週末セカンドライフ 3月



ロシアの侵攻が始まってから一か月が経ちましたが、リアルな映像は今でも続いています
政治的には色々複雑な背景があるようですが、もしどちらが強いか決めるための単純な戦いなら
せめて市街戦ではなく、どっかの大草原にでも本部
を移して、そこでできなかったもんでしょうか
戦国時代の合戦や西部劇の決闘、いや飲み屋の喧嘩ですら「表にでろ!」っていうのは、お店や一般人を
巻き込まないためだったはずで、復興や遺恨も少なくて済みそうですが・・(ミサイルがあるから無理か)
すでにロシアの計画失敗は明らかなようですが、今後の経済制裁で追い詰められた時の暴発も怖いです

・       ・


月末には桜もそろそろ芽吹いてきましたが、大阪より1週間ほど開花は遅いようです


でも前庭は、ほとんどまだなにもありません
ホントにあとひと月で、花で埋まるんでしょうか

ヨメががんばって剪定した桂とミズナラも、新芽はもう少し先のようです


散歩帰りのゴールデンのクッキーは、もう10歳になったそうです
まだ3歳だった7年前の3月に11匹の子供を産んだんでした(大仕事の後は余生みたいなもんですね)

  
あの時は生まれたての子犬を抱かせてもらいました
長女のマリン以外は全国に貰われていきましたが、中にはSNSに成長をアップされてる方もいるそうで
小さい時に世話をしたお隣さんも、たまに見られてるそうです(こういう時は便利なツールですね)


4週目に玄関横のミモザが花を付けました

 


雨に濡れないうちに収穫しましたが、今年も花付きはイマイチです

  
最初の頃の画像を見てみると、たしかに花のボリュームが違いますね(養分不足かな)

 

    
それでもさっそく家のあちこちにヨメが飾りました


  
庭の水仙もまだ残ってたようですが、やっと春の色になりました


ちっちゃい粒がかわいい
(無造作に切った枝なのに、植物は何でこんなにバランスが取れてるんだろう)


床の間も今月はミモザオンリーです(今回は”無造作に”投げ入れてみました(^^;))


それでも大量に残った枝は、いつものようにヨメがドライにします

    
ストーブの周りや浴室もミモザだらけになりました
花付きがよくないので、乾いたらユーカリを足したスワッグにするそうです、

・      ・

さて、今月も過去のお仕事画像の続きですが(まだまだあります(笑))、前回天神祭り以外には
同じ場所を5年以上やったことがないといったんですが、一か所忘れてました


それは、信楽にある「陶芸の森美術館」という所です


ここは県立の施設ですが、ウチはその中の産業展示館という所で、毎年2、3回あるイベントごとに
展示スペースの組み替えや看板の取り付けを、7年ほどやってました


その入った正面のコーナーのディスプレイも、テーマに合わせて色々やりました

4帖程のスペースに、メインになる陶器を飾るための展示台と背景を作ります


基本のプランは代理店のデザイナーさんがラフスケッチを出してくれるんですが、それを
限られた予算の中でいかにかっこよく立体にするかは、こっちにおまかせなのでいつも悩みました
でもここまでやらしてくれる所は通常あまりないので、その分とても勉強になりました


照明も大事です。これは安い屋根用の波板を丸くした上に、破った和紙を貼って行灯にしました
ウチが大まかに作ってから、デコレーターさんにバトンタッチして、仕上げの布装飾と
小物のディスプレイをしてもらいます。つまりここは3人の共同作品というわけです

 
ベニヤで作った大きな本に、陶器を乗せたこともありました


ただ何回もやってるうちにデザイナーさんもネタがなくなってきて、「今回は全部お任せするので
テキトーになんか作って」というので、好きな漆喰でこんなオブジェを作ったこともありました
(この時のデザインはウチの庭の入り口にも使いました)


ディスプレイコーナーは奥にもあって、ここは和風装飾をすることが多かったです



お雛様を飾ったこともありました


茶室風のものを作ったこともあったので、ひょっとしたらこれが今の茶室作りにつながっているのかも
この軒に貼った杉皮は残してあったので、茶室の軒に使いました)

当時の信楽はまだ高速道路がなくて、川沿いの細い崖の道を毎回ひやひやしながら通ったんですが
新名神ができたとたん、京都の大手業者にこのお仕事は持っていかれました(いつものパターン)

・      ・

その茶室作りも一段落したので、今月はまた洋風の小屋作りを再開することになりました

それは3年前に作ったこの小屋のことで、一昨年の50mの台風にも飛ばされずに今でも全然健在です
実はこの小屋をクリーマのセカンドブランドに(半分にぎやかしで)出品してたんですが、
それが売れてしまったんです

納期は一か月あるので、サンルームでぼちぼち作るつもりだったんですが、
それを作り始める直前にもう一個売れました(一個売れると続けて売れるのもよくあるパターン)

2個一緒にはさすがにできそうにないので、結局工場のいつものメンバーに作ってもらうことにしました


それにしてもベニヤが高騰して、いつもはホームセンターより仕入れ先の方が断然安いのですが、
最近はなぜかそれが逆転して、ホームセンターの方が安くなっています
でもベニヤはまだましな方で、ワンバイ、ツーバイのSPFはもう2倍を軽く超えてます(はー、、)



とりあえずその高いベニヤを使って、まずベースの小屋を工場で作ってもらいました
デザインとサイズがもう決まってるので、今回は比較的すぐにできました


それをもう一度ばらして、両面防水塗装してからブルーグリーンにシャビー塗装した杉板を張ります

でも今回一番時間がかかったのは、配送できる大きさに分解できて、さらに素人さんでも簡単に
組み立てできるようにすることでした
(まさか売れるとは思っていなかったので、これはあまり考えていなかった)

なんとかできたので、今回の購入者様用の組み立て説明書を作るために、その過程を撮りました

 


まず床パネルにサイドの壁パネルと、後ろの半分を付けます
この時点で自立するので、あとは一人でもできるはずです

  
それに後ろのもう一枚を付けます
自分で組む時は2枚を合体してから付けるんですが、重くなるので、今回は一枚ずつにします

床パネルも最初は後付けだったんですが、先に床があった方が壁パネルを合わせやすいので変更しました


全て半ねじのビスで合体しますが、床と壁は特に多めに打ちます
なるべく簡単に組めるように、ビスは組み立てた時のものを、ほぼ付けたまま送るつもりです

  
サイドのパネルに前の両側の壁とドアを付けて、上の三角を乗せます

  
これで壁が組めたのでその上に屋根を乗せて、隙間に雨仕舞のシングルを貼ります

 
飾り梁と4隅のコーナー材を付けると外は完了です


後ろに取り付ける壁がない場所や、風の当たる場所に置く場合は、重しのブロックを置いてから
上にカバーのベニヤを敷きますが、ブロックを置かない場合はそのまま敷きます


両側に取り外せる棚板が3枚づつ付いています


これで完成です。前回のものを完璧にコピーできてます(さすが腕利き職人)

手間のかかるシャビーな杉板と屋根のシングルは貼った状態で送るので、基本的には付いてるビスを
打つだけなので、電ドリに慣れた方なら1~2時間で組めると思います(たぶん)


梱包サイズも一応宅配便サイズに収めることができました
6個口になるので遠方は少し足が出ますが、関西近郊なら赤帽で運べます

それを送った最初の購入者さんも無事に組めたようで、星5つもらいました♪
(2時間で組めたそうですが、その前にホームセンターで買った物置を5時間かけても組めずに返品したそうです)

もう一台は工務店さんなので、大丈夫でしょう


売れた小屋は工場で作ったので、予定してたウチのサンルームでは別の小屋を作ることにしました

 


これは以前、畑を始めた方から畑の横に、ちょっと休める物置を兼ねた小屋が欲しいというので
簡単な模型を作ったんですが、それが
延期になって模型だけ残ってたので
今回試作も兼ねて作ってみることにしました


中は一帖ほどで、物置以外にも一応人が入れる広さと高さがあります
下に小屋を安定させるために2帖程のウッドデッキが付いていて、ドアを開けてテーブルとイスを
置けば、外の景色を見ながら休憩できるはずです


早速、サンルームと横の部屋で作っていきます
2部屋使うとちょうどいい広さの作業スペースになります


ある程度できたら、一度仮組してバランスを見てみます

 
物置と同じパターンで、サイドと後ろのパネルを合体して

  
前の枠を付けて屋根を乗せます
中は少し狭いですが、ドアを全開すれば前のデッキとバリアフリーなので、十分休めそうです


パネルができたらまたバラして防水塗装をしますが、晴れた日のサンルームならすぐに乾きます
簡単な組み立て方と強度が確認できたら、せっかくなのでこれも販売したいですが、続きはまた来月です