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6月24~27日 信州ガーデン巡り

24日から3泊4日で、今年も信州にガーデンを見にいきました
去年は白馬だったので、今回は八ヶ岳方面を中心に廻りました



長野に抜けるオリンピック道の途中で、湧き水を汲んで、ふと振り返ると
北アルプスにはまだ雪が残ってました

 

各ガーデンには、今が盛りと色んな花が咲いてます

 

季節的にバラも満開でした

大きい所だけでなく、オープンガーデンが盛んな須坂市では、個人のお庭にも3軒ほど伺いました


そのお庭で頂いたスグリは、ちょっと酸っぱくておいしかったです
個人のお庭は、
オーナーの個性がはっきり出てて面白いですね

 

二泊目は、高原のペンションに泊まりました

 
こちらもお庭が有名なお宿です

 
木工は奥さんのお父さんが大工さんなので、絵を渡して作ってもらうそうですが
このお父さん、なかなかセンスありますねー

 
オーナーさんにお花のレクチャーも受けながら、庭を案内してもらいました
このペンション村以外にも、地域のガーデン指導もされてるそうで、すごくわかりやすかったです
最後にさらっと「この庭は私の全てです」と言った表情が、とても自然な感じがしました
お顔も声もいい方なので、そのうち”趣味の園芸”に出そうな気がしました(笑)


玄関の前のサンルームは飾りではなくて、冬には-20℃になることもあるので
冷気を家に入れないために必要なんだそうです


食堂の壁に掛けてるオブジェは、庭の植物のドライだそうです。なかなかいいですね

ただ、外のお花が充実してる割には、家の中は意外と植物が少なかったのが、ちょっともったいないかも

内装も築40年のままで、つい、ここをこうすれば予算をかけずにずっと良くなるのに・・とか思ってしまいます
お庭がすばらしいので、その手間とセンスを少しだけ中にも向ければ、まだまだよくなると思いますが

 
その庭が見えるフリースペースには、開業当初からのアルバムがありました

当時の青春画像がまるで自分の写真のようで、ちょっと懐かしくて見入ってしまいました


その最後のページに、なぜか福山雅治と吉高由里子さんが普通に写ってました

聞くと、4年前にドラマ”ガリレオ”の撮影を、ここでしたそうです


庭が広くて一階に客室のあるペンションということで、いきなりオファーがあったそうですが
自分達が泊まったこの部屋も、重要なシーンに使われたそうです
多分ドラマは自分も見たはずですが、どんなストーリーだったかは、まったく思いだせません(笑)

 

ここのペンション村は80軒ほどの建物があるそうですが、こちらのように二代目に継がれてる所は少なく
また他の人が買ってまでやる人気はもうないので、今頑張ってる初代がやめれば廃業というところも多いそうです

実はヨメが若い時に、ひと夏ここにあるペンションでバイトをしてたそうなので、探して行ってみると、
まだ建物は残ってたけど、やっぱりもう空き家になってました

ペンション経営は、当時の若者の憧れのお仕事で、自分の友人も講習会に参加したことがありました
ただ、ブームを一部の協会の営利目的に利用されたこともあって、それが去った後の経営は苦しい所もあったと思います

こちらのペンションは、オーナーが自分のためにやってたガーデニングが、たまたま時代とマッチしたそうですが
そんなこだわりと特徴をもっていない所は、今はなかなか難しいのかもしれません
まあ、
商売全てそういうものかもしれませんが、なぜか他人事には思えないので、残ってる人たちには
頑張ってほしいもんです

 

そのオーナーさんに勧められて、軽井沢のレイクガーデンにもいきました

 

人工湖の周りの巨大なバラ園ですが、ここは元レマン湖じゃないんでしょうか・・


湖岸の建物は、何となく学生時代に見た記憶があります


この道は、当時若者であふれてたような気がしますが・・

 


今はシャッター街の閑古鳥状態です
バラ園と合わないこともないですが、何か取り壊せないわけがあるんでしょう


そういえば、途中で寄った清里の駅前もそんな感じでした
夏になると大挙して押し寄せた、当時の若者のあの熱気は何だったんでしょうね


実はバラにはヨメ共々特別な興味はないので(自分は花も)ついそんな所ばかり見てしまいますが
バラ園の裏の景観は自然の森のようで、すごくよかったです

軽井沢の別荘周りのカラマツ林は大好きで、学生時代によくその中をサイクリングしたもんです

自然の森といえば、八ヶ岳倶楽部の裏の雑木林は、まんまツボでした

 
枕木の遊歩道が、森の中に続いてます
ウーン、この中に小屋を建てたい!

 
小屋型のショップの屋根は草屋根で、大きな木も生えてました


オーナーの柳生さんも、このポスターと同じ笑顔で迎えてくれたのが、うれしかったです
お元気でいてくださいね


 
各ガーデンのディスプレイも、色々あって面白かったです


ちょっとヘタな(?)造型モルタルも、逆に親近感がわきます

 
八ヶ岳を望むヤギと、まったく動かないので置物かと思ったビクターの犬(?)



・      ・

それと今回の旅の目的は、ガーデン巡りと共に、このお宿に泊まることでした

こちらは知る人ぞ知る、アンティークを使ったインテリアと料理で有名なお宿です
去年は近くを通ったのにいけなかったんです

 

すっきりした玄関の横は、そのアンティークのギャラリーになっています


2組限定の小さなオーベルジュですが、待ってる間のエントランスも洗練された空間でした

 
最初に案内されたリビングからは、木崎湖が正面に見えます

さっそくテンション上がりっぱなしで、スマホで撮りまくり(笑)

 

棚の小物もすべて厳選されたものばかりで、これだけあっても、いわゆるスキがどこにもありません

  

コーナーディスプレイも完璧です

 

自分的には、インテリアは飾り物より、床や壁等の背景が重要だって今までは思ってましたが
ここを見るとそれは逆で、結局”何をどう置くか”で、決まるんだって思いしらされます



そして、泊まった部屋です

当日は自分達だけだったので、大きいほうの部屋に案内されました

ここのお宿は、2回移転してここで3軒目だそうで、以前の部屋も雑誌でみたのですが
その時より、クセがなくなったというか、すっきりしてるような気がしました(シュッとしたアフリカ?)

たまたま見た昔のカントリー雑誌に載ってるインテリアの写真は、もうどれも時代遅れの印象でしたが
同じ本に載ってた、こちらの(以前の)お宿の写真だけは、今見てもなぜか古さを感じませんでした
それがとても不思議で、一度ここに来てみたいと思ったんです

それだけスタンダードなものがベースにあるんでしょうが、一度完成したものを捨ててでも次にいくですねー


正面の板は後で聞くと、国産の古材を苛性ソーダで洗ってこの色目を出したそうです
そのためか、古材なのに清潔感があります



正面の窓は、湖が絵画のように切り取られています

一階のリビングより二階の部屋からの方が目線が高い分、湖が広く見えます

いわゆる”浜付き”ではなくて、湖岸まで少し距離があって、あえて木を全部切らないで、
その間から湖が見えるようにしてるので、風景に奥行き感があります
今は葉っぱが少し多すぎますが、一年を通すと、これ位がベストなんでしょうね

 


  
もちろん設えも素敵で、備え付けの洗面台もおしゃれです

ただ、一点だけ設計上の気になることが・・(それもかなり根本的な)
デザイン優先のための福産物か、はたまた完璧すぎるために、わざと”抜け”を作ってるのか・・?


部屋で一服してから、一階のリビングに、夕食に降りました


日が長いので、まだまだ外は明るいです


インテリアと同じ、どこの国風ともいえないちょっと個性的な、でも少しも気をてらった所のない
コース料理は、食に疎い自分にも、”ただならぬもの”であることは分かりました(笑)

料理は変化するので、それが飽きずに続けられる大きな理由だそうです


そしてもう一つのごちそうは、何と言ってもこの景色です

真っ暗になって、対岸のキャンプ場の明かりがちらつくまで、久しぶりにゆっくり頂きました

レベルは全然ちがうけど、山を下りて湖岸を選んだ気持ちが、自分達にも少しは分かる気もします
紅葉もするそうなので、それが湖面に映る景色も、もう一度見たいもんです


 
これは朝食のテーブルです

同じ場所で、今度は朝日に光る湖面を見ながらいただきました

朝食のあと、チェックアウトまでの時間で、宿の周りを散歩しました

 
湖岸の遊歩道に降りると、湖面に山の緑が映って深いグリーンです
この色は琵琶湖ではなかなか見ることができません

山の湖を絵に描いたような風景ですが、これ位の大きさがちょうどいいサイズなのかもしれません

 

から宿を見ると、こんもりした小さな丘の上に、木に囲まれて建っています

聞くと、ここだけ丸く張り出した形になっていて、もともと家も建ってなくて
地元の人が、お花見をしてた場所だったそうです

地形を最大限に生かした設計も見事ですが、なによりこの土地を見つけた時の感動が
一番すごかったんじゃないかと思います

改めて、家は、”どこに建てるか”が、結局は一番なんだって思いました

オーナーのご夫婦は、日本にアンティークという文化を持ち込んだ最初の世代だと思います(故天沼さんと共に)
自分にとっても雲の上のような人なので、そんな人にお客とはいえ接待してもらうのは、心苦しくて緊張しました
年齢的にも、もうゆったりとされてるだろうと思ってたんですが、いやいや現役バリバリで動かれてました
インテリアやディスプレイより、その仕事に対する姿勢が一番勉強になったような気もするし、うれしかったです

~1月3日 田舎のお正月 2018

初詣に行ったいつものお寺からの風景は、今年も雲一つない晴天でした

 

  
田舎の磯も、波もなく穏やかです


尾道から来た姪っ子ペアが釣りをしてます

  
意外と仲良しの二人なんです(まあいちおう新婚やからなー)

 


釣果はガシラが一匹!(十分です)

 

 
通りかかった近所の子供に見せてます



尾道のコーヒー豆屋も、まだオープンしたばかりですが、やっと念願の生活が始まったわけなので
次はその商売を軌道に乗せることを目標にして、”これで食ってく”っていう壁を越えてほしいもんです


珈琲豆の焙煎作業中(クリーマの画像より)

実際の内装工事は姪っ子がメインでやったそうで、現場では「女棟梁!」と言われてたそうです(笑) 



帰る前に母親から「直径60cmのベニヤを切ってきてほしい」と電話がありました


何に使うのかと思えば、家にある100均の回転盤の上に板を乗せました


今年は人数が多いので、中華料理風の回転テーブルにしたかったんだそうです
いつもの彼女の考えそうなことですが、意外と便利でした

 


姪っ子のダンナが釣ったガシラも、美味しくいただきました(自給自足?)



姪っ子の兄、つまり甥っ子が気象庁にいるんですが、先日 ”探検バクモン(?)”っていう
番組に出たそうで、
そのビデオを見せてもらいました


彼は火山担当だった時に、御嶽山が噴火して、激務のストレスで一時休んでたんですが
復帰できたよかったです

番組の大まかな構成は決まってるそうですが、爆笑問題の二人だけは、ほぼアドリブなので
何を聞かれてもいいように、けっこう練習したそうです

どっちにしても、これから気象庁は大変でしょうね。。

 


玄関に母親がユメと浜を散歩した時の写真があったので、それをそのまま写しました(後ろ姿がかわいい)
年3回の帰省にはいつも一緒だったので、50回近くも田舎には行ったわけで、親ともなかよしでした
世間では柴犬ブームも、まだまだ続いてるようで、散歩してるのをよく見かけますね

普通の人には、柴犬は全部同じに見えるかもしれませんが、飼ったものからすると全然違います
ちなみに、ユメは田舎のペットショップで、58000円だったんですが、大阪だと同じ位の柴犬は63000円でした
その時は5000円ラッキーと思いましたが、もし今ユメが買えるなら、ひゃくまんえん(?)でも出すかもしれないので(笑)
あの5000円はいったいなんだったんでしょうね~・・

12月7日 JAFはヒーロー! ・・か?


前からエンジンの掛かりが悪かったマイキャラバンが、先日とうとう掛からずに、

家から出られなくなったので、初めてJAFのお世話になりました

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かれこれ10年以上乗ってる車で25万キロも走ってるのですが、それ以外は何の問題もないし
今の生活パターンにはフィットしてるので、なかなか乗り替えれないんです

エンジンが掛からないと、ハンドルとブレーキの利きが悪くなるし、家の前は坂になっているので、
レッカー作業も手順を一つ間違うとかなり危険なので、ちょっとハラハラします

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でもまだ二十歳代にみえるJAFの兄ちゃんの、訓練された機敏で無駄のない動きは
お助けマン参上!って感じがピッタリで、とても頼もしく見えました

ディーラーに持っていく途中、横に乗ったので「若いねえちゃんにモテるでしょう?」
と思わず聞きました

「いえ、この辺りはあまり若い子の依頼がないんです」
「そら残念やなー、宝の持ち腐れやでー」おっさんか)

地域の交通事情によって車の利用率が変わって、南の方に行けば沢山依頼があるそうで
「移動願を出してるんですが・・」だって

ディーラーでセルモーターを交換してもらうと、あっさり直ったのでまだ当分乗れそうです
人の体も悪くなったパーツをIPSで簡単に交換できれば、もっと寿命も延びるかもしれませんが
それは、はたしていいことなんでしょうかね・・

  
復活したキャラバンで、久しぶりにライトアップした夜の御堂筋を走りました

御堂筋は以前は通勤に使ってたので、季節によって変わる銀杏並木の下を毎日走ってたんですが
今は土佐堀通りに道を変えたので、行き帰りに梅田からチラッと見るだけになってしまいました

8月31日 夏の終わりのハーモニー(夏うたフェバリット、男性ボーカル編)

毎年、夏の終わりになると、聞きたくなる曲が沢山あります

去年は、”柳のジョーちゃん”だったんですが、一昨年にアップした、”湘南マイラブ”と並んで
夏バンド、”チューブ”のお気に入りのもう一曲が、初期のヒット曲、”サマードリーム”です
ヒットしてる頃はそれほどでもなかったんですが、なぜか最近になってお気に入りなんです
暑くてやる気が出ない時は、前田君のハイトーンボイスに、いつも元気をもらってます

そして、これも最近知ったのですが、その曲の作詞家と作曲家が、チューブとジョイントした
”渚のオールスターズ”というスペシャルユニットがあって、それが今聞いてもけっこういいんです

なので、今日はそのバージョンで、”サマードリーム”を聞いてみます

ユニット結成のきっかけは、この曲の最初の歌詞の、”渚のカセット、好きな歌だけ詰め込んで”
という、亜蘭知子の書いたフレーズに、織田哲郎がインスピレーションを受けたからだそうですが、
なんかわかる気がします
(”カセット”というのが時代を感じますが、自分にはやっぱり”カセット”なんですよね~)

特に、織田哲郎の声と歌い方が、若い前田君以上にかっこいいので、もう一曲、”Be My Venus”!

この歌い方の延長線には、矢沢の永ちゃんがいるような気がするので、彼の夏うた、”時間よ止まれ”も。
ちょっと渋くなってきた頃の永ちゃんですが、若い頃のギラギラしてる目もいいですねー

夏うたといえば、やっぱりサザンも外せないんですが、サザンの夏うたナンバーワンはやっぱり”真夏の果実”かな

本人バージョンはなかったけど、カバーを聞くほど、ホントに難しい曲なんだって知らされます)

映画、”稲村ジェーン”で、加勢大周(なつかし~)が、七里ヶ浜の駐車場で、空き缶を蹴って
「暑かったね、夏・・」と、つぶやいた後に流れるイントロが、メチャかっこよかった
映画はイマイチ評判が良くなかったようですが、この一曲で全てオーライっていう位の、名曲だと思います

息の長いサザンとは対照的な、一発屋”class”の,”夏の日の1993”も、大好きです
今聞くと、男の子目線の正直すぎる歌詞が、逆に新鮮です

このあたりは、夏まっただ中っていう感じですが、稲垣潤一、”夏のクラクション”の
無機質で透明感のある声は、夏の終わりにぴったりな、切ない空虚感があります
昔、工場に有線を引いてたことがあって、一番にこの曲をリクエストしたことを思い出します

切ないというより、気だるい感じの”来生たかお”の声も、気持ちを落ち着かせる独特の波長があるようです
マイラグジュアリーナイト”と、百恵ちゃんに書いた”おだやかな構図”を。(これは夏というより冬の夜長って感じですが)

ついでにちょっと古いですが、元祖シンガーソングライター癒し系、荒木一郎の、”空に星があるように
自然なメロディーラインと、つぶやくような歌い方は、今聞いても全然古くありません
今聞いても新鮮といえば、寺尾聰の作った曲は今でもカッコイイです。お気に入りの、”SASURAI”を。
”ルビーの指輪”が大ヒットして、その才能を知らしめたのに、「音楽は趣味ですから」と、次作アルバム

出さなかったことに、当時は「なんで?」と思いましたが、今ならその気持ちが少しわかる気もします

洋楽の好きな男性ボーカリストのトップは、エンゲルベルト・フンパーディンクですね
ラストワルツ”の、サビの部分の声の伸びと艶は、天性のものを感じます
最初は、その名前と風貌
から「何人?」って思ったもんですが、「インド人」と知って納得

同じ時期にハマってたプレスリーのカバー、”And I Love you so“は、本家のペリーコモの声も好きなので
ちょっと聞き比べてみました。プレスリーは、ロックより意外とカントリーがいいです

まだまだ大好きな、さだまさしや佐野元春、新沼謙治なども紹介したいところですが(いつものミーハー目線ですが)
きりがないので、最後に男性ではないのですが(どんどんテーマから外れる)最近聞いて、いいなーと思った”この曲”を

6月25日~27日 信州ガーデン巡り


去年北海道に行った同じ時期に、今年は信州にヨメとガーデン巡りに行きました

携帯のカメラの調子がわるく、ついに先日スマホに変えたので、練習がてら写真を沢山撮りました
とりあえず、日にち順にまとめてみました

6月25日

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名古屋から特急で松本に行って、そこからレンタカーを借りて、大糸線沿いに、
安曇野、大町、白馬と北上していきます


遅めの出発で、松本に着いたのは15時位。新大阪からは、3時間ほどなのでけっこう近いですね

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松本といえば、このお城のイメージですが、駅からほど近い路地には、
こんなオシャレなお店があちこちにあります

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ここは、木工家としても有名な三谷龍二氏のお店、”10cm”です
店内は撮影禁止だったんですが、壁のディスプレイや坪庭の植栽など、さすがに超かっこいいです
センスのいい人のお店は、”シュッと”してますね(自分にはそれがない)

松本は、クラフトフェアで有名なので、たぶん作家さんのつながりで、
都会から移住してくる人も多く、こんなお店がたくさんあるんでしょうねー

お店の人に「地震大丈夫でしたか?」と聞かれて「・・?」
後で調べると、特急で走ってる頃に、ちょうどそのあたりで、震度5があったみたいですが、
まったく気づきませんでした。そういえば少し遅れたけど、車内放送もなかったし

 

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初日のホテルは安曇野の山の中にあって、窓からはうっすらと下に安曇野の町が見えてました

6月26日

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朝食のバイキングは、ベランダで食べましたが、ほとんど森の中って感じです
晴れていれば、霧の向こうは北アルプスが見えるそうです

 

山を下って、穂高駅の近くの穂高神社にお参りしてから、碌山美術館に行きました

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  ヨメは若い頃、多い時は隔週で信州にスキーに来てたそうで、
リフトの兄ちゃんから「地元の人ですか?」と言われるほどだったそうです
その彼女にとって、ここは思い出の場所だそうです

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蔦の絡まる教会風の建物の中に、萩原碌山の彫刻が展示されてました

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たしか美術の教科書にも載ってた有名な彫刻は、360度どこから見ても絵になるのには驚きました
館内はもちろん撮影禁止なので、ドアの隙間から撮らせてもらいました

 

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高村光太郎の彫刻も外にありましたが、造型の完成度にはかなり差があるような気がしますが・・
芸術なのでそんな見方はしてはいけないのかも。。まあよくわかりません芸術は

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こんなリラックスできそうなベンチがたくさんあったので、座ってみると
背中に隙間が出来て、意外と快適ではなかったです(リュックを背負ってるといいかも

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古い建物を使った売店の窓も、昔作られたような変わったデザインです

ヨメはこの建物に記憶があったそうなので、お店の人に聞いてみると、
前に来たのは多分40年程前だったことが分かり、ショックを受けてました(笑)
本人はそんな経ってないと思ってたみたいですが、計算は確かにきっちり合うので、
残念ながら、「そらしゃーないわ」と言うしかありません(最近自分もよくあるパターン)

その間に、たくさんの建物が増築され、風景がすっかり変わっていたのも、
思い出がなくなるようで、寂しかったそうです(これもしゃーない)

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穂高の山側は、広い畑に真っすぐな道があり、ちょっと富良野の景色に似ています

実は昔、このあたりの土地を探しに来たことがあります
まだネットのない時代だったので、大町の不動産屋に飛び込みで入ったら、
「穂高でログハウスを手作りしてる人がいるので、参考に見てくれば」と、教えてくれました

雑木林の中を30分程走ると、どこかでチェーンソーの音が聞こえます
近づいてみると、自分と同じ位の若い兄ちゃんが、一人でログを作ってました
聞くと「今度結婚するので、親の土地に自分達の住む家を作ってる」そうです
話してる間に、どうやら目指してた人とは別人だったことが分かったんですが、
森の中で、ほとんど人に会わないので、向こうも人恋しかったのか、暗くなるまでいろいろ話して
「完成したら、ぜひ家に遊びに来て!」と言われて別れました

この時は、計画性もお金も全くない、単なる思い付きだったんで、土地を買うこともなく
その兄ちゃん一家とも、その後も会わずじまいになってしまいましたが、
今思えば、その時の印象が、おやまや、びわこのおうち作りにつながっていることは確かです

そのとき森だった所は、今はすべて切り開かれて、広い道の横にはおしゃれなお店が
たくさん建っていました

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その中の一軒、ハーブスクエアというハーブ専門店でお茶しました

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裏庭はなんとフランス庭園風になってました

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早速、裏庭を散歩させてもらいました。
奥には4月には菜の花でいっぱいになるという、畑もありました

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この辺りは、殆どが都会からの移住者のようで、それでどこのお店もおしゃれなわけです

でもあの時、無理してでも土地を買ってれば、ひょっとしたら自分もその一人だった
かもしれないので、人生は分からんもんです(自分ならここでどんな商売してるんだろう)

まあ、どこに住むかっていう選択権は憲法でも保障されてるので、それを使わない手はないし(笑)
自分に合ったお気に入りの街や土地を探すのは、人生の中では職業の選択と同じくらい大事な事だと思います
(・・と言いながら9回も引っ越したんでした)

それにしても、あのログと兄ちゃん一家は、どこにいったんでしょうかねえ・・


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そこからさらに北に走って、岩崎ちひろ記念館に寄ってから、ある化粧品メーカーが作った
”ラ・カスタ ヒーリングガーデン”に行きました

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入口のトンネルをくぐると

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あかるい森の中に出ました。白樺林の道は、去年の上野ファームのアプローチのようです

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小さな小川は、六花の森のようです

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途中、アルプスの天然水の湧水があったので、飲んでみると、冷たくて甘い
ホントにおいしい水でした

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小川は、最後に広い池につながっていました

しっかり予算を使って、ちゃんと作ってる、さすが企業の庭って感じです
北海道の庭ほどのスケールはないけど、コンパクトにいいところを、ぎゅっと詰め込んだ
”お得な庭”、だと思いました


二日目のラストは、信濃大町の山岳博物館です
大学の同級生が大町出身だったので、学生時代は、毎冬彼の家にスキーをしに来てました
その時、ここにも二回ほど来たことがあります

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たしか古い校舎のような建物だったんですが、すっかり建て替わって立派になってました
でもその分、なんか味気ない・・

碌山美術館でヨメが味わった喪失感を、今度は自分が感じてしまいました

着くのが遅くて、中には入れなかったんですが、たしか井上靖の小説”氷壁”のモデルになった、
切れたザイルが展示されてたはずです

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ケルンのある芝生のスペースは、唯一当時のままのようです

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裏山が広い柵で囲われて、ニホンカモシカが走り回ってた付属園は、建物が大きくなった分、狭くなって、
一匹いたカモシカも、奥に寝たままでした(なんか捕まった感じ)

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前の道からは、大町が一望できます
海辺で育った自分には、この町の思い出はとても新鮮に映ったもんです

晴れたら後ろに北アルプスの山並みが見えたはずなんですが、今日は曇って見えませんでした

6月27日

二日目の宿は、白馬の一番北のコルチナスキー場の横に建ってました

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部屋の窓からはゲレンデが見えます

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今日のお客は、殆ど韓国人らしく、レストランではハングルが飛び交ってます

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このホテルにしたのは、裏のゲレンデに、マークチャップマンという有名ガーデナーが
庭を作っているからです

 

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リフト乗り場の横から入ると、斜面に沿って上に庭が広がっています

標高が高いので、大阪よりは5度~8度は低そうで、バラのピークはまだ先のようでした

 

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散水用のホースはウチと同じものを使ってました

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木が同じ方向に曲がってるのは、多分雪のせいでしょう

 

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鹿がいると思ったら木製のオブジェでした。まあ奈良公園じゃないし・・

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ところが、上に行くほど未完成の部分が増えてきました
斜面のルピナスも、こぼれ種っぽいかんじです

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結局、バブルっぽいホテルの建物が一番目立ったガーデンでした

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韓国の人は庭には興味がないのか、広い駐車場には、ウチの車しか残っていませんでした

車に乗って帰ろうとすると、駐車場の横に足湯の案内看板がありました

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矢印に沿って横の斜面を少し上ってみると、たしかに足場がありました。しかも天然温泉です

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周りは白樺の雑木林です

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森林浴をしながら、天然温泉の足湯はとても気持ちよかったです
最後にようやくちょっと得した気分になりました

ホテルを出て、今度は松本方面に南下しながら車を走らせます

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ようやく少し雲が切れて来て、白馬連峰が見えました
やっぱりここは山の目線が高いですね。まるで岩の壁のようです
登山をする人は、これを見るとウズウズするんでしょうね

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右の青い建物は、長野オリンピックで金メダルをとったジャンプ台です

ついでに白馬のペンション街の中を通ってみましたが、ペンションとして営業してる所は少ないようでした
居酒屋やラーメン屋になって、それもまた閉まってたり・・
安曇野とは反対に、ここにはバブルの残影のような所も、まだたくさんありました

それにしても、あのペンションブームは、ホントに何だったんでしょうかね・・?
(安くなった物件を中国人が買い漁ってたという話も、ホントかもしれません)

それでも、中にはおしゃれで素敵なペンションもありました
ブームが去ってもやっていけてるってことは、それだけ魅力があるってことなので
今度一度泊まりに来て、いろいろ昔の話を聞いてみようかとも思いました
(オーナーの姿勢と人柄は、建物より庭に一番出るような気がしました)

途中、五竜とうみのスキー場にも寄ってみました

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ここもゲレンデの一部をガーデンにしています

ゴンドラで上がると高山植物が見れるそうです

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でも乗車代がやたらに高いのと、この急こう配にビビって(高所恐怖症)結局ヨメだけ上りました

 

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ヨメにばかにされながら、自分は下の売店に飾ってた写真で体験(?)しました

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夜はこんな星空も見れるそうですが、あくまで一番いい時の写真なので、
ホントかどうかは分かりません

 

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でも大町の山岳博物館で、ちゃんと見れなかった二ホンカモシカが、目の前にいました♪

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ニホンカモシカって、牛だったん? 自分はイノシシだって思ってましたが・・
それより、急な崖で生活するのに、ヒズメって石の上で滑らないんかな?

 

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ウイークデーなので、ロビーには誰もいません

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スキー場のポスターが壁に張ってました
鹿島槍、佐野坂、岩岳、栂池・・、行ったことのあるスキー場が沢山あって懐かしかったです
ペンションもそうですが、あのスキーブームは、もう二度と来ないんでしょうかねえ・・

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売店で買ったハサイダーって、つまりダジャレ?
味は普通のサイダーでした

・・ようやくヨメが帰ってきたので「どうだった?」と聞くと、
「全然咲いてなかった」そうです。(だろー


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帰り道の国道を木崎湖のあたりで左折して、さらに細い道を進むと、居谷里湿原という所に着きました

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あぜ道のような道を進むと、広いよし原の湿原がありました

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一周できるそうなので、さらに湿原の周りの遊歩道を奥へ歩いてみました

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所々、明るく日が当たってる所や、小さな池があったり、ここは人工の庭ではないのに、
いろいろな水辺の風景を見ることができます

 

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中間位の所に湧き水があって、これまたおいしかったです

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ところが、自分達以外にまったく人がいません
後ろは深い森です。ひょっとしたらクマがいるかもしれません

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この木の傷はクマが爪を研いだ後かも・・

そう思うとちょっと怖くなったので、後は逃げるように帰りました(信州人には多分なれんな)

ここは、NHKの”火野正平のこころ旅”で紹介されてました
自分達にとっても、今回の旅行は、そんな昔の思い出の場所巡りも兼ねてたんですが、
でもそれにはちょっと時間が経ち過ぎていたようですね~・・

そういえば、♪”懐かしい人や町を訪ねて、汽車を降りてみても、目に映るものは時の流れだけ”♪
って、拓郎も歌ってたっけ・・

もう次からは思い出探しはやめて、また新しい発見を探す旅をしよう!


最後に有名な観光スポットの”大王わさび園”に行きました(ここは観光バスも来てるのでクマは出ないはず)

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広い川一面わさび畑です

 

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シートの下はこんな感じでワサビが生えてました

 

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ここの川も湧き水だそうで、冷たくておいしかったです

 

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駐車場の横を川の方に降りてゆくと、水車小屋がありました

 

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そこを流れる川面は、水草に覆われて、神秘的なグリーンです

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小さなトンボが沢山います

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この場所は黒沢映画の”夢”のロケ地にもなったそうです

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横のあぜ道は、朝ドラのセットがあった場所だったそうです
確かに晴れると小屋の後ろに北アルプスが映るので、絵になるでしょうね

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ヨメもここが一番気持ちよかったそうです

それにしても信州はどこも水が豊かですね
人工の庭は、どうしても北海道のスケールには及びませんが、それだけはけっして負けていません
今回の旅行は、そういう意味でも、ホントに”水っぽい旅”
でした

 

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松本でレンタカーを返してから少し時間があったので、街を少し散歩しましたが、
自然に川沿いを歩いていました

ちなみに、湧き水のおいしさランキングは、”ラ・カスタ”の水が一番かな

12月30~1月4日 田舎のお正月と過疎化


お正月はいつもの様に、田舎に帰省しました

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海岸沿いの遊歩道は、ユメがいなくなってからはあまり行かなくなってたんですが
久しぶりに歩いてみました

 

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波打ち際の岩には、岩ノリが沢山ついています。でも今は採る人もほとんどいないそうです

 

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この岩の上をぴょんぴょん走るのが、子供の頃から好きだったんですが、
さすがにもう全力疾走は危険かも

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母親が野菜を作ってる畑は、周りも作る人が高齢化でどんどん少なくなったそうです

 

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その開いた畑を作るために、置いてあった水瓶を、一緒に帰省してた姪っ子と二人で移動しました
(今頃、勢力拡大してどーするの)

 

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竹を利用して雨水受けも付けました

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この畑は、自分も小さい時からよく一緒に来ていました

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実はこの畑の横に(たぶん赤ちゃんだった頃に)寝かされてて、暑かった記憶があります
ちょうどこのあたりのはずで、草の匂いを今でも何となく覚えてる気がします(赤子の魂、百まで?)

12月7日 お義姉さんの絵画展

 

ヨメのお姉さんは、若い頃から本格的に日本画をやってて、キャラクターも典型的なアーティストで
親戚の中では一番の個性派なんですが、
先日、三宮のギャラリーで久しぶりの個展を行いました

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壁が打ちっぱなしのギャラリーです

 

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日本画といっても、いわゆる日本的なものは少なくて、抽象的なものが多いです
(岩絵の具を使うと日本画になるんだそうです・・たぶん?)

 

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人物の絵には、以前スノコで作った額を使ってくれてます


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昔の作品の一つは、ウチのリビングにもあります

ところが自分にとって、絵(平面)っていうのは、実は昔からさっぱりわからないんですね~

そのために、いつも部屋のインテリアの一部としてしか見れていないのですが
特に”作品”としての絵画は存在感がありすぎて、どんな部屋に合うかイメージできないんです

ただ、今回は出ていなかったんですが、広告紙を手でちぎってランダムに張り付けた
コラージュシリーズはとっても素敵で、そんな自分にも良さが分かります

まあそれに合う部屋がイメージしやすい、ということなのかもしれませんが・・

 

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そういえば、今回も使ってくれてる、この3本らせんのアイアン花入れも、
お義姉さんが気に入って、一番最初に買ってくれたんでした

芸術活動には定年もないので、いつまでも描いていてくださいね

10月31日 白鶴酒造資料館

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先日、額を納めさせてもらった書家さんの書画展が、神戸の”白鶴酒造資料館”で
行われるというご案内を頂いたので、見に行きました

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大手酒造メーカーの白鶴さんの資料館は、本社の同じ敷地内にありました

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広い芝生の奥に古民家風の建物が資料館です。鹿威しも本物でした

 

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人型ロボットが受付です
一度視線が合うと、首を振ってこっちの顔をずっと見てくれます

 

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広い木の床と大きな梁のある高い天井は、昔の酒蔵です

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あちこちに、働く蔵人の等身大の人形があります。金かかってるなー

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蔵人の暮らしを再現したシーンもありました(昔の徒弟制度は人間教育にもなってたんですね)

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それにしても、人形の造形がホントにリアルですねー

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展示会場は資料館の一番奥のスペースにありました

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作らせてもらった額もありました。横書きだったんだ

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周りの作品は既製品のシルバーの額を使われていたので、木の額は逆に目立ってました
使ったのは普通のワンバイの板なんですが、中に書が入るとずっといい木にみえますね
作風と、ここのロケーションにはよく合ってたと思います

9月25日 売れっ子クリエイターの道 その後


今月もクリーマへの出品を続けています

カタログ代わりの定番商品の出品は、ほぼ終わったのですが、
ついでに、
ずっとやりたかったことを続けてやってるんです

それは、以前作った物の復古版のようなもんで、つまり一回だけ作って捨ててきたというか
作りっぱなしになったものが沢山あるんですが、その中で今でも使えそうなデザインに
もう一度、日の目を見せてあげようということです

以前のホームページを見ながらピックアップしたものを、少しずつ作ってアップしていますが
画像を見ただけでは、作り方が思い出せないものも沢山ありました(笑)

例えばこんなんです

         

クリーマには、全て新作ということになっていますが、
実はほとんど10年位前のものばかりなんですね (^^;)

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さて、最初の出品からほぼ三か月で、まだまだ売れっ子クリエイターには程遠いですが、
それでも少しずつですが、進歩はありました

前にも言ったように、とにかく売れるか売れないか、二者選一のキビシーイ世界で
その壁を越えるのは、メッチャ
大変です
まずは自分の作品をみてもらうために、何とかそれを人気ページにもっていかないと
いけないわけですが、実際の人気ページにアップされてる作品を見てみると
それは意外と、販売数やお気に入りの数だけで、選別されてるわけではないようなんです

その理由は最初はよくわからなかったんですが、先日クリーマ側からきたメールでわかりました

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トップページには、色んな特集の案内があるんですが、今回”壁掛けタイプの収納インテリア”
という特集に、ウチの棚を載せるてくれるというメールでした

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さっそく特集ページを開いてみると、多くの作品の片隅に、ウチのサイドテーブルが載ってました♪
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これはつまり特集記事等で、クリーマ側が売れ筋を操作してる(?)ってことで、
お客さん側より、まずはそっちに気に入ってもらうことが、近道だってことなんですね

ちなみにピックアップされる作品は、内容よりまずは、”画像のきれいなもの” で、その特集ページを
グラフィック的に、いかにオシャレな雰囲気に見せられるかが、選定ポイントのようです(たぶん)
一部の出品者はプロのカメラマンに撮ってもらってるそうですが、ホントに最近は皆写真が上手ですねー

 

メールには、「これで購入依頼が必ず増えるので、沢山作っておいてください」とも、ありました

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たしかに、その週は”お気に入り”(の数)が一気に増えていったので、急いで沢山作りました

・・ところが、お気に入りは増えるのに、実際の購入がまったくありません
結局、一台在庫分が売れただけで、特集は終わってしまいました(やっぱりこのパターンか。。)

まあでもネット販売は、お客さんの声をダイレクトに聞くことができて楽しいし
クリーマは、普段の仕事と違って、結果がポイントとしてすぐに出るので、
少しずつバージョンアップするリアルTVゲームのようで、すっかりハマってます
タイトルはずばり ”売れっ子クリエイターへの道” )

・      ・

ところで、前回途中になった、”ネット販売の製造責任ということですが
これは、ちょうど今やってる朝ドラの、”とと姉ちゃん”のワンシーンにもあります

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作ってる雑誌が、自ら色んな商品の試験を行って、その記事が人気コーナーになって商品の
売れ行きまで左右することになり、結局メーカーからのクレームで公開試験するというシーンです

(商品試験というのは、どういう方法でやるかということで結果は変わるので、実際はかなり専門的な難しい
ことなんですが、まだ露骨な欠陥品が多かった時代だから、雑誌主体の試験も可能だったのかもしれません)

ネット販売の物にも、本来はこういう検査的なものが必要なんですが、いちおう主催側の
チェックはあるにせよ、写真だけの判断では、やはり限界があるように思います

特に重要な安全性については、その分、作る側(販売側)に自覚と責任感が求められます
服やアクセサリーならリスクも少ないかもしれませんが、ウチのような家具には
一番必要かもしれません(今でも椅子を作れないのはそのためです

ただ、先ほどの朝ドラのシーンで、最後に粗悪メーカー社長の古田新太が反論しました

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つまり「(消費者が望んでる)安いものを作って何が悪い!」・・と

この意見だけは、今の時代でも(いや、今の方がもっと)変わらないテーマ(ジレンマ)かもしれません
ウチも含めた作り手にとっては、単なる暴言にはけっして聞こえないはずです

8月10日 ホームセンターの壁に


いつも行くホームセンターの壁に、こんなもんが貼ってました

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これは今はやりの、先月ウチでも作った、モザイクの板壁の作り方とその塗料の紹介です

 

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その下には家具のエイジング塗装の仕方も、ちゃんと順序立てて丁寧に説明してました

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もちろん使う塗料も・・

これは多分塗料メーカーの宣伝なんでしょうが、これは一般客向けなのか、プロ向けなのか?
雑誌等では、エイジングやアンティーク風の塗装なんかも、いまや普通に紹介されてますが
ホームセンターの壁にまで出てるとは、ちょっと驚きました

大阪では今、壁紙屋本舗さんや、DIYファクトリーさんが、大繁盛してるので
多分そのブームに乗ろうとしてるのかもしれません(?)

自分はエイジング自体は、あまり決まりにとらわれずに自由にやった方がいいと
よく言ってるんですが、
やっぱり思わず撮ってしまいました