5年前の秋のブログにこんな記事があります
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2011年 10月2日
お客さんよりオーダー用のサンプルを送ってもらったんですが、
その梱包用の新聞にイチローの最終戦が終わった時の写真が載ってました。
ウチの新聞にはなかったのに、さすが神戸新聞、それも一面です
イチローの連続200本安打記録には興味があってずっと見てたんですが、今年はついにその記録も
途絶えてしまい、さぞ悔しい思いをしてるんだろうなと思っていたのでこの笑顔にはちょっと驚いたんです
でもなんかよかったです。こっちもなぜか救われたような気がしました
でも今年の184本というのは実はちょっと特別な数字なんです
もしあと3年間184本打てば計552本、するとトータルの通算安打が4258本!
つまりあの二度と破れないと言われてるP・ローズの記録4256本を超えるんですね(日米通算ですが)
日本では2千本で名球会入りという名誉なので、その数字の凄さがわかると思います
200はもう無理でも184×3ならいけるんじゃない? がんばれ40歳まで!
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そのイチローが、今日その記録を達成しました!
たまたま早起きしてリアルタイムで見ることができました
アメリカのTV画面でも、塁上の画像の下に記録のテロップが付いてます
ここ2,3年はスランプで184本どころか去年は100本も打てなくて、その分予想より
2年ほど余分にかかったけど、”それでも”達成するという結果を残したことには感嘆します
そして年間200本打つというのが、どんなに凄いことだってことを改めて知らされました
ただ周りの雰囲気は、日米通算記録ということで、それほどでもなくて、
相手チームの選手が一人祝福に来たくらいでした (^^;)
昔、王さんがホームラン記録を作った時とは、えらい違いです
(そのために国民栄誉賞が出来たくらいだったのに)
本人もあと20本余りになってる3000本の方に気持ちはシフトしてるといってるんですが
自分は断然こっちの記録の方が、重要だって思ってます
だって世界記録なんだから!(それもひょっとしたら、もう誰も越えられないかもしれない程の)
実は本人も内心はそう思ってるんじゃないかと思ってます
「日本の記録を足してるので、あくまで参考記録」という意見には、あえて反論せずに
「大リーグだけより日本球界だけで、この記録を抜くのが(試合数が少ないので)一番難しい」
というコメントにその自負を感じるからです(かなり間接的な表現ですが)
もちろん参考記録ということに対しては異論はありませんが、よく言われるように
”もし”最初から大リーグでやってれば、とっくに越えてたと思うのは、
渡米するまで日本では、何と7年連続首位打者だったんです(この記録が実は一番すごいと思ってるんですが、
日本国内のナンバーワンだと思ってたレベルは、そのまま世界でも一番だったわけです)
ヒット狙いのプレースタイルがアメリカ受けしないのは確かですが、(一塁に近い)左打席から、
打ってすぐに走るっていう技術を極めることは、シンプルだけど意外と誰もやってなかったんですね
そういえば、王さんの一本足打法も、今でも誰もやってない(できない)もんなあ
やっぱり天才っていうのは、オリジナルなんですねー