花壇の花は殆ど終わって、代わりになぜかコスモスがどんどん生えてきました
多分、土に種が混じってたんでしょう
このまま大きくなれば、最初の予定だったコスモス畑になるかも♪
サンルームのブドウは順調に広がってます
そしてまだ固いですが、なんと実もたくさん付いてます
元々このブドウの苗は、通販でブドウ(の実)を注文したつもりがなぜか苗がきてしまったので・・と、
ある方に頂いたものなんで、もし実が取れれば、一番におすそ分けしたいと思います
先月作った石畳の周りは、グランドカバーのヒメイワダレ草が広がっていい感じです
その門の横の桂とミズナラも、枝を伸ばして入り口が木のアーチになってます
そしてまたしても、変なもの発見!
この虫(?)は、多分葉っぱの擬態をしてるんでしょうね
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庭の小屋の中に置く棚を、廃棄予定の合板で作りました
合板の粗さを隠すためにアンティーク風にヨゴシ塗装しました
ガーデニング用の小道具を収納できますが、ちょっと前でお茶する時の小物を置いてもオシャレかも
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そして庭作りの最後の仕上げは、入り口の門周りです
ここに門を作って、ここから庭に入るようにします
まずプランを思いつくままに書いてみました
絵はいつもの下手っぴなんですが、立体にして自分で書くと、頭の中のイメージが体に入るようで
作るときの作業効率が全然上がるので、作る前には(人のデザインの時でも)必ず書くようにしてます
(製作に入ると殆ど見ませんが)
玄関前と同じ様に、両側に柱を立てて、それに木の柵とアイアンの門扉を付けるつもりです
そしてその右側にウォールと同じ素材で、家の外溝でよくみるアールの壁を付けたいを思います
そのイメージの元は以前、杉野宣雄氏の押し花展の見附ディスプレイ用に作った後ろの壁です
この時は会場内にも色んな形の壁を作って、仕切り代りにしました
考えてみれば、塗り壁のウォールは昔からけっこう作ってたんでした
これは漆喰を塗ったんですが、今回はウォールと同じスチロール入のモルタルを塗ります
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まず大小二個セットを、曲げべニヤでベースの形を作ります
それに、後ろの壁の時と同じ様にルーフィングを巻いてラスを張ります
次にスチロール入りモルタルをコテで塗ります
乾いたらペンキを塗って、ヨゴシをかければ完成です
後ろにおいてある焼き丸太の杭は、車道用の柵を作るためのものです
その壁に付けるアイアンの切り文字も作りました
切れ残りは白板に付けて、まだ何もなかった小屋の棚の飾りました
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杭の柵と、角柱の門柱も出来たので一緒に取り付けに行きました
まず穴を掘って、アールの壁をたてます
二個のバランスを色々調整してこんな感じにしましたが、小さい壁の前には何か植栽するつもりです
次に門柱を立てます
この柱に柵と門扉を取り付けるので、下は深めに掘ってセメントで固めました
そして焼杭で作った車道用の柵をつけました
この柵のデザインは、ターシャさんの庭、コーギーコテージの柵を真似て作りました
車を入れる時は庭側に開くようにしましたが、けっこう重いので
、一番端の下にキャスターを付けて、丁番になるべく負荷をかけないようにしました
これで長い間、仮に使ってた単管パイプの柵をやっと外せます
アイアンの切り文字も付けました
タイトルは色々考えたんですが、さっぱり浮かばなかったので、とりあえず・・です
壁に合わせて丸く曲げて、支えの脚を壁に差して少し浮かせて付けてますが
ちょっと壁と”合いすぎて”、よく街中で見かけるお店の看板っぽいです
門柱が立ったので、その間のサイズを測って、最後にアイアンの門扉を作ります
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最初はこんなデザインにしましたが・・
結局、いつもの葉っぱを絡ませました
次の週に、早速付けました
二枚を平行に付けるのがけっこう難しかったけど、何とか付きました
切り文字にもちょっと葉っぱを足してみました
これで、庭作りの作り物はほぼ完成です♪♪
いずれは、柵の中のアスファルトの道も同じ様にペイピングしたいのですが、
これからは暑くなるので、それはまた涼しくなってからの仕事ですね
去年の秋から初めて半年以上、ほぼ毎週通ってやっと庭らしくなりました(日曜日が一番ハードだった)
いつものことですが、何もなかった頃の画像を改めて見るとちょっと不思議な感じがします
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何とか間に合ったので予定通り21日の日曜日にオープンガーデンをやりました
やっぱり納期を決めると、がんばる動機づけになります
庭になったゲスト用の駐車場は、ふるった砂利を積んでたいつも雑草だらけの前の場所に、
防草シートを敷いてからその砂利を撒いて、とりあえず3台分作りました
庭のアプローチを通ってもらうように、車道の柵を閉めてアイアンの門から入ってもらいました
内は普段から、倉庫代わりにアイアンの什器を沢山置いてあるので
それに小物をディスプレイして、久しぶりにギャラリーっぽくしました
それとお店にも置いてもらってるポピーヒルさんのお花も、沢山ディスプレイに使わせてもらいました
やっぱりお花が入るとグッと華やかになって、イベント気分が盛り上がりますね
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当日は午前中は土砂降りの雨と雷がすごくて、一時はどうなることかと思いましたが
午後からは嘘のように晴れて、気持ちよく迎えることができました
毎回大阪から来てもらってる常連さんや、お初の方の中に混じって、今回は地元の方にも初めて来てもらいました
「ブログの写真で見るよりずっといいですね」と言われたのがうれしかったです
そして今回来てもらった皆さんは、インテリアやガーデニングに関心のある方ばかりだったので
家作りについて、けっこう突っ込んだ話が色々出来て、とても楽しかったです
そんなことにまったく興味のない人には、ただの”別荘じまん”に受け取られる事がよくあるので(笑)
まあたしかに一般的にはこんなのを日本では”別荘”っていうのかもしれませんが、
自分ではその言葉にはかなり違和感があります
その理由は、 そもそもなぜこの家作りをやることになったかということでもあるんですが・・
(これはよく聞かれることなので、庭が一段落したついでに説明します。またちょっと長くなりますが・・)
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最初のきっかけは、ここ(びわこ)の前に建てた”おやまのおうち”にさかのぼります
前にも少し言いましたが、それを建てた時はまだ結婚したばかりの時で、千里山の2kの団地(家賃3万)に住んでました
でもいつかは一戸建てに・・と夢は持ってたんですが、ちょうどバブルの真っただ中で
不動産の値段があっという間に何倍にもなってしまい、若者の夢は儚く消えたんでした
そんな時ちょうど始めたばかりのディスプレイの仕事の現場に、”花と緑の博覧会”っていうのがありました
(先月ガーデニング系の仕事はあまりしなかったと言いましたが、最初のを忘れてました)
ウチは国際展示館という所でブースの入れ替え作業を、半年間毎週徹夜でやってたんですが、
ある時”北海道ブース”の背景用に丸太小屋を作ることになりました
4畳ほどの小さな小屋で、一晩で出来るようにキットで作ったんですが、本物の丸太を使った
けっこう本格的なものだったので、展示が終わってもそのまま捨てるのが惜しくてしばらく置いてました
その時期はもう 持ち家は諦めて一生団地で暮らすつもりだったんですが、その代わりに趣味のアウトドアが
出来る小屋が欲しいとはずっと思ってたので、それならこれを立てればいいじゃんと思って
たまたま見た新聞チラシの、山奥の古い別荘地を、花博で稼いだ金すべて使って衝動買いました(若かった!)
ところがその後仕事が忙しくなって、建てるどころか狭い工場に置いておけなくなって
小屋キットはなくなく捨ててしまったんです
結局、衝動買いした土地だけ残ってしまったので、次の年の夏の暇な時期に今度はもっとちゃんとした家を
建築家の友人にもアドバイスしてもらって、一から建てることにしました
建物自体は皆なでひと夏かけて大体できたんですが(基本設計、基礎、屋根、電気は外注)
内装を自分でこつこと作っていく内にその面白さにハマってしまい、その後ほぼ毎月2回は通って
約15年ほど(子供と遊びながらですが)、・・途中5年位のブランクはありましたが、やっと完成したんでした
そして団地に住んでから7年後、仕事も何とか順調で、バブルもはじけて地価も下がったので
やっと小さな建売りの自宅を買うことができたんですが、(もちろんローンで)
大事な スタート時に仕事が沢山あったのは、皮肉にも最初に家を諦めたバブルの”おかげ”だったんですね
・・まあそういうなりゆきで(笑)、結果的にウチの場合順序が逆で、最初に持った(作った)家が
”別荘”(とは呼びたくないのですが、友人は”身の丈別荘”と呼んでたので)だったので
家を買った時はすでにそういう生活をしていて、特別な感じはまったくなかったんです
(でも順序が逆でなければ、多分持つことはなかったと思います)
そしておやまのおうちを”やりつくして”、でもまだやり足りなくて、そこを売って、ここ(びわこ)でまた
”週末おうち作り”をやってるので、この家は今でもおやまの延長のような気がします
家作りのノウハウと技術はおやま時代と比べると、かなり進歩して作業もスムーズになったんですが
愛着と思い出は苦労した分、実はおやまの方が今でも深いかもしれません