2月23日 風になりたい with吉田拓郎 (冬はこたつでユーチューブ・・)


・・ということで、ダンナはひとりこたつで音楽三昧・・

 

先日、BSでやってる”The Covers”という番組で”真心ブラザーズ”というデュオが
吉田拓郎の”風になりたい”をカバーしてました 

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吉田拓郎は、自分たちの世代には”信者”と言われるほどのファンが沢山いて
自分はそれほどではないですが、”人生を語らず”のアルバムは学生時代よく聞いたもんです

で、その拓郎の曲の中で一番好きな曲が、実はこの”風になりたい”という曲なんです
(カラオケでは、もっぱら”シンシア”ですが・・(笑))

でもこの曲は、なぜかほとんどヒットしなかったので、取り上げられたことに、
最初は意外だったんですが、いちばん驚いたのは、歌う前の曲に対するコメントが、
自分が思ってたのとまったく同じだったことです

曲への思いなんて、所詮個人的なもんだとあきらめてたんで「そうそう、そうなんだよなー」って、
おもわず画面に言ってしまいました(笑)

その時の映像がもうユーチューブにアップされてますが
本家もやっぱりいいので、こっちもおすすめします

サビに入る前の、♪たばこのかおりと~♪っていうフレーズからの節回しが
いかにも”タクロー”って感じですねー


彼は一般的には”落陽”や”流星”のような、いわゆる”拓郎節”的な硬派なイ
メージが強いんですが、
”花酔曲”や”ルームライト”のような、情緒たっぷりの曲も沢山書いてます

もともと初期の”旅の宿”や”お伽草子”などは、かなり心象的でちょっと不思議な雰囲気だし、
”野の仏”は、さらに悟りっぽい心境すら感じます
作詞は岡本おさみですが)

そのカリスマ的なキャラクターのために忘れがちですが、作家としての才能と幅の広さが
やっぱりすごいと思うし、それがこの”風になりたい”に集約されてると思うんですが・・


拓郎といえば、以前おやまの自治会の役員さんに、その熱狂的な”信者”さんがいて、2006年にあった

つま恋コンサートに、ご夫婦で行った時のDVDを、その方の別荘の大画面で見せてもらいました

その時はお酒も入ってたんで、おしゃべりしながら何気なくみてたんですが、
終盤の一番盛り上がった時に、女の人がステージに出てきて、
いきなり歌い始めました
少し酔ってたので、最初はそれが誰だかわからなかったんですが、

そのタダモノではないオーラによく見ると、なんと中島みゆきではあーりませんか
まったくのサプライズだったそうで、客席もあっけにとられてたようですが、ホントに驚きました

まあ今ではこれは伝説的なシーンになってるそうで、ファン以外の人でもしってるでしょうけど、
それがこのシーンです

拓郎もその後のラジオ番組で言ってたように、ホント「全部もっていかれた~」って感じですねー
ちなみに”永遠の嘘をついてくれ”というのは、スランプになった拓郎に、中島みゆきが送った
メッセージだったそうですが、他の人の曲なら多分歌わなかったでしょうね

それにしても、カリスマ拓郎を子供の様にビビらせる(?)中島みゆきって、いったい・・

・     ・


ところで、Coversに出てもらいたい歌手の一人に”島津亜矢”がいます

演歌歌手のイメージが強いですが、以前から「うまいなー」と思ってました
今は少し抑えてるようですが、歌い上げる力は現状の女性歌手ではSuperflyと双璧でしょう
以前に歌ってる、先ほどの拓郎作の”襟裳岬”はなかなかいいです

去年やっと紅白にもでましたが、なぜか今まで大きなヒットはなくて、初めて見たときは、
その容姿からも(失礼)日本の”スーザンボイル”だって思ってました(笑)

・   ・

歌のうまさは、その人の持って生まれた声の魅力でもあると思いますが
声量だけでなく、静かに歌う”カーペンターズ”のカレンの、まろやかな声なんかは、今でも癒されます
ヒットしてた当時は、ちょっと優等生っぽくて苦手だったんですが、本人の事情を後で知ると、せつなくも聞こえます)
ど真ん中の音楽番組だった”青春のポップス”でもよく取り上げられてましたが、
そのエンディングで使われた”天使のささやき”も大好きです。このころの洋楽はホントいいですなー
邦楽の癒し系は、前に倉本聰のドラマにも使われた平原綾香の”明日”かな(原曲はカナダですが)

そして、いわゆる”歌唱力”というものを追っかけていくと、どうしても外せないのがオペラやクラシックです
サラ・ブライトマンのTime to say goobyeなどは、ちょっと日本人には無理かもと思う発声ですが、
以前3大テノールが来日した時に、同じステージで歌われた時の、森麻季さんの”からたちの花
残念ながらその時の映像ではないですが)は、
逆に日本人にしか出せない世界があると思います
(自分はただのミーハーなので、難しいことはわかりませんが)

 

・・とまあ書き出すと、きりがなくなるのでもう止めますが
歌手には年齢的な声の寿命が避けられないので、一番いい時のものは、それこそ一期一会なので
ユーチューブだけでなくて、リアルタイムでも、もっと聞きたいもんです

 

・・今回は女性歌手中心だったので、次回は男性歌手フェバリットを・・ 「もう、ええって!」(ヨメ)