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今年のゴールデンウイークは3年ぶりに田舎に帰りました
母親に会うのも2年半ぶりですが、意外と変わらずに元気でよかったです
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ただ、村はこの3年でまた空き家が増えて、外に出ても誰にも会いません
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うちの横の家も取り壊して駐車場になっています(車が真横に停められて便利ですが)
いずれうちも取り壊しになるかもしれないので、今のうちに写真を撮っておきました
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家の前の路地は昔は土で、子供の頃は近所の子供達とビー玉やかくれんぼをして遊んだもんです
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家の中は母親の書いた文字があちこちにあります。お墓は大阪に移しましたが仏壇はまだここにあります
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漁港を回って、いつものユメちゃんの散歩コースを久しぶりに歩いてみました
港の船もだいぶ少なくなったような気がします
小学校の夏休みに、この港で採ったプランクトンの自由研究が発表会で優勝して
初めてテレビに映ったのがなつかしい
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港を抜けると神社まで海沿いの遊歩道で、ここは動画で撮ったんですが、なぜか撮れていなかったので
これは過去の画像です(でもなにひとつ変わっていません)
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”いぼとり”に効くという湧き水の井戸があって、昔は全国から多くの人がお水を受けに来ていました
散歩の時はユメちゃんの水飲み場でした
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これは10年ほど前の画像ですが、ここではユメちゃんがいつもセットだったので
やっぱり思い出しますねー(永遠のペットロス?)
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ここの磯に流れ着いた流木や発泡スチロールを削って船や車を作るのが、子供達の普通の遊びでしたが
今考えると、出来合いのプラモデルと違って素材から加工するので、ある意味これがクラフトの
英才教育だったような気がします
その頃の子供達のレベルはけっこう高くて、技術的には自分よりもっと上手な子がいたので
自分はもっぱらオリジナルな遊び道具ばかり作ってたような記憶があります(将来の夢は発明家だった)
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ここの磯でテントを張って寝てると、夜満ちてきた海の水が入ってきて浜の海の家に逃げ込んだもんです
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これも過去画像ですが、これは今パソコンの壁紙画像に使っています(ユメ9歳の頃)
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その同じ場所を撮ってみましたが、なぜか塀の色が変わってました(ブルーの方がよかったのに)
ここで暮らしたのは高校までの18年程で、その後10回も引っ越しして色んな所に住みましたが
特に小学校時代を海と山の自然の中で生活できたことは、その後のどの場所にもない
いわゆる原体験そのもので、今考えるととても貴重な時間だったんだなー、と改めて感じますね
でも「老人ばかりで、あと5年もしたら今でも少ない人が一気に減る」と母親も言ってます
こういった過疎地の問題は今は全国にあって、地域振興を頑張ってる所もあるんですが
その格差はどんどん広がっているような気がします
まあ人口増加が以前は社会問題だったわけなので、ある意味自然な流れなのかもしれませんが
故郷が寂れていくのは、自分の一部が無くなるようでやはりさみしいもんです
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オープンガーデンにはわざわざ大阪からお二人の来客があって、茶室でお抹茶も
飲んでもらいましたが、地元の方はなぜかいなかったです
あとで聞いてみると、この辺りにはオープンガーデンという風習はまだ定着してないそうで
京都圏のために、人の庭には勝手には入らないという文化だそうです(へ~)
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裏庭にもコボレ種がたくさん咲いて、和風か洋風かわからなくなっています(笑)
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洋種ヤマゴボウはすごい速さで大きくなって、一週間で背丈を越えました
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池に入れた水草に黄色い花が咲きました
生き物はアメンボが水面にいますが、どこから来たのか小さい亀の子供が水の中に見えました
でもすぐに水草の下に隠れて、撮れませんでした
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今月のお稽古の床の間は「無一物」のお軸と竹かごに入った花しょうぶです(もちろん先生の設えです)
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開いてた穴は見える限り塞いだんですが、今年は収穫できるでしょうか
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お隣さんのサクランボができたので、取らせてもらいました(鳥との競争です)
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ところが欲張って沢山取ってると翌日腕がかゆくなってきたので、皮膚科に行くと
チャドクガに刺されたそうです
今の時期は葉裏にいるそうなので、必ず長袖でカバーして作業する必要があるそうです
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3週目に2日間行われる、”かんじる比良”に参加される”帽子工房布布”さんが、絵の展示用に
ウチの額を使ってくれました
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ついでにたくさん売れ残ってたポストカード用のフレームも出してもらえるそうなので
2週目に持っていきました
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お茶をいただいてる時に外のデッキ越しに川を見ると、前日の雨で珍しく水が流れてました
そこで鹿よけのネットをくぐって久しぶりに河原に降りてみました
降りてみると、川の整備で重機を入れるために、前より河原が広くなって平坦になってました
それを見てるうちに、この木の横に小さい小屋を建てると気持ちいいだろうなと思ったので
さっそく布布さんに提案して、”かんじる比良”の間だけ、小屋を建てさせてもらえることになりました
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ちょうどマンション用の2畳のお茶室キットを試作してたところで、床まではできてたので
今回これを使うことにしました(というかこれを建ててみたかった)
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デザインはほぼできてたので今回用に少し変更して、イベントまでに残りの壁と屋根を作ります
納期があった方がやる気がでるので、ちょうどよかったです
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壁はウチの茶室と同じ塗り壁ですが、今回はキットなので台に置いて平面で楽に塗れました
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何とか間に合ったので設営に向かいます。ちょうどセレナの後ろいっぱいで全部入りました
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その上に下地のベニヤを置いて、後ろの壁パネルを立てます
今回は奥の壁に丸窓を付けて、河原の風景を切り取るつもりなので、ここまでできた時点で、
一番景色のいい方角に床を振ります
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方角が決まったら、床の水平をだして4隅の柱を立ててから、それに壁のパネルをつけていきます
風が強い場所なので、後で床の周りに杭をたくさん打って直接床にビス止めしました
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最後に屋根パネルをつけて縁側と軒を付ければ、外観は完成です
中は天井と置き床をつけて、最後に畳を敷きました
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今回壁は奥と右側だけで、川側2面はオープンにして簾をかけました
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簾の高さを色々変えることで、中の雰囲気を変えられますが、これは躙り口バージョンです
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それを開けると川の風景が切り取られて、床の間の軸代わりになります
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奥の角には裏庭で剪定した欅の枝を床柱代わりに立てて、右側の壁はブルーの和紙で腰張りしました
本物の畳は重いし高いので、ホームセンターの置き畳を使うつもりでしたが、サイズが小さすぎたので
急遽、関東間のゴザをベニヤとスチロールの上に貼って作りましたが、柔らかくて正座が楽でした
右側に作る予定だった下地窓は、手間がかかるので間に合いませんでした
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天井は茶室に見えるかどうかの重要なポイントなので、なるべくウチの茶室に寄せて、網代パネルと
竹の格子を付けましたが、これはすぐに取れるように、ネタに引っ掛けて乗せてるだけです
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まあいつものなんちゃってですが、クロス等の人工物は使わずに、安いですが
本物の素材で作ったのと、借景の効果もあって何とか茶室っぽくなりました♪
2畳に奥行30㎝の床スペースが付いてるので、変形の2畳台目の小間になります
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本番はずっと付けないので、奥に抹茶セットを置いておいて、お客さんにセルフサービスで
飲んでもらうことにしました
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その前に完成記念に身内で一服点てました
当日は川の水はなかったんですが、山つつじが残ってました
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できた茶室を見に来た布布さんにも、一緒に飲んでもらいました
2畳でも横が抜けてるので3人入っても全然狭くなく、お茶を受けるときににじる必要もありません
布布さんはお茶のお稽古仲間なんですが、子供の頃にお茶を習ったことがあるそうです
京都では”6歳の習い事”というそうですが、やっぱええとこのお嬢だったんですねー
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お菓子は来るときに近くのスーパーで買ったものです(^^;
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周りの借景と河原全部が茶庭のようで、山の庵でお茶を点ててるような、
ちょっと贅沢な気分でした
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この茶室は屋内仕様なので、初日の建て込みが終わったら雨対策のシートをかけて帰りましたが
河原のダンボールハウスのようです(ブルーシートの威力すご)
今回はウチの茶室とは逆バージョンで、内側を仕上げて外はネタのままだったんですが、そのネタに
ラスカットを貼って雨仕舞をすれば、そのまま外でも使えるかもしれません(基礎が必要ですが)
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2日目の本番では沢山のお客さんに入ってもらいましたが、ぼーと外を眺めたり
丸窓の景色を撮られる方も沢山いたそうです
簾を閉めると落ち着きますが、うっすらと外の景色がきれいです
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全部開けると上流の堤も見れて、自然との一体感が癒されます(水が無いのが残念ですが)
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設営は3時間ほどかかったんですが、撤去は一時間ほどで積み込みも終わって
元の何もない河原に無事戻りました。今度はどこに建てようかなー
(そのあとカレーまでごちそうになって帰りました)