると、たしかにちゃんと来ています♪
これで文明に一歩近づいたわけです

 
真っ先に買ったのは、防犯カメラと電子レンジ。洗面台の場所に棚を付けて仮のキッチンにしました

 
これでコンビニの弁当が温められます。葉っぱがなくなると窓から見える裏の家も意外と近いです


沢から水を引くポンプも動かせるので、さっそく取り付けました

 
ポンプの前に砂取り機、後ろに水漏れチェック用のメーターと水抜きバルブも付けました

 
沢まではお隣の敷地があるので、前の側溝にホースを通してウチの敷地の中は土に埋めました

 
この沢はいつもセメントを練るために水を汲んでいたところですが、
上流にほとんど家がないので、
水もきれいなはずです(一応水質検査もするつもりです)
一番深めの所にフードバルブ(逆止弁)を付けた取水口を沈めました
これで一応給水の準備が出来たので、早く試運転してみたいのですが
末端の水栓器具がまだ付いていないので、もう少し先になりそうです

 
お隣の木も落葉して、夏はほとんど見えなかった古家がよく見えます
今は使っていないようですが、雪のせいか屋根に大きい穴が開いてるので、中はかなり荒れてそう
家は使わなくなると、傷むのがホントに早いです(特にこうゆう所では)

ひと月ほど前から、ここにも売り物件の看板が立っていて、たまに見てる人もいますが、ウチと同じ
不動産屋だったので、聞いてみるとまだ詳細は未決定だそうです(問い合わせが多いと高くなる?)

いずれにしても、あまり木を切らない人に買ってもらいたいもんです

・      ・

さて今月のもう一つの製作物は、工場で作ってた屋内用組み立て茶室です

 
それがようやくできたので、お茶仲間のfufuさんに相談すると、使っていない6畳間に立ててもいい
ということだったので、
モデルハウス(?)兼モニターになってもらうことにしました

 
またパネル状にばらして、セレナに積み込みました


立てるのは、今は使っていない離れの6畳間です

 
パンチカーペットで畳を養生して、高さ30㎝の床から組んでいきます


畳下地のベニヤは床下収納が取りやすいように、全て畳みと同じ半畳サイズになっています


床ができたらその上に、奥の床の間とその後ろの壁を付けていきます

 
それに両サイドの壁パネルを付けて、床の間の壁と天井の梁を付けます
高さが233㎝なので、部屋の天井ぎりぎりで、シーリングライトは当たるので移設しました

 
茶室の天井と屋根を付けて、障子と畳を敷けば完成です
斜めの駆込天井は竹組で、平天井は杉の網代です

  
壁は手塗りの土壁で、窓は葦の下地窓、床の間はウチのと同じ自然木の縁取りした洞床で、
中は間接照明になっています

 
外壁は藁入り紙の表具仕上げです


 
躙り口は、これもウチと同じようにドアにもなります

 
躙り口を入った正面が床の間の本勝手で、左側の障子が茶道口になります


障子側から見たところです
お客側の壁が紺色で、点前畳の前は白の腰張りです



広さは2畳台目で真ん中に炉が切っていますが、畳の敷き方で炉の位置は移動できます


さっそく床の間に庭の柿の実を生けました

 
床の間の壁は、待庵風に経年劣化したようなエイジングをしています
床は生け花の水がこぼれても拭けるように、畳ではなく錆びた鉄板風のダイノックシート貼りです

完成記念に、fufuさんにお点前のシュミレーションをしてもらいましたが
けっこう使いやすそうです

 
炉の場合はこちら向きで、風炉はむこう向きのお点前になります
(※この画像では畳の敷き方を間違っていて、畳の縁は茶碗と茶筅の間ではなく窯の蓋の手前になります)

お客さんも3人なら余裕で座れますし、近いので躙る必要もありません
またこの狭さが逆にお籠り感があって落ち着きます
実際にいろいろなバージョンで使ってもらって、使い心地をまた聞かせてもらうつもりです

ウチの裏の茶室を作ってから約5年、その後組み立て式2畳茶室を試作してから約2年
できる限り本物の茶室に近づけて、さらに使い勝手にもこだわったミニ茶室がようやく出来ました
(あくまで”お茶室セット”で、セオリーから外れた所も多々ありますが、利休時代のお茶室発祥の歴史からも
”お茶室は建築ではなく大道具”だといえるので、本来
工務店よりウチのような装飾系の仕事だと思っています
そういう意味では、お茶室もお茶碗や水差しのようなお茶道具の一つかもしれません)

まあとにかくせっかくできたで、たくさんの人に使ってもらいたいと思っています

実際の販売は春ごろを目指していますが、先行して先日クリーマにお試しアップをしてみたんですが
”いいね”は、まだ1個です(笑)
組み立てのハウツウが出来れば、いずれはキット販売もしたいのですが、当初は設営込みなので
関西地区限定で、価格は本体88万+運送設置費10万の98万円の予定です
スペースと価格的に、個人のマイお茶室より、
お茶室体験ブースとしとして、万博を見越した
外国人向けの宿泊施設や、学校の茶道部などに売り込みたいと思っています

それでは、今年もよろしくお願いします

週末セカンドライフ 11月


すっかり冷え込んできましたが、それでも今年は例年より暖かいそうです


2週目から薪ストーブを焚きました


比叡山に虹がかかってます。ここではなぜかよく虹を見ます


この時期の床の間には、やっぱりススキが欲しかったんですが
湖岸には葦ばかりなので、山から取ってきました


 
お稽古の床はニシキギ、お軸は「万里一條鉄」
(現象は変化しても実相は永遠に不変で連続していること。転じて物事が絶えることなく続くこと)だそう

今月は、先月までの風炉から冬仕様の炉に変わりました


棚上の添え物も秋っぽい

ちなみに、今月の茶杓の銘は、ヨメが「虹隠れ」(24節気72候より)で、
自分は「深山路の散紅葉」(2個くっつけた)

・     ・

さて、今月の小屋作りの続きです


4週目には、バイパス出口の横の山も紅葉してきました

  ➡ 
お隣の空き地に生えてる柿の木の下に実がたくさん落ちてたので、拾って干し柿にしてみました
野生の渋柿で元々小さかったのが、3週間で梅干しのようになりましたが、意外と美味しい

先月はデッキまでできてたので、今月は工場で作ってた小屋を建てに行きました
ここは雪が降るので、今月中に何とか外側までは仕上げたかったのでウイークデーもやりました


一週目に、まずパネル状にばらした小屋をデッキの上に搬入しました
平積みすると取りにくいので、立木が立てかけるのに役に立ちます



 
作った本人の指示で、分割した各パネルを正面とサイド面で一体物に合体します
暗くなるまでに屋根まで終わりたいので、初日だけ4人態勢です


 
合体できると一面ずつ起こして、二面を繋ぐと自立します
後はそれに残りの二面を付けると、あっという間に小屋の壁ができます


道側からの正面です。ここの窓は小さいですが、左側に入り口のドアが付きます

 
壁ができるとこれも分割してた屋根パネルを一枚づつ繋いで壁に付けます


屋根が付いて5面体になると、壁もしっかりします
組み立てる前は弱いけど、それが一体物になると強くなるのは、段ボール箱と同じ理屈です


屋根が付くと、見た目的にも小屋っぽくなります


床に付く下の部分は雨水が当たってもいいように、腐らないスチレン材を使います
いつもは床に直接ビス止めするんですが、今回はある事情で、後で移設するかもしれないので
外側からアングルで床の大引に留めました
ただ家自体が軽いので、位置が決まるまでに大型台風が来たら、屋根にロープをかけて
4隅を木の根元からトラ張りするつもりです


ここまで3時間ほどで、何とか今日中にできるメドが付いたのでここで一服です


残りの時間で、ドアと窓の建具を付けて屋根にルーフィング(防水紙)を貼りました
何とか暗くなるまでに作業終了できて、これでとりあえず雨に降られても大丈夫です

 
出来た時はもう暗かったので、次の時に両サイドから見たところを撮りました

ここは10㎡以内という規制があるので、横幅は4mに対して奥行きは2,5mしかありません

 
裏面は広い掃き出し窓があって、実際はこっち側がメインになります



ドアを開けて入ると



森の景色が掃き出し窓から広く見えて、ちょっと森の中にいるようです
最初からこの景観を見るために小屋を作ったようなもんなんで、予想通りです


小屋を建ててもまだ広いデッキが裏に残ってるので、何にでも使えそうです


前の道から見ると木に埋もれた小さい箱ですが、小屋が道からの目隠しになるので
裏のデッキはちょっとしたプライベートスペースになります

・     ・


小屋を建てて3日後に、山歩きが趣味のパピエさん夫婦が、たまたま横の山に登りに来たので
次の帰りの日に、そのデッキでのランチにお誘いしました(それにしても何というタイミング!)

 
まさかこんなに早くお客さんがあるとは思わなかったんで、テーブルは使ってた作業台です
木漏れ日もまだ暖かくて、めっちゃ楽しかったです
(酔っぱらってるわけではありません(笑))

・     ・

次の週は外側の仕上げをやりました

まず下地の防水紙を貼りました

 
仕上げに張る予定の杉板が今回は縦張りなので、どうしても隙間が開くので、
完全防水を目指して
透湿防水シートの代わりに、屋根と同じルーフィングを貼りました
ただ、ベニヤの耐久性としてはどっちが正解なのかは自分も分かりません(これも一種の実験)


その杉板は、茶色とシャビーグレーのサンプルを作ってたので、実際の小屋に合わせてみました


結局、正面はシャビーグレーにしました


杉板は現場カットなんですが、まだ電気が来ていないので、安い発電機と蓄電池を買いました
ボンベの発電機はお手軽ですが音が少しうるさいので、もう少しパワーのある蓄電池がほしいです

 
正面が張れました。時間によって見える色が少し変わります
板は下地用の安い杉のバラ板ですが、いちおう無垢なので経年変化が楽しみです


側面は茶色にして、2色のツートンカラーにしました
ここにはこの色の方が合いますが、その分面白さがないので、正面ではなく横にしました

 
裏面は引き戸のラインから、上下のツートンにしました

 
屋根もルーフィングの上から、仕上げのアスファルトシングルを張りました
最初は雪が落ちやすいトタンを張るつもりだったんですが、ここは山からの風が強いので
小屋が飛ばないように(笑)150㎏ほど重さのあるアスファルトシングルに変更しました
その分雪の重さにも耐えられるように、内側から天井をツーバイ材で補強しました
トユは落ち葉が溜まるので付けていません

とりあえずこれで外装は完了で、今月のノルマも達成です♪。これで何とか冬が越せそうです

後はのんびりやっていくつもりですが、外装が予想以上に早く出来て、本格的な寒さになるまで
まだ日にちがあるようなので、
次の週から内装の工事を始めました

まずは下地からです

  
壁の厚みが6㎝と薄いので、いつものように断熱材の代わりに遮熱シートを全面に張りました

遮熱シートは本来屋根裏に使うものなのですが、熱さを防ぐということは寒さも防ぐ訳で
最近は防寒具の裏など色んな所に使われていて、こういう壁の薄い小屋にはぴったりの素材です
これで小屋がいわゆる魔法瓶のようになるわけです


その上に張る内装下地材は通常は石膏ボードですが、外と同じ9ミリのベニヤを張りました
これも段ボールと同じで、両面を同じ板でネタをサンドイッチすることで面の強度が出るわけです

また、ネット等でDIYの小屋作りを見ると、ネタにツーバイフォー材を使ってる事が多いようですが
ツーバイ材は本物の家を作るための材料なので、このサイズの小屋にはオーバースペックだと思います
もちろん大は小を兼ねるので、ネタが太いにこしたことはないんですが、部屋も狭くなるし


内側のベニヤが張れると、そこに仕切り壁とロフトの棚を付けました
内側のベニヤにビスが打てるのもありがたいです


右側はキッチンと薪ストーブのスペースですが、今は道具置き場になっています

 
左側のドアの中は、洗面とトイレとお風呂の水回りですが、その上のロフトに上がると

 
左側は二人用で右側は一人用の寝室(?)です。ちょっと寝台列車のようですが、小さい窓が
2個ずつあるので、新鮮な空気を取り込めて外も見れるので、圧迫感も大分ましだと思います

下に置く予定のソファベッドを入れると、無理すれば4~5人ほど泊まれそうです(山小屋仕様)


工場ではアマゾンで取ったボウル(7200円)で洗面台を作ってます
出来る限りローコストな小屋を目指してるので、設備機器もなるべく安くてぴったりなものを
探しますが、今はなんでもネットで取れるので、DIYするにはホントにいい時代だと思います


さっそくロフトの下の洗面スペースに入れました


その右側はトイレで、とりあえず工事用に使ってたポータブルトイレを入れています
テントより落ち着いて使い慣れてくるとこれでもいいかと思ってきました(タンクは毎回お持ち帰りですが)


左側は浴室で、例の中国製の木の浴槽を仮置きしてみました
ただ、肝心の給排水がないので、まだ形だけです
森を見ながら早くこのお風呂に入ってみたいものですが、ライフラインをどうするかは思案中

・    ・


月末はバイパス横の山頂に雪雲がかかって、初冠雪してました
人工林の緑と自然林の黄色に雪の白という、今しか見れない3色の組み合わせです

 
小屋の周りの木も、一気に紅葉してきました

    
今まで周りの木が茂ってて気が付かなかったけど、お隣の敷地に巨大なもみじがあります
今の時期はこの木がここの主役ですね(借景ですが)


もう外は寒いので、お昼ご飯は小屋の中で用意した簡単な具材をカセットコンロで温めました


ほぼキャンプ状態ですが、この火力だけで中が暖かくなります
狭い小屋のメリットですが、最後に付ける予定の薪ストーブを焚くと即酸欠かも


湯気で天窓が曇りました

週末セカンドライフ10月


月初めの暑さから一転して寒くなりました。年々秋が短くなっていますねー


3週目は今年で6回目のTsudohiイベントをやりました

 
駐車場の車止めカバーを替えて、奥に在庫のガーデンハウス風壁パネル立てました

 
色束さんとfufuさんの作品も、いつもの場所に並んでいます


サンルームも久々のカフェ仕様ですが、去年はまだ沢山あったブドウが今年は終わってます
席は12個あるんですが、ランチ時には足りませんでした


お茶室の庭の苔も、いつもこのタイミングで貼り替えます


去年作った湖岸の茶室は、今年は藻が異常繁殖して場所がなくなったのでできませんでした


今年はもっと水の中に立てるつもりで、その方法を色々考えて胴長も買ったのに残念です

 
代わりにピクニックテーブルを、いつもの木の下に置きました

 
湖岸茶室をテーブルに貼り替えて、お茶室の裏に誘導看板も立てました


葦で埋もれていた水路側の道も頑張って刈りましたが、毎年これが一番大変です

 
初日だけ椿野先生のお茶席でしたが、凝った設えと演出で通の貴人達を唸らせたそうです(さすがー)

前なら何も知らずに自分もその人達の中に入ったかもしれませんが、少しお茶を習ったために
逆に入る勇気が出なくなったんで、終わった後にスタッフだけで頂きました(^^;


 
ところが7年間動き続けた滝のポンプが、初日のお茶席が終わったとたんに止まってしまいました
機械も最後の力でがんばっていたんでしょうか



残りの二日は緊張の時間から一転して、いつものなんちゃって茶席をやりました♪
秋のお花は前日のおさがりです


お茶碗をたくさん並べて、お客さんに好きなものを選んでもらうのも好評でした
今回はお茶室体験として、セルフお点前もすすめてたんですが、誰も希望者がいなくて
諦めかけた時に、
一組のカップルが入ってくれました
自分達だけの空間はけっこうぜいたくな時間だと思うので、きっかけになってよかったです

こんなウチのお手軽お茶体験で、実際にお茶をはじめられた方もおられるそうなので
ちょっとはお茶人口に貢献してるかも(笑)

今回のウチのワークショップは、前回の残りの積層ランプとガーデンプレート作りでした

 
ガーデンプレートは最初のセメントを練る所からやったので、90分の予定が
結局2時間かかってしまいまいました

でもお客さんには、造形が一番楽しいと好評でした

定期開催は5回までの予定だったので今回はおまけの1回でしたが、次にもしやるなら
不定期で、販促はサブにしてワークショップをメインにしようと皆とも相談しています


・      ・


さて小屋作りの続きですが、先月は床がほぼ張り終わるところまでできました

今月は工場で小屋の製作をやりました

 


色々考えた間取りのプランはこんな感じです
10㎡の制限があるので約6畳間ですが、2つのロフトと小さいお風呂も付けました

  
屋根は片流れで中はキッチンリビングのみですが、正面の掃き出し窓から外の景色が見れるはずです

自分はイベントの準備があったので、本体は別のメンバーに作ってもらいました
作り方はいつものパネル工法です

 
壁パネルと屋根ができたので、とりあえず仮組してみました


真ん中がリビングで右側にキッチンとストーブがあって、左側は洗面、トイレ、浴室です


浴室も大きい掃き出し窓から外の景色を見れます

 

 
次に開口に合わせて窓とドアを作ります
機能的にはサッシがいいんですが高いので、まずは木で作って不都合なら後で変えるつもりです


電気の仮配線もしました
森の中なのでキャンプ仕様でライフラインはなしでもいいんですが、後で付けたくなった
時のために、先に配線を
仕込んでおくことにしました(2種電気工事士免許有)


4週目に待望の物が着きました



木の浴槽です。ひと月待ちで中国から送料込みの52000円です(これは買った方が安い)

 
サイズ的に浴室に入るかどうか心配だったんですが、ぎりぎり入りました
ただ、肝心のお湯をどうするかも考えなくてはいけません

  
外装の仕上げは杉板を張るつもりですが、色を迷って結局立ててから
現地の風景に合わせて決めることにしました



久しぶりに現地に行くと、ドングリが床にたくさん落ちてました

 
掃き落として足らなかった2枚の床板を張って、とりあえず小屋を位置を囲ってみました


小屋の中から森を見るイメージです。
冬になるとここは寒いので、11
月中には外側だけでも何とか設営したいです


近くの山並みももうすぐ紅葉が始まります

週末セカンドライフ 9月


月末でもまだ30度超える日が普通にあって、「ホントに9月?」って感じです
その分秋は短そう

  
例年ならコスモスでいっぱいの前庭は、今年はほとんどなくて代わりの花が少し咲いています


木槿が咲きました


夏の茶花なので、彼岸花と一緒に床の間に生けました


お稽古の床は秋の七草。さすがに先生のはレベルが高い!

今年は暑かったからか、ブドウが久しぶりに黒くなってとてもおいしかったです
お土産にちょうどいいので、行く先々で配って喜ばれました

・     ・

さて、”雑木林の小屋(秘密基地)作り”の続きです

インスタグラムにも進行状況を少しずつアップしましたが、今月分をまとめてみました

 

 


土地は平坦地で、前の方は不動産屋さんが刈ってくれていたので車がそのまま入ります
敷地が道より高くなってる土地は造成費用が掛かるので、注意する必要があります

・    ・

最初は建物が建ってる所を買ってリフォームするつもりでした。ただ安い物件は実際に見てみると
前の道が狭かったり崖地だったりと、やはりそれなりの問題がありました
そのうちの一つの古屋を見に行った時は、不動産屋が玄関のカギを開けたのに、なぜか中に入りません
仕方ないので先に入ると、真っ暗の部屋には前の人の荷物がそのままで、寝室には布団が敷いていました
さすがにびびって電気を点けようとしても点きません。急いで窓を開けて何とか空気を入れ替えましたが
後で考えると、不動産屋も多分入りたくなかったんだと思います
まあ、掘り出し物件探しはこんなこともある程度覚悟する必要があるかもしれませんが、もういいです

・     ・

 
中は大きい木が何本か生えていて木陰になっています



右の奥は開けていて向こうの家が見えています

 
左側のお隣は家が建ってますが、今はほとんど使っていないようです(ここは大丈夫のよう笑)

そしていよいよ着工!

とりあえず、いらない木を切っていきます


前の方には漆の木があったので、かぶれないように慎重に切りました
あと森で注意しなければならないのは、マムシとスズメバチとマダニかな(以前は熊も出たらしい)


大分すっきりしました
以前の小屋跡の基礎を利用して、まずここに広いウッドデッキを作ります

 
セメントでその基礎を作るんですが、土地の表面は落ち葉の腐葉土になっています


セメントを練る水は隣の沢から調達。小さい橋の上からバケツを投げて汲みます


休憩コーナーは真っ先に作りましたが、ロングチェアは一度座ると立てなくなるのが欠点


 
工事用仮設トイレは介護用ポータブルトイレを利用(Amazonで7900円)
使い勝手が良ければ、そのまま小屋でも使うつもりです
テントは4900円で、フタを閉めると森に溶け込んでほとんど目立たないです


束の乗る所を少し掘って、タコで叩いてからセメントを流します
腐葉土の下はなぜか砂地になっていましたが、ここは川の堆積地なのかもしれません


 
基礎ができたので、デッキの資材をトラックで搬入しました
森の中なので腐らないように、大引は金物パイプのバタ角とデッキ材は樹脂材を採用
(6㎝角4mのバタ角はホームセンターで約3500円、25×140×2800のデッキ材はネットで約2000円)


バタ角20本デッキ材110枚の合計1トン程で、トラックが掘り返した砂でスタックしました

 
次に大引きのバタ角を防腐塗装。ヨメはこの作業でまた腰痛が再発して早くもリタイヤ

 
2分割のバタ角を繋いで以前の基礎に乗せてみました。これでまだ半分なのでかなり広いです

 
大引きの下に束を立ててレベルを出します。束も金物で高さを調整できるタイプです
セメントレンガも併用して、3種類の長さの束を場所に合わせて使い分けました
以前の基礎は、レベルも出てるしデッキの倒れ止めになるのでとても役に立ってありがたい
これがないと作った基礎だけでは多分持たないはずです

とりあえず半分の下地ができたので、いよいよデッキ材を張っていきます

 
一枚ずつ床材をドリルネジでとめていきます

樹脂製のデッキ材は専用の固定材があって、それを使うと天面にビスは見えないのですが
後で床板が外せなくなるので、基礎が沈んだ時に調整できるようにビスは上から打ちました
ただ
樹脂材に直接ビスを打つと割れやすいので、いちいち下穴を開ける手間がかかります

 
右半分できたので、残りも同じように基礎を作ってから張っていきます
左側は木が何本かあって土地も凸凹してるので、基礎が作りにくかったですが
この木がデッキの倒れ止めにもなるはずなので、
なるべく切らずにそのまま残しました

 
ほとんど貼れましたが、デッキ材が2枚と大引きが1本足りませんでした

30畳近くあるので小屋がなくても、森のテラス”としてイベントスペースや
テントを張ってキャンプサイトにもなりそうです
(風が吹くとドングリがたくさん落ちてきます)

 
でも前の道から見ると、暗くてよくわからない(笑)


大引きが足らなかったところは、近所の子供が乗って落ちないように
補強ができるまで注意書きをしておきます

・     ・

次はいよいよ小屋作りですが、10月は今年も”Tsudohi”イベントがあります
ウチでやるのは、多分今年が最後になると思います

1人、テキストの画像のようです
詳しいことは、Tsudohi(インスタグラム)を見てください

~8月28日 パピエさんのスタジオ小屋内外装


春から少しずつやってた、パピエさんのスタジオ小屋の内装でしたが
8月末の教本の撮影を、せっかくならここで
やりたいということになり
それまでにできるだけ仕上げることになりました

ご夫婦さんとDIYでのんびりと作っていく予定でしたが、いきなりのお仕事モード突入です

 
まず4月にご夫婦でタイルを貼った、キッチンコーナーから仕上げていきます

 
ここのイメージスケッチは2枚あって、こんな感じです
パピエさんは絵が描ける(あたりまえ)ので、分かりやすくてとホントにありがたいです

建築は建築士さんが書いた図面通りに作る理系なものなのですが、内装はソフトの世界なので
ふわっとしたイメージを形にするには、現場に合わせて作っていった方が外しにくいんですね
その時に依頼者さんとイメージをいかに共有できるかがポイントですが、
絵にできるということは
それがはっきりしてるということなので、
どんな希望を持ってられるかよく分かります


スケッチにはまだなかったですが、まず壁に付けてたシンクを、床に貼ったものと
同じ古材の足場板で作った扉で囲んで、アンティーク風の流し台にしました


その左の冷蔵庫の上は、作業台にするためにスペースに合わせたテーブルを作ります

 
天板はパピエさんのリクエストでモルタル仕上げになりましたが、まだやったことがありません
そこでいつものようにYouTubeで調べて、割れ止めのワイヤーメッシュを付けてから塗りました



プロレベルには程遠いですが、まあ何とかできたので、周りに見切りのモザイクタイルも貼りました


持っておられたアンティーク風のキャビネットも、正面の壁に付けました
作業テーブルの下は扉は付けずに、布のカーテンを付けるそうです

  
流し台の横は、支給されたアイアンの枠を同じ足場板とアイアンで囲んで、間仕切りの
パーテーションを作りました。今回の内装
はこの古材の足場板が主役ですね


  
このパーテーションは簡単に外せて、下に付けたスリットにT形の金物の足を差すと自立して
どこででも撮影の背景に使えます

 
キッチンコーナーができたので、次にその横のL字コーナーとトイレを仕上げます


トイレの中はほぼ仕上がってたので、天井に支給のクロスを貼ってドアを作りました

,

ドアは古材の足場板が在庫切れで、新品を古材風に塗装していつものステンド風の窓も付けました



L字コーナーは、選択にとても迷ったらしいクロスを貼って、持っておられたランプを付けました

 

古い窓がもう一枚あったので、これも足場板で囲ってパーティションにしました


裏は白シャビーに塗ってリバーシブルにしましたが、この柱の裏が一番マッチしてました

 

柱への取付は、これも持っておられた碍子を柱に2個付けて、それに差し込むだけです
2枚のパーティションを組み合わすことで、色んなお部屋のレイアウトができそうです


内装的にはここがメインのコーナーですが、これで完成です
床のタイルともよく合って、選ばれたパピエさんの世界観がでています。さすがのセンスですね

作業は分業せずにほぼ一人でやったので、素人っぽい所も多々ありますが、それが逆にいいと
パピエさんも言ってくれたので救われます(細かい依頼主や代理店経由では許されないでしょうね)



内装ができたので、次に外の工事をやります


まずキッチン横の掃き出し窓の外に、ウッドデッキを作ります

 
大体の位置に板を置いてみました
土地は広く使えるのですが、電柱のワイヤーがあるのでそこまでの大きさにしました


デッキと手摺とバーゴラは工場のチームが作るので、現場ではその基礎を作ります


高さがあるので、今回は金物の束を使いますが、これは高さを調整できるので楽です
大引きは今回も防腐塗装した角パイプです
大引きは壁付けなのですが、一応出来てから束をモルタルで固めて倒れ止めもするつもりです


工場で作ってたデッキセットができたので、さっそく作ったチームと一緒に設営しました
その内の一人は14年前の母屋のサンルーム工事にも参加した者で、後はアイちゃん(女性)と息子です



今回木材部は腐らないセランガンバツを使いましたが、とにかく重い
午前中は日が当たるので午後からの開始でしたが、床自体は2時間ほどでできました

 

 
手摺、フェンス、バーゴラも工場でデッキに合わせて作ってたので


何とか夕方までに全部組み終えました
このバーゴラにいずれブドウを這わせたいそうです


こちら側は下に降りるための階段も付けました

 ➡ 
プライバシー用のフェンスは、付けてみると少し低かったので4枚追加しました
いずれここに棚を付けたりハンギングしたりして、草花を飾りたいそうです


デッキがあることで、このスタジオ全体の使い方も増えるし、なにより部屋が広く見えます

次に、玄関のドアの外を壁で囲んで、風除室(?)のような部屋を作ります

 
このコンクリートの床の上を壁で囲みます


イメージはこんな感じですが、サンルームは前に作ったことがあるので、基本お任せでした

 
これはデッキとは別の者が作ったので、本人に組んでもらいます
彼も以前の工事に参加してたので、パピエさんも「ああ髪の長い方
(笑)」と憶えておられました

 
いつものパネル工法で、これも工場で組んでたのでサクサク進みます


午後から組み始めて、最後に屋根の雨仕舞をして、何とか夕方までにできました

 
窓は前のサンルームと同じように、上下のスライドで開け閉めできます
ドアは母屋をリフォームした時の撤去品で、白く塗る予定でしたがこのままでもいいかも

これで玄関の扉の前にワンクッション出来たので、中の冷暖房が効きやすくなるし(雪国仕様)
緑を置いて、ちょっとした入り口のディスプレイコーナーにもなります

  
壁は家と同じペンキで塗ったので、後付けの違和感はほとんどなく馴染んでます

 

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正面の窓はこれも古い引き戸だったんですが、これはサンルームの窓に合わせて白く塗りました
いずれ前に植栽をすれば、奥行きがでてもっと絵になると思います

 

  
最後に、母屋の玄関に置いてたアンティークのキャビネットを移設して完了です♪

 
古い建具やネットで取った支給品とそれに合わせて新しく作った物が、うまくマッチしてると思います


色々相談しながら多少変更もしましたが、何とか最初のイメージに寄せることができたと思います
ぎりぎり撮影に間に合いましたが、カメラマンさんがここをどういう風に撮るのか楽しみです

記念の関係者サインにウチも入れてもらいました♪

週末セカンドライフ 8月



体温越えの猛暑は月末には少しましになってきたような気がしますが、まだまだ暑いです

  
お盆の台風7号は進路がどんどん変わって関西直撃になったので、事前にユーカリを剪定しました
今回はそれほど吹かなかったんですが、今年はこれだけでは済まないでしょうねー



サンルームのブドウは今年は黒くなるのが早いようなので、月末から少しずつ収穫しています


そのサンルームの外にあった足長バチが巣がどんどん大きくなって、下を歩けなくなったので
かわいそうだけどハチジェットで撃退!全滅!(スズメバチならこう簡単にはできない)



ユリの花が風で倒れてたので蹲に差すと、けっこういい感じ


今月のお稽古の水差しの蓋は、サトイモの葉に水滴を垂らしました


3年ぶりのびわこ花火は、ヨメの旧友さんが見に来られたので、久しぶりに湖岸に降りました
近場では入場規制の高い塀が色々問題になったようですが、ここは遠いので関係ありません
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さて先月お伝えした新しいDIY企画の件ですが
それは一言でいうと「大好きな雑木林の中に小屋を建てる!」ということです

ここ10年余りは、ずっと”里の”家と庭作りをやってたんですが、最近の小屋ブームで
多くの人が山の中に
色んな小屋作ってるのを、YouTubeやSNSで見て
もう一度自分も原点に返ってやってみたくなったんです

場所はできるだけ自然な森が残ってるところが良かったので、6月から色々探しました
でも、”お手頃な森”って意外とありそうで無いんですね・・(ホントの山の中は不便だし)



結局7月の末に、布布さんの近くの別荘地の中にある、60坪程の土地に決めました
(まあそれに至るまでは紆余曲折色々あったんですが、それはまた後日に(言える範囲で(笑))

ここはこの地区の中でも一番安い物件だったんですが、その理由は道の上に高圧線があるのと
調整区域のために、色んな制約があって建築許可を取るのが難しいためです


それでもここに決めたのは、値段と共にこの木たちです
もちろん人工林ではなく、全部自然の雑木林です
たまたま紹介してる不動産屋さんのポリシー(?)で、木は切らずにそのままで売ってたんです

その分現地に案内されるまでは、草が生い茂って中には入れないだろうと思ってたんですが
中は意外と開けてて程よい明るさで、ちょっと”八ケ岳の森”の様だったので、ほぼ即決でした
たぶん落葉樹の落ち葉が防草シートの代わりになって、下草を抑えてるんですね

市役所で聞くと、最低一年は建築許可は下りないそうなので、まだ家は建てられないけど
10㎡以内の小さい小屋なら建てられます


なるべく木は切らずに、ちょうど前の持ち主がDIYしたらしい小屋跡の基礎が残ってたんで
これを利用して、まずここに広いウッドデッキを作る予定です

8月は契約までに時間がかかったり自治会の説明等で、まだ着工はしていません(暑いし)
涼しくなって進展したら、またアップしたいと思います
インスタグラムにも随時アップしています)

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恒例の(?)夏の終わりのフェバリットソングは、今回も王道の3曲です

まず初めは、そのものずばりの「夏の終わり」
同名のキャロルの曲も好きですが、今では森山直太朗のものがスタンダードだと思います
「さくら」の次に出た曲だそうですが、当時はそれほど評価されてなかった気がします

2曲目も、ほぼ夏のクラシックの「少年時代」
陽水の曲の中で一番売れた曲だそうですが、自分的にはこの曲だけ他と異質な気がします
文学で言えば、川端康成の「伊豆の踊子」や三島由紀夫の「潮騒」のように、本来暗くて難解な作家が
その反動(きまぐれ?)で作った、やたら躁な作品のように思うからです(でもそれがなぜか売れる)

3曲目は、やっぱり「真夏の果実」
最近再評価されてるらしい映画「稲村ジェーン」ですが、自分は同世代だからか邦画の中では
ベストスリーに入るほど、けっこう好きだったんですね(ちなみに1位は”桜の園”)
まあたしかに分かりにくい所はあるんですが、それ以上に琴線に触れるシーンがたくさんあるし
何よりこの曲を生むきっかけを、
天才桑田氏に与えたというだけで十分価値があると思います
♪砂に書いた名前消して、波はどこへ帰るのか・
とか、 もう現代の俳句ですね

夏の旅行2023


毎年の夏旅行は4回連続で信州に行ったので、今年は浜松のガーデン巡りに行きました
今回はレンタカーではなく、セレナで東名を走って行きました

ホテルのエントランスから浜名湖が見えますが、湖というよりちょっと海っぽいです


まず最初に行ったのは、ホテルからすぐの”浜松フラワーパーク”
ここは東京ドーム6個分の大きなガーデンです

 
バラ園のバラはほとんど終わってたので、入場料は無料でした
花の時期によって入場料を変えるという画期的なシステムは、園長で樹木医の
塚本このみさんの提案だったそうです


おおきな熊さんのオブジェは健在です



バラ園の周りは遊歩道になっていました


 
苔むした小道や木陰の草道が炎天下ではありがたい


猛暑の中イングリッシュガーデンの手入れをされてました
ここは吉谷桂子さんがデザインしたコーナーがあちこちにあって、それを一番見たかったんです


巨大な温室もあって、南国の植物が植えてあります

 
バリの植物はたしかにバリっぽい


頭上注意の看板があるので見上げてみると



ヤシの実がありました
現地では落ちた実に当たって亡くなる方もあるそうです(でもどう注意すれば?)

中はムッとした南洋独特の匂いがあって、この匂いはなぜか記憶があるような気がしたので
考えてみると、
昔花博の国際展示館で毎週徹夜でディスプレイの入れ替えしてた時のものでした
匂いの記憶って残るといいますが、ホントなんですね


暑いので、外のガーデン巡りは今回も巡回してる汽車に乗りました
運転手さんの生解説も分かりやすかったので、結局2回乗りました


でも一番良かったのは、このゴンドラです


ここだけ冷房が効いていて他のお客さんもいなかったので、着いた後も涼んでました

ちなみに季節が違うとこんな風景が見れるそうですが、この時はさすがに有料です(笑)

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ナビの入力ミスで、もう一個の近くの大きなガーデンは行けなかったので
代わりに”名古屋港ワイルドフラワーガーデン(ブルーボネット)”に行きました


先ほどの所ほど広くはないですが、奥には大きな温室もあります


ワイルドガーデンというように自然なままの風景を再現していますが
自分的にはこっちが好みですね

 
真ん中にある池の周りも一見自然な風景に見えますが、しっかり手入れされてるようです(さすが中部電力)



北側はすぐ名古屋港で、ここが埋立地に作った人工の森だということが分かります

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これはガーデンではないんですが、帰り道にあった”ぬくもりの森”にも行きました

ここは個人の方が手作りで作ったイギリスの村(?)で、かなり歴史があるようです
でもお客さんとスタッフも若い方が多くて、ほとんどの方がインスタ用の写真を撮ってました

たしか関西にも同じようなものがありますが、それとはまた別のようで
こういうテーマの造作は全国的なブームなんでしょうか

 
でもここはデザインや細かいところまでクオリティが高くて、全体はそれほど広くないのに
レイアウトのうまさで狭さも感じません

造形モルタルの業者が静岡に多いのは、ひょっとしたらここの影響なんでしょうか


2日目のお宿の窓からの、浜名湖に沈む夕日がきれいでした

週末セカンドライフ 7月


真夏真っただ中!、この暑さもあとひと月の辛抱(?)です
まあでも短い夏を楽しみたいと思います 


シャワーの後はビール!ではなく、スイカです
お塩を海水から作ったミネラルたっぷりのものに変えたので、よりおいしい♪

 
炎天下の前庭に花はほとんどないので、貴重なジ二アです


ユーカリの枝を、台風が来る前にまた切っておかなければ


玄関前の桂やミズナラも今が盛りと茂っていますが、こちらは根がしっかり
付いてるので、倒れる心配はないはずです


その木の下が、ウチで一番涼しい場所かもしれません
やっぱり雑木林が一番好きです


裏庭は苔代わりのイワダレ草が、ほとんど水もやらないのにどんどん広がってます


ところが、池の水が一週間雨が降らなかったので、干え上がりそうになってました
ぎりぎりメダカは大丈夫でしたが、昼間は多分熱湯のような少ない水の中でよく生きてたもんです


とりあえず斜光ネットを掛けて、給水システムをまた付けましたが、これで一週間もつでしょうか

 ➡ 
春に切った湖岸の柳は、残した一本が茂ってびわこが隠れてきました
これだと3年ぶりに再開する花火は見えないかも


ある企画で、今月は毎週のように比良の布布さんの所にお邪魔してるんですが
今週はお土産に庭のアジサイをもらいました


さっそく自宅のリビングに飾りました。終わったらまたドライにするそうです

色々お世話になったので、4週目に旦那さんのベランダの補修を手伝いました
一部天板が傷んできて歩くのが危険なのですが、これを一からやり替えるのは広いので大変です
ただ、下のネタはまだ生きてて天板にビスは効くようなので、とりあえず安全に歩けるように
パネコートを天板の上から張ることにしました

 
自分がカットした板の裏と小口に女性陣が防水材を塗って、旦那さんがビズ止めするという流れです
上に水が溜まらないように、1㎝ずつ隙間を開けながら張りました


この日は気温37度、お互いいいお歳なので(笑)30分作業して30分休憩というパターンでやりました

 ➡ 
全面張れたら、布布さん希望の濃い茶色のペンキを塗りました
2~3日後に、乾いてからもう一度塗ってもらうと完成です
まあ応急処置ですが、これで多分5年は使えるはずです(途中で塗り足せば10年もつかも)

・      ・

 


その布布さんも一緒のお稽古は、ちょうど七夕だったので一人づつ短冊を書いて笹に付けました
いいアドリブが思いつかなかったので「佐渡に横たう天の川」と書きました(なんじゃそら)
お稽古の最後に、今回のテーマを茶杓の銘に例えて言うのですが、それに毎回苦心するのと一緒ですね
ちなみに、趣味でお茶を始めたという中田敦彦氏も、その流れを動画で言ってます(長いので最後の方)

季節感を大事にするお茶の世界とはいえ、先生にはいつも準備ありがとうございます


床の間のお花はなんと洋種ヤマゴボウ。でもガラスの花器と後ろのお軸ともよく合ってます


竹の水差しの蓋は、フキの葉っぱです
使った後に小さく畳むんですが、これがけっこう難しかった

・    ・

さて、先ほどの企画が来月から少しずつ動きそうなので、ちょっとわくわくしています
新しいDIY案件ですが、進展があったらまたアップしたいと思います

~6月10日 自宅の外構工事 おまけ


先月無事に外構工事も終わったんですが、ついでにずっと気になってた所も
この際一緒にやることにしました

  
それは、踊り場の右側に立ってるこの柱です
これは家の一番角の部分で、二階の床を支えてる重要な柱なんですが、
構造的に周りに壁が無いので、地震の時の不安がありました

いわゆるここがウチのウイークポイントなので、この柱の耐震補強をすることにしました


通常は太い柱を抱き合わせて補強するんですが、柱だと横揺れに弱いのと取り付けが大変なので
以前屋内でやったように、
柱状の壁を作って支えることにしました

 
ツーバイ材で作った枠に太めのビスを多めに打って、防水塗装したコンパネを貼っていきます
家のツーバイ工法と同じで、枠と面材の両方で支えるので柱以上の強度があります
さらに両側の柱だけでなく、上にも同じように壁を付けて一体型のアーチにします

この工事は今まで階段だったので足場が悪くてできなかったんですが、踊り場ができたので
可能になったんです。ただ高所作業になるので、周りを木枠で囲んでからやりました


外側ができたら内側からもベニヤを貼ります


正面側からだけでなく、横側にも同じように付けて2方向から柱を支えます

 
家の色に合わせて、もう一度防水材を塗って完成です
100%の耐震補強ではないですが、これで強度は3~5割程はアップしたと思うのでかなり安心です

6月25日 お仕事のきっかけ(?)


棚の整理をしてたら、今のイベント製作系のお仕事をやるきっかけ
(?)になった
懐かしい写真が出てきました

その前に突然ですが、「ジャンボマックス」という人形を知っていますか


画像を検索すると、こんなプラモデルの箱の写真がありましたが、
ジャンボマックスというのは、当時の人気番組「8時だよ全員集合」に出ていた
身長3mの巨大着ぐるみのことです(若い人は絶対しらんな)

じつはこれを高校の時に、体育祭の仮装行列の出し物として作ったんです
放課後に教室を工房にして、ほぼ一人で試行錯誤しながら一週間かけて作りました
本体ができたらそれに合わせて、衣装は家政科の女子に縫ってもらいました

 
その入場のシーンですが、当時はビデオもなくて、記憶だけを頼りに作ったので
今比べてみると、かなり実物とは違ってますね(帽子は身長を稼ぐために勝手にアレンジ)
それでも身長は本物に合わせて3m以上あります
クラスの一番背の高いやつに被らせましたが、胸ののぞき窓が目の位置だったはずです


本番では前のゴールデンハーフ(?)と一緒に踊るので、なるべく軽くするために
たしか竹を組んでハリボテを作った記憶があります
いわゆる”ねぶた”方式ですが、あの時の条件なら今作ってもこのやり方がベストだと思います

眉と口も動くようになっていますが、両手は手を動かす棒を持っているので
中に垂らした紐を口に咥えて引っ張らせました

この時自分も別の役で出ていたので、本番の写真はこの2枚しかないのですが
これが好評だったのか仮装行列は優勝しました


終わった後に手伝ってもらった後輩と一緒に記念撮影(髪ながい方)
人形は見に来てた中学生が、自分達の体育祭で使いたいと皆で担いで持っていきました(笑)

どういう流れで自分がジャンボマックスを作る担当になったのかは、今では思い出せませんが
多分自分で言い出して他に作れるやつがいなかったのかも(でも特に自分が器用だとは思ってなかった)

ただ終わってからその一週間が、高校生活の中で一番充実してた時間だったことに気が付きました
つまりこの時初めて自分が熱中できることを見つけたわけですが、もちろん当時はこんなことが
仕事になるとは思いもしなかったんので、そんな業界に巡り合うのは10年以上も後になります
でもその出会いもそんな思いがずっとあったからだと思うので、やっぱりこれがきっかけなんです