12月25日

毎年恒例になってる仕事納めの、クリスタ長堀の正月ディスプレイ
今年も3年連続で同じデザインのため完成形は見飽きたんで
今回は現地での取り付け風景も合わせて載せたいと思います


この壁にはついさっきまでクリスマスの装飾があったんですが、撤去されたばかりです

  

まず両サイドの6本の柱に塩ビ管で作った竹と飾りのパネルを取り付けます



エレベーターを降りる人達が「もう正月なんだー」と言いながら見ていきます



真ん中のお日さまパネルと、足元の囲みパネルを付けてから最後に鶴の飾りをつけて出来上がり

 


オープンしてる時は後ろの壁に水が滝のように流れていて、もっときれいなはずです
(といっても本番は一度も見たことは無いんですが)

2時間程で、クリスマスからお正月に変ったわけですが、街のあちこちでも今ちょうど変ってるはずです
ウチは最近はここだけですが、この日の装飾屋はいつも朝まで大変なんです







12月24日

以前からオーダーされていた京都の器やさんの看板のデザインが決まりました

器型の木看板にアイアンのフレームをまわす形で、全てお客さんのデザインです





木目が少し出るくらいに薄く陶器色に塗装してから両面にロゴを入れました






12月17日


お店のご近所に住んでおられるお客さんより、少し前からマンションのリフォームを依頼されてました

広いリビングを間仕切り壁で仕切って、ベッドルームと収納を兼ねた部屋を作って欲しいとのことでしたが
ようやくプランが決まったので工事に掛かりました


マンションの壁工事の場合、リフォーム屋さんがやる時は現場の部屋の材料を入れて
一から壁を作っていくんですが、共働きのご夫婦さんで何日も工事のために付き添うことができません

そこでウチで事務所や店舗の間仕切り壁などの時よくやるパターンで、”壁パネル”を工場で作ってきて
現場ではそれを組み立てるだけという方法で作ることにしました(いつものキットバージョンです)
このやり方のポイントは実際の部屋の内寸と、取り付ける場所の床と天井の下地の状況、
さらに搬入に使うエレベーターのサイズをしっかり調べておくことです

そこで事前に一度、現調と採寸に伺ってから、それを合わせた壁パネルを作りました


この部屋の中央にコの字型の壁で囲って部屋を作ります
パネルはエレベーターに入る大きさに分割されています



向こう側の側面から合体して建てていきます

今回の壁の仕上げはクロスではなく、お客さんの希望でシナベニアに薄めの白塗装をしたもので
いつもの木目が薄く透けるパターンです

表だけは工場で仕上げて来ておいて、裏面は合体してから同じ塗装してるシナベニアを貼ります
断熱材も事前に入れておきます。コーナーと2枚ごとに茶色に木目染色した飾り柱を入れて
のっぺりなりがちな広い壁面にデザイン性をもたせたました

壁パネルの高さは実際の部屋高より少し低く作っておいてその”逃げ寸”は最後に回り縁で隠します

   


部屋の内側の両サイドのベニアが貼れたところです。側面の真ん中が入り口になります
上の小窓は採光と換気のためのものです

      

外側からの画像です。小窓は跳ね上げ式です
壁の真ん中にある”筋”は「底目地」といって、この工法だとどうしても出るベニアの継ぎ目を
逆にデザインに変えるもので、ウチらの業界ではよくやる方法です

    

入り口はドアだと通路にじゃまになるため引き戸です。
床にレールを付けられないため欄間にレールを付けた吊戸タイプのものにしました
上から吊る方が戸車タイプよりずっとスムーズに開け閉めできます

     


完成した印象は塗装壁のためか住宅というよりちょっとオフィスっぽいかも
もちろん同じやり方で普通のクロス仕上げも可能です

時間もちょっと搬入に手間取りましたが何とか一日で出来ました
ちなみに別のリフォーム屋さんでは一週間掛かると言われたそうです(すこしオーバーでしょうが)
予算的にも現場で作るより工場で作った方が効率的で手間が少なく済むので、多分安くできると思います

まあでも音や埃があまり出ないのが集合住宅の場合一番のメリットかもしれませんね
ちなみにウチのメンバーはインパクトドライバー(あのバッバッバっとうるさい電ドリ)はほとんど使いません
建築と違ってあまり太いビスの使用が少ないことと、お客さんのすぐそばで作業することが多いためです

        







〜12月15日

今月のオーダーものいろいろ


白板のTV台、オール白ヨゴシ塗装仕上げのためシナベニヤ組の上に白板を2重貼りました

    


ごく普通のテーブルと、ごく普通の棚、それとプリンター台です
最近は”ふつう”のものがいいです

    




12月7日


東京の有明にあるビッグサイトにジオラマ台の設営にやってきました

実際に組み立てるのは現地のチームがやってくれるのでアドバイスだけです

全てのパーツを一体に組み合わすのはこれが初めてだったので少し不安だったんですが
梱包もバッチリしたために無事壊れるとなくトラック便から降ろすことができて、順調に組み上がりました

  

それにしても現地に着いてちょっと驚いたんですが、けっこうメインのコーナーじゃ、あ〜りませんか
”エコプロ”は日本でも最大級のエコイベントのはずで、ひょっとしてこれがその中の目玉企画かも。
そんなこと聞いてないよー
でもまあ聞かなかったほうがやっぱよかったかも。変なプレッシャーで作り難いから

  



 
  
お客さんが隣のテーブルで新聞紙で手作りした”ひねもすの木”を自分で差していく参加型の企画で
一本植えるごとにそれが本当の森を守るための寄付につながり、守られる森と同じ面積の下敷きを貰えます

本番は大好評で最終的には予定の1200本どころか7000本以上の木が植えられたそうです
そのなかには鳩山前首相もおられたそうです


   

でもこれはあくまで企画がよかっただけで、ジオラマ台が特によかったわけではないんですけど
やっぱり関わったイベントが成功するのはうれしいものです





12月8日


現場も無事終わって、その日は町田に住んでる仕事仲間の家に泊めてもらいました
そしてせっかくなんで次の日は夜の新幹線の時間まで色々付き合ってもらいました



彼の家の庭にはクラフトするための小屋があります
電話ではよく聞いてたんですが実物を見るのは初めてでしたが
本体の構造はポイントを押さえてしっかり作ってたのに、なぜか可愛いのにはちょっと驚きました
オジサン、そんなキャラだったっけ?

     

作業する時はシートで囲むそうです。都会の住宅地なのでこういう気遣いは大事ですね
道具入れの物置やガーデンシェッドもオシャレです。白板の塗り方も伝授(?)した技を
さらに自分でアレンジして今や師匠(と年上の彼は呼びます)を完全に超えてます
  
  

奥のウッドデッキや屋根ももちろん手作りで、昨日の夜はバーベキューで盛り上がりました

   



少々二日酔いで遅めの朝食の後、たってのリクエストで湘南、鎌倉方面へ連れて行ってもらいました
町田市というのは東京都ですが殆ど神奈川県で、南へ走れば一時間位で海に着くんですね

ところがほんの5分ほど走ったところでこんな風景が窓から見えました
思わず「あの道歩きたい」と言って、道の出口に車を先回りしてもらって降ろしてもらいました



晩秋の雑木林の中、木漏れ日と落ち葉の香りに包まれて歩くと、なにか気持ちがすーとします
このあたりはあの武蔵野の外れになるそうで、住宅地からすぐ近くにこんないい散歩道があるとは
雑木林フェチにはたまりません。あーユメちゃんを走らせたい





まず向かったのは葉山、御用邸があるので高級リゾートのイメージがあるんですが
実際の地元は普通の漁村でまるで四国の田舎のようです




伺ったのは葉山港の目の前にある小屋。ここはCMの撮影等に使われる場所だそうです

  

ここのオーナーが彼が出してる七里ガ浜のフリマの常連さんで、フェンスは彼のアドバイスで
ヨゴシ塗装をしたそうです。こっちのフリマではなぜかウチのアイアン切り文字が人気で、
よく大阪から送ってるんですが、こんな所で使われてるなら本望ですね

     



次に由比ガ浜を左に見ながらそのフリマ会場を見に行くことにしました

学生時代に横浜(と横須賀の間位)に住んでて、特に逗子線沿線だったんで鎌倉は思い出の土地なんです
でも貧乏学生だったんでサーフィンやナンパにはもちろん縁もなく、もっぱらこの浜でソフトボールしてました




フリマ会場になる駐車場はとても広くて向こうに江ノ島が見えます。晴れれば富士山も見えるはずです

ここのフリマに出し始めてからもう1年半位になるそうですが、「最初だめでも最低1年は続けること」
という約束(?)どうり続けるうちに、常連さんも付いて今ではオーダーをこなすために本業を休まなければ
ならないかもという、うれしい悩みもあるそうです。最近は東京のイベントにもよく誘われるそうです




  

ここは”稲村ジェーン”のなかで”真夏の果実”が流れるシーンにも使われてるはずなんですが(多分)
自分にはなぜかユーミンの曲が浮かぶんです。それもデビューの頃の。
夏休みに友達と藤沢の工場にアルバイトに行く途中、西湘バイパスを走りながらよく聞いたからかもしれません


曲といえば、今回新幹線の中で聞くためにお気に入りの曲をユーチュブから50曲ほどダウンロードしたんですが
ほぼ7割は学生時代にラジオの深夜放送からカセットテープに録ったものでした

柴田まゆみ”白いページの中に”や佐々木幸男”君は風”、拓郎作の川村ゆうこ”風になりたい”などなど
ヒット曲の影にかくれた名曲達です。それとさだまさし、”主人公”はもちろん”ダイアリー”も大好きです
ネクラと言われてた時代の彼はほんといいですねー。
それにしてもユーミンにしても中島みゆき、陽水も永ちゃんも小椋佳も、今巨匠と言われてる人達のデビュー時の衝撃
リアルタイムで体験できたことは、世代のひいき目かもしれませんがほんとにラッキーだったと思います

最初に聞いた印象っていうのは強烈で、洋楽でいえば”明日に架ける橋”はサイモン&ガーファンクルではなく
プレスリーのカバーだったし、”イエスタデイ”にいたってはなんとトム・ジョーンズで、原曲を初めて聞いたときは
こんな静かな曲だったんだって驚いたもんです。でも自分のなかでは今でもやっぱり”トム・ジョーンズ”なんです(笑)
プレスリーといえば、亡くなる直前にブクブクに太った姿でTV出演して歌った”アンドアイラブソー”は切なくていいです

手作りと同じで、音楽にも特にこれっていうジャンルや好みはなくて、あとは新沼謙治からホセ・カレーラスまで
何でもありですが、しいていえばボーカルの声が好きです



帰り道にその母校に卒業してから初めて行ってみました
でも殆ど建て替わっていて、”輪舞曲(ロンド)”のロケにも使われた昔のキャンパスの面影はなかったですね



そういえば学祭の時、講堂で歌ったイルカの前座に出てた、とてもハーモニーのきれいな無名デュオが
後の小田和正(オフコース)だったことも思い出されます

思い出や記憶が人を作っているのなら、色んなシーンやそれに寄り添う曲達もその人自身なのかもしれません


ちょっとしたセンチメンタルジャーニー(?)をわざわざセッティングしてくれた町田の友人にはほんとに感謝です





今月のおうち作り 12月


リビングが大体出来たので、そのまま次の部屋の内装にかかるはずだったんですが
ここで中の作業は一時中断して、本来は中が出来てからやるはずだった外の作業を
気分転換もかねてやることにしました。
長い期間の製作物はモチベーションも保つために、こういった工夫も必要なんですが
次の部屋のプランがなかなか決まらないんです

普段から人の描いたイメージを具体化することばかりやってるためか、実はデザインが苦手なんです。
っていうか、前にも言ったように”自分のスタイル”や”こだわり”が悲しいかな、ほとんど無いんです
唯一のこだわりは”合うか、合わないか、”だけ・・  (まあそのためにオーダー受けができるんですが)
だから、今回のように”なんでもOK、好きにやっていいです”っていうのが一番困るんですねー
とりあえずなんかキッカケが見つかるまで他のことでもしようというワケです


外の入口正面はもちろん予算上の理由で外構工事もコッチ持ちなんで今はなんにもありません
でもホ〜ントは・・この家作りで一番やりたかったことはじつは内装ではなく外、つまり庭作りなんです
っていうか庭(周りの木や環境すべて)と一体化した家作りなんです


いつかは木の間から家が見える様な感じにしたいんで、それに合うように外壁も塗ったつもりですが
今回はまず正面にとりあえずベランダを作ることにしました




畑の真中にぽつんと建ってて敷地は広く見えますが、すぐ両隣はお隣さんの畑で横幅は7mしかありません
さらに市の規制で建物は隣の境界から1m以上離さなければいけないため家の間口は5mです
そんな狭い家は建てられないんじゃないかということで、格安物件にもかかわらず長い間売れ残ってたそうです
でもこのあたりではそうかもしれないけど、今の自宅もぴったり5mだったんでウチとしては普通だったんですね


まず雑草を抜いたり、ついでに少し木を植えたり下地作業から始めます



束石を配置して基礎を作ってから大引をわたします。防腐用にいつものポリプロ板も貼ってます
下地がよかったんで先にレベルちゃんと出さずにやってしまい、結局2度手間になってしまいました
やっぱり何でもレベル(水平)が一番大事です(ってなにをいまさら)

  

天板と手摺を付けて完成。
一般的に手摺は下の大引にはめ込んだりするんですがウチではいつも後付けです
これは手間的な事もあるんですが、なるべくネタの切り込みをさけて雨水の浸透を少なくするためです
コーナーがL型になるんでこれくらいの長さならこれで十分です。床との接地面はすべてコーキングしてます
それとお隣さんからのアドバイスで猫の巣作り防止のために地面との隙間はすべて金網で塞ぎました

  



ついでに試しに垣根を作って置いてみましたがこれは可愛くなりすぎたのでボツ
手摺の色もまだ思案中です。やっぱり木がメインなのでいずれ木に合わせて変えたいと思います






〜12月4日



先月プレゼンしたボルネオのエコプロイベントが決まったんでサンプルジオラマの実物を作りました

この分です




実物は10M位あって本番は東京のビッグサイトという所なので運送出来るように12分割です
一度に全部組むと場所をとるので3つずつに分けて組んでから上に作り込んでいきました。
まずいちばん右側の分からです

     

台の上はほとんどオアシスという吸水スポンジを敷き詰めるんですが、なんと約600枚以上必要です
ダンボール7箱分あります



それをさらに節約と加工しやすくするために8cmの高さのものを半分にスライスしました
木で簡単なスライス器を作ってノコ刃を加工したカッターでスライスします
オアシス自体は非常に柔らかくて簡単にカットできました

  




さすがにもう当分オアシスは触りたくありません




そうしてようやく本体の製作にはいります。イメージはもちろんボルネオのジャングルです

最初に川の所に緑の色を付けて周りにスライスしたオアシスを木工ボンドで貼っていきます
上流の方はだんだん土地が高くなるのでスチロールでかさ上げします

  

川の上にブルーのもやったシートを貼ったアクリ板を少し浮かせて敷き周りをオアシスで埋めていきます

  
                                                       
川岸に少しだけジオラマっぽく造形します。
縮尺は20倍になったけどジオラマのサイズは結局同じです。これでも本物と比べると模型サイズなんで。
オアシスの所は本番に子供たちが新聞紙で作った1200本の木を差していくそうです

本当のジャングルの川はもっと緑色なんですがオアシスと同化するのであえてブルーのシートを使いました
本来のジオラマなら樹脂系のもので水面を作るんですがとてもこの大きさでは使えません
でも下地の緑と混ざって少しは本物っぽくなりました。上流はちょっと谷っぽい感じをだしてみました


    



これは真ん中の分です。ここはジオラマはありません





そして最後の左端の分です中央に山の造形を作ります

  


岩山の上に森があるイメージです。参考文献は見ずに全部想像で作りました(文献を見ると束縛されて作り難いので)
ここも分割されるのでその分やりにくいですが、組んでしまうと今度は手が届かないのでまあよかったかも


   

  
熱帯雨林に針葉樹があるのはホントはおかしいんですが、やっぱり木の種類が色々あったほうが
森っぽく見えるんで結局入れました。まあ今回は学術的な目的ではないのでイメージ優先です

  



今回は極端に大きい物と小さいものが一体化した作り物で、(特に前に縮小模型を作ったために)
作ってる途中でスケール感覚がおかしくなりそうでしたが、なんとかまとめることができました
(ジオラマ自体はその道の人から見れば全然ちゃっちいもんですが)

現場は12月7日からなんで来週は久しぶりに東京出張です




11月15日

4ミリの針金とアルミ板で文字と数字を作りました

    


アイアン表札もオーダーで作りました






〜11月10日


オーダー品色々


こたつ板、猫の傘立て、姿見のミラーはお客さん持ち込みでした

      





11月3日


まだ11月の初めだというのにもうクリスマス装飾も終盤です
去年と同様大きなプレゼントボックスを屋根に上げる時は自作のリフターが活躍しました








今月のおうち作り 11月


今月はドアやカーテンボックス、キッチン収納、トイレの洗面台等、小物を中心に作りました
2階のドアは二箇所ともシングルですが一階の奥の分は2枚の親子ドアです。

 

たくさんの小窓はドア上やロフトに付けてドアを閉めたまま換気ができるようにするためのものです
これも今年の猛暑を工事中に経験したので急遽追加したんです

 




2階のトイレには手洗い用のスペースがあるんですが、一階は階段下なのであまり余分な場所がありません
ただ奥行きは比較的あってドア横に15cm位の壁面があるんですが、さすがにそれだけでは狭いので
その横の合板を一部外して柱厚分壁をへこませませました。仕上げをまだしてなくて正解でした

    

そのスペースに合わせた洗面台を作っていきます
たまたま檜の一枚板があったんでこれを手洗台の天板にしようと思いました



壁の形状に合わせてカットしてボウルの取り付け穴も開けます
ボウルはネットで色々探したんですがいいのは高いし・・
そこでこれもたまたま買ってあった680円のホーローの洗面器に穴をあけて排水栓を付けてボウルにしました

 



 
天板の下に白の収納台をつけて完成です
棚板は後で配管の来る所をカットしなければいけません。中の裏板は付けずに少しでも広くしました

    


ニッチにした分壁にぴったり入ってで全然狭くなりませんでした。いわゆる”造り付けの妙”ってやつですね
後ろ側にペーパー用の棚も付いててすぐ取れて便利です。給水栓は自分で付けました(1000円でした)
給水配管は排水側と違って圧がかかるんで絶対ミスがゆるされないので慎重に付けなければいけません
後は壁の漆喰を塗ってドアを付ければ完成です(今までは布を押しピンで留めて目隠しにしてました)

   

隙間やデッドスペースを利用した作り物はぴったりハマルとなんか得した感じでちょっとうれしいです
ウチっぽいし




キッチンの収納棚も作りました。 このシンク上の開口面に吊り棚を付けます


 


両方から出し入れ出来るようにアキアキの棚です




実際に付けたところです。下段の扉は跳ね上げ式です

   

これまたぴったりでよかったんですが、付けた後気がついたんですが・・
なんと冷蔵庫を搬入するための開口サイズがどこにもありません
もう一度棚を取るか、はたまた壁を抜くか・・    まあ来てから考えようっと



その冷蔵庫横のバック棚です

今回はシンクに合わせてアイアンでフレームをつくって棚板を渡したもっともシンプルなものにしました
でもちょっとおしゃれなカフェの什器っぽいでしょ。棚板を差し替えることで高さも変えられます

 

壁の小窓はちょうど玄関が見れる位置に付いてて、キッチンに居たまま来客の確認ができます



ドアとその上の小窓も付けて、とりあえずリビングはほぼ完成です
今回はほとんどいつもの仕事と同じような作業だったんでまあスムーズでしたが
図面が無い分その都度考えながらやってるので、どうしても仕事ペースでは進みません
でもそれも楽しいです。というより楽しまなければとても続けられません。まあ色々勉強にもなるし

   




久しぶりに夕方湖岸を散歩しました。   満月の月道が幻想的でした

   






10月27日


プレゼン用に、簡単なものですが久しぶりにジオラマを作りました

これはボルネオの熱帯雨林を守るためのエコイベントで使われる予定のものを
20分の一に縮尺したもので、もし決まれば10メートル位の大きなものになります




この緑のところにオアシス(吸水スポンジ)を敷き詰めて、そこに子供たちが手作りした木のオブジェを差してゆくそうです

   


作り方はTVで鉄道模型等の”本物の”ジオラマを作ってる所を見てそのやり方を真似っこしたりします
いつも学習はTVやネットからで、今はなき”TVチャンピオン”と”料理の鉄人”が一番の師匠でした


そういえば最近仕事でTVチャンピオンのジオラマ王の方に会ったんですが、あまりに若いので、
「以前から修行されてたんですか?」と聞くと「ほとんど初めてでした」だって・・
おもわず「あんた天才やねー」っていうこっちを逆に不思議そうに彼は見てました。
努力ってなんなん?・・




〜10月26日

オーダー家具いろいろ


今月も続いてまたまたTV台のオーダーを頂きました

最近はデッキやチューナーのいわゆる周辺機器が多岐に渡っているので
そのおうちにぴったり合う収納台は、なかなか既製品で探すのが難しいからだそうです
なるほど、ちゃんと理由があるんだ・・。
そういえばいままで一つとして同じデザインのものは無かったような気がします


   

以前納めさせて頂いたシューズラックも玄関にぴったりマッチしてました

    



こちらは、ちょっと変わったテーブル2個
ひとつはメッシュと鉄板の組み合わせで、もうひとつは厚木を丸く切った天板枠を竹で支えたものです
ベトナム風ということで、ご指定の真っ黒につやあり塗装しました




その切れ端がおもしろい形だったんで花台にしてみました

 


      





10月18日


オーダー看板、アイアンクラフト、


”アーク”さんの看板は鉄板の切り抜き文字で、”LittleWood”さんは平鉄の曲げ文字です

   


これは門柱のライトカバーです。今付いてるのがプラスチック製なので同じサイズの
アイアンで作ったものに取り替えるそうです


   





10月17日

恒例になった神崎川畔イベントに出店しました

前回背景に使ったガーデンシェッドが森カフェさんへ正式にお嫁に行ったので
今回はシュシュさんのイベントで使った小屋セットを、ついにジムニーから乗り換えたエブリィの前に付けました
でも実際はここにはあまり商品は置けないので、これ自体は売上にはほとんど貢献できないんですが
同じ出店者さんから「これがあるとイベントの雰囲気がアップしますね」と言われたのがうれしかったです







10月11日


長崎に住んでるおじさん(母の兄)にもらったポストカードをフレームに色々入れてみました

この版画は同じ親戚の画家さんが”なつかしい長崎の風景”をテーマに描いたものだそうです





  

  

    

ウチのフレームはなぜかちょっとノスタルジックなものとよく合う気がします




10月8日


壁掛けのキャンドルで、いつもよりちょっと小さめでロウの垂れは多めで作りました






ついでにちがうのも久しぶりに色々作ってみました


    






10月5日


ウチのガレージ教室でお客さんが作っておられた机が完成したので納品に伺いました
そのお宅がとてもステキだったんで少し紹介したいと思います(もちろん了解済みです)

   


中に入らせてもらうとまるでインテリア雑誌からでてきた様な空間が広がってました


  

サニタリーやベランダもオシャレで、とても使いやすそうです

   

セレクトされたものの中に、手作りされたものがアレンジされて暖かさも感じます
もっと色々見せてもらったんですが全部紹介できないのが残念です






今月のおうち作り


先月、外のベランダが出来たのでやっとリビングの内装にかかりました


まず天井の梁や表に出る柱にステインで着色します
この色の違いで部屋の雰囲気が全然変わるので、かなり悩んだんたんですが
リビングは、ちょっと懐かしくて落ち着ける雰囲気にしたかったのでこれ位の色目にしました




次に天井と壁のボードの継ぎ目をパテうめして合板にはアく止めしてから、いよいよ漆喰を塗っていきます
天井塗は脚立では不安定だし、いちいち上り降りしなければならないため、とてもこの広さはもたないんで
ビティという建設用の足場を組んでその上で塗りましたが、それでもやっぱり壁の3倍は大変です
漆喰にも色粉を混ぜて少しベージュにしました。

        

最近はあまりコテ跡を付けないのが好みなので、小さい部屋さんでやったようにコテ塗りしてから
少し経って手の平で撫ぜるというやり方で塗りました(もちろんゴム手袋をして)
この塗り方だとアラすぎもなくキレイすぎもないちょうどいい塗りムラが簡単に出来ます
まあ元々いくら頑張っても左官屋さんのようにキレイには塗れなんですが・・


      



左官作業の三点セットです。低い所はこの長い脚立の方がしっかり立てるんで便利です
漆喰は最初から溶かれてる缶入りものを使うとずっと早くて楽なんですが一缶1万円位もするので
粉のものをその都度水で溶いてます。これだと粉だけでも20kgで2000円ほどです
混ぜる水の量はモルタル等よりずっと多いですが、その分乾いてからの吸湿性も大きいわけです

              

混ぜるのに使う電ドリと自作の撹拌棒です。
この形だと最初回転させずに潰していけるので市販のものより自分としては使いやすいです
バケツのままだと飛び散るのでゴミ袋でカバーしてます。キッチン内が作業場になってしまいました

     




漆喰塗が終わったら次は床のフローリングを貼っていきます
フローリング材は無垢のパイン材のB級品で、時々節があって使えない所があるんですが
¥6000/坪位なのでそこを捨てても結果的にはまだかなり安いと思います


    


        

いつもそうですが床が貼れるといきなり出来たような感じがします
白木の床もきれいなんでちょっと迷ったんですが、予定どうり柱と同じ色で着色しました

   




ところで左官三点セットと共に、内装作業の時にいつも重宝するものが二つがあります

まず折りたたみの”ウマ”です。二つのウマの上に現場にある合板を置くと簡単な作業台になります
直接床で作業する大工さんも多いのですが、やっぱりテーブルがある方が自分としてはずっと楽です
合板等を丸ノコで切る時はこの上にスタイロフォームを下敷にするとそのまま切れて便利です

     

もう一つ便利なのが道具置用の棚です
これもいつも適当に現場にある余り物の角材とベニヤで簡単に作るんですが
5枚の棚板で一畳以上と同じ面積があるので収納力抜群で、狭い現場では必需品です
いわゆる格子棚の業務番のようなものですね
これは大工作業から、左官や塗装、はては土建までと作業範囲がやたら広いため
どうしても道具が多くなるためでもあるんですが、道具を探す時間もけっこうばかにならないんです
今回も道具が増えるたびに作り足してもう3台になっています

     



下にキャスターを付けるとじゃまな時にすぐ移動できるんでより便利です
仕事の時はたまに終った後にお客さんに欲しいと言われて置いてくることもよくあります
まあじゃまになったら裏のビスを4つはずすだけですぐバラせるし

ところで宇宙では無重力なんで物が”置けない”そうです。うーんそりゃ不便だわ




とりあえずリビングの内装は大まかな所は一応完成です
あと入り口のドアやカーテンボックス、そして肝心の照明を付けなければいけません
もちろん家具やファブリック等も手作りしたいのでほんとの完成はまだまだですね
あっ、それと薪ストーブも・・


     



ロフト側は真壁にして柱を出したのでちょっと蔵っぽいです。梁をもっと黒く塗れば古民家風になったはずです
キッチンの入り口の横にはニッチも付けました。キッチンは収納の作り物もまだまだあります


         






ところで先月いい忘れたんですが例の電気工事士の試験結果なんですが
忘れかけてた9月のとある日に協会より合否通知にハガキが着きました
筆記の合格通知と同じハガキだったんでもちろん合格と確信して開けると一行目に「残念ながら・・・」という文句?!
なんと不合格だったのです(がび〜〜ん!)  なんで〜〜??
筆記の時は逆に受かったのが不思議だったけど今回は自分でも完璧と思ってたのに・・

どうにも納得がいきませんが内容は非公開で、どこが原因なのか教えてもらえません
うーん、たぶん受験動機に正直に「家をセルフビルドするため」と書いてしまったからかも・・
筆記はマークシートだけど実技は大きなミス以外は印象点なんで、「こいつはあぶない」と思われたに違いない!(被害妄想?)


だだ来年もう一回だけ筆記免除で実技のみ受けられるんで、その時は絶対「就職するため!」って書こうっと







10月1日


10センチの丸い木の玉、つまり木球を作りました
既製品でもよかったんですが、ハンズでも個数が揃わずネットで調べても見つかりません
そうこうしてる間に納期が迫ってきて、しかたなく手作りすることに・・

丸棒や球は本来は旋盤を使って作るものなんですがそんなものはもちろんありません
そこで四角い角材を8角に、8角を円筒に、その両側を丸く削って・・とだんだん球に近づけていきます

  

そして最後は電ドリに取り付けて回転させながらサンドペーパーで仕上げました
全部で6個作ったんですが最後の一個で電ドリがついに焼きついてしましました





   



こうしてできた木球は何に使うかといえば、巨大な編み棒の一部になりました
いつもの「なんでも大きく」のパターンです。棒自体は杭を削りました






その他に水車のような”巨大糸紡ぎ”とテーブルのような”巨大糸巻き”も作りました
どこかの百貨店の冬物衣料のディスプレイに使うそうです


   


でもこの中でも結局木球が一番手間がかかりました。やっぱり曲面は大変です
以前は樹脂系でも作ってたんですが、色々やって今は結局木工が一番作り易いという結論に達してます
このIT時代でも”木型”っていうのが物作りのひとつの原点であるわけだから




9月19日

京都の小さい部屋さんで行われた”5日間の幻の喫茶店”「Niki de Paris」に行ってきました

久しぶりに”にしおゆき”さんとも話せて楽しかったです
高知の生活はどうですか?と、たずねると 「しあわせですー」って
そりゃそうでしょうねえ・・

でもここ最近、しあわせですって言う人に久しぶりに会ったような気がしました









ユメちゃんは入れません。イヌだから




9月12日


以前、棚等を作らせて頂いた手作り石鹸やさんが今度お店を出されることになりました
最初は施工の相談も少し受けてたんですが、残念ながら内容と時期が合わなかったんで
ナチュラルインテリアには定評のあるご近所のリフォーム店のZIPさんを紹介させてもらいました
そこでそのお店の看板をアイアンで作ることになりました


ロゴはこんなデザインでした


そのデザインから作った看板です。壁に直角に取り付けるので折り畳むこともできるようにしました

    

お店は10月10日オープンで内本町(吹田市)だそうです




                                             





9月6日


アイアンでテントの枠をつくりました
6ミリの丸棒を曲げてかごの様なフレームを作ります



その枠に大塚屋で買ったストレッチの生地を張っていきます
屋内の短期イベント用なので強力両面テープ止めです



正面にロゴをカッティングシートで入れるとお店のテントっぽくなりました



マイドームおおさかであったフードフェアのブースに使いました。中に照明を入れて行灯にしました








                                             


9月4日


小さいタイルの商品台の続きで今度はかなり大きい台のオーダーを受けました
さすがに重いので三分割で作りました

  




「どんな素材でも作れていいですね」とよく言われますが、いつも専門業者さんに外注する”余裕”などなく
苦し紛れで作らざるをえない事を続けるうちに自然と身についた”さが”のようなものかもしれません





                                              



9月2日〜9月28日  オーダー家具、色々



神戸に子供服メーカー、キムラタンさんより商品棚を追加されました
今回は常設店用なので折りたたみではありません




関大前の毛糸屋さんからも追加の商品棚をお受けしました



机とキャビネットもリピーターさんからのオーダーです。取手はまだ付いてません





                                               




今月のおうちづくり


今月は仕事がヒマだったので(あかんやん)だいぶ進みました

このご時世に家作りとは景気のいいことで・・と言われますが実状はその逆で
むりにでも自分で仕事を創りださねばいけなかったということが実はホントの目的なんです。景気は悪いです




さてほぼ2ヶ月ぶりで、次はどこからやろうかと色々考えたんですが、
地道な下地作業もまだまだ続きそうで、先の見えない状況にモチベーションもなかなか上がりません
そこでとりあえず、まず一部屋を完成させてやる気をアップさせようという作戦にしました
そしてそれならばメインルームの二階のリビングを仕上げようと思いました

壁と屋根の下地まではできてたので次に天井を作ります。母屋(屋根梁)に吊木をしてボードを貼っていきます
勾配天井の角度にあわせて斜めに貼るので手間がかかりますが、こだわりの丸太の小屋梁も出せます
小屋梁は出したいのでぜひ丸太で、と大工さんにお願いしてたんですが、意外と見積りは角と同じでした

普通はボードの上に保温用の断熱材をいれるんですが、あまりの猛暑に急遽変更して
天井裏の熱気をロフトに逃がすために、壁際に開閉式の通風口を付けて通気スペースを作りました


  


平行して同じリビングにあるキッチンのタイルを貼りました


   


タイルのカットに使った道具はこれだけです



刃先に超硬刃の付いたカッターでキズを付けてからへの字のようなペンチでつまむとパキッと折れます
ガラスのカットと同じ要領ですね。カッターもペンチもホームセンターで千円位でした

    

後は切り口をサンダーで軽く仕上げてOKですが、配管の穴は少しずつ削っていくしかありません。
配管用のドリル歯も売ってますが五千円以上もします

     

クシ歯のへらでタイル接着剤を塗ってタイルを貼ってから目地セメントをゴムベラでいれます

    

しばらく乾かしてからスポンジで拭き取れば出来上がりです
タイル貼りは意外と簡単なわりには仕上がりがきれいなのでちょっとはまってしまいました

レンジフードも付けて、とりあえすシンクも置いてみました。フードはネットで18000円でありました

      

キッチンはこの後、開口の上に吊棚を付けたり、後ろの収納棚を作ったりする
造作仕事がまだまだありますが、これはいわゆる本業なんでまあ楽勝でしょう



さて次の順序としては天井と壁の漆喰を塗って床の無垢フローリングを貼っていくはずなんですが
どうしても待ちきれなくてホントは最後の予定だった外のベランダにかかりました

befoer




屋根の勾配に合わせて作った大引を屋根に取り付けてからその上に床板を貼っていきます
乗っかる足場もあるし勾配も少しなので今まで作ったベランダのなかでも一番簡単な工事です
屋根材は最初からベランダ工事を想定してここだけガルバリウムにしてもらいました
いつものように大引の上には防腐対策のポリプロ板も貼っています


    


    


after

       

手摺を付けると下の畑や水路のごちゃごちゃした所がうまく隠れて、緑と青のバランスもよくなったように思います
ベランダは床というよりこの手摺の方が最初からの目的で、この手摺ごしの風景がいちばん見たかったんです

リビングも今までは、”いきなり外”って感じだったのがベランダがあることによってワンクッションできて
部屋の中も以前より落ち着いた安心感があります。いわゆる和室の縁側と同じような効果ですね









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