今月のオーダー 12月


棚、いろいろ

  


    


ハンガーラック



ベランダ用のフェンスとプランター
   


アイアン脚のテーブル




キャンドルランプ







12月5日〜7日



パピエ水彩教室さんの10周年イベントのカレンダー展は今年も大盛況の中終了したそうです


いつもは閑散としてるウチのお店もスタンプラリーに参加させてもらってたので
三日間ずっと大勢のお客さんに来ていただきました。ありがとうございました。

   
パピエさんは2代目千里丘活性委員会、会長ですね(笑)



スタンプラリー等の詳しいことはパピエさんのブログに紹介されてますので
ウチからは今回そのカレンダー用に作った額について紹介したいと思います


ホントはもっと色んな素材で作ってみたかったんですが、結局いつもの杉板だけになってしましました
でも、色とエイジングを変えるだけでけっこう色々できました




さっそくカレンダーに合わせてみたんですが、やってみて改めて額によって絵の感じが変わる事に気づきました


例えばこの1月の絵も3枚ともちょっと違う感じに見えませんか


             


絵に込められたストーリーに合うっていうか・・それを自然にイメージ出来るような額が理想だと思うんですが・・

結局この絵に選んだのはいつものグレーに白ペンキを散らしたものですがどうでしょうか。・・ちょっと寂しすぎます?

 



同じ色の額でも、中の面取りの色を変えるとまた違って見えます

       


でもこの絵には暖かさを感じるブラウン系の方がやっぱり合うようです



茶色の板は薪ストーブの部屋の柱や梁を連想させる素材で、白のエイジングは外の雪のイメージです



3月と4月はこんな感じでどうでしょうか

       

4月のは仕上げにゴールドのスプレーを軽くかけてハレの日を演出してみました



5月と6月は面取りの色を変えてみました

        



7月は白とブルーのどちらも合うようで・・

       



8月は色は塗らずにステインだけを軽くかけましたが、ナチュラルな感じが絵とマッチしてます

     


今回のカレンダーのテーマが”農場の収穫”だそうなので、杉板の素朴な素材感が一番合ってたようです



9月は絵の中の敷物のイメージに合わせました

      



11月はオータムカラーで、12月はピンクでかわいく

        



いやー、12種類ってけっこう多いのでちょっと大変でしたけど、あーでもないこーでもないと
色々組合わせる作業はすごく楽しくて、ちょっとハマってしましました
今まで特に何も考えずに作ってたんですが、額っていうの実はけっこう奥の深い素材なのかもしれないと思いました


残ってるものはまだお店に置いてますのでまた見に来て下さい(ポストカードサイズも追加で作りました)




そしてウチのお店に置いてもらってた原画にはこんな額を作ってみました


     


絵にラメが入ってたのでシルバーの額も、もう一つ作ってみました

      



さらに嬉しかったことに、チラシに使ってもらったお店のイラストの原画を、何とプレゼントしてもらいました♪

      

 


とにかく全ての絵が素晴らしいので、こっちもそれに引っぱられるように創作意欲が湧いたんですが
やりながら色々勉強にもなりました。ありがとうございました。



次回は今回の額の作り方(塗り方)の紹介をしたいと思います






12月13日〜17日


心斎橋のアイギャラリーさんで一年ぶりに出張展示をしました

去年新しい場所に引っ越した時、来年中には必ずやるって言ってたので、何とか約束を守れました

今回は一階なので、びわこに置いてたアイアンの家具を中心に並べました

  


ここは一階に一つと2階にも2つ展示スペースがあるんですが、一階は10坪程もあるけっこう広い空間でした


before





after

  

作品展というよりただのお店ですね

でも築50年以上経ってる古民家を改装したギャラリーなので、ウチの商品とはけっこう合ってます
壁が漆喰だったらもっとアイアンが映えるんですが




棚やテーブルは全て分解して搬入してから組んだので、全部ワゴン車一回で乗りました


  


     




今回のために新作したアイアンの机です。これも脚を外して分解できます

    


それとギャラリーはバックヤードがないので、急遽折りたたみ式の壁を作りました



これはいつも溶接作業するときに囲ってる薄いベニヤをガムテで留めたものを白く塗って白板の枠を付けました



ストックスペースがあるとゴチャゴチャしたものが置けて片付きます。もちろん折り畳めます

   



・   ・    ・   ・


でもこの家具達にはやっぱりこの部屋が一番合ってるような気がします

   



ところで、お店があるのになぜ”作品展”をやる必要があるのかと言われますが、それにはちょっと訳があります
それは今の仕事をやるきっかけにもなってる事なんですが・・(ちょっと長くなりますが)

以前、籐をやってた時に直輸入の安いのが出まわり続けられなくなったと言いましたが
そのピンチをじっと指をくわえて見ていたわけではもちろんありません

なんとか続けるためにどうしたらいいかと考えた結果、「そうだ作家になって付加価値を付けて高く売ろう!」と思ったんです

で、作家になるにはどうすればいいかといえば、単純に”作品展”をすればいいんだ、それもメジャーな所、できれば百貨店で・・と

その妄想を実現するために、たまたま知り合った百貨店の企画屋さんに相談すると「同系統の作家を集めれば可能かも」と言われました
時代的にちょうど自然素材ブームだったので、”自然は元気”っていうテーマで自然素材の作家や職人が
仕事の合間に遊びでつい作ってしまった様なものを集めようという企画でした

そこで色んな作家さんやプロの陶工さんなんかを紹介してもらったりして、場所も西武百貨店で・・と話はどんどん進んでいったんですが
一つ大きな壁がありました。・・それはズバリ費用でした
企画によって違うんでしょうが、百貨店に持ち込みでやるには展示装飾の費用が必要でそれは大変高いものでした

「そんなものは自分達でやる」って言っても、それをするには専門知識が必要で、出入りの業者しかできない・・云々
その時初めて展示会やディスプレイ業界っていうものがあることを知ったのでした

じゃあその業界に入ってノウハウをマスターすればいいんだと思い、すぐにある制作会社でアルバイトすることにしました

ところが入って一週間位して、たまたま昼休みに「小さいけど一応籐家具をつくる作業場を持ってる」と言ったら
そこの社長さんから「じゃあ来週までにこれ作ってきて!」といきなり図面を渡されました

ちょうどバブルまっただ中で猫の手も借りたかったんでしょうが、一週間でいきなりバイトから下請け業者(?)になったんでした
・・その後はその波に巻き込まれ ・ ・ ・ 現在に至る(?)わけです (早!)

結果、自分の作品展をするために入った業界で、いつしか人の作品(商品)を乗せる台を毎日作ってる事に。
つまり”ミイラとりがミイラに”の典型的パターンなんですが、それに気付くヒマもない程忙しく・・その辺の記憶はちょっと飛んでます(笑)


その後、仕事を通していろんなことを経験したり、”本物の”作家さん達にも沢山お会いするうちに、自分がいわゆる”作家”向きではなく
”職人”タイプだってことがだんだんとわかってきました(いや才能が・・)。そしてそれと共に昔の野望もいつしか自然になくなったんでした
でも元々の目的は作家になることではなく、あくまで”手作りで生きてきたい”ってことだったので、まあ結果オーライだったかも

ただその時の思いからか、今でも”作品展”っていう言葉にはちょっと照れくさい憧れがあるんですね
まあ作家だ職人だとこだわらずに、たまには”オヤジバンド”のように出張展示、いや”作品展”もやっていきたいと思ってます(百貨店以外で)


これをもちまして新年の挨拶とかえさせてもらいま・・、(早いわ!)


                                                    (注:長文コメントは削除の可能性アリ)



おうち作り 12月


物置作り 続き


先月で大まかな所はできたんですが、気になる事が所々出てきたので今月は細かい所を色々やりました




まず小窓の左右の石(フェイク)が薄っぺらかったのでちょっとやり変えました






窓枠を少し部屋側にずらして、その隙間をモルタルで埋めてから石の目地を同じように付けました

      



同じ塗装すると最初より大分石に厚みがつきました

    





それともう一つどうしても気になるのが”屋根”です

この小屋にはやっぱりスペイン瓦でしょう
全部でなくても前から見える所だけでも付けられないものかな

でも本物の瓦は高いし重いので、何とかこれもフェイクで作れないものかと思いました



前面だけなら半円の筒を付ければいいんですが、側面側は瓦が重なるため円錐形にしなければいけません

この形を作るのはけっこう難しいので、最初はスタイロを削ったり植木鉢をカットしようかと思ったんですが
取り付けが簡単に出来るように、何とか木で出来ないものかと思いました


そこで色々考えて思いついたのが、いつものくるくるプランターカバーでした

   

これは白板を白番線で裏からつないでるだけなんですが、表からもとめれば丸く固定出来るんじゃないかと思いました



さっそくやってみました。


円周が小さいので杉板は半割にしました



真っ直ぐつなぐと真っ直ぐな円になるので、円錐型にするために少し扇型につなぎます



それを型板に合わせて曲げて表からも留めると予想どうりそのままの形で固定しました

  

こんな感じで重ねられるはずなので、とりあえず必要な枚数分作りました

  

次に表側にルーフィングを巻いて、ラスの代わりに金網を貼りました
木なのでタッカーでパンパン留められます

  






下地が出来たところで、表側にモルタルを塗っていきます。



ちょっと試しに白ペンキを混ぜたので白くなってますが普通のインスタントセメントです


側面用の実物大の物と、前面用の小さい物の二種類作りました

   


モルタルが乾いたところで、ペンキで色付けしていきます

  


色々塗ってみてこれくらいに落ち着きました

   



フェイクの瓦ができたので、次の週にさっそく取り付けてみました

before





まず側面側は下から一枚ずつ付けていきます
表面はセメントですが下地は木なので、ビスで簡単に留めることができます

   


側面ができたら、前面もその流れで付けました
     


でもこの瓦はあくまで飾りなので、2階から見ると端だけしか付いてないのが丸見えです

      


小さいのが余ったので小窓の上にも付けました

     




最後の仕上げに何かもう一つアイアン系の物が欲しかったので、外灯を付けることにしました


まず泡入りガラスで五角形のカバーを作ります




この形はアイアンでは難しいんですが、前に練習したステンドグラスのやり方が役に立ちました

   


それにアイアンの屋根を付けて壁掛け用のフレームに留めて蔦を絡ませました

    



付けてみるとフェイクの石壁とアイアンが予想どうりよく合ってます

   



これで物置はやっと完成です。

暑かった夏からやり始めて、もうすっかり冬になってしまいました




次は横のバーゴラ作りですね








                                                 
                                                                           ユメの冬ハウス、980円



今月のオーダー  11月


ツートンカラーの座卓




幅20センチ長さ2メートルの細長いテーブル




アイアン枠のキャビネット

  



京都の”小さい部屋”さんより「長い板があるので展示台にする脚をアイアンで作って!」とリクエストがありました

そこでアングルと丸棒の二種類の四角い枠を二個ずつ作ってみました

   


びわこの帰りにギャラリーに持って行くと、オーナーさんはパッと見て丸棒の方を選ばれました
                                   (ウン、たしかにこっちの方がいいですね)



この台にいろんな作品がのるんですねー♪



〜11月21日

クリスマスの作り物


一つ目は、四角すいの枠を沢山作りました





その中に出力シートを貼ったアクリを入れて行灯オブジェになりました
”ごちそうビル”っていう所のディスプレイに使うそうです




サンプルで作った小さいのは和風の行灯にしました







もう一つは、まず鉄板を水滴型に切って叩いて曲げました

  

あとこんな部品を作って・・




それを組み合わせて、こんな柵を作りました




台に付けて後ろに炎のカットアウトも付けて・・





暖炉セットに入れるとクリスマスっぽい空間ができました♪







11月20日

除幕式


去年ミニミニ水族館を作らしてもらった柏原市のホールの外看板ができたので除幕式をやりました

”ゆうゆうマップ”っていう柏原市の観光案内マップです

  


大塚屋で買ったサテン地を縫って大きな幕を作りました
上に紅白の紐を縫いつけて両面テープで留めておいて両端から引くと落ちる仕掛けですが、うまくいくでしょうか?






市のお偉いさんが勢揃いしてドラムロールの中、いよいよ除幕式の開始です
スタッフでのリハーサルでは一応うまくいったんですが、本番は素人の一発勝負なので何があるか分かりません




案の定、片方が引っ掛ってハラハラ・ドキドキ(だからあんなに真下には引くなって言ったのに・・、おかげて写真も撮れず)
この日は風が強かったので、スピーチの途中で落ちるとシャレにならないと思い、強めに付けたんでした



それでもまあ何とか落ちて無事看板の前で記念撮影♪




ヤレヤレ、いつもながら式典は苦手ですね





おうち作り 11月


日吉大社さんは紅葉真っ盛り

”燃えるような赤”ってホントにあるんですね

  


去年工事してた東本宮の屋根の葺き替えも完成したようです。檜皮葺はやっぱりいいですねー
檜皮を竹釘で打つ様子も見せてもらったし、少しですが奉納もさせてもらったのでちょっと嬉しいです




それにしても境内に入った途端に空気がガラッと変わるのはいつもながら驚きます
さすがメジャーなパワースポットです。ひょっとして比叡山はもっとすごいのかな

   

 

・    ・    ・    ・


物置作り 続き


モルタルが乾いたのでいよいよ塗装していきます

目指すは定番のコッズウォルツ風ハニーカラー。かな?


使う塗料は普通の水性ペンキで、白、黒、赤、黄、の4色を混ぜて使います
まずベースになるベージュ色を塗ります。毛足の長いローラーならモルタルにも塗れます

    


乾いてから一回目のヨゴシ。この時はまだ石の所も同じ色です
下のブドウの苗にかからないように今回は一応布で養生してます

   →   


基本的にはベース色→エイジング→ハイライトの順ですがなかなか思った感じにはならなくて
その後試行錯誤しながら3回ほど塗って結局これ位に落ち着きました。でも光の具合でかなり色目が変わります
普通、物は濡れると色が濃く見えるんですが、ペンキは逆に乾くと濃くなるので薄めに調色しなければいけません

石の所は色を変えてちょっとムラ目に塗るとかなり石っぽくなりました(まだまだヘタッピーですが)

    

塗っては離れて見て・・を繰り返す度に脚立に昇り降りするのが大変なので、後半は足場用に台を付けました

塗装に使った道具は、固めの刷毛、霧吹き、ウエス、スポンジ等ですが
硬いモルタルを擦るため四角いスポンジが終わった頃はこんなことになってしまいました







ところで、塗装やエイジングのやり方には”ボブの絵画教室”がけっこう参考になると思います

この30分で描き上げる手法は油絵というより自分には凄く上手いエイジングに見えます
そして絵画っていうのは究極のフェイクだって気付かされます(何しろ平面に立体を出現させるんですから)

それに比べれば元々立体の造形なんかはずっと簡単なはず・・?




もっと実践的なものは今年の2月号のDIY誌”ドゥーパ”にかなり分かりやすく載ってます



バックナンバーはもう売り切れてるみたいですが、デジタル版ならネットで購入できるはずです

    


でも前にも言ったけどエイジングのやり方はけっこうなんでもアリだと思うので、あまり決まりにとらわれずに
”失敗も成功”(?)って感じで、いろいろ試してみるのも楽しいと思います(っていうか、それが一番の近道)


・    ・   ・   ・


次に工場で扉と窓を作りました


扉はいつものバラ板組で下には溝付の戸車を付けました

    

これにいつもの白のアンティーク風塗装してから上にアイアンの面格子を入れました
物置なので格子の多いデザインにしました







窓にも面格子を付けました
こっちはちょっと可愛目にしました






次の週に早速持って行って入れてみました


before

  



after

     

やっぱり建具が入るとガラッと感じが変わりますね

ヨゴシの壁にヨゴシ塗装の扉が、我ながらよく合ってると思います
下は掃除がしやすいように、溝をやめてレールに変えました





でも扉以上によかったのは、意外と小窓でした




アイアンの面格子も横のフェイクの石とマッチしてます
でも石の所はモルタルをもう少し厚く塗った方がもっと本物っぽくなったかも(反省)




    

この壁にブドウの蔦がはうとカッコイイだろうなー




それにしても最初のパネコートの時から比べるとすっかり変わったもんです

板壁も簡単でいいですが、こんな土と石の壁もなかなかいいもんですね。さすがに今流行ってるわけです
壁の厚みはモルタルを入れても4センチ程しかないんですが、それよりずっと分厚くて重い感じがします

   



ところで後で知ったんですが、今回塗ったスチロールを混ぜたモルタルは造形モルタルの下地に使うものだそうで
本来はこの上にギルトセメントを塗ってから造形するんだそうです。そりゃ知らんかった

まあでもこれくらいの造形ならこんなんでいいじゃん


それよりまだまだやらなければいけないことが・・




今月のオーダー  10月



ハイダクレール用の照明を吊るためのアイアンフレーム(だそうです)






歯磨きイベントで使うための簡易流し台は、アルミ複合板のシンクをポリタンクにつないでいます

  

折りたためます






シンプルな白い箱はメラミン張り仕上げで、本棚の隙間に入れるそうです







 10月5日〜8日


先月の大雨で自宅のベランダから雨漏りがしてリビングの天井にシミが付いてしましました

築20年近く経ってベランダの床セメントの防水機能がだんだんなくなって雨水が染み込んだのでした
ベランダ用の防水塗料を買ってきて何回もローラー塗りして直ったんですが、天井のシミは多分とれません

そこでこれを機会に前からやらなければと思ってた工事を思いきってやることにしました

それは以前同じリビングでやった耐震補強です



耐震補強は普通は2階の壁や屋根を支えてる一階の壁、特に揺れの応力が集中するコーナーを補強するんですが
(例えば箱を押しつぶすと必ず端から壊れるように力はまずコーナーにかかるんで、そこをL型に補強すると壊れにくくなる)
ウチの家は一階と2階の壁がなぜかずれてるので、2階の外壁の真下は部屋の中、ちょうどそのシミの位置なんです
                                                             (だからそこが雨漏りしたんです)

もちろん代わりにそれを支える柱や梁が入ってるはずですが、柱と梁だけでは揺れで抜け落ちる可能性があります
つまりここがウチの家の一番のウイークポイントで、前回部屋の中央を補強するより先にここからやるべきだったんです

・    ・    ・

・・と、いうことで着工!

まず前回と同じように壁と天井のボードをカットして中の柱と梁の位置を測ります(これがけっこう大変)

    

やはりここがこの家のポイントなのか大きな梁が入ってました。

今回この梁とそれを支えてる柱を前回と同じ仕切り壁と垂れ壁で補強します

市販の耐震用金具もありますが、取り付けがけっこう大変なのとそれを隠す手間が必要です
でも仕切り壁ならそのままでOKなんです




測ったサイズに合わせて仕切り壁を三分割で作ります
ツーバイ材で枠を組んで片面だけに構造用合板を貼って、裏は貼らずにカットだけしておきます

   


それを壁と天井の溝に差し込んで貼ってない裏面から躯体の柱と梁にボルトビスでしっかり留めました

  




両サイドを付けてから真ん中の梁パネルを入れて一体物にします



最後に裏の合板を貼って小口と切り口に仕上げ材をつけました



壁から1m程の位置に仕切りの壁ができたんですが、このままだとちょっとデットスペースっぽいので
いずれ裏の角にランプを付けて間接照明にしてみようかと思ってます




これでリビングには二枚の仕切り壁が付いたことになります
ここから見るとさすがに邪魔っぽく見えますが、中に入ると意外と違和感はありません




・   ・   ・

ところでよく「自宅のインテリアは凝ってるんでしょうねー?」と言われますが
実は建売で買ったまま中はほとんど変わってません。前の仕切り壁も白ペンキを塗ったまま放置

いわゆる”紺屋の白袴”ってやつで、プロの大工さんが自宅は殆ど建売を買う気持ちがよくわかります
                                                  (まあその分琵琶湖で発散してるんですが)

でも一番居る時間は長いので、せめて出来るだけの安全は確保したいんです



それにしても前にも言ったけど、なんでこんな設計になったんだろう。
まあ当時は間取りしか見てなかったので仕方ないんですが、今だったらきっと設計変更したはずです
とんだ二度手間でした




10月10日


オリンパスOM-1  ・・と、



昔ヨメが北海道のユースに通ってた時期に、自分はこのカメラにズ-ムを付けて放浪してました(笑)

今は部屋のインテリアになっとりますが、当時バイト代を貯めて買った最初のカメラでした

”小型軽量”という初の一眼レフだったんですが、”カメラの絵を描けばほとんどこの形になる”
っていうほどの完成されたデザインが気に入ったんでした。(柴犬が好きなのも同じ理由です(笑)) 
まあそのために壊れても部屋の飾りに使えるんですが

   



そしてもう一つ旅の必需品はこの時刻表でした

学生時代はほぼこれ一冊で移動してました。いわゆる”乗り鉄”っていうやつですね
今でも時刻表を見るとちょっとワクワクします



社会人になってからは車移動だったので、必需品はこの道路地図帳に変わりました(ナビはまだなかったので)
当時はまだ元気だった(?)農協さんがお客だったのでこれを持って全国出張施工旅行(?)してました



最後はボロボロになってつぎはぎして使ってました
(なぜか今でも捨てずに持っています)

      


おかげで、約一年半で47都道府県全制覇!

・ ・ したところでやめちゃったんですけどね (そりゃやめるっしょ。・・今思えば短い会社員時代でした)




10月15日

舞台の装飾用に二本のギリシャ柱を作りました

ベニヤで半割の円柱を作って上からリシンを塗って石っぽくしました。中は空洞なので軽いです




両サイドに立てて下からアッパーライトで照らすとリシンのつぶつぶが浮き出て本物っぽくみえました






おうち作り 10月


アスファルトで作った花壇のコスモスは先日の台風で少し倒れましたが今満開です

門柱の周りもやっとヒメツルソバが広がってきました

     


台風で落ちた栗はほとんど虫入りで食べられないので、部屋に置いて”秋ディスプレイ”しました



      




ミニトマトは10月になってもまだとれ続けています




さすがに味は少し落ちてきましたが、花や青い実もまだまだついてます
いったいいつまで採れるんでしょうか

      



・   ・   ・   ・

物置作り  続き


外壁の表側は板張りはやめて、前からやってみたかった”造形モルタル”を試しにやってみることにしました


そこでまず防水シートの上にモルタルの付きを良くするためにラスをはりました

        

造形モルタルにはギルトセメントっていう専用のセメントを使うそうなんですが、けっこう高いのでとりあえず
普通のインスタントセメントでやってみようと思い買いに行ったら、たまたま横に”軽量骨材”というのがありました



セメントで造形するには厚くぬる必要があるので、軽いのが条件なんですがこれで代用できるかも

      

でも裏の説明書を読んでみると・・、しまったインスタントセメントではなくて生セメントに混ぜるって書いてる。
まあ多めに混ぜればなんとかなるでしょう ・・と、いつもの言い訳

      


サンドっていうので砂かと思ったらスチロールの粉でした
どうりでめっちゃ軽いはずだわ。おかげで手で簡単にまぜまぜできました





さっそく塗ってみました

軽いのでたしかに厚塗りはしやすいですが、ザラザラでほんとに付くのかちょっと心配です




でもその分テカテカしたセメント感がなくていいかも

コーナーと窓周りは厚塗りして造形モルタルっぽく石張り風にしてみました
割り箸でひっかくと簡単に造形できます。これならいつものスタイロを貼るより簡単かも

    


乾いたらペンキで色塗りして仕上げるつもりです



ところで上に付けてる木は引き戸用の枠とバーゴラ用の受けです

      


扉はドアより引き戸の方が使いやすそうだったので、二枚の引き戸をこのレールに入れるつもりです
                                                      (今は仮のベニヤパネルを入れてます)




そしていずれは天井にバーゴラを渡して、横に植えてるブドウを誘引してデッキの上をブドウ棚にする予定(野望?)です




ただ落ちたモルタルで葉っぱがモルタルまみれになったので大丈夫かな




今月のオーダー 9月



アンティーク塗装のキャビネット

    



アイアン脚のテーブル

  



アイアンのシューズラック





温熱療法に使うキャンドル台(カバー)は

   

ランプを入れれば間接照明にもなります





ウエルカムの切り文字は




手書きしたウエルカムボードに付けて披露宴の入り口にイーゼルで立てるそうです







9月8日


久しぶりに子供キッチンのオーダーを頂きました

      

今回は色々オリジナルなデザインのご希望がありました

まずフタが閉まって持ち運びやすい台のようになること

    


そこで丁番で開け閉めを出来るようにしましたが、バタンと閉まってケガをしないようにバネ丁番を使いました




水栓は今っぽい感じということで、木で作ったレバーをゴムでつないでカスタネットのようにしました




そしてレバーと洗面器を外して、上に板を被せればいずれ机にも使えます



最後に角は全て丸く面取りしてツルツルにしました

                                                   


9月15日


以前お店のご近所に”WORKS”(現在はsahoに改名)という家具屋兼カフェがありました

そこのオーナー栗山さんは千里丘活性委員会も創設されて、しばらく一緒に活動もさせてもらったんですが
今は”茨木湯”という元銭湯のカフェ兼ライブハウスをやっておられ、去年人間国宝にも認定されました(”隣の”ですが)

相変わらず超多忙で、もう家具まで作ってられないそうなのですが、以前のお客さんよりダイニングセットの
オーダーがあったので、作風が似てる(?)ということで、紹介してもらいました



   

元々店舗屋さんで、ちょっとレトロなナチュラル系が得意なんですが家具もそういう感じで作ってられました
(ちなみに千里丘の森カフェさんやロハスカフェさんも栗山さんの施工です)



今回の参考になればと以前作られた写真をお客さんから頂きました



なるべく近い感じにしたかったのですが、ウチではこんな感じにホゾ切りして差し込むことができないので、
別のやり方を色々考えた結果、結局ワンバイ材だけの組み合わせで作りました。接合もビス止めです



だだその分簡単に作れるので、今回は久しぶりにその作り方を紹介したいと思います

・   ・   ・   


使うワンバイは4枚位でカットして作った部材はこれで全部です




4本の脚だけジグソーで曲線切りしますが、後は直線カットです
長さは背板側が約85センチで前脚が40センチ位ですが体型に合わせて多少変えてもOKです

  

カットした前と後ろの脚をつないで椅子の断面を左右対称で2組作ります

  

つなぎ方はワンバイの端切れを補強として裏からボンドと35ミリのスリムビスで二重に貼りあわせます
ここで体重を支えるのでしっかり留めなくてはいけないんですが、この時端をワンバイの厚さ分控えておきます

  





こうして作った2組を横板で合体すると、平面が立体になって椅子っぽくなります

横板はさっき控えた裏の補強板に当てて、ボンドと合わせて必ず前と横の二方向からビス止めします
かかる力も前と横の二方向あるので両方必要なのと、ビスは板に垂直に打った方が強いからです

  

さらに下の補強として半分に縦割りしたワンバイで四方回します



これもボンドと、前と横さらに後ろからの三方向からビス打ちして留めます

  

後は座面と背もたれの板を一枚に二本ずつビス打ちして留めます




座面はだいたい40センチ角位の大きさですが、つなぎの横板の長さで大きくも小さくもできます

背もたれと座板の一番前を少し傾けてるので真っ直ぐより座りやすいし見た目もいいと思います

    


ベンチタイプは二組の枠を合体して座板と背板を長い一枚でつなぐと同じように作れます

  

同じ型で作ってるので合わせると長いベンチにもなります



最後にビスの頭をパテ埋めしてヤスリで角を磨いて手触りを整えます

塗装はお好みですが今回は軽くエイジングしました

          


このようにワンバイだけで作れるので、興味のある方はぜひ参考にしてチャレンジしてみてください
(ワンバイのカットは卓上丸のこがあると便利ですが、縦割りはジグソーかホームセンターでカットしてもらってください)


またお店ではこの椅子のカット済み組み立てキットを完成品の半額(¥6.000)で販売しています(ビス、パテ付)



もっとお手軽に作ってみたい方はこちらを使ってみてください
多分イケア家具の組み立てよりちょっとだけむずかしい位のレベルだと思います(多分?)




9月23日


おやまのおうちに付けてたサッシがもう一組あったので、また窓枠を付けて使えるようにしました





おやまの窓は、最初が普通のサッシだったんですが、それをまず手作りの出窓に変えて、
次にまたそれを外してサンルームを作った(2回も)ので、窓が二組余ってたんでした

      

サンルームはもちろんでしたが、出窓は付けてみると部屋がいきなり広くなって驚いたものです
横の壁ではなく、なぜか窓の位置までが部屋の広さに感じるんですね




今回の窓はお義兄さんの畑の物置につけることにしました

前に収穫の手伝いに行って物置で雨宿りした時、窓がなくてとても蒸し暑かったからです

before





after




電気がないので手ノコで開口するのが大変でしたが、窓をつけるとただの物置がいきなり”部屋”変わりました

「これで畑仕事の休憩もここでできるなー」と義兄も喜んでました





ギャラはもちろんとれたての秋茄子です♪







おうち作り  9月


物置作りの続き


だいぶ涼しくなってきたんですが、今月の週末は雨や台風の影響もあってあまり工事が出来ませんでした

台風18号は意外と風が強くて(多分風速40m位はあった)ちょっとビビリましたが、物置も特に問題なしでした
柱は無いけど面と面がつながって一つの箱になってるので意外と強いんです。ツーバイ工法と同じです


外壁を仕上げる前に、先日窓の効果を実感したので妻手側に小窓を付けようと壁を開口をしました

    


壁を開口する時は、実際に付ける窓枠と同じ大きさの枠を作ってそれを合わせながらカットしました
丸ノコで真っ直ぐ切るのは難しいので、曲がった所は粗めのペーパーヤスリを付けたサンダーで削ります
                                                            (粉だらけになりますが)
サンダー(ディスクグラインダー)は元々鉄工用の工具なんですが、木工や家具作りにも色々使える魔法の道具なんです
昔仕事で鉄工やってた時はまだ高価で”マイサンダー”を持つのが夢でしたが、今は安くて軽いのがフツーにあります
                                                     
  


外壁は屋根に使ったルーフィングが余ったので下地の防水用に貼りました
ホントの家なら結露を防ぐために透湿防水シートを使うんですが、まあパネコート張りの物置なので。

仕上げは裏はちょうど家に使ったサイディングと似たトタンがあったのでそれを横貼りしました
窓は枠ごと外して内側から開口に合わせてサンダーで開口する方が早いです

    

ちょっと色目が違うけどまあなんとか家の続きのようにみえるでしょう



さて表側ですが、予定では塗装した杉板を貼っていくはずだったんですが、ちょっとまだ仕上げを迷っています




トユをまた直結して今は使っていない雨水タンクですが存在感がありすぎるのでとりあえず白く塗りました





・   ・   ・   ・


21〜23日の3連休にはヨメの昔の旅友さんたちが遠くから集まってくれました


自分達の世代の青春時代(死語?)は大変な旅ブームで、皆リュックを背負って日本中(世界も)駆け巡ったもんです

ヨメさんはもっぱら北海道派で、ある最果てのユースに入り浸ってたらしく、今回はその時の仲間だそうです
                                                (ちなみに町田の友人はそのユースのスタッフでした)





♪    ♪    ♪


歳を重ねるメリットの一つは、昔の色んな出来事を”いい思い出”として語り合えることだと思います
過去は過ぎ去るものではなくて、砂時計の砂のように”今”を通って心の中に少しずつ蓄えられる宝物なんだそうです




琵琶湖は京都にも近くて集まるにはちょうどいいので、またぜひきてくださいね









                                            
                                                                       ユメの想い出は・・?



今月のオーダー 8月



新築のお宅のシューズボックス
若いご夫婦のデザインで真っ黒のメラミン仕上げです

 



同じサイズのペアの棚





こちらもペアの机

  

2台並べて使う時もあるそうです




それに合わせた椅子用のアングル棚、グレー天板も一個つくりました

     



アンティーク塗装のCDラック

    





厚さ5cmの切り文字







〜8月10日



今月の前半はずっと”凱旋門”を作ってました



・・といっても、もちろんいつものハリボテですが。

神戸のホテルで正月にやってた滞在客用のイベントをお盆もやりたいと、先月末に急に言われたんですが
なんでもオーナーがフランス人に変わったとかで、今回テーマを凱旋門にしたいとの事でした(又々おまかせで)


なんかだんだんエスカレートしてるような気もするんですが、形自体は直方体なので多分なんとかなるでしょう
とりあえず急いで画像を探したんですが、本物は下から見上げた写真しかありませんでした




サイズのバランスを見るには正面からの画像がいいので困っていたら、ある人のアドバイスで
淡路島のミニテーマパーク”オノコロ”にミニチュアがあるかも、とのこと

さっそく検索するとホントにありました。それも完璧に細部までコピーして作ってます。すごい!





そこでその画像をトレースして大体のサイズとデザインを決めていきました(さすがに版権はないので)
縦横はほぼ正方形のようです。今回は5m位の大きさで作る予定です





サイズと形が決まったのでさっそく作っていきます


本体のベースは有り物のリースパネルで組むので、作るのはアーチ部と上に貼り付ける造形だけです

建物の造形は画像から大体の形を予想してデザインを決めましたが、これで出来た時のレベルがきまるので
なるべくデフォルメ(省略)しすぎないようにしたいのですが、時間もないし・・ まあやれるとこまでやってみっか

   

ほとんどはベニアにスチロールを貼り付けて作ります。木工で作るよりずっと早くできるし、なにより軽いのです
現場でなるべく短時間で簡単に組めるように、コーナー部は一体で作って直線部で分割します

   



全部貼り終わったら表面を金ブラシで荒らして、外装材コーティングしてから3回塗装して石っぽくしました

   

本物の画像はグレーっぽかったんですが、コンクリートに見えそうなのでイメージ重視でベージュ色に変えました

レリーフはさすがにリアルには作れないので適当に省略して削りましたが、遠くからみればまあ何となく見えるでしょう

     



・   ・   ・   ・


8月12日



お盆の前日にいつものホテルの大宴会場で組み立て開始です



まず中央のアーチの入り口から組んでいきます。四方に入り口があります




それにリースパネルを組み合わせた大きな一枚のパネルで四方を囲んで、本体のベースを建てていきます

  


表側は同じ色の石目柄で表装してます

  

これで大きな箱のような物ができましたが、のっぺりしてこのままではまだ凱旋門には見えません


でもこの後、作った造形を貼り付けていくと多分見えるはずです(今回は仮組み出来なかったのでちょっと不安)





例えば足元をこんな風に囲むだけで不思議とそれっぽくなるでしょう

  



まずてっぺんの方から付けていきます
なんかホントの石工事をしてるみたいですが、軽いので全然楽勝です

   



だんだん凱旋門っぽくなってきました







そして完成!


 おー凱旋門じゃん♪






ライトアップするともっと本物っぽく見えました




作業上高さを少し低くしたのでちょっと横長になりましたが、近くで見上げるのでまあOKでしょう



16日に撤去しましたが、もう一度使うかもしれないそうなので造形物はしばらく置いとく予定です
他のイベントでも使えるかもしれません




8月13日


ところで本物の凱旋門って何メートルあるんでしょうか?

昔大好きだった映画”冒険者たち”の中で、セスナで門をくぐるというシーンがあったのでかなり巨大なはずです



その映画がちょうどBSで再放送してたので録画してたんですが、盆休みに久しぶりに見ました




口笛のテーマが流れるエンドロール






アランドロンはこの頃が一番良かったかも

    

 


でも当時憧れたのは、相手役のリノ・バンチュラでした(J・シムカスもきれいでしたが)




モーターエンジニアの役で歳もけっこういいオッサンなんですが、パイロット役のドロンより
工房に寝泊まりしながらもの作りする生活(その工房が叉オシャレ)が、なぜかカッコよく見えたんです


ひょっとしたらその影響の延長で、自分も今こんな事やってるんじゃないかっていう気がしてなりません




8月14,15日


今年のお盆はホテルのお仕事もあったので珍しく(多分20年ぶり位)帰省せずに暑い大阪にいます


そこでヨメがやりたいと言ってた部屋の片付け(リフォームではない)を手伝うことにしました(偉い!)



部屋いっぱいに敷いてたじゅうたんのをとるのは大変なので、少しずつカットしながら丸めていくと
乗ってる家具をあまり動かさなくてすむのでずっと簡単です。そのままゴミにもだせるし







本棚も整理しようとしてたら昔好きだった本があって、ついめくるうちに片付けが手につかなくなってしまいました




”華麗なるギャツビー”は最近再映画化されて話題になりましたが、この表紙は前の映画のワンシーンです





ディカプリオ版はまだ見てないのですが、多分前作は超えられないんじゃないかと思います


・・最後に別れる場面で、「あいつら皆くだらないやつさ」 と言った”ぼく”に向かって、少し照れた後に
にっこり笑うシーンは、やっぱりレッドフォードでなければ絵にならないような気がするからです

また予告編でみたデジタルっぽいクッキリした映像(何と3Dだそう)は、”滅びゆくものの美しさ”とは合わない気がします


・・まあ長いコメントはブログ検閲係(ヨメ)から禁止令が出てるのでやめますが(笑)
小説は村上春樹氏の新訳もあるそうなので、また読んでみたいと思います





次はギャツビーとはよく対で語られる”ティファニー”ですが、これは村上訳もあったので昔のと読み比べてみました



印象としては村上氏の方が直訳的な言い回しが少なくて自然に入ってくる感じです(特にホリーの心象はずっとわかりやすい)
そういえば昔翻訳家を目指してた秀才の友人が「英語力よりずっと日本語が難しい」と言ってたっけ

でも龍口訳でもう何回も読んでるので、個人的には昔のほうが好きかも



それにしても原作ファンの全てが(?)希望してるこちらの再映画化はいつできるんでしょうかねー
ホント、ギャツビーの予算をこっちに回してほしかったもんです






もう一つは10年位前に読売新聞で短期連載された、よしもとばなな作の”海のふた”です


前の二作はどちらかといえば男目線だったけど、これは一人の女の子が伊豆でかき氷屋をやる話なんです



これを読んだことが、じつはウチのお店をやろうと思ったきっかけだったんです(すぐ影響されるやつ)





3つとも、ひと夏の出来事の話なので、夏の終わりに読むにはぴったりかもしれません


・・と言ってる間に、結局肝心の”片付けの手伝い”はカーペットのカットだけしかできず。  ・・やっぱり偉くない



8月18日


ユメの暑さ対策



猛暑でバテバテのユメちゃんですが、普段はお気に入りの”冷え冷えマット”でずっと寝てます

エアコンの入ってる時はこれで大丈夫なんですが、ひとりで留守番してる時が心配です





そこで避難用に”冷え冷えハウス”を作りました


マットがちょうど入る大きさのダンボールに出入り口の穴を開けた簡単シェルターです




中に百均のバーベキューアミで棚を付けてます




その上にバスタオルで包んだ保冷剤を乗せれば半日位は十分冷えてます
氷で冷やしてた昔の冷蔵庫と同じしくみですね

   




ところが「できたよー、涼しいよー!」と呼んでも全然入りません(あたりまえか)

大好物のジャーキーを入れても頭だけ突っ込んで食べてしまうとすぐ出てきます
いままで嫌がるユメを無理やりダンボール箱に入れてよく遊んでたのでトラウマになってるんですね







結局まだ一回も入っていません

まあでもほんとに暑かったら入るハズと思って、とりあえずもう少し置いときます


            うにょー



おうち作り 8月


裏の物置作りのつづきで、屋根の仕上げをしました


前回屋根パネルを付けた後、とりあえずベニアの継ぎ目だけコーキングして雨漏りを防いでました

   


下地は角に役物(トタンの水切り材)を回して、アスファルトルーフィング(防水シート)を貼りました

   


仕上げの屋根材はシングルやカラーベストを使いたいのですが
あまりの暑さで長時間の作業がつらいので、一番簡単なポリカの波板を貼りました

   


熱抜用の開口を付け忘れてて中がサウナ状態になってたので、急遽ガラリを表と裏に二個ずつ付けました。
パネルを作るときに開口すれば簡単だったのに、建ててからの後付は3倍手間がかかります




次にそのまま壁も仕上げていきたかったんですが、暑いので外作業はもうここまでにします
                                            (納期がないのはホントに楽だ〜)



・   ・   ・   ・


その物置にある雨水タンクに問題発生


普通の雨の時は大丈夫なんですが、最近よくあるスコールの様な時は、トユから雨水が溢れてしまいます
調べてみると、濾過槽の送水量が間に合わないようなので、ろ過材の砂利等をすくって負荷をなくしました
     




湖岸の家をちょっとでも隠すために、もう一度プランターに木を植えました

前のシマトネリコはダメだったけど、今度は金木犀とプリペットなので強いはずです
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でももうすぐ横にまた一軒建ちそうなので、まあほんの一時しのぎですが


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