3月22日 イチロー最後の打席

イチローがとうとう引退してしまいましたねー

MLBにデビューしてからは、この19年間ずっと見てきて、このブログでも
その節目に2回ほど取り上げたので、今回もちょっとコメントしたいと思います

ただここ数年は不振が続いて苦しいシーズンばかりでしたが、それでも最多安打(日米通算)
3000本安打も達成して、ほんとにお疲れさんという感じです
本人はまだまだやりたかったようですが、これでやっと”フツーの人”の戻れるわけなので
これからは、色んな意味でもっと野球を楽しんでほしいと願います

それにしても日本での最後の2試合、去年の5月からずっとこの日を待ってたわけなので
何とか一本、ヒットが欲しかったですねー
まあ一年近くブランクがあったので、いくら準備をしてたとはいえ、やはり衰えは隠せませんでした

でも、最終打席はホント惜しかったです


打った瞬間は、飛んだコースからヒットを確信したんですが・・



というのは、このセンター前の当たりは、シーズン最多安打や、WBCの決勝のヒットと同じ打球で
ここ一番では必ずこれで決めてきたんです

ところが今回の打球は、センター前には抜けずに、なんとボテボテのショートゴロ(なんでやー)

 

ショートは普通に取って、一瞬握り直してから一塁に投げました

 

それでもイチローの走力は衰えていないので、すでにベースの手前まで来ています
球とどっちが早いか・・

画面では、ほとんど同時に見えました


イチローも、走り抜けてから審判を見ています。さあ、どっちだ

でも、コールは無情にもアウト!、イチローもがっくり
アメリカでならビデオ判定をしてもらいたい位、ギリギリだったようですが・・

もう一度見てみると、たしかに捕球時には足がまだ数センチ浮いてる様に見えます・・残念!

センター前に抜けるはずの打球が、ただのショートゴロになることに年齢的な限界を感じますが
逆にもっと遅い打球なら内野安打になったわけで、ツキのなさもまた潮時を感じます

4000本以上打ってきたイチローにとっては、いまさら一本増えることにたいした意味はないのかも
しれませんが、今回は一年間の苦労(意地)があっただけに、この一本は価値があったはずです

まあでもこれが逆に、それだけシビアな世界でやってきたんだということの証なのかもしれません

・     ・

ところで、あのいとも簡単にヒットを打ってた頃のイチローは、いったいどこに行ったのかと思い
自分なりにその原因を少し考えてみました(技術的なことは分かりませんが)

まず思いつくのは、イチローのキャラクター人形で、それは3頭身の頭でっかちです

そしてこの人形と同じように、最近のイチローはだんだん頭が大きくなってきたような気がします

  
左が渡米直後のイチローで、右がその10年後のヤンキース時代



そして、その数年後のマーリンズ時代
たしかに大きくなっています

・・という事はもちろんないので、つまりは体が小さくなってきたという事なんですね
筋トレはしないそうですが、やはり体が小さくなった分だけパワーは落ちてるはずで
それが不振の一因かもしれません

そしてもう一つ変わったのは、その雰囲気というかオーラのようなものです

 
まさに無双状態で打ちまくってた頃は、野武士の様な風貌でしたが

ヤンキースに移った頃からだんだんと粗っぽさが消えて、最後は髪型からも
お坊さんのような雰囲気になってます

もちろん人間的には大きく成長したんでしょうが、選手としてはデビュー直後のあの
ふてぶてしい感じが一番魅力的でしたねー(当時は自分も真似して無精ひげを伸ばしてた)

・     ・

そして、イチローといえば、これ!これ!


柴犬の一弓です!きゃいーん♪


今回の引退会見で、まだ生きてることが分かったんですが、今年で18歳(人間なら100歳)
というその年齢に驚きました

「フラフラになりながらも、けんめいに生きてる姿に感動する」とイチローも言ってましたが
もしこの子がいなくなってたら、もっと早くに引退してたような気がします