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8月15日 お盆のお墓参り


田舎のお墓は村の裏山のてっぺんにあります

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母親も猛暑の中、急な階段を上がるのは、毎年の事とはいえ
この年になるともう命がけです(笑)


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上がると村が一望できます

平野の少ないリアス式の狭い土地に、びっしり家が建ってますが、今は空き家も多いです
小さな漁村ですが、子供の頃はここが全てで、あの山や磯を駆け巡って遊んだ事を思い出します

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ところで、最近の蝉はあまり人を怖がりませんね
ちょっと触っても逃げません

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昔はよく蝉取りをしたもんですが、こんなに簡単には捕れなかったもんですが・・
蝉が増えたのもあるんでしょうが、捕る子供がいなくなったのかもしれません

8月28日 売れっ子クリエイターへの道、part2


ネットの売れっ子クリエイターを目指して(?)今月もクリーマに、せっせと出品を続けています

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いろいろ出して、今で50点近くアップしました
ウチのオリジナルなレパートリーって、けっこうあったんですねー
さすが12年のキャリア!(まだまだあるよー)

今までちゃんとまとめたことがなかったので、クリーマ出店は
実はウチのカタログ作りも兼ねてるんです
ソフトが良く出来てて、画像も一点10枚まで出せるので、かなり詳しく説明できます

販売システムもホントによく考えられていて、作り手側にも親切な形になっています
苦手な事務手続きを簡単にしてくれるので、これが10%程の手数料で使えるなら、
ウチにとってはありがたいですねー(これが前からあったら、お店いらなかったかも(笑)

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さらに情報収集のために、タイトルもズバリ、”売れっ子ハンドメイド作家になる本”
っていうのもアマゾンで買いました

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けっこうためになることが沢山書いてます。ふむふむ・・

・      ・

そんな地道な努力(?)が少しは実ったのか、先月ゼロだった売り上げが
今月は5個ほど売れました♪♪

そのうちの二台は、先月残り物の板をモザイクにして作った、新作のサイドテーブルでした

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新作っていうのは、旬なオーラがあるのか、不思議によく出ます
逆に、
いいものでも売れ残って時間が経つと、賞味期限が切れるのか、何かくすんで見えます

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ウチの商品は収納と送りやすいように、全部組み立て式です
でも一度組んだものをバラして送るので、多分組みやすいはずです(もちろん組み立て説明書付き)

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エアキャップでくるんでから段ボールで3重に巻いてしっかり梱包します

レビューを見てみると、家具のクレームの多くは輸送中の破損なので、しっかり梱包しますが
これはけっこう技術がいるし、手間もかかります
梱包のコツは、布ガムテを惜しみなく使うことと、重い物はドライバーが持ちやすいように
梱包用のベルトを掛けることですが、ウチではガムテは荷物一個に一本位すぐ使います

宅配便は、たまたま工場の三軒隣が、ヤマトの集荷場なのでとても便利なんですが
考えてみると、宅配システムがここまで完備されたから、こんなことが可能なんですよねー

・     ・

ネット販売の心配の一つは、実物のサンプルを見ないで、写真だけで判断されることですね
特にウチの商品は素材感がちょっと特殊なので、ツルピカのイメージで注文されるとトラブりそう
それと今まではお店から納品だったので、ヨメもチェックできたんですが・・

ヨメ曰く、「工場からいきなり家庭に行くのが心配」
たしかにモロ”産直”なので、第三者の最終チェックがないのは問題かもしれません
工場では気にならない小さなゴミなんかも、多分クレーム対象なんでしょうね・・

まあでも今の時代、クレームゼロの商売なんてどこにもないし
一人のクレームにビビって、十人の待ってくれてる(かもしれない)お客さんを失うのは
もっともったいないので、ここは楽観主義者になって進んでみようと思います
(もちろん的を得たクレームは貴重な意見です。”製造責任”についての話は、次回述べたいと思います)


いろいろありそうですが、とりあえず”売れっ子”めざしてがんばってみます!
(ところで売れっ子って、なに?)

7月10日 工場の暑さ対策、2016年版


今年の夏は例年ほどは暑くないですが、それでも二階の作業場はいつものように猛暑です

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昼間はなるべくやらないようにしてるんですが、扇風機で間に合わないときは、
先日付けたロールスクリーンを下げて、前はベニヤで囲みます

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そして防炎シートに穴をあけて、パワーアップしたスポットクーラーの口を突っ込みます

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これは去年もやった方法なんですが、上が開いてても、冷気は下に下がるので意外と冷えるんですね
スポットクーラーを直接体に当てると変に疲れるので、こっちの方が長時間作業には楽です
ロールスクリーンにしたことで、囲むのも簡単になったので、これで今年も乗り切ろうと思ってます

7月15日 クリーマ出品


お店の在庫処分も兼ねて、今はやりのネットのハンドメイドマーケット、
クリーマ”に出品することにしました

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試しに先月、アイアンの棚を出したら2日目ですぐに一個売れたので
こりゃいいかもと欲がでたんですが、それからひと月は一個も売れませんでした

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アップしても数分で、ほかの商品(約260万品あるそう)に、あっという間に埋もれて、
ほとんど閲覧に引っかからないんです。
ページはキホン人気順なんで、ある程度人気が出なければ、見てもらえらないわけです
(そのために、売れる人と売れない人の格差がどんどん大きくなるという、いつものパターンです)

最初に売れたのは、ホントにビギナーズラックだったんでしょう

ここまでブームになる前に始めれば、もっと見てもらえたのかもしれませんが
今のところは、売れっ子クリエイターへの道は遠し・・って感じです笑)

そこで大物はすぐには売れそうにないので、まずは閲覧しやすい小物からということで
ウチの定番商品の小物や雑貨を、たくさんアップすることにしました
(エビで鯛を釣る、いや、へたな鉄砲も・・作戦です)

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ただ、撮影して、編集して、売れたら梱包してから発送して・・と、けっこう手間が大変です
在庫処分とはいえ、あまり安くも出来ないし、送料が別にかかるので逆に割高になるのもネックですね

ただオリジナルデザインのものは、いちおう先にアップしておきたいし
別に大したもんじゃないので、真似されることはこっちは全然OKなんですが、逆だとやっぱり出せなくなるので)

閲覧数とお気に入りの数は、ちょっと人気投票のようで、けっこう面白いです
またネットとクラフトの関係が、今後どうなっていくのかもちょっと興味があるので
まあ気長にやってみます

ちなみにクリーマのウチのページはココです

6月16日 イチロー、世界記録達成!!


5年前の秋のブログにこんな記事があります

・    ・     ・

2011年 10月2日

お客さんよりオーダー用のサンプルを送ってもらったんですが、
その梱包用の新聞にイチローの最終戦が終わった時の写真が載ってました。
ウチの新聞にはなかったのに、さすが神戸新聞、それも一面です
イチローの連続200本安打記録には興味があってずっと見てたんですが、今年はついにその記録も
途絶えてしまい、さぞ悔しい思いをしてるんだろうなと思っていたのでこの笑顔にはちょっと驚いたんです
でもなんかよかったです。こっちもなぜか救われたような気がしました

でも今年の184本というのは実はちょっと特別な数字なんです
もしあと3年間184本打てば計552本、するとトータルの通算安打が4258本!
つまりあの二度と破れないと言われてるP・ローズの記録4256本を超えるんですね(日米通算ですが)
日本では2千本で名球会入りという名誉なので、その数字の凄さがわかると思います
200はもう無理でも184×3ならいけるんじゃない? がんばれ40歳まで!

・   ・   ・

そのイチローが、今日その記録を達成しました!

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たまたま早起きしてリアルタイムで見ることができました

アメリカのTV画面でも、塁上の画像の下に記録のテロップが付いてます

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ここ2,3年はスランプで184本どころか去年は100本も打てなくて、その分予想より
2年ほど余分にかかったけど、”それでも”達成するという結果を残したことには感嘆します

そして年間200本打つというのが、どんなに凄いことだってことを改めて知らされました

ただ周りの雰囲気は、日米通算記録ということで、それほどでもなくて、
相手チームの選手が一人祝福に来たくらいでした (^^;)

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昔、王さんがホームラン記録を作った時とは、えらい違いです
(そのために国民栄誉賞が出来たくらいだったのに)

本人もあと20本余りになってる3000本の方に気持ちはシフトしてるといってるんですが
自分は断然こっちの記録の方が、重要だって思ってます
だって世界記録なんだから!(それもひょっとしたら、もう誰も越えられないかもしれない程の)

実は本人も内心はそう思ってるんじゃないかと思ってます
「日本の記録を足してるので、あくまで参考記録」という意見には、あえて反論せずに
「大リーグだけより日本球界だけで、この記録を抜くのが(試合数が少ないので)一番難しい」
というコメントにその自負を感じるからです(かなり間接的な表現ですが)

もちろん参考記録ということに対しては異論はありませんが、よく言われるように
”もし”最初から大リーグでやってれば、とっくに越えてたと思うのは、
渡米するまで日本では、何と7年連続首位打者だったんです(この記録が実は一番すごいと思ってるんですが、
日本国内のナンバーワンだと思ってたレベルは、そのまま世界でも一番だったわけです)

ヒット狙いのプレースタイルがアメリカ受けしないのは確かですが、(一塁に近い)左打席から、
打ってすぐに走るっていう技術を極めることは、シンプルだけど意外と誰もやってなかったんですね
そういえば、王さんの一本足打法も、今でも誰もやってない(できない)もんなあ
やっぱり天才っていうのは、オリジナルなんですねー

6月26~29日 北海道ガーデン街道


26日から三泊四日で、北海道ガーデン街道をヨメと二人で周ってきました

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・    ・     ・

北海道ガーデン街道は、旭川から富良野を通って帯広という、ちょうど北海道の真ん中を周るコースに
有名なガーデンが8つ程あるんですが、自分たちは帯広から北の旭川に向かうルートで周りました

画像は、後で資料としても使えるように、テーマごとにまとめてみました

・・「ほっかいどう でっかいどー」(古!)・・

まずは、いかにも北海道っていう風景です


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レンタカーで札幌から2時間ほど高速を走って、十勝平野に入った景色です

こんな風に、山の斜面がすべて牧草で覆われてる風景は、本州ではあまり見ないですね

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途中、トマムのリゾートホテルのビル群も、高速から見れました

今は星野リゾートが運営してるそうですが、自分的にはバブルの象徴だった印象がつよいです

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地元の人に聞くと、先週までは最低気温が10度を切るほど寒かったそうで

山にもまだ少し雪が残ってました。でもこの時は28度でした

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3日目に行った”六花亭”は、入ると・・

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正面が、”ほっかいど~” でした

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これは2日目に行った、
”十勝ヒルズ”からの遠景です


・・看板と入口・・

看板には地図も載ってるので、なるべく撮りました

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最初に行った”中札内美術村”と”六花の森”です


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真鍋庭園は中の雰囲気と違って、入口アーチはかなり派手です


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十勝ヒルズの正面は高級リゾートっぽいです


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”上野ファーム”は園内にもよく使われてたレンガの壁ですが、
”風のガーデン”は、なぜか木製のかなり簡単なものでした

・   ・

これはおまけで、初日の夜に行った札幌の有名珈琲店、”MORIHIKO”です

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ここはヨメにとっては、”最果てユース入り浸り時代”の、いわゆる青春の思い出の場所だそうで
ここの珈琲を飲むために、わざわざ札幌に一泊する行程を組みました

せっかくなんで、本店と支店の二軒をハシゴしました
本店には、札幌在住の旅仲間も来てくれて、楽しい時間を過ごしました


・・  雑木林  ・・

自分的には花よりも木が好きで、前にも言ったかもしれませんが、雑木林フェチなんです
学生時代は、横浜から電車に乗って、わざわざ軽井沢までサイクリングに行ってました

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”中札内美術村”の森は、その時の風景に似ています

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林の中に開催案内と、彫刻がさりげに置かれてました

 

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こっちは、風のガーデンに行く途中の森で、地面はきれいな芝生になってます
普通の山も下草の手入れをすると、雑木林っぽくなりますが、ここまできれいにすると公園のようです

 

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これは”六花”の森と”十勝ヒルズ”ですが、芝生よりこんな下草の方がやっぱりいいですね

 

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そして北国といえばやっぱり白樺ですねー

これは”上野ファーム”の入口アプローチで、すぐ横は外の道路で、車が走ってました

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雑木林ではないけど、こんな木の下で一服するのも最高です

 

六花の森”ではウイークデーだったので、広い森にヨメが一人・・

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もっと引くと・・

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さらに・・

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・・遭難しないように帰ってきてね(笑)

 

・・  アプローチとアーチ  ・・


アプローチは素材によって雰囲気が変わります

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”中札内美術村”のアプローチは枕木を並べた木製の道で、
ちょっと尾瀬の湿原を歩いてるようです

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”六花の森”は、木のチップを敷きつめた道で、歩くと少しふわふわします

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”真鍋庭園”は芝生の道です。歩きやすさはやっぱり一番です

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こちらには和風のお庭もあって、そこはやっぱり石畳でした

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”上野ファーム”のレンガの道は、隙間に芝生が生えてますが、
こんなにバランスよく生えるのは、
手入れがしっかりされてるんでしょうね

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”風のガーデン”のアプローチ(?)は、何と元ゴルフ場

暑い中ほぼロングコース一個分、歩きました
他の人と同じように、バスにすればよかったんですが、セグウェイでもよかったかも

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カート道の横にルピナスが植えられてます

関西の山の半分(?)はゴルフ場なんで、一個くらいはこんなガーデンにしたらいいのに

アーチもいろいろありました

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”風のガーデン”のアーチは木製のパーゴラで、少しカーブして
向うが見えないので、
抜けた時の景色がより新鮮に映ります

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”上野ファーム”にはバラのトンネルがあって、
レンガのアーチは、奥のベンチの額縁効果にもなってます

 

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このベンチはよくみるデザインですが、今ではここのために
わざわざ作られたんじゃないかと思う程、風景にマッチしてます

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レンガのウォールは、上が少し崩れて、草に埋もれてちょっとだけ見えてるのが
まるでラピュタの世界のようです

・・ 小屋 ・・


次は、庭のフォーカルポイントには欠かせない”小屋”です


雑木林の奥にはやっぱり小屋が似合います

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いわゆる軽井沢の風景ですね(中札内美術村)

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その森に点在する小さなギャラリーから外を見たところです

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”六花の森”にも、こんな小屋のギャラリーが、あちこちに建ってます

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”真鍋庭園”には洋風と和風の小屋がありました

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”風のガーデン”のギャラリーは、牛小屋風の草屋根でした

”上野ファーム”の池の真ん中の、これも小屋?

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そのなかでも一番のお気に入りは”十勝ヒルズ”のこの小屋です

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木のアプローチと完璧にマッチしてます

これは手前の休憩用の東屋の中から見たところで、木と草と造作物のバランスが絶妙です

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画像ではなかなか雰囲気までは伝わりませんが、ちょうど夕暮れにさしかかった園内は

誰もいなくて、鳥の声だけ聞こえます・・

目を閉じるとこの景色は消えますが、また目を開けるとその風景の中にいることに喜びを感じます

美しい景観は、世界と、そして自分自身を、肯定させてくれる・・そう、希望を与えてくれます
逆に、がれきの光景には絶望を感じます

視覚からの情報が、こんなにも心に影響するとは・・

そしてそれを作るってことは、つまり人を幸せにするってことなんでしょうね

・・ ボーダー ・・

 

やっと花のコーナーです(笑)

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”風のガーデン”に行く途中の道のルピナスが満開でした

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北海道では、「道の横にふつうに、”野良ルピナス”が咲いてる」という噂は、本当でした

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”上野ファーム”のボーダーをみて「これこれ!こんなんに、ウチもしたいー!」と
ヨメに叫んでしましました

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ヨメもようやく「これ位の(植物の)量がいるんだ・・」と気付いてくれたようです
ずっと言ってたんですけど・・

 

・・ ロケ地  ・・

富良野は、在住の倉本聰のTVドラマ、”富良野三部作”の
”北の国から”と、”優しい時間”、”風のガーデン”の舞台です

その”風のガーデン”と”優しい時間”のロケ地は、両方とも富良野プリンスホテルの敷地内でした

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左に行くと”風のガーデン”、右に行くと”優しい時間”のロケ地です

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”風のガーデン”はこの小屋がメインのセットで、そのまま残ってました

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セットといっても一応本物の造りで、外壁は石組みに漆喰塗りのイメージです

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ドラマで使われた、カーテンが幻想的に揺れるファーストシーンの掃き出し窓も、そのままでした


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ドラマ館には撮影のシーンが飾られてましたが
そういえば、このドラマは、あの緒方拳さんの遺作なんですねー

以前、誰かが、「役者のように、死ぬまで働くのが理想」っていってましたが
確かに、この時の緒方さんなんかをみると、役者っていうのは、それが可能な
数少ない仕事なのかもしれないって思いました(実際は大変だっだでしょうけど)

ドラマ自体は、”終末医療と死”という、重いテーマだったんですが、”ガーデン”を舞台にすることで
生命力あふれる美しい映像の中に、より一層それを際立たせることができたような気がします

倉本氏も、実際にこの地に住んで、この風景の中で暮らしながら、土地の人達と交流
することで、
自然にそのアイデアが浮かんだんじゃないかって思うし、
ドラマにリンクさせた、もう一つの目的、”地域の活性化”も、達成されたのかもしれません

そこから戻って、今度は右側の道を降りていくと
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森の中に、セットで使われた喫茶店、”森の時計”が見えてきました
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ドラマの冒頭シーンでこの森の中を、寺尾聡が歩くシーンがあります

ドラマを見てない人は、何のことかわかりませんが
この”優しい時間”が、自分の中では、三部作の中で一番好きなドラマなんですね

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アプローチのウッドデッキが工事中だったんですが、営業してたので行ってみました

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このカウンターが、撮影で一番使われた場所です

お店の雰囲気は、TVで見た時から思ってた通り、おやま時代によく通ってた
能勢の”soto,cofe”さんに、実物もよく似ていました


正面の新緑の森が、まるで大きな絵のようです
普通は斜面の上から見た、
開けた景観をメインにするので、ここのように
森の逆斜面を借景にするのは、あまり見たことがありませんが、自分は超好みです

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運よくカウンターの真ん中に座れたので、寺尾聡(?)の、マスターと少し話してみると
完璧な”ホテルマン”でした(笑)

大竹しのぶ(の幽霊?)がいつも座ってたのは、一番端のカウンターです

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その小道具に使われたマグカップとコーヒーミルもあって、ドラマと同じように挽かせてもらえました

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壁に掛かってたランプは、実はこれを真似して自分も同じランプを作ってみたんですが

実物は、イメージしてたものよりずっと大きかったです(^^;)

 

・・ 水辺の風景  ・・


池や川もいろいろありました

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上野ファーム”の小さな池と大きな池

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”真鍋庭園”には典型的な日本庭園の池と、川がありました

その中で一番のお気に入りは、何と言っても、”六花の森”の風景でした

まず入ってすぐに小さな川がありました

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水もきれいでホントの野山の小川のようです


その横の小道を歩いていくと、小川の水が湧き出してるところがありました

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さらに奥に歩いていくと、どこからか、川の音が聞こえてきました


その音に誘われて、丘を少し下りると・・

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こんな川原に着きました。ひょえ~~

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これは庭なのか・・

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水も澄んで、マイナスイオン満載です

一見、ほとんど自然のままのように見えますが、対岸の植物もたぶん厳選された物だと思います

以前の風景を描いた絵を見ると、全然違う景色です

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ホント、庭って、いったい・・

ここが、この旅一番の場所だったかもしれません

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ヨメも、「ここに一日ずっと座っていたい・・」と、言ってました
この河原に小屋を建てて、川に少し張り出したウッドデッキを作ると気持ちいいだろうな~

・・  その他、いろいろ  ・・


・ ガーデンbefor ・

各ガーデンの奥や裏には、まだ庭になっていないスペースがよくあります

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上野ファーム”の展望台の横にはまだ花の植えられていない斜面がありました

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風のガーデン”の帰り道にも広い草原がありました

このままでも、すでにちょっとガーデンっぽいですが
こんな所を見ながら、ここがどんな庭になるのか、色々想像するのも楽しいです

上野砂由紀さんの頭の中にはもうプランがきまってるんでしょうか・・
なんかわくわくしますね

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わくわくするといえば、自分は昔からなぜか、こんな山の木の”生え際”にそそられます
(”森の時計”の借景にも使われていますが)

いわゆるここが”森の始まり”になるわけで、ちょっと神秘的だと思いませんか?


上野砂由紀さんといえば、もちろん”風のガーデン”や”上野ファーム”を作った
カリスマガーデナーですが、上野ファーム”に行ったとき、園内で一輪車を押したり、
ポスターを貼り換えたりと、やたらよく働く女の子のスタッフがいたのですが、
それがなんとご本人でした

写真ぎらいのヨメも、思わずツーショットをお願いしてました(笑)

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こんな小さなかわいい子が、この庭を作ったとはちょっと信じられませんでしたが、
あの働きっぷりなら、ありえるかも・・(笑)

彼女のような人を、イギリスでは”グリーンフィンガー”(緑の指を持つ人)というそうです
たしかに、ちょっと魔法のようですが、これは人を幸せにできる魔法ですね

・ トラブル ・


旅といえばトラブルが付き物といわれますが、今回は車のトラブルが二つありました

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千歳空港の近くで借りたレンタカーは、ほぼ新車のハイブリット車でした

しばらくは快調だったんですが、30分ほど運転したところで、「パシッ」となにか音がしました

最初は何の音かわからなかったんですが、高速に入ってから
それがフロントガラスの割れた音だと分かりました

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フロントガラスは、ずっと前に高速道路を走ってるときに、割れたことがあったんですが、
その時はいきなり真っ白で、まるで雪が窓に積もったようになって、とても危険だったんですが
最近は割れると見えなくなる強化ガラスを使わないので、ヒビが入っただけだったようです

まあこれ位ならなんとか大丈夫だと思って、そのまま旅を続けたんですが、
そのうちヒビが、だんだん下に広がってきました
さすがに怖かったんで、途中のコンビニでセロテープを買って補強しました

そのせいか(?)なんとかフロントは割れずに帰ってこれたんですが、
レンタカー屋は、飛び石が原因なら修理費用は必要ないということでしたが
後でドライブレコーダーを確認するということで、一応免許書はコピーされました


もう一つは、これはもっと怖かったことなんですが・・

その原因はこのナビでした

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ナビ付きの車は初めてで、慣れてなかったのもあったかもしれませんが・・

初日の札幌の夜のホテルの帰り道、ほとんど真っ暗の道で、ナビが「右です」といったので
右に曲がると、ほんの2~3m位でT字路に当たって、今度は何も言わないので
「これが右だったのかな」と、とりあえずまた右折してしばらく走ってると
真正面からヘッドライトを光らせた車が来るではありませんか。それも両方の車線から3台も・・
一瞬何が起こってるのは分からなかったんですが、すぐに自分が反対車線を逆行してることに気付きました

幸い、向うの車が3台共すぐに止まってくれたので、大事にはならずに何とかUターンできました

道が暗く、中央分離帯が街路樹だったので、向こうが見えずに4車線の道を2車線と間違ったんですが
その前にナビの「右です」という言葉を聞いてたのが大きかったと思います

ところで、これも昔、夜に大阪の堺筋を逆行したことがあったんですが、
その時は、5車線の対向車が一斉にパッシングして、クラクションと怒号の嵐だったんですが
札幌のドライバーはマナーがいいのか(?)クラクションすら誰もならしませんでした
(相手もパニックだったのかも。ホントにすみません)

まあ、たまたま真っ暗な初めての道と、ナビの誘導できないタイミングの曲がり角という
悪い条件が重なってそうなったかもしれませんが、事故っていうのはそういう

悪い条件が”たまたま”3つほど重なったときに起こるもんなんですね
(今回は二つだったから助かった)

ちなみに、万一自分が逆走してることに気づいた時の対処方法は、
対向車がいてUターンできないタイミングだったら、ファサードを付けてまずは止まることです
パニックになって、蛇行すると正面衝突する確率があがるので、回避は対向車に任せる方がいいと思います
できれば右側に停める方が、対向車からは路肩側になるので回避しやすいはずです(前向きですが)

でも右側に停めるのって、けっこうこわいんですよね・・。今回も左側(対向車からすると走行車線)に停めてしまった
逆に逆走する車と出会ったら、どんな動きをするか予想できないので、やっぱり停まってやり過ごすのがベターでしょうね
これからは、高齢者のドライバーが増えるので、そんなこともシュミレーションしておいた方がいいかもしれません

 

それ以降は、ナビは100パーセントは”信用せず”、自分でも十分確認しながら運転しましたが
最後の方は、誘導の”タイミング”にも慣れて、便利に使わせてもらいました

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走行距離は四日で790キロ、まあ何といっても、道が真っ直ぐなのと、マナーがいいので、快適でした
(ここで慣れると逆に大阪で運転できなくなりそうですが・・)


・  強力アドバイザー ・

車のトラブルがいろいろあった中、逆に今回一番助かったのは、
びわこのオープンガーデンにも来ていただいた、skogのTさんからもらった、旅のスケジュール表でした

旅とガーデニングがご趣味のTさんは、北海道ガーデン街道は7回もいってるベテランで
たまたまウチのオープンガーデンの時にそのことを言ったら、
次の日にさっそくスケジュール表を送ってくれたんでした

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そしてそのスケジュール表の、まあ完璧だったこと!
最初は参考程度にと、思ってたんですが、回っていくたびににあまりの正確さに
途中からは「もうこの通り周ればいいんだ」と、そのままの行程でいきました

時間管理だけでなく、見どころや逆にパスする所など、ツアーガイド顔負けの情報は
もちろんありがたかったんですが、一番うれしかったのは、
旭川の個人のお宅のオープンガーデンを二軒も見ることができたことです

二軒ともTさんとは旧知の花友さんなので、わざわざ事前に紹介してくれたんでした

一軒目は”季の花ガーデン”のIさん宅です

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特に山の中でもなく、普通の住宅地なんですが、お隣の一軒分の空地がたまたま売りにでたので
そのスペース少しずつご夫婦で、庭にされたそうですが、とにかくその完成度には目が点になりました

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敷地の半分は迷路のように道を付けて、それを抜けると広い芝生があるんですが
レイアウトと造作が特別上手なのか、ホントに一軒分のスペースしかないとは到底思えず、
ちょっと不思議な感覚になります

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個人のご夫婦が作ったとは信じられないレベルですが、オーナーさんご夫婦とお茶を頂きながら
お話してみると、まじめで誠実な、ある意味これは正統派なガーデンなんだって気がしました

二軒目は、これも有名な”北の小さな庭物語”のHさん宅です

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こちらはまた違った個性のお庭で、とにかくあちこちのコーナーディスプレイが見事です

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水音が聞こえるレンガの滝や、ベンチの後ろの看板も全部Hさん(女性)の、手作りだそうです

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看板のカリグラフィーやバラも、独学のステンシル技法で、なんとペンキで描いたそうです

一言でいえば、ここは”作家さんが作った庭”なんだと思いました

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エゴの木の木陰で頂いたお茶と、製作にまつわるお話しも楽しかったです

土地柄、雪と寒さとの闘いなんだと実感しましたが、花や草に、こっちではあまり見ないほどの
生命力とパワーを感じるのは、やっぱりその厳しい時間があるためじゃないかって思います

二軒ともお近くで、花友達だそうですが、こんなレベルの庭が普通にあるとは、おそるべし旭川(笑)

大きなガーデンも、もちろん凄かったんですが、実際は個人のお庭の方が参考になるかもしれません
ご紹介なしでは多分みることは出来なかったので、Tさんにはホントにありがとうございました

2月23日 風になりたい with吉田拓郎 (冬はこたつでユーチューブ・・)


・・ということで、ダンナはひとりこたつで音楽三昧・・

 

先日、BSでやってる”The Covers”という番組で”真心ブラザーズ”というデュオが
吉田拓郎の”風になりたい”をカバーしてました 

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吉田拓郎は、自分たちの世代には”信者”と言われるほどのファンが沢山いて
自分はそれほどではないですが、”人生を語らず”のアルバムは学生時代よく聞いたもんです

で、その拓郎の曲の中で一番好きな曲が、実はこの”風になりたい”という曲なんです
(カラオケでは、もっぱら”シンシア”ですが・・(笑))

でもこの曲は、なぜかほとんどヒットしなかったので、取り上げられたことに、
最初は意外だったんですが、いちばん驚いたのは、歌う前の曲に対するコメントが、
自分が思ってたのとまったく同じだったことです

曲への思いなんて、所詮個人的なもんだとあきらめてたんで「そうそう、そうなんだよなー」って、
おもわず画面に言ってしまいました(笑)

その時の映像がもうユーチューブにアップされてますが
本家もやっぱりいいので、こっちもおすすめします

サビに入る前の、♪たばこのかおりと~♪っていうフレーズからの節回しが
いかにも”タクロー”って感じですねー


彼は一般的には”落陽”や”流星”のような、いわゆる”拓郎節”的な硬派なイ
メージが強いんですが、
”花酔曲”や”ルームライト”のような、情緒たっぷりの曲も沢山書いてます

もともと初期の”旅の宿”や”お伽草子”などは、かなり心象的でちょっと不思議な雰囲気だし、
”野の仏”は、さらに悟りっぽい心境すら感じます
作詞は岡本おさみですが)

そのカリスマ的なキャラクターのために忘れがちですが、作家としての才能と幅の広さが
やっぱりすごいと思うし、それがこの”風になりたい”に集約されてると思うんですが・・


拓郎といえば、以前おやまの自治会の役員さんに、その熱狂的な”信者”さんがいて、2006年にあった

つま恋コンサートに、ご夫婦で行った時のDVDを、その方の別荘の大画面で見せてもらいました

その時はお酒も入ってたんで、おしゃべりしながら何気なくみてたんですが、
終盤の一番盛り上がった時に、女の人がステージに出てきて、
いきなり歌い始めました
少し酔ってたので、最初はそれが誰だかわからなかったんですが、

そのタダモノではないオーラによく見ると、なんと中島みゆきではあーりませんか
まったくのサプライズだったそうで、客席もあっけにとられてたようですが、ホントに驚きました

まあ今ではこれは伝説的なシーンになってるそうで、ファン以外の人でもしってるでしょうけど、
それがこのシーンです

拓郎もその後のラジオ番組で言ってたように、ホント「全部もっていかれた~」って感じですねー
ちなみに”永遠の嘘をついてくれ”というのは、スランプになった拓郎に、中島みゆきが送った
メッセージだったそうですが、他の人の曲なら多分歌わなかったでしょうね

それにしても、カリスマ拓郎を子供の様にビビらせる(?)中島みゆきって、いったい・・

・     ・


ところで、Coversに出てもらいたい歌手の一人に”島津亜矢”がいます

演歌歌手のイメージが強いですが、以前から「うまいなー」と思ってました
今は少し抑えてるようですが、歌い上げる力は現状の女性歌手ではSuperflyと双璧でしょう
以前に歌ってる、先ほどの拓郎作の”襟裳岬”はなかなかいいです

去年やっと紅白にもでましたが、なぜか今まで大きなヒットはなくて、初めて見たときは、
その容姿からも(失礼)日本の”スーザンボイル”だって思ってました(笑)

・   ・

歌のうまさは、その人の持って生まれた声の魅力でもあると思いますが
声量だけでなく、静かに歌う”カーペンターズ”のカレンの、まろやかな声なんかは、今でも癒されます
ヒットしてた当時は、ちょっと優等生っぽくて苦手だったんですが、本人の事情を後で知ると、せつなくも聞こえます)
ど真ん中の音楽番組だった”青春のポップス”でもよく取り上げられてましたが、
そのエンディングで使われた”天使のささやき”も大好きです。このころの洋楽はホントいいですなー
邦楽の癒し系は、前に倉本聰のドラマにも使われた平原綾香の”明日”かな(原曲はカナダですが)

そして、いわゆる”歌唱力”というものを追っかけていくと、どうしても外せないのがオペラやクラシックです
サラ・ブライトマンのTime to say goobyeなどは、ちょっと日本人には無理かもと思う発声ですが、
以前3大テノールが来日した時に、同じステージで歌われた時の、森麻季さんの”からたちの花
残念ながらその時の映像ではないですが)は、
逆に日本人にしか出せない世界があると思います
(自分はただのミーハーなので、難しいことはわかりませんが)

 

・・とまあ書き出すと、きりがなくなるのでもう止めますが
歌手には年齢的な声の寿命が避けられないので、一番いい時のものは、それこそ一期一会なので
ユーチューブだけでなくて、リアルタイムでも、もっと聞きたいもんです

 

・・今回は女性歌手中心だったので、次回は男性歌手フェバリットを・・ 「もう、ええって!」(ヨメ)

12月13日 比良のギャラリー

 

椿野さんの展示品を引き取りにいったついでに、比良まで足を伸ばしてみました

ここは湖西では有名な別荘地があって、ウチも土地を探してる時に一度来たことがあります
そしてここには個性的なギャラリーが沢山あるんです

こちらは登山口の入り口にある、ギャラリー”SKOG”さんで、今回が最後(?)だそうなので見に行きました

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二階の窓際の席でお茶を頂いたんですが、この窓からはびわ湖が見えます
今日は曇っててあまり見れませんでしたが、比良山のなだらかな稜線がきれいでした

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ギャラリー内はお客さんがいっぱいで、写真は撮れませんでしたが
旦那さんが作ったアイアンの壁掛けが素敵でした

その後は、もっと北の方にいってみました

比良とぴあの近くにあるアンティークショップ”アントレ”さんは、今年オープンの新しいギャラリーです

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昔のままの梁トラス工法で手作りしたという店内には
アンティークというより昭和の古道具屋っぽい家具がいっぱいです

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 こちらは、横の工房で家具のリメイクもやってて、古い家具がこんなに綺麗に変身してました

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そしてそのすぐ近くにある、ギャラリー”サラ”さんは
大きな門を入ると、中は回廊のようになってて、その中心に苔山があります

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ギャラリースペースの壁は、黒いベンガラで塗られて重厚な感じです

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とても個人の建物とは思えない雰囲気ですが、
比良にはこんなこだわりの場所がまだまだありそうなので、また探索に来たいと思います

11月15日 ヘスケス宙を駆る!


ヘスケスとは、ラグビーワールドカップの南アフリカ戦で、
あの逆転サヨナラトライを決めた、カーン・ヘスケスのことです


もう先月のことですが、あれはラグビーファンには忘れられない美しいシーンなので、

今更ですが、もう一度振り返ってみたいと思います

まずゴールライン手前でマフィがハンドオフでタックルをずらしてから、
少し”ためて”、
一番外側に走りこんできたヘスケスにラストパスを送ります

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ヘスケスの走りは、俊足でありながらタックルに強い重心の低い素晴らしいフォームですが
この球を受ける時、彼は(たぶん歩幅を合わせるために)空中にぴょーんと飛んで、ステップを切ったんですね

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実際は50センチ位でしょうが、正面からの映像では1メートル程も跳んでるように見えます

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長い間ラグビーを見てますが、こんな流れるようなジャンプステップを見たのは初めてです(しかもこの場面で!)


そして着地するやいなや、トップスピードでゴールラインに向かっていきますが、
相手ディフェンダーもすぐ目の前に迫ってます

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もうロスタイムで、これがラストプレーなんですが、優勝候補相手のこの試合の勝敗のみならず、
今までワールドカップでジャパンが30年近くも受け続けた、屈辱のリベンジへの思いも・・ううっ
そう、その全てがこの走りにかかってます

普段は端正で優しい顔のヘスケスも、もう鬼の形相です!

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赤いマウスピースがホントに般若のようですが、勇気の出る、いい表情ですねー


ディフェンダーはトライ(ボールをゴールラインを越えた地面に着けること)を阻止しようと、
体をすくうように横から跳びかかります

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ヘスケスは虎の子のボールを、接触で落とさないように体を捻って、
頭からゴールラインに飛びこんでいきます

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相手は手では防ぎきれないと思ったのか、今度は足を入れてきます
このプレーさえ止めたらその時点で勝ちなので、優勝候補の意地をかけて相手も必死です

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それでもそれを振りほどいて、遂にトラーイ!!

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そのまま芝生の上を横滑りしながら、トライを確信したヘスケスが左手を上げてアピールしてます(カッコいいー!)

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ただ、フラッグの位置から推測すると、サイドラインに押し出されるまで、ほんの50センチ程で、
今改めて見てみると、これはけっこうギリギリのプレーだったんですねー

実はヘスケスは178センチとラグビー選手としては小柄ですが、体重は100キロ近くあるんです
パワーとは、重さ×スピードなので、普通の選手だったら多分トライ出来なかったかもしれません

実況をよく聞いてみると、チームプレイをずっと言ってた解説者が、最後のほうは
「ヘスケスに回せば・・」とか「ヘスケスはどこだ」と、言ってます
この勝負に勝つのが、どんなにすごいことだってわかってたので、つい本音が出たんでしょう

 

トライ直後はみんな飛び上がってヘスケスに抱きついてますが、イングランドの関係者も一緒に叫んでるのが
 この試合の素晴らしさを物語ってます(審判はさすがに冷静で、相手選手はボー然としてますが

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ベンチも大騒ぎで、観客のおじさん達はもう泣いてます・・(今まで悔しかったもんなー)

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結局最後はマフィとヘスケスの個人技で勝ったんですが、改めて彼ら南洋系ルーツの身体能力には驚きました
あの走りを出来る日本人選手は、残念ながらまだいないでしょうねー(全盛期の大畑くらいでしょうか

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外人選手の多いチームに違和感を唱える人もいるそうですが、
これは高校球児が甲子園に行くために、地方の高校に行くようなもんだと思います(たぶん)

彼らと一緒にプレーすることで、日本人選手も今以上にレベルアップして
いつかまた、こんな美しいスポーツシーンを見せてもらいたいもんです

10月22日 コーナンのワンバイ


大阪ではコーナンというホームセンターが一番多くて、ウチもいつも利用させてもらってます

木工では一番よく使ってる、というより殆どこれだけで作ってるかもというワンバイ材ですが
コーナンに置いてるワンバイはどうもイマイチなんです
そのために今までは、わざわざ遠いホームセンターまで買いに行ってたんですが、
今日コーナンに行くと同じ物がありました♪

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今までのは木目が粗くて節も多く軽かったんですが、これは目が細かくてずっしり重いんです

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ちなみにワンバイ(ワンバイフォー)とはSPF材のことなのですが、SPFというのは一種類の木ではなくて
スプルース(米トウヒ)パイン(松)ファー(モミ )の松系三種の略で、原産地の北米では同じ森に
一緒に生えてるのをまとめて切るので、混じってしまうそうなんです

森によって種類の差がでるので、ホームセンターの素材の違いは伐採地の違いじゃないかと思います(たぶん)
そして輸入物の木が安いのは、向こうの森は平坦で大型の重機やトラックで一気に伐採運搬できるんですが、
日本の山は急傾斜のために大型機械が入れず、人による危険な作業になるためだそうです(農業問題と同じですね)

 

早速いつものようにまとめ買いしました。これで遠い所まで買いに行かなくてすみます

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ワンバイやツーバイを買うときは、端から見て真っすぐなものを選びます
多少は反っていても使えるんですが、下の様にひねっているものは使えないので、はねておきます
上の様な大きな台車の上に積み重ねた時に、ガタガタしないかでも確かめられます

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買ってきてからも反りがでることがあるので、工場にはいつも50本以上は立てて
乾かしてるんですが、大体いつも一ヵ月位で使ってしまいます

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