白板のフォトフレーム(アクリカバー付)
ツートンカラーの学習机はキャビネット固定型 です
サムライ京都店、追加什器
サムライ京都店さんのオープンに向けて、正面入口横のスペースと店内のディスプレイをやりました
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白い玉砂利が敷かれてるだけのスペースに、町家に合うようなディスプレイをしてほしいとのことでした
今回は「デザインもやって」と言われたので、イメージの絵を書いてみました
玉砂利を川の様に敷いて、竹と石と行灯で典型的な坪庭っぽい感じにしてみました
草の部分はホントの庭なら玉竜(リュウノヒゲ) を使うんですが、本物は維持が大変なので人工芝で代用します
最近ホームセンターでよく見る毛足の長い人工芝なら、ぱっと見は玉竜にみえるはず(?)
青竹は本物ですが、小枝の笹はすぐに枯れるのでビニール製の造花です
竹の節の所に穴を開けて差し込めば、枝が生えてる様に見えます
絵では竹は3本ですが、現場で立ててみたバランスで変更するかもしれないので、大小色々持っていきます
竹を立てるためのベースも鉄筋で作っておきます
プラスチック障子を張った行灯と、久しぶりにスチロールを削って色々なサイズの擬岩も作りました
行灯には発熱の少ないLEDランプを使いますが、一応上下に熱抜きの穴も開けておきます
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行ってみると、正面は格子で仕切られていました
坪庭ディスプレイは、その格子と内窓の間の2帖程のスペースで行いました
竹は結局2本立てた時点であっさり決まったんですが、岩の配置には一時間以上悩みました
丸窓が正面ではなく右側に変更されてたので、 行灯も絵とは逆の右側に置きました
内の玄関横から丸窓越しにみた景色が、いちばん坪庭っぽいです
後で竹の下から照明を当てるそうなので、夜はもっときれいでしょうね
竹が余ったので、階段下のデッドスペースもついでにディスプレイしました
ここは赤いもみじに合わせてみました
中の売り場には壁面ディスプレイ用に、障子風のオブジェを作りました

これは舞台屋の友人のデザインです
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これにもプラスチック障子紙を使いました
これは紙と違って破れないし、一枚800円と安いのでよく使います
裏側にLEDのテープライトを張った丸い行灯ボックスを、障子から少し浮かせて付けています
スイッチを入れると真ん中に満月がボンヤリ浮かび上がります。相変わらずの月好きです
和紙を切り貼りした丸いラインは、多分雲のイメージですね
仕事柄か、ちょっと舞台の小道具っぽいです
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開店が近いので什器にも商品が並び終わってました
奥には開店セール用の福袋も沢山積まれてました
思った以上に商品(ジーンズ)ともマッチしててよかったです♪
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小屋の前のスペースに、レンガのペイピングをしました
(これは実は先月もう出来てたんですがアップし忘れたので改めてアップします)
レンガの厚さ分だけ掘って防草用に余ってたタイルカーペットを敷いて、レンガを並べていきました
並べ終わると目地に土を入れて水を撒いて固めました。
レイアウトがまた変わった時に、すぐ取れるようにモルタルは使わずに基本的には置いてるだけです
椅子とミニテーブルはここに置いて、小屋の中にはいずれ棚を付ける予定です
花は春に植える予定ですが、根を伸ばしておくために早めにポット苗を
土に植えておいた方がいいそうなので、先月苗を買いました
苗は時間をかけて色々探したかったんですが、遅くても11月までには植えておくそうなので
手っ取り早く、ネットで”イングリッシュガーデンセット”っていうのをとりました
とりあえず奥の壁際と裏の畑に植えましたが、苗自体がもう最後の売れ残りっぽかったので
冬が越せるかちょっと不安です。なんとか春までもてば、これから作る花壇に植え替える予定です
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さていよいよメインの花壇作りですが、最初は”風のガーデン”や”上野ファーム”の様に
草花の中にレンガの小道があるっていう感じにしたかったんですが
実際に壁際の土の入れ替えをやってみて、いきなりそれは無理っぽいと思いました
ここの土は元々も駐車場だったようで、砂利(砕石)が多くてそのままではとても花は植えられないので
まず土作りからやらなければいけないんですが、車で踏まれてとても固くて大変なんです
そこで”花壇の中に道を付ける”のはやめて、まずは”道の周りに花壇がある”、形に方向転換することにしました
イメージは前にBSで放送されてた”ベス・チャト-の砂利の庭”です
録画してたものをもう一度見てみると、そこも元は駐車場だったそうです
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ホースでレイアウトした位置に花壇を作っていったそうです
この工程をそのままやらなければいけないわけですが、ホントに出来るんでしょうか?
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でももし出来たらこんな感じに・・♪ (なるかあ!)
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まあ千里の道も一歩から・・、とりあえず小屋の前からやってみようと思いました
まず土を掘り起こして、フルイにかけて砂利を取ってから、”華遊”さんで買った腐葉土(地球の友)と
ホームセンターで買った培養土を混ぜてもう一度穴に戻しました
ところが二人で 丸一日やっても、せいぜい1㎡位がやっとです
こりゃあかん、このペースじゃ土作りだけで一年かかってしまう。そして多分腰がもたない
何とかもっと楽に速くできる方法を考えなければ・・
作業的には、土おこし→土フルイ→混ぜる作業ですが、混ぜる時はもう柔らかくなって楽なので
土おこしとフルイの作業を、何とかもっと楽にやる方法を色々考えてみました
まず土おこしは、固くてスコップがまったく使えないので、代わりにクワやツルハシを使うんですが
これがけっこう大変なんです
そこでもっと楽な道具がないかとホームセンターを色々探してみると、”芝生用スパイク”っていう物を見つけました
(もっと歯の大きなアルミ製の土おこしもあったんですが、固い土には無理っぽかった)
これなら歯が短くて鋭いので、固い土にも入るかもしれません
ただなぜか歯が縦方向に付いてたので、カットして横向きに付け替えました
スコップと同じように踏んで使います。 最初はコツが掴めずに中々刺さりませんでしたが、
ちょっとジャンプするように踵で踏むと、 かなり固い所にもグサッと刺さりました
刺さったら持ち手を捻って土をおこしていきます
いきなり深くはおこせませんが、同じ所を二回やるとスコップで掘るくらいの深さをおこせました
これだと腰を伸ばして作業出来るので楽なんです。クワと併用して使えば何とかいけそうです
(まあどうしてもダメなら最後はユンボの出番かな)
土おこしはこれで何とかなりそうなので、次は土フルイです
まずネットで手回しの機械が四千円位であったので、とって使ってみました
でもこれは元々草の根と土をふるうものだったようで、砂利の多い土には全く役にたちませんでした
そこで土フルイの道具をネットで色々調べてみると、ドラムの回転式の方法がウチの土には
合うような気がしたので、色々 アップされてた画像を参考にしてベニヤで作ってみました
六角のアミの両端に円盤がついてる構造です 一枚だけフタになっててそこから土を入れて回します
土が詰りにくいように、軸受けではなくキャスターで円盤を受ける形にしました
ついでに一番シンプルな形のフルイも金網で作っておきます
それともう一つ作っておきたかったものがあったので、それもついでに作ることにしました
それは土を運ぶ一輪車です(ネコ車ともいいます)
普通の一輪車はこんな形で、物を乗せる台が上の方にあるので、
重い物を乗せる時に 持ち上げなければいけないんです
そこでもっと低い台車を前から作りたかったんです
タイヤは以前ロハスフェスタに出店した時に、万博の芝生搬入用に買ったものがあったので
それを使うことにしました(一個、800円)
これにそのまま台を付けてもかなり低いんですが、もっと低くしたいと思います
まず軸をカットしてL型の鉄板に溶接します
それを浅く作ったベニヤの箱の裏に付けて
ひっくり返してタイヤを付けると、ギリギリ低い台車になりました
持ち手を付けて防水を兼ねたペンキ(フィラー)も塗っておきます
ガタガタの荒れ地では使えませんが、これだとあまり持ち上げなくてもいいので、腰も全然楽なんです
さて回転ドラム式のフルイ機は、使ってみるとたしかにスムーズなんですが・・
ふるい終わった後にいちいち砂利を取り出すのがけっこうめんどくさい
結局オーソドックスなフルイが一番使いやすかったかも
でも全て手作業でやるには、どう考えても量的に無理があるので 何か使える機械はないかと、もう一度探すと
奥の物置にコンクリート用のミニミキサーがあるのを思い出しました
これなら回転がゆっくりなので、そのまま利用できそうです
ミキサーの中には撹拌用に3枚の羽が付いています
そこでそのサイズに合わせて、三角の枠に金網を張ったものを作りました
それをミキサーに突っ込んで土を入れて回すと
カゴの中に砂利が残って、ふるわれた土がミキサー中にたまりました
ただこのやり方だと回転するうちに、ふるわれた土がまたカゴに戻ってしまうので
今度は鉄で丸いカゴを作りました
このカゴにはミキサーの深さと同じ脚を付けて、土は中に入らないようにしました
ついでに砂利を入れるガラ袋の台も作っておきます
こんなかんじでアミの部分はミキサーの口から外側に出ています
ミキサーの口に番線を巻いて固定しましたが、カバーがないので低回転とはいえ
軍手を引っ掛けないように気を付けなければいけません
少し斜め上に傾けたカゴに土を入れると、砂利だけが中に入って土は下に落ちました
これだと終わる度にミキサーを傾けて、土をいちいち出さなくていいのですが
中に溜まった砂利が、ガラガラとかなりうるさい
でもやってるうちに、いい方法を見つけました
それは底をベニヤで塞いで、今度はカゴを逆に少し下向きにします
すると砂利は中に溜まらずに、手前に落ちてくるのでそのまま袋に入れられます
スコップで入れるときも、手加減する必要なく奥の板に当てるように思い切り投げ入れられます
前から土を入れて、前から砂利を出す、っていうのがポイントですが
多分これが土フルイの一番効率的なやり方だと思いました
(市販されてるドラム式のフルイ機は、後ろの高い口から入れるのでスコップで入れるのが大変そう)
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この発明(?)で一気に作業スピードがアップしたので、がんばって何とか春までに右半分やるのが目標です
まあ、おやま時代に横の雑木林を開墾してた時と比べるとずっとマシだし
(あの時は取っても取っても生えてくる木の根っこに、ついにギブ)
こういう長期の制作物は、あまり先を見ずに近い目標を設定するのがモチベーションを保つコツなんです
”まずは半分”です(でも半分できると、なぜか残りの半分はずっと簡単にできるんですね)
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ご近所さんからは「ディズニーランドをつくるの?」と言われてます(笑)
でも「出来るのが楽しみですね」と、ちょっと期待もされてるようなので、何とかがんばらねば
(腰をやられないように気を付けながら)
企画展 ”風曜日にようこそ”が始まったのでさっそく見に行きました
こちらのご主人は、”庭師だいすけ”さんなので、ここのお庭がすばらしいんです
びわこの玄関アプローチは、じつはここの石組みを真似させてもらったんですね
今回のテーマが”クリスマスと干支”ということで、25人の作家さんの作品がきれいに展示されてました
ウチから出した中で唯一クリスマスっぽいものだった、このアイアンの行燈はすぐに売れたそうです
そしてそれを置くために持っていった、いつもの格子棚はなんと3台も買ってもらいました
アイアンの格子棚と上のランプも
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ミニストーブとペンダントランプも二個ずつ売れたそうです
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一昨年から二年連続で作品展をしたので、何とかその流れで一年に一度はお店以外での出展を
ノルマにしようと思い、急遽参加させてもらったんですが、
小さい段ボール箱二個ほどの出品だったのに、その半分近くもsoldoutになってちょっと驚きました
多分ほかの作家さんの本物に混じって、いつもの雑貨が作品っぽくみえたんでしょうね
でも車いっぱい持って行って搬入設営した去年と比べると、全然楽させてもらってなんか申し訳ない気もします
椿野さん今回はありがとうございました。
梅田のジーンズショップ”SAMURAI”さんが、今度京都に支店を出すことになり
その陳列用の全ての什器をオーダーされたので、改装中の町家の店舗を現調に行きました
什器のデザインはこの話を持ってきた友人がやるんですが、彼は建築家ではなくて本業はイベント等の舞台屋なんです
ただ今回のテーマが京都の町家という事で「時代劇のセットっぽく」だったので、舞台の装飾や小道具等の製作で
普段から 彼のセンスをよく知ってる、ジーンズショップの社長さんから是非にとお願いされたそうです
そしてこれが彼の書いた図面です
一階と二階のツーフロア分、合わせて11台の什器があります
設計屋が書くと平面と立面の真四角で無機質なキャド図面になるんですが、彼の場合は斜めから見た立体図だけです
この絵に大まかな寸法が入ってるだけで、後の細かい事は作る人にお任せということでした
この絵を見た現場の大工さん達も「こりゃーわかりやすいなー!」「俺にもこんな図面がほしい!」と盛り上がってました(笑)
自分も彼がこんな絵が描けることは知らなかったので驚いたんですが、すぐに形をメージすることが出来たので、
”おまかせ”されるプレッシャーは少しあったけど俄然 やる気も出てきました
・ ・ ・
その後1ヶ月程でようやく全部完成したので、京都に納品に行ってきました
看板がまだ付いてないので、お店に見えませんが外装も殆ど出来てました
そして完成した什器は、まず一階の分からです
一つ目は入り口横の下駄箱です
格子の引き戸に天板は支給された竹の敷物を貼ってます
次に売り場に入ってすぐ右側にある棚です
天板はワンバイでサイドは杉板のステイン仕上げで月の切り抜きをしてます
奥の売り場にあるハンガーラックは黒竹の棒を使いました
その横にある四角いキューブを21個積み上げた棚です。バラして別の形に組み替えることもできます
一番奥にあるガラスケースです。両サイドのコーナーからLEDのテープライトで照らしてます
コーナーに置く丸テーブルは漆っぽい艶あり塗装で、下が行灯になってます
階段前に置く衝立はルーターでロゴを彫込ました
キューブ以外は殆ど無垢材のステイン仕上げなので、内装の落ち着いた感じとよく合ってます
二階は4帖程の畳の間と床の間に4台の什器を作りました
真ん中に収納を兼ねたテーブルを置きました。両側の引き出しの正面にも竹の編み物を貼ってます
奥の板の間には、引き戸の収納の上に、二段に変更された棚をつけました
左側の壁には一番大きな什器です。階段を上げるために分割して作りました
床の間には漆風の格子でハンガー掛けの金物をカバーしてます
ベースは縞鋼板をそのまま使ってます
特に和風を意識したつもりはないんですが、畳の間にもしっくり合ってると思います
・ ・ ・
”時代劇のセット”っぽくなったかどうかはわかりませんが、絵が分かりやすかったのでとても作りやすかったです
彼にも「ばっちり!イメージどうりじゃん」と喜んでもらいました
今回は実用性を守った上で、最終的なイメージを作り手に任せてもらえたのがうれしかったですね
実際、図面の段階で完璧なバランスを決められる人って、なかなかいないんですよねー(それがデザイナーの腕なんですが)
そして作り手とクライアントが近かかったのも、よかったと思います
いつものお仕事なら(特に大きな組織になればなるほど)間に色んな人が入るので、そっちがいいとわかってても臨機応変な変更等、到底不可能です
もちろん時間と予算の制約があるからなんですが、ホントは各担当者が(サラリーマンなので?)責任をとりたくないので
”無難に無難に”やろうとして、逆に無駄なことをたくさんやって、結局面白くないものになるんですね~
まあ分業なので仕方ないし末端の自分にはもちろん決定権はないんですが、貧乏性なのでつい「もったいないなー」といつも思います
・ ・ ・
お店は1月11日にオープンするそうなので、お近くに行った時はぜひ見に行ってください(もちろんジーンズも)
場所はこちらです
ガーデンシェッドが出来たので、次は両サイドのガーデンウォールを作ります
シェッドと同じ様にベースにはベニヤのリースパネルを流用しました
耐久性はブロック等で作った方がいいんでしょうが、もし撤去する事になった時に楽だし,産廃を沢山出さなくてすみます
二枚のパネルで角材をサンドイッチして、ルーフィングとラスをまいてからモルタルを塗りました
高い方と低い方を両サイド二枚ずつ計4枚です。高い方は上下二分割で作りました
倒れドメ用の小さいのも二個作りました
モルタルが塗れた所で持ってみると、中が空洞とはいえさすがに重い
腰痛持ちのヨメにはちょっと危険な重さなので、ブロックの上に設置する方法を色々シュミレーションしてみました
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塗装も出来たので、いよいよ設置に向かいました
持ち手の木を付けると持ちやすくなって、機械なしでもなんとか二人で設置できました
ブロックの穴に防水加工した角材を沢山差して、真ん中の隙間からモルタルを流し込んで固定しました
ここまでは順調だったのですが、分割された上の壁を付けると、ちょっとイメージより壁が高すぎる気が・・
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フェイクとはいえ石壁なんで、思った以上に迫力があるんですね
まあいつものノリで、ちゃんと図面を書かずにいきなり作ったのが悪いんですが
せめて一度仮組みするべきだったかも。でもなんせ重かったから・・
仕方ないので下の段だけ付けて、もう一度持って帰りました
そして30センチ程カットしました。これがホントの石なら丸ノコでは切れません
次の週にもう一度付け直しました
低い方も付けました。やっぱりこれくらいの高さがシェッドとのバランスもよさそうです
倒れドメのミニ壁もブロックに固定しました
反対側の壁も同じ様に付けました
全体を見ると、バス停にまるで羽根が付いた様です(でも飛びません)
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まだ前に植物がないので、ちょっと壁が目立ち過ぎてますが、
壁はあくまで背景なので、いずれ草花の間からチラッと見える位が理想です
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次に壁の前の土を入れ替えるために、土留め用のレンガを仮置きしました
レンガを積み終わると、ヨメが何やらやりはじめました
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しばらくすると、アイビーが植えられてました
レンガはあくまで仮置きなのでそれまでの植栽ですが、ちょっと緑が入るだけで雰囲気が変わりますね
ウォールを背景にすると予想以上にいい感じです♪
はやく花も植えたいものですが、次はレンガの道を付ける予定です