今月もクリーマへの出品を続けています
カタログ代わりの定番商品の出品は、ほぼ終わったのですが、
ついでに、ずっとやりたかったことを続けてやってるんです
それは、以前作った物の復古版のようなもんで、つまり一回だけ作って捨ててきたというか
作りっぱなしになったものが沢山あるんですが、その中で今でも使えそうなデザインに
もう一度、日の目を見せてあげようということです
以前のホームページを見ながらピックアップしたものを、少しずつ作ってアップしていますが
画像を見ただけでは、作り方が思い出せないものも沢山ありました(笑)
例えばこんなんです
クリーマには、全て新作ということになっていますが、
実はほとんど10年位前のものばかりなんですね (^^;)
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さて、最初の出品からほぼ三か月で、まだまだ売れっ子クリエイターには程遠いですが、
それでも少しずつですが、進歩はありました
前にも言ったように、とにかく売れるか売れないか、二者選一のキビシーイ世界で
その壁を越えるのは、メッチャ大変です
まずは自分の作品をみてもらうために、何とかそれを人気ページにもっていかないと
いけないわけですが、実際の人気ページにアップされてる作品を見てみると
それは意外と、販売数やお気に入りの数だけで、選別されてるわけではないようなんです
その理由は最初はよくわからなかったんですが、先日クリーマ側からきたメールでわかりました
トップページには、色んな特集の案内があるんですが、今回”壁掛けタイプの収納インテリア”
という特集に、ウチの棚を載せるてくれるというメールでした
、
さっそく特集ページを開いてみると、多くの作品の片隅に、ウチのサイドテーブルが載ってました♪
(壁掛けじゃないんですが)
これはつまり特集記事等で、クリーマ側が売れ筋を操作してる(?)ってことで、
お客さん側より、まずはそっちに気に入ってもらうことが、近道だってことなんですね
ちなみにピックアップされる作品は、内容よりまずは、”画像のきれいなもの” で、その特集ページを
グラフィック的に、いかにオシャレな雰囲気に見せられるかが、選定ポイントのようです(たぶん)
一部の出品者はプロのカメラマンに撮ってもらってるそうですが、ホントに最近は皆写真が上手ですねー
メールには、「これで購入依頼が必ず増えるので、沢山作っておいてください」とも、ありました
たしかに、その週は”お気に入り”(の数)が一気に増えていったので、急いで沢山作りました
・・ところが、お気に入りは増えるのに、実際の購入がまったくありません
結局、一台在庫分が売れただけで、特集は終わってしまいました(やっぱりこのパターンか。。)
まあでもネット販売は、お客さんの声をダイレクトに聞くことができて楽しいし
クリーマは、普段の仕事と違って、結果がポイントとしてすぐに出るので、
少しずつバージョンアップするリアルTVゲームのようで、すっかりハマってます
(タイトルは、ずばり ”売れっ子クリエイターへの道” )
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ところで、前回途中になった、”ネット販売の製造責任ということですが
これは、ちょうど今やってる朝ドラの、”とと姉ちゃん”のワンシーンにもあります
作ってる雑誌が、自ら色んな商品の試験を行って、その記事が人気コーナーになって商品の
売れ行きまで左右することになり、結局メーカーからのクレームで公開試験するというシーンです
(商品試験というのは、どういう方法でやるかということで結果は変わるので、実際はかなり専門的な難しい
ことなんですが、まだ露骨な欠陥品が多かった時代だから、雑誌主体の試験も可能だったのかもしれません)
ネット販売の物にも、本来はこういう検査的なものが必要なんですが、いちおう主催側の
チェックはあるにせよ、写真だけの判断では、やはり限界があるように思います
特に重要な安全性については、その分、作る側(販売側)に自覚と責任感が求められます
服やアクセサリーならリスクも少ないかもしれませんが、ウチのような家具には
一番必要かもしれません(今でも椅子を作れないのはそのためです)
ただ、先ほどの朝ドラのシーンで、最後に粗悪メーカー社長の古田新太が反論しました
つまり「(消費者が望んでる)安いものを作って何が悪い!」・・と
この意見だけは、今の時代でも(いや、今の方がもっと)変わらないテーマ(ジレンマ)かもしれません
ウチも含めた作り手にとっては、単なる暴言にはけっして聞こえないはずです