Gデザイナーの友人が、ウチの工場でケイカル板の塗装をしています
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彼とはかれこれ30年以上の腐れ縁なんですが、根が博多っ子のヤンチャ人間で
それはこの歳になっても一向に治らず、まあいわゆるトラブルメーカーっていうやつですね
自分もどちらかというと、たまに”呆れられる人”といわれるんですが、彼にはいつも自分が呆れています
(まあバブルの頃の広告屋は、み~んなヤンチャだっだんですが)
・・で、何でケイカル板を塗っているかといえば、先日マンションの鍵を紛失した時に
鍵屋に片っ端に連絡しても、最新式のカギだったそうで、全部に「そのタイプは無理です!」
と断わられたそうです
仕方がないので、お隣さんに頼んで、ベランダの仕切り壁を破って入らせてもらったそうです
まあそれ位ならいつものことなので、たいして驚かないのですが、
その修理を管理会社に見積もってもらったら、なんと17万と言われたそうで
これには自分も驚きました
ケイカル板一枚付けるだけで、そりゃないだろってことで、自分で同じものを
作ることにしたそうです(ウチの工場で)
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色合わせは一応プロなので、ほとんど同じ色を調色できました
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水性のペンキをローラー塗りして、乾いてから印刷されてた同じ文字を
カッティングシートで抜き文字をカットして貼りました(ウチのプロッターで)
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周りをマスキングして、黒のスプレーで文字の部分に色を入れます
カッティング文字が付かない素材の場合は、本来はシルク印刷をするはずなんですが、
枚数が少ないときは、たまにこの方法で文字を印刷します。いわゆるステンシルですね
滲まないように薄めに何回も吹いてから、マスキングを剥がすと文字が出てくるはずだったんですが・・
下地のペンキも一緒にめくれて、見事に失敗!、あちゃー
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・・後日、凝り性の彼がネットでいろいろ調べたり、塗料屋さんにしつこく聞いたところ
ケイカル板の塗装は、専用のプライマーと塗料が必要だそうです
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早速その塗料を取り寄せて、再度チャレンジすることにしました(自分も一緒に・・)
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ゆっくり慎重にめくって・・、今回は何とか成功したようです
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17万はさすがにかかってないけど、結果的にはいろいろ買って、けっこう使ったようです
(オレにも一回オゴリやな!)
ちなみにマンションの避難壁は、フォントにこだわらなければ、ネットで安くとれるサイトがあるので
ウチには注文しないでね(笑)