9月21日〜23日


連休を利用して自宅のちょっと大掛かりなDIYをやりました

ウチの家は間口の狭い細長い形でリビングもキッチンスペースとつながった細長いワンフロアになっています
建築時にはそこに一部仕切り壁を付ける設計だったはずなのに、出来てみるとなぜか省略されてました
でもまあ広々としてこれでもいいかと、結局そのままになっていました

ところがその後、姉家や田舎の実家の耐震補強をするために色々勉強していくうちにどう考えても
この間取りには無理がある様に思えてきました。
試しに簡単な強度計算を市販ソフトでやってみるとやはり横揺れに対するバランスが悪いようです
そこで建築時の構造図を見直してみると、やはりリビングとキッチンの間にメインの柱と梁があったので
それを補強する壁量を確保するために、その下に仕切り壁と垂れ壁を付けることにしました


befor

冷蔵庫手前の窓の横に柱と梁があるはずです
ちょうど天井にダウンライトがあったので、はずして中を見てみるとやはりその位置に大きな梁がありました
ということは、それを支える柱も図面どうり両方にあるはずです

     

単なる目隠しや飾りのためだけの間仕切りならそのまま仕上げ材の上から付けるだけでいいんですが
今回はあくまで耐震が目的なので、柱と梁本体に直接付けなければいけないので、まず表面のボードをカットします




次に、その隙間から柱と梁本体の実際の距離を測って、それに合わせた補強壁を作ります
使った材料はツーバイ材をネタにした枠に構造用合板を両面張りの、いわゆるツーバイ工法の家と同じものです
強度は十分なんですが大変重いので3分割で作りました

        

ところが、片面だけ合板を張ったものを車で運んでたら、なにか変なにおいがします。
そこでよく調べてみると、せっかく張った合板が本来F☆☆☆☆のはずがF☆しか付いていません
☆の数はシックハウス適合の印なので、1つしかないものは屋内では絶対使えません
しかたないので、すぐに取替えたんですがすでにボンドが固まりかけててはがすのは大変でした


なんとか作り直した壁パネルをカットした隙間に押し込んで、がんがんにビス打ちして留めます

       

分割した所には一体になる様に補強のネタを入れてから裏面の合板を張ります
入り口側は比較的強度が必要ない方なのでニッチも付けました

after
    

できてみると全然圧迫感も無く、ちょうどいい間仕切り効果でリビングも前より落ち着いた感じになりました
作る前に色々シュミレーションしてサイズを決めた甲斐があったし
なにより家を支えてくれてるんだっていう感じが目に見えて何か頼もしい気がします


これでずっとやらなければと思ってたことが、やっとできてちょっと安心しました
それにしてもどうして最初の建築の時にできなかったんでしょうか?・・今でもよくわかりません(手抜き?)
仕上げの前ならずっと簡単にできたはずなのに。