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~3月30日 年度末のお仕事色々


年度末は企業の決算期で毎年忙しいのですが、今年は例年にも増して
ぎりぎりまで色んな物件が重なり大変でした


まず小物は、道の駅の追加台10個と、撮影用小道具の赤いベンチ2台

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こんな形の物(何に使うかは不明)

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これは、ある住宅メーカーの実寸大の基礎模型

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昨年社屋を新築された神戸の医療メーカーの壁面ディスプレイ

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靭公園の横にある科学技術館でのブースは、企画が間に合わず、結局半分だけになりました

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その壁面に付ける、クイズの手回し盤は4個作りました

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デジタルアート全盛の時代に超アナログな仕掛けですが、
実際に手で回すものは、子供には意外と受けるそうです


それと久々にテレビの製作チームから応援を頼まれました

ほぼ10年ぶり位で、引退された方も中にいたんですが、皆さんまだまだ現役でした
今回は報道番組のセットだそうです


まずは模型を見ながら打ち合わせ


ウチが受けたのは、この後ろの下台とその上の2台のオブジェ(?)です

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「なるべく沢山受けて下さい」とのことでしたが、時期的にこれ位が限界でした

右側の直のオブジェは、長さが8mもあるので二分割で作りました

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その後ろの壁パネルには凹凸模様の板を貼ります
色んな種類のものがあって、背景には今はこれが主流です

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下の台は4分割です

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左のオブジェは曲面のアンドンになってますが、点灯した所は今度テレビで見てみます

 

・     ・

・・いつものことながら、ディスプレイ仕事は納期が決まってるので重なると大変です
以前ならともかく、このペースでやるのは、さすがにもういっぱいいっぱいでした
それにしても、年度末に集中する発注は何とかならないもんですかねー

1月6日 ろくろ脚のテーブル、その後

 

クリスマスディスプレイのやり変えに、いつものウインドウに行くと
店内に先日作ったテーブルが置いてありました
(ここはいつも年明けまでクリスマス装飾を置いてるんですが、外国ではそれは普通だそうです)

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塗装は周りの什器に合わせてプロの塗装屋さんがやったんですが、さすがにエイジングもピッタリですね

1月9日 町家ジーンズショップの開店前ディスプレイ

 

サムライ京都店さんのオープンに向けて、正面入口横のスペースと店内のディスプレイをやりました

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白い玉砂利が敷かれてるだけのスペースに、町家に合うようなディスプレイをしてほしいとのことでした

今回は「デザインもやって」と言われたので、イメージの絵を書いてみました

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玉砂利を川の様に敷いて、竹と石と行灯で典型的な坪庭っぽい感じにしてみました

草の部分はホントの庭なら玉竜(リュウノヒゲ) を使うんですが、本物は維持が大変なので人工芝で代用します
最近ホームセンターでよく見る毛足の長い人工芝なら、ぱっと見は玉竜にみえるはず(?)

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青竹は本物ですが、小枝の笹はすぐに枯れるのでビニール製の造花です
竹の節の所に穴を開けて差し込めば、枝が生えてる様に見えます
絵では竹は3本ですが、現場で立ててみたバランスで変更するかもしれないので、大小色々持っていきます
竹を立てるためのベースも鉄筋で作っておきます

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プラスチック障子を張った行灯と、久しぶりにスチロールを削って色々なサイズの擬岩も作りました
行灯には発熱の少ないLEDランプを使いますが、一応上下に熱抜きの穴も開けておきます

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行ってみると、正面は格子で仕切られていました
坪庭ディスプレイは、その格子と内窓の間の2帖程のスペースで行いました

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竹は結局2本立てた時点であっさり決まったんですが、岩の配置には一時間以上悩みました

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丸窓が正面ではなく右側に変更されてたので、  行灯も絵とは逆の右側に置きました     

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内の玄関横から丸窓越しにみた景色が、いちばん坪庭っぽいです
後で竹の下から照明を当てるそうなので、夜はもっときれいでしょうね

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竹が余ったので、階段下のデッドスペースもついでにディスプレイしました
ここは赤いもみじに合わせてみました

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中の売り場には壁面ディスプレイ用に、障子風のオブジェを作りました

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これは舞台屋の友人のデザインです

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これにもプラスチック障子紙を使いました
これは紙と違って破れないし、一枚800円と安いのでよく使います

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裏側にLEDのテープライトを張った丸い行灯ボックスを、障子から少し浮かせて付けています

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スイッチを入れると真ん中に満月がボンヤリ浮かび上がります。相変わらずの月好きです
和紙を切り貼りした丸いラインは、多分雲のイメージですね

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仕事柄か、ちょっと舞台の小道具っぽいです

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開店が近いので什器にも商品が並び終わってました

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奥には開店セール用の福袋も沢山積まれてました 

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思った以上に商品(ジーンズ)ともマッチしててよかったです♪

11月26日 医療機器のツリー


医療機器メーカーの代理店さんからの依頼で、よく医療機器の展示や練習用の台を作ってるんですが

おかげでカテーテルだの鉗子だの物騒な(?)ものは、お医者さん並によく触ってます(笑)

今回のものは内視鏡手術の道具らしいです?(いつも渡されるだけでよくわからない

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 木とアクリルで作った台に、針の太さ順に縦に並べて展示します

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 そして下からLEDの照明を当てると、な、なんと先端が赤く光ります

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 ひょっとしてこれは医療機器じゃなくて、実は光ファイバーのイルミネーションなのかも!あほ)

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それにしてもこういう機器を見ていつも思うのは、手術って結局手作業なんだなーということです
( 医者の仲間内では大工仕事だって言われてるそうです(”研修医なな子”より))
そこでちょっと心配なのは、医者になるような”勉強ができる人”って意外と不器用だったり・・
ホントは指示するだけで、実際の執刀はマジシャンや”TVチャンピオン手先の器用王”のような
神業の手を持つ人に代行させられないのかなーと思ったりします(まあ無理だろうけど)
でも最近、機器の操作がどんどんゲーム機っぽくになってきてるのは、多分そういうことな気がしてなりません
                                              (ゲームならオタクが無敵

10月12日 ろくろ脚のテーブル


ろくろ脚といって、旋盤で飾り切りした脚を使ったディスプレイ用のテーブルと飾り棚をオーダーされました

脚のデザインはミリ単位で指定されてます

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この脚はさすがにウチでは出来ないのでネットで調べて、長野の業者さんに図面を送ってみました

すると5日程で図面ピッタリの脚が送られてきました

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これは多分コンピュータで入力カットしてるようですね

もちろんその脚を使ったテーブルは一発OKでした(塗装前)

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飾り棚にはこんな脚を使いました

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それにしてもネットのおかげで何でも手に入る便利な時代になって、ありがたい反面
ぼーっとしてると取り残されそうで、ちょっとこわい気もします(もう取り残されてるかも)

10月18日 企業の礎


ある大手造船メーカーさんの創業時代の船台基礎を展示する台を作りました

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明治時代の基礎はコンクリートではなくて、なんと松杭を土地に沢山埋めて上の船台を支えたそうです
これはその中の一本だそうで、会社の歴史として展示するんだそうです

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木って虫にさえやられなければ意外と長い間大丈夫なものなんですねー