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4月になってもコロナは終息するどころか、緊急事態宣言が出るなど、逆に緊迫感が増しています
例のカルチャースクールも、あっという間に閉校になってしまいました
同業者もほとんどが休業状態で、ウイルス以上に経済的な二次被害が心配です
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ヒマなので、皆さんもやってるように、ウチでもずっとやりたかった工場の片付けをしてたら
マスクが2箱出てきました
これは前回のSARS騒動の時に買ったもので、その時使わなかったのがそのまま残ってたようです
(実はその時の教訓で今回早めにマスクが買えたんですが、まさかこれを使う日がくるとは)
1月に買った在庫もさすがに少なくなってきたので、早速メンバーに配りたいと思います
買った時は多分1000円もしなかったと思います。今は手に入っても高いので、ラッキーですが
街でよく見るオシャレな手作りマスクに比べると、使い捨てはもう時代遅れかもしれませんね
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今年はちょうど桜の満開の時に行くことができました
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この日は天気が良くて、対岸の近江富士もきれいに見えました
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いつもの土手に行きましたが、ここもお花見をしてる人はやはり少ないようでした
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帰り道にこんなものが橋の欄干に置いてました
近所の方の手作りのようですが、めっちゃよく出来ててちょっと元気をもらえました
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こういう時は、田舎の暮らしがありがたいとしみじみ思いますねー(今は人とは会えませんが)
原発事故の時も思ったんですが、都会は便利ですがそれと同じだけのリスクが同時にある気がします
特に東京の一極集中は以前から恐怖を感じてましたが、これを契機に少しは解消されるんでしょうか
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さて、お茶室作りの続きですが
今月はいよいよ内装工事に、それを作ったメンバーと入る予定だったんですが、緊急事態宣言が出た
ちょうどその時に、そんな事は重なるのか、愛車のキャラバンがエンジンから煙を出して
結局そのまま廃車になってしまいました(マーフィーの法則?)
まだ乗るつもりでタイヤも変えたばかりだったんですが、最後の重い荷物を運んだ直後だったので
ついに力尽きたのかもしれません
この車には色んな思い出がありますが、今更ながら15年近くホントにありがとうです
いきなりの廃車だったんで、とりあえず次の車が来るまで仕事用のトラックを通勤に使ったため
それでびわこに行ってたメンバーが行けなくなり、結局工事は一時ストップすることにしました
(自分はほとんど作ってないので組み方がわからない(^^;))
最初の予定では5月のオープンガーデンで、お茶室のお披露目するつもりだったんですが
コロナの影響で今年のイベントはできそうもないので、まあ特に急ぐ必要もなくなったし
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そこで今月は、ウチだけでできる外の作業をすることにしました
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縁側には大きな掃き出し窓があって、工場で仮組した時に中から見ると、こんな感じで広く外が見えます
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実際に見える外の庭は、正面のフェンスにモッコウバラがあるだけで、今はまだ何もありません
でもここはお茶室から見える唯一の場所なんで、それに合う和風の坪庭を作りたいんですが
元々の企画が”川の横のお茶室”だったので、なんとか”川のある庭”を作れないかと思いました
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イメージは、やっぱりこの前見た山の小川です
ここには結局建てられなかったのですが、この小さな滝とせせらぎが今でも頭に残ってるんです
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水は横の水路からポンプでくみ上げようかとも思ったんですが、底があまりきれいじゃありません
そこでネットで色々調べてみると、こんな水を循環させて川の庭を作る方法がありました
下の土に埋めたタンクの中の水中ポンプで、上の小山に水を送って流れを作るというやり方です
これなら水が循環するので、少しの水量で川を作ることができそうです
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プランが決まったので、早速工場で循環装置(?)を作ります
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穴を開けた洗面器に洗濯器用の排水パイプを付けて、下のバケツに落とします
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水中ポンプは9800円の泥水タイプをホームセンターで買いました
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ポンプを回してみると、思ったより水量が多いので、調整バルブを付ける必要がありそうです
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循環装置が出来たので、早速庭に設置に行きました
正面にブロックで小さい山を作って、その右下にバケツを埋めて給水用の配管を繋いでおきます
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ブロックの周りに石を積んで、大まかな山の形が出来たら、水が土に漏れないように
厚手の防水シートを敷きます
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滝から落ちた水がバケツまでいく道に、狭い溝を掘って短いせせらぎも作りました
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シートの周りを石で押さえて、はみ出した部分をカットします
石は川原に拾いに行こうかとも思ったんですが(笑)そんな場所は思いつかなかったので(違法だし)
ホームセンターとネットで買いました
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大まかな形が出来たので、水を流してみます
バケツだけだとすぐに泥が溜まるので、一回り大きいゴミ箱に入れて二重構造にしてろ過しました
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水は順調に流れましたが、真っすぐ落ちるのは味気ないので、また石を組み替えて少し蛇行させました
石積みは難しいですが、やってみるとめっちゃ楽しいので、ちょっとハマってしましました
ちなみにここは、城等の石垣の”穴太積み”で有名な、”穴太衆”の地元なんですね(最寄り駅が”穴太”)
穴太積の石垣(近江国滋賀郡坂本[現・滋賀県大津市坂本])
日吉神社下の門前町の路地には、こんな石垣が沢山あります
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小山の位置は縁側の窓から見える場所に作りましたが、けっこういい感じに収まりそうです
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次に後ろのフェンスに、背面の竹パネルを付けます
竹パネルの完成品は高いので、ロール状の竹のスクリーンを使うことにしました(1,2×2mで3800円)
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それを広げて、裏に補強の角材の枠を付けて、表は周りを割竹で押さえます
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奥に一枚と、正面に二枚付けると、いっきに坪庭っぽくなりました
やっぱり和庭には竹が一番マッチしますねー(ちょっと旅館の庭っぽいですが)
これは”建仁寺垣”という種類の生垣だというのは、後で博識のお隣さんに(生垣越しに)
教えてもらいました
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バックパネルが付いたので、山の後ろをアルポリで養生してから、石が少し見える位まで土を掛けます
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これは、もちろんスチロールで作った擬岩です(笑)
この石は給水タンクの蓋にもなってるんですが、まだちょっと周りから浮いてますね
まあそのうちに汚れて馴染んでくると思いますが
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お隣さんの提案で”鹿威し”も付けましたが、少ない水量を長時間流し続けるのが意外に難しい
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そして最後の仕上げに、周りをすこし植栽します(これはヨメ担当)
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ホントは苔を植えたかったんですが、ここは日当たりが良すぎるので、代りに玉竜を植えました
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右奥は、移植した椿とコバノズイナの横にドウダンツツジも植えました
まだ小さいですが、秋の紅葉が楽しみです
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これでようやく完成です
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出来た日は少し雨模様だったんですが、雨の日は石が濡れて全体の色も濃くなるので
しっとりと落ち着いた感じになります
川の水はどこかに漏れてるのか、半日ほど流すと段々と少なくなってきます
それでも岩に落ちる水の音と、時折聞こえる鹿威しの竹音には癒されますね~
(雨の日は竹が湿っていい音が出ないけど)
いずれ下草が広がれば、最初のイメージの、自然の中の”山の小川”に、もっと近づくと思います
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山の川は下の方にあったので直接は見えなかったけど、これなら家の中から見えるのがいいですね
ポンプのスイッチも中に付けて、座敷から操作できるようにしました
竹フェンスの向こうは、お隣さんが道を刈りこんでくれたので、青い小屋越しにびわこも見えます
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後日、お隣さんが倉庫横のアスファルトに苔があるので使ったら、と言ってくれたので
早速貰いに行きました
苔は沢山ありましたが、枯れずにちゃんと着くか分からないので、とりあえず一輪車
一杯分もらって、道の横に植えてみました
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この道は湖岸に抜ける裏の道につながるので、苔を踏まないように飛び石も敷きました
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植えてみると玉竜ともよく合って、庭のグレードがちょっと上ったような気がします
(日除けをこまめに掛けて枯らさないようにしたいですが、多分難しいと思います)
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せっかくなので、苔がきれいなうちに、縁側に座ってスマホで動画も撮ってみました
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外の作業はまだまだあるんですが、次はストップしてる内装に入りたいです
連休の帰省も今年は自粛することになったので、せっかくの時間は、予測不能な
先のことばかり考えるのはやめて、しばらくここに籠ってぼちぼちやろうと思ってます
(そういえば、この家を作った時もリーマンと震災の影響で仕事が暇になったときだったし)