クラフト日記7


8月27日


神戸の子供服メーカーさんの追加オーダーです

展示会用の商品掛用のメッシュパネルと付属のアイアンフックも50個作りました

    


これは展示会用ではなくて会社の案内看板です。自立A型と壁付けの2枚です
やり過ぎない程度にヨゴシ塗装して、ロゴマークだけ切り文字にして少し厚みをつけました

   




8月21日


琵琶湖のおうちに行ったついでに京都のそうげんカフェさんが今度湖岸にオープンされた
アンティーク家具倉庫にリビング用の椅子を探しにいきました

  

800坪はあるらしい敷地の周りは白い柵で囲ってあるんですが、その作りがなぜかとても
オシャレに見えたので聞いてみると、やはりカナダ在住のおじさん作だそうです。さすがDIY大国




8月18日


秋のガーデンイベント用の追加製作


試験管を使ったアイアンの一輪挿しいろいろ

    

白板の小物はA型看板型のプランター掛とラダーです。小窓付きもあります。

   

小物だけでなくいつものガーデンシェッドやドアパネル等大物も作る予定です



8月10日〜16日


四国の”ぼくなつ”


休みで帰省した時は高校の同級生でウチの村から岬5つ程南に行った漁村で
竹細工をやってる友人によく会いに行くんですが
この時期は徳島市でやってる阿波踊りにあわせて出張出店するため今回は会えませんでした
でも春に会った時にやり方を教えたブログもマメに更新してるようでよかったです

ホントは彼よりそのヨメさんが埼玉の出身なんで、わざわざこんなド田舎に来て暮らしてくれてる事に
何か申し訳ないような(さらわれた?)気がして、(故郷の)都会とのつながりに少しでも役に立てればと思ったんです
でも彼の村には意外と沢山の人が都会から移住しています。中には船で20分位にある島(別の同級生の出身地)
で暮らしてる人もいてて、その人の島暮らしブログも何か懐かしい感じがして興味深いです

昔から住んでる地元の者には当たり前すぎてわからない魅力も逆に気付かされるような気がしますが
地域の活性にはUターンであれIターンであれこういった都会の文化を持った人のやる気やアイデアが
やっぱり一番効果的だし、それを受け入れる地元の柔軟さも必要だって教えられます



  

ウチの村の、この平和な風景もできるならいつまでも残っていて欲しいものです
  




・  ・  ・  ・




夏休みの工作(ダンナ作)


ワンバイの切れ端でこんな台を作りましたが、さてこれはいったい何に使うものでしょう?





そうこれはノートパソコンを乗せる台です



これで寝転がったままネットができます。夏休み用のぐうたらグッズです





夏休みの工作(ヨメ作)


田舎から帰ったら玄関が少し変わってました

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下の土間に住んでた(?)ユメちゃんが廊下に住所変更したので、これまたワンバイで高さを合わせた台を
作って上がり口を少し広くしました。靴が中に収納できるので土間スペースの広さは殆ど変わらず使えます

after


ウチでは旦那様が帰ってくるとヨメが、いやユメが三つ指ついて出迎えてくれます




8月8日


有名な大津の花火を初めて見に行きました。
おうちのベランダからはさすがにちょっとしか見えなかったんですが、浜に降りると対岸の湖ごしに見えました
ここは花火見学のポイントなのか地元の人も沢山見に来てました

      

最初は砂浜にピクニックテーブルを置いて見てたんですが、
横で腰まで水に浸かって釣りをしながら見てた人が気持よさそうだったんで、真似してテーブルを
水に入れて膝まで浸かりながらビールを飲んでると、湖と一体化したような不思議な感覚になりました






おうち作り後記  〜工務店さんの仕事編(引渡しまで)〜


8月21日

琵琶湖のおうちに家本体を建築してもらった大工さんが見学がてら遊びに来てくれたので
完成した所を色々説明しながら見てもらいました。
彼もウチの作業にはとても興味があるようで、引渡しが終わった後もアドバイスを兼ねてよく来てくれてました
貰い忘れてた建築の工事写真データもついでに頂いたので、今回は家本体ができるまでをまとめてみました



最初に土地を見に来た時の画像です。この土地に出会うまでほぼ一年以上は探したように思いますが
ここを見た時、なぜか頭の中ではもう家が建った時のイメージが何となく浮かんでいました

           


地鎮祭は近くの日吉大社さんにやってもらいました。さすがにパワー抜群です




地盤調査の結果は特に改良工事は必要ないとのことでしたが、1.5m位まで少し柔らかかったので
念のために表層改良といって、その分の土に硬くなる素材を混ぜて固める工事をしました
やっぱり地盤は一番重要でせっかく立派な基礎を作っても下が沈むと無意味なので、これで安心です
費用は35万円ほどでした

          

その上に防湿シートを貼って鉄筋を規格どうりに組んでいきます。組みあがった所はいつ見ても壮観です
床が出来てしまうと基礎ラインは隠れてしまうので、画像を残しておくとリフォーム等で床下に入る時便利です

もちろんベタ基礎です。ところで家の土台や柱は基礎にボルトでしっかり固定されていますが、では基礎は
何に固定されているかといえば、実はどこにも固定されてはいないんですね。単に土に乗ってるだけなんです
だから重さが必要なんですが、あの世界一の明石大橋を吊ってる直径1mのワイヤーを根元で支えてる
アンカー(コンクリの塊)も、いわば”置いてる”だけだそうです。ただしビルほどの大きさがあるそうですが。


       


並行して工務店の工場では大工さんが構造材の”きざみ”にはいってます

「外注のプレカットは浅くて不安だ」って彼も言ってるように、もちろんこだわりの手刻みです
確かに機械のプレカットは均一に出来て効率的ですが、接合金物で固定するまでの仮組みのような感じがします。
それと何より自分の手で作ることで、その物に責任感と愛着がわくし、”気”が入るのでいいものができるんですね

進行状況の写真ををその都度メールで送ってくれたので、離れていてもいつも見るのが楽しみでした

      


そしていよいよ棟上げです。
この日はもちろん出かけて行って見学させてもらいました。構造材の軸組形も打ち合わせの時に
すべて教えてもらってたので、それがそのまま組まれていくのを見るのはとても勉強になりました

           

       

棟上げのあとは、まず屋根を葺いて雨の心配がなくなった所で壁工事にはいります
最近の家はコスト削減のためか軒が殆ど無いデザインが多いのですが、
軒はやっぱり大事でしょうと大工さんとも意見が一致したのでこの家はかなり深めです

   

壁は外側に構造用合板を貼ってサッシを入れます
昔は合板は使わずに筋交いだけで耐震補強してたんですが、最近は作業性からも殆ど貼るようです
面材を使うことで軸組の上にツーバイ工法の強度もプラスされるのでより強くなります
ウチでは内側にも使ったので壁倍率(耐力壁の強度値)は更にアップしてるはずです

次に透湿防水紙とサッシ周りに防水テープで雨仕舞いをして胴縁を循環空気層のため縦に付け
4日かけて塗り替えたサイディングをサイディング屋さんが貼って行きます

           
    
軒裏にケイカル板を貼ってサイディングの目地をコーキングしてからトユを付ければ外側は完了です

      


中の構造の様子です。大工さんもこだわりがあるのか、軸組の画像がやはり一番多かったようです

    

床を貼る前にシロアリ対策と防腐用の散布もします。
市の建築確認の中間検査を終えて、床の下地と階段まで作ってもらった時点で引渡し完了です

   


・  ・  ・  ・

今回のこういった”ハーフビルド”という形での家作りは”どこまで”工務店さんにやってもらうかの分業ラインと
なにより大工さんの臨機応変な協力が絶対必要だったんですが、今回建ててもらった西村工務店さん
ホントぴったりの業者さんでした。というよりこの工務店さんに会えたことが成功の大きな要素だったと思います

話せば長くなりますが・・(笑)、実は他にも幾つかの業者さんと会ってきました。その中にはハウスメーカーの中では
一番安い(?)といわれるタ○ホームさんもありました。ここはけっして悪くはなかった(むしろ予想以上)のですが
「もし自分で内装したければ一度完成したのを買ってから、それを壊して作り直してください」と言われました

それからは地元の工務店、特に大きな組織ではなくて家内的で地場に根ざし、そして実際に”きざむ”大工さんが
直接やってるような所を中心に探しました。これは確かにリスクを伴う所もありますが(実際その内一社はその後倒産)
最後は直感と”相性”で選びました。経験上協力していいものを作るには、やっぱり人同士の関係が一番なんで。

そして結果的にはかかったコストも見積どうり一番安くできました。これはどこかを手抜きしてるわけではもちろんなく
単に営業マンやモデルハウスが無い分余分な経費がかからずに、材料と手間のいわゆる原価により近いからです
ハウスメーカーも実際の工事は地元の工務店がやってるので、その営業経費分どうしても高くなります
今回の工事もウチの分も合わせてもちょうどそれ位(3割位)の差がありました

同じ物作りをする者としてこういった真面目に作ってる人がもっと認められてもいいといつも思ってるんですが
実際に”売れる”のは結局、広告とイメージ戦略にお金をばっちりかけた大手メーカーなんですね
まあ寡黙な職人さんより 説明上手な営業マンのほうが一般の人には話やすいだろうし・・(自分は逆に苦手ですが)
やっぱりよく言われるように、家を”買う”ならハウスメーカーでってことなんでしょうか。でも”建てる”なら・・







7月31日


秋に万博公園で行われる”ガーデンパーティー(ロハスフェスタのガーデニング番のようなもの?)
に出店することになったんでそれに合わせた作品を試作しています

  

今回は白板を使ったベランダに置ける物を中心に色々作ってみたいと思ってます

  




7月26日


先月納めた”大阪北ヤード”のジオラマ台の一部変更のため手直しに行ってきました
模型も全て設置されていて壮観です

   

下の台に置いてる機械で覗くと模型が3Dや夜景に見えたりします
さすがに本物の建築模型は精巧に作り込んでます

  

でも一般の公開はまだ先のようです




7月23日〜26日


今年もまたまた天神祭の季節がやってきました
船の装飾はかれこれ10年以上やってるんですが、今年は今までの中で一番と言えるほど涼しくて
設営も全然楽でした。いつもこうだといいんですが・・


  

最初は何も無い砂利運搬船に看板や提灯を付けたり、椅子を置いたりしてお客さんが乗れるようにします

   


でも何と言ってもメインのお仕事は実はトイレなんです

3時間ほど川を遊覧する途中、ビールも飲み放題なのでもちろんトイレは必要なんですが
もともと砂利船にはそんなものは付いてません
そこで工事現場なんかで使う仮設のトイレをレンタル業者さんに設置してもらいます



でもさすがにこのままでは恥ずかしい(?)んでウチで作ったカバーで周りを囲って部屋にします
中はこんな感じです((秘)本邦初公開!)
     

屋根がビニールになってるのは橋の下をくぐるたびに当たらないように折り畳む必要があるためです



橋がくるたびに屋根の上げ下ろしして、その間トイレの誘導もして本番はけっこう忙しいです
そのためにいつもヨメとその友達なんかに手伝ってもらってます。(女性の誘導は女の人のほうがいいので)
友達の中には「乗りたい!」という人がなぜか毎年必ず誰かいて、そしていつも喜んで帰っていきます
そうやって毎年ローテーションで今まで10人以上の人に手伝ってもらいました
つまりヨメの友達になると船渡御の特典付き(ただしトイレ番も)(笑)





7月21日


夏休みに合わせて靱公園にある科学技術館のJAXA(宇宙開発機構)ブースの壁面を貼り替えました
今回のメインはやっぱり”ハヤブサ”です







7月19日


阪神百貨店のウインドウ用に2,5メートルの巨大うちわを2枚作りました



搬入口が小さいので3分割で作って中で組み立てました

  





7月15日


パン屋さんの什器です。
オールワンバイ組で40枚位使ったのでかなり重いです








7月13日


節電の影響で扇風機がバカ売れしてるそうなんで、ウチも便乗しようとミニ扇風機を大量生産中(笑)










〜7月31日  オーダー看板、色々



子供服の展示会用のポップサインと商品陳列用の白板パネルは照明付きです

    



千里丘のパピエさんの近所にある”YUYU”さんのA型看板と店名ロゴの吊り看板です

      

YUYUさんのロゴは今はやりの和洋折衷っぽいデザインで、それに合わせる素材はなかなか難しくて
イメージできず困ってたところ、ウチのスタッフから「外人が描いた歌舞伎看板では」と言うアイデア。
「それでいこ!」ってことで、こんなんなりました〜





7月2日


夏のイベント”ワンピース”用の小道具製作

去年作った海賊船と丸太のイカダの上に乗せるので、それに合わせたヨゴシ塗装です

  

告知看板のフレームは複雑なモールディングでこっちは金ヨゴシです

   





6月26日


先日のおうち見学会に来ていただいたイラストレーターのedacchiさんが
お店の近くの市民ギャラリーで個展をされてたので、見に行かせてもらいました。

ディスプレイ用にウチのドアも使ってもらいました。下から覗いてるわんこは愛犬をモデルに
なんと新聞紙で手作りされたそうです。本物そっくりです

   

写真をベースにした似顔絵のタッチは製作中に偶然見つけたそうで完全なオリジナルだそうです
イラスト似顔絵を書く人は沢山いますがこういうのは確かに見たことなく、売れっ子になるにおいがプンプン

来月にはモト千里丘活性委員会の会長がされてる話題のライブカフェ”茨木湯”でも個展をされるそうです




6月24日


4月にリフォームした高槻のお店の追加工事で、カフェの奥にある部屋の床貼りをしました
ここはエステの部屋で裸足で歩くこともあるので、白木パインの無垢フローリングを貼りました
床下収納がなんと3箇所もあったんですが一箇所だけ残してあとは埋めました

 → 

壁の漆喰塗は今度は自分達で挑戦するそうです。実際に塗ってる所を十分見ておられたので全然大丈夫でしょう




〜6月22日  今月のオーダーもの


最近たまに見かける扉を上にはね上げるフラップ式の収納ボックスを4個作りました
これだと重ねても使えます(作るのはけっこう難しいですが)

   

    


学習机は最近はお客さんが自分で作られることが多いんですが、久しぶりオーダーで作りました
でもほとんど差がないんじゃん!と言われそうですが・・   まあ作り方は同じなんで・・(汗)

   


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琵琶湖のおうち作りも先月で一段落したので、約一年ほどほったらかしになって
殆ど在庫が無くなってきてたお店の定番小物をまとめて作りました



 


  

聞かれるたびに「今度作っておきますので・・」と言ってばかりすみませんでした
これからは”心を入れ替えて”(?)がんばりますのでよろしくお願いしま〜す(笑)




6月15日


今話題の大阪駅で今後開発される北側地区(大阪北ヤード)の建築模型を乗せる台を大小2台製作
模型自体は例のTVチャンピオンチームの作品です



  

今回は高級仕様のため全面突板(ローズ柾目)貼りクリアーウレタン仕上げのテカテカです
来月から中の島(リーガロイヤルホテル隣)のショールームで公開されます




6月7日


先月、ウチは雑誌の取材を受けたことがありませんといったんですが
偶然にもその後すぐにリシェという雑誌に載せてもらいました(ちょこっとですが)



北摂の特集ということだったんですが、ウチなんかよりその横のページに載ってたノースビレッジさん!
こんなかっこいいお店が同じ吹田の近くにあったなんて全然知りませんでした

      

でもよく考えれば吹田って意外とオーダーできる家具屋さんが多いんですね
知ってるだけでもあと3社はあり、それもそれぞれ個性的でみんな作風が違います
お客さんにとっては好みに合わせたお店を選べる贅沢な環境かもしれませんが
洋服屋や食べ物屋はこんなにあるので、それに比べるとまだまだ少ないと思っています。2〜3店位ではなく
かっこいいお店がもっと集まっていれば堀江や中崎町のように遠くからでもお客さんは来てくれるはずだし




6月5日


一週間遅れでしたがの琵琶湖のおうちの見学会も何とか無事行うことができました

前にも言ったかもしれませんが内装もひとつの作品だと思って作ってるので見学会はちょっと緊張します
個展を前にした作家さんの気持ちがちょっとだけわかったような気がしました(笑)


最後の準備は案内の看板作りです



当日は国道からの入り口、敷地の入り口、そして玄関前の3枚を立てました

  



わざわざ遠くまで沢山の方に来ていただいてありがとうございました


      

やっぱり二階のベランダとロフトが(特に子供さん達に)人気のようでした
またネットでは出せない(?)建築時の裏話というか殆どグチにまで付き合ってもらってすみませんでした

”内装も作品”といったものの今回の家作りは”手作りでローコスト”というテーマと共に
デザインに関して目指したのは実は”普通の家”なんです。
ですから特に奇抜な事は何もしていないし、逆に一番オーソドックスなものを選んだつもりです
ただ素材を規格品の”きれいな”ものを使わずに、なるべく”自然な”素材で作っただけなんですね
ただそれが本当に成功したかどうかは実際住んでみないとわからないかもしれませんが
今の所はなんとか”成功した”(コスト的にも)と思っています
そしてなにより色々勉強になりました(今まで建築でどうしてもわからなかったことが今回沢山わかった!)



・  ・  ・  ・  ・


予定がずれたために来られなかった方のために完成写真をまとめてみました
でも実物より画像のほうが”アラ”が見えないのでいいかも(笑)



まず一階のホール左はトイレと洗面、お風呂の入り口があり、間の壁には明かり取りの
ガラスブロックを埋め込んでます。トイレのドア窓はいずれアイアンのステンドに替えるつもりですが、
洗面所ドアのデザインはパピエさんのアトリエドアが前からずっと気になってたんで
真似っこさせてもらいました(パピエさん勝手にすみません。今度ご招待させてもらいますんで♪)







  
トイレには白い腰壁を付けました。照明がまだ付いて無いのでとりあえずスタンドで照らしてます

洗面台の周りの壁も仕上がりました
  


奥のベランダを付けた部屋はまだこんな状況ですが、作業場がなくなると何かと不便なんで
当分はこのままの予定です。でも未完成の所も面白いとお客さんにはなぜか好評でした




階段周りに付けたニッチです。上がるのがちょっと楽しくなるかも

  


   


踊り場から二階を見たところ、正面はトイレのドアでここの小窓にはいつものステンド(風)を入れました




そのトイレの洗面にもお店にあった鏡を付けました




左のドアを開けるとリビングです
さすがに家具までは作れなかったんで、既製品のアイアンチェアとお店から持ってきたいつもの格子棚と
おやまで使ってたソファをとりあえず置きましたが、家具が入るとがぜん部屋っぽくなりました




椅子はイケアのガーデンチェアでテーブルも同じセットなんですが、手作りの天板を乗っけるだけで
十分リビングテーブルとして使えそうです。それにしてもこのセット全部でも13,000円ほどとは・・
イケアおそるべし・・

  → 


右側のドアを開けると例のモリスの部屋(?)です

    

予想通りこの部屋に関しては賛否両論、好きと嫌いがはっきり分かれるようです

ここの照明はやっぱりシャンデリアでしょうということで、これまた以前作ってお店に付けてた
ミニシャンデリアを吊りました。ベッドは昔やってたラタンクラフトの籐のものが合いそう

   



・  ・  ・  ・  ・


今回見学会のために半分ディスプレイ用に色々小物を置いてみて気が付いたんですが
なぜかこの内装とウチの小物がすごくマッチするっていうこと
まあ同じ人間が作ってるんで当たり前といえば当たり前なんですが・・

そこで今回飾った小物やランプ達です

    


     


      








前に小さい部屋さんからもらって置いてた古道具もなじんでます。

こうなるといずれは月イチ位でギャラリーでもやってみようかとも思いますが・・


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一番最後に来られたご夫婦の奥さんはイラストレーターで家の前で撮った写真を
なんと後日似顔絵風(?)にしてプレゼントしていただきました。似顔絵ってリアルすぎないのでいいかも
今度個展をされるそうでぜひ見に行かせてもらおうと思ってます

   


今回来られなかった方でも、もし希望があれば連絡いただいてタイミングさえあえばいつでも見に来てください
日曜は大体半分位は居てるはずですから




5月29日

小物の撮影の背景用として4種類の素材でできたパネルを3枚オーダーされました

漆喰、扉、板張りの白と茶は表裏のリバーシブルです

   


仕事柄か最近なぜかお店にスタジオやカメラマンさんからの注文や問い合わせがよくあります
さすがにセットを作ってくれとはいいませんが(笑)




5月15日

これはブレスレットではなくて食卓のナプキンを丸めて入れるものだそうです
先月フォーク置きをオーダーされたお客さんからの追加注文品で直径は5センチほどです
同じアイビーの飾りを入れましたが、ウチの技術と工具(サンダーのみ)で作る小ささは多分これが限界ですね

  

それとお皿置きも一緒に作らしてもらいました






〜5月25日


学習机のオーダーは普段は入学前の冬位が多いのですが、なぜか先月から今月に掛けて
4組のお客さんがウチのガレージ教室で色んなタイプのお子様用の机を作られました





   
                           これは二人掛け用の大きなサイズです

   

   


子供のために親が机を作ってあげるなんて最高のプレゼントですね
なかには実際に使われるお子様も一緒に参加されてました

      


実は工房に作りに来られない方のために自宅で作れるりーズナブルな”キット”ができないものかと
去年から色々考えてるんですが、”どこまで”キット化するか思案中で完成はもう少し後になりそうです




5月10日


姉家のお隣りに空き巣が入ったそうなのでキッチンの窓の外にアイアン格子を付けました

     

前に作った隣の部屋と同じ6ミリの丸棒と13ミリのバーを組み合わせて作っています
防犯用にしては少し細いのですが、外の景観のじゃまにならないようにしたいとのことです

   

スリガラスで外が見えなかったころは植物も枯れかかってたのに今は特に何もしてないのに元気だそうです
都会の住宅地の真ん中とは思えないほどで、この緑がここの一番のおもてなしだそうです(何と安上がりな)
よく鳥がやって来るので、いつの間にかバードウォッチングが趣味になったというおまけまでついてます


  






5月6日


ゴールデンウイークの帰省の帰りに淡路島のサービスエリアで偶然懐かしいやつ(?)に再開しました

これは数年前に作ったお土産販売台ではありませんか。まだ使ってくれてたんだ(だいぶボロボロだけど)
このキャラはワタルくんという明石大橋のマスコットで、”ゆるキャラ”チャンピオンにもなったそうです







今月のおうち作り 5月



キッチンの入り口が狭くて冷蔵庫が入らなかったので、結局壁をこわして代わりに小棚を付けました

  →      


一階奥の部屋の隅に大きめの床下点検口を2つ付けました。非常用の備蓄倉庫も兼ねてます

    



その掃き出しの外は裏庭になってるんですが、そこにまたまたウッドデッキを作りました

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基礎を作ってる時に雨が降ってきたのでシートを掛けての作業です

   

作り方はいつも通りですが、ここは大引をカットせずにそのまま使ったので奥行きが4mと広めのデッキです

   

   


おやまの経験からウッドデッキは広いほど便利だとは思ってたんですが、これだけあると何にでも使えそうです
イケアで買ってきたガーデンベンチを並べるとちょっとしたガーデンカフェのようです
いずれはおやまの時のように半分位をサンルームにしようかと思ってます

   



先月二階の部屋が一応できたのでやっと一階にかかりました

一階は玄関を入るとすぐに階段のある細長いホールのようになっています
階段は建築時に大工さんに作ってもらってたので、今回はそこにアイアンの手摺を作ることにしました

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その前に思い付いて、漆喰を塗る前だったので横の壁のいろんな所に穴を開けてニッチを付けました

          


そしていよいよ手摺に掛かります。階段の採寸は難しいので、まず角材で実際のサイズの仮の手摺を作ります

      

それをそのまま工場に持って帰って、その型に鉄を合わせて作っていきます。こうすればぴったり合うはずです

   

一番上のバーには手触りを良くするために面取りした木を付けました

   


予定通りぴったりで一発で付きました。曲げ飾りももっと入れたくなるのをぐっと我慢してこれ位にしました

最初は広さ重視で一直線の階段の予定だったんですが、曲り階段に変更したのは、登るのが楽なのと
なにより階段は家の中でも一番のフォーカルポイントで、この手摺がもっとも絵になるからなんです

       


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壁と床を塗って、お店にあった照明を適当に持って行って付けるとホールもほぼ完成です
右側の壁は全て収納スペースにする予定だったんですが、白い壁がちょっとギャラリーっぽいので
とりあえずはこのままにしとこうかと思ってます


     



29日に予定してた見学会が台風のため延期してしまい予定されてた方にはすみませんでした
でもせっかくなんで、それまでに少しでも作ろうとがんばったせいか今回けっこう進みました
やっぱり何事にも”納期”は必要なのかもしれません(仕事ではいつも苦しめられてるけど)





〜4月28日  今月のオーダー物、色々


CDラック、扉は跳ね上げ式です

      


TV台はご指定のラフなヨゴシ塗装を施しました

  


シナ合板仕様のシンプルな棚
  


アイアン脚の机とテーブル

 




4月23日

キッチン扉を全て取り替えたいとのことで、同じサイズの扉を13枚作りました


 

  

取っ手はご指定の小さいガラス製の物を取り寄せて付けました
金具は同じ物をそのまま付けたので、取り付けは御自分でされたため完成写真はないのですが、
きっと全然違うものになったと思います




4月20日

キャンペーンイベントでお客さんに配るグッズを入れるための手提げ箱を作りました
少しでも軽くするために軟質塩ビ製です




同じイベントで細々した物を収納するための箱で、こっちは置いて使うのでいつもの白板組です



  

あたりまえですがぴったり収納できるとすっきり片付くのでやっぱり便利です
最初は既製品で色々探したそうですが、なかなかぴったりのものは見つからなかったそうです
小さいけどオーダー物の原点ですね




4月17日

鉄道グッズを収める小箱を作りました。
退職される鉄道マンに記念品として贈るそうで、
本物のSLの部品を収めるために、その形分凹まして赤いフェルトを貼りました

 




4月15日

今月号の”&home”という雑誌に、先日作らしてもらったアイアン脚を使ったTV台が載っていました
本体を作られたのはなんと女性の方です。 すばらしー

     

”大阪の工房”とはもちろんウチのことです。たまに前に作ったものを雑誌で見かけることがありますが
ウチ自体は幸か不幸か今まで雑誌の取材というものを受けたことが一度もありません。エヘン




〜4月19日


先日キッチンテーブルを作らせてもらった方が、自宅の一階をカフェ&エステにしたいとのことで
色々プランを打ち合わせていたんですが、ようやく決まって工事に掛かりました

こちらの一階は元々店舗物件だったそうで前回の(服屋さんだったそう)内装がそのまま残っていたんですが
テカテカしたリノリュームの床にクロスの壁を、自然素材のナチュラルインテリアに変えたいとのことでした


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まず床を無垢フローリングにするために、下地のコンパネをリノの上に全面貼ります

    

その上にプレナーを当てて角を面取りした、いつもの杉板を一枚ずつ貼っていきます
杉板は靴を脱いで入る所にはざらついて使えませんが土足の所なら十分で、その分かなり安くできます

  


after

   


壁はクロスの上にプラゾールの下地処理&マスキングしてから直接漆喰を塗っていきます
久しぶりにコテ跡を付けた塗り方です

    


部屋の真ん中に二階を支えるための筋交い柱が二箇所あります
視覚的にもかなり圧迫感があるのですが、これだけはどうしようもないのでこれにも漆喰を塗りました

        

エッジをカッターで削ってコーナーに丸みを持たせてから漆喰をラフに塗ると、自然な仕上がりになり
ちょっと地中海風のオブジェ(?)のようで、もう邪魔もの扱いしなくてもよくなりました

     


床から45センチほどの腰壁が付いていたんですが、ここも同じリノリューム貼りだったので
色々サンプルを当てて試してみたんですが、結局いつもの白板を貼ることにしました




   


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白板の腰壁が予想以上にいい感じです。
窓のサッシにも木の窓枠を付けると似合いますが、白なのでこのままでもそれほど違和感はありません
後は什器ですが、この内装ならどんな家具を置いても合わせることができると思います

 






今月のおうち作り  4月


今月は震災の影響で仕事がさっぱりヒマだったので(アカンやん!)けっこう進みました




”ロフト完成♪”


残ってた壁の漆喰を塗って完成です。天井が低い分”籠った感”があって意外と落ち着く部屋になりました






”2階トイレの手洗い”


二階のトイレに手洗いの台を付けました

置き用の洗面ボウルがネットで安かったので思わず買ってしまいましたが、奥行きサイズが大きすぎ、
水洗金具も壁に付けるつもりで配管してたのに、これは直接付けるタイプで合いませんでした

   
  
そこで最初は壁に後ろを埋め込もうと思って開けてみたんですが、筋交いが入っていて無理だったので
少々荒っぽいとは思ったんですが、後ろをカットすることにしました

     

一階トイレで使った無垢の一枚板が残ってたので、左側の奥行30センチのスペースに渡して付けました

  

その上にカットしたボウルを置いて排水管も付けました
カットしてもまだ少し飛び出しますが、これくらいならそれほど不自然ではないでしょう

   

壁の漆喰を塗って、水洗金具を付けて完成です♪
ここは下を扉で塞がずにオープンにしました



一応トイレの手洗い用ですが2階にちょっとした洗面台があるとなにかと便利なはずです



”一階の洗面台は紆余曲折?”



一階のはメインの洗面コーナーで、ここも既製品は使わずに洗面ボウルと水洗金具だけ取り寄せて
本体は手作りするつもりだったんですが、オシャレなボウルは高い割には意外と使いにくそうだし
便利なシャワー付シングル混合水洗金具はかなり高額なものしかありませんでした

でもこれだけは頻繁に使うものなので、もうそれでいいかなとも思ったんですが
あくまで”手作りでローコストな家づくり”がテーマ(?)なんで諦めずに色々探してると
ふとホームセンターで安い洗面台が目につきました。
本体はすごくちゃっちい感じなんですが、陶器のボウルと水洗金具は探してた物とほとんど同じです
そこでこれのボウルと金具だけ取り出して使えないかと思いました
(結局、別のメーカーで値段は同じ物を取り寄せて使うことになりました)

    

ボウルの付いた下台と上のミラー付き棚は元々分割されていました
下台はMDFのプリント合板で上棚はペラペラのプラスチック製でした。
究極のロット品的な作りですが、ミラー自体は6ミリのしっかりしたものが付いてました


  

とりあえず下台と棚をバラバラにばらして使える所だけ取り出しました

  

そしてこれが欲しかった水洗金具で、もちろんちゃんとしたメーカー品で、別梱包でした



これだけ単体で買うと数万円もするのに・・
ボウルも付いて(もちろん本体も)この値段とは・・ よくわかりません
物の値段っていうのは、結局色んな要素や事情が絡んで決まるんだっていうことなんでしょうか 
でもこういう完成品の方が逆に安いってことは意外とよくあるんですね


まあとりあえずそれを使ってそのまま木で洗面台を作り直しました

  


ところが実際に置く場所にもう少しスペースがあることがその後に判明。
それに一体型のデザインがイマイチだったので、思い切って作り直すことにしました

さすがに全部ボツにするのはもったいないので”捨ててあった”元の下台に
バラした使えるパーツをくっつけて天板付の洗面台にしました

  
 

  

茶色に着色して洗面台自体は完成です

  

・・が、やっぱり白がかわいいので天板以外を白に塗りました
まあここまでくればもう何回やりかえても一緒って感じですし・・
扉の中の下板もとっぱらって湿気がこもり難いようにしました

  

せっかく下地に茶色が入ってるのでエッジをサンディングして少しアンティーク風にしました

  


上棚は下をカットして、真ん中の扉に元のミラーを、両サイドには新たなミラーを木枠で囲んで付けました
照明とコンセントも元のものをそのまま流用して付けました
壁の仕上げができるともっとかっこよく見えるはずです

      




”モリスの部屋”・・?



やっとイメージが決まった北側の部屋、テーマはウイリアム・モリス、いわゆる”洋書スタイル”ってやつです


befor
  


この部屋だけは漆喰ではなくクロス仕上げなので下地を作るため合板の上にボードを貼ります
継ぎ目は全てパテを打って、茶色だった梁もイメージに合わせて白く塗りました
正面は腰壁にする予定なのでボードはそこまでしか貼ってません

  


ところが洋書スタイルなんて最初はするつもりではなかったんで、窓はこげ茶のサッシに茶色の枠でした

       

さすがにこれでは台無しなので内側だけに白い木の窓枠を入れて二重窓にすることにしました



狭い方は観音開きで広い方は引き戸にしました。和紙を張ると障子になるかも(笑)
外の景観はこっち側はイマイチだったので透明でなくスリにしました。

    

これでいきなり洋風に変わりました。うっすらと後ろのサッシが透けて見えてます
後でクロスを貼ってから周りを白い枠で囲む予定です




クロス選びにはメーカーから取り寄せたサンプルを実際に当ててみて全体をイメージします
最初はモリス等の輸入壁紙を貼るつもりだったんですが、高いし・・(また)
結局、サンゲツとリリカラのものを使うことにしました(なんじゃそら)

   

これはクロスに糊を付けるための機械で、ウチには2台もあるんですが
最近はめっきり”表具”という作業は仕事でも少なくなりました




そしていよいよ選んだクロスを貼っていきます

でもクロス貼り作業は下地処理や”合わせ”等に手間と技術がどうしても必要になるため
結局、ラフにできる漆喰塗の方が”アラ”が目立たないのでDIY等には向いてると思います




仕上げにこのスタイルには欠かせない、巾木や回り縁に使う”モールディング”を作ります
既製品は高いのでワンバイを割って3種類のビットを使って作りました

    


腰壁は今回は板を使わずに、扉等に使う額付のパネルを並べてモールで見切ります

  





after



腰壁パネルを付けて巾木、天井の回り縁、窓周りに各モールディングを付けると完成です♪

今回はこのクロスの組み合わせにしたのですが、色や柄を変えるともっと可愛くも渋くもできます
もちろんカーテンやベッドカバー等のファブリックを合わせることで、さらに印象が変わるはずです


    

     

ドア側の壁は試しに違う柄にしてみました。こっちの方がいわゆる”洋書スタイル”に近いかも

      


最初にこのドアをたまたま白くした事が、この部屋のイメージのキッカケになったんです

        






以前よりお店のお客さんからも「家を見てみたい」というリクエストがあるので、出来たら一度内輪の内覧会をしようとは思って
いるんですが、”完成”を待ってるといつになるかわからないので、まだ途中ですが近々(夏までには)やろうかと思っています
日にちが決まりましたら又連絡します


6月5日(日)の13時〜18時位に決まりました。(一週間延期になりました)





〜4月2日

今月のオーダー物、色々



角パイプのアイアン脚の付いたTV台です
木部はワンバイとシナランバーを組み合わせて作りました

  



こちらはアングル(L型のアイアン)脚のテーブルセットです
天板は2×4材をつないで一枚板にした物を使っています

   



フラットバーの取手にアイビーの飾りを付けたフォーク置きを10個作りました

  
   


季節っぽい作り物としては、これは大学の合格祈願の絵馬掛です
毎年どこでも使えるように、分解式で梱包ケースも一緒に作って欲しいとのことでした





そしてここ2ヶ月ほど工場の総力を上げてずっと作っていた3月末のペットショーで使うための展示什器です

    

まだ途中ですがこんなのが全部で24台あります。あと棚板やサインや照明が入って完成です
ここ最近赤字続きで干上がりそうな中、恵の雨のような物件で材料費も手間代も全て掛けて作りました




ところがほぼ完成したところで、あの震災が・・
会場がメッセだったためイベントは中止。 あわやキャンセル→未収→廃業の危機に・・


・・結局ほかのイベントで使うという事で、なんとか最悪の自体は避けられたんですが
震災の影響がこんな形で降ってくるとは・・

まあでもイベント仕事は、元々世の中の動きにすごく左右される業界なんですね
それにそもそも零細な町工場なんて常に”キャンドル・インザ・ウインド”みたいなもんなんです






そして震災について想うこと


東日本大震災に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます



義援金について


今回の震災被害に遭われた方に自分なりに「なにができるか」色々考えた結果
少しではありますが「お金を送ること」にしました

たまたま郵便局の窓口で義援金の振込み依頼をされてる方を見たのがきっかけなんですが
よく考えてみると義援金っていうのは普通の公共活動とは違ってそれが倍増する唯一のものなんですね
エコ活動等は一人の力は小さいので沢山の人が一緒にやる必要があるんですが、それでもあくまで足し算です
まして選挙なんて一人を選ぶために何万人も必要なんで一人の力はすごい割り算になります

ところが今回のことを考えてみるとおおまかですが被災された方約30万人に対して、
人口の3人に一人もしくは一世帯に一人募金するとすれば約3000万人でその数は100倍になります
つまり一人が100円送れば向こうではそれが1万円になり、1万円送れば100万円になるわけです

もちろんすべて復興するには国や企業の支援が必要なんですが、直接現金が渡るので
立ち上がるきっかけ、もしくはその”やる気”のきっかけ位にはなるはずです
どん底からでも一度”やる気”になれば後は上がるだけなんでけっこう何とかなるかもしれません
TVもACばかり流さないで、今これだけ集まってそのお金で「こんな人にこんな事ができます!」っていう
もっと具体的で前向きな事をアピールして”うまく”盛り上げれば、もっと集まるんじゃないかと思います
24時間TV等でそのノウハウは十分持ってるはずなんだから



携帯電話について

回線がパンクしていざというときに使えないっていうのは、もちろんなんとかして欲しいけど
それよりまず生き埋めになったりした人を探すのにもっと使えないものかと思いました
多分殆どの人は持ってたはずで、救助犬やマイクロスコープ等もいいかもしれませんが
せっかく電波を発信できるんだから、それを検知するのはそう難しいことではないと思うんですが。
殆ど使わない便利すぎる機能を増やすより、いざという時のオプションをもっと付けて欲しいです



原発について

津波と共に原発がこんな危険なものだったんだって初めて知った今回の事故ですが
前から思ってた”便利なものほどリスクがある”っていうことを改めて思い知らされた感じです

なぜそうなるかと云えば、宇宙には”エネルギー保存の法則”という物理の大原則があって
こちらで作用したことは、形は変わってもその分だけ別の所に何かで現れて、そのエネルギーは
どこまで行っても常に一定で、大きく見ればすべてプラマイゼロになるっていう法則があるからなんです
つまり何かを得るには何かを失うってことで、結局借りっぱなしの”ええとこ盗り”はできないってことでなんですね

一見、究極の永久機関に思えた核反応利用の夢の発電システムもやはり同じだけの危険が隠れてたわけです
だだこの発明も元をたどれば、より便利な生活を求める人間の欲求から生まれたもののはずです

でもその”便利で楽な”生活を一度知ってしまったが故に、知らなかった過去にはもう二度と戻れない気がします
多分ホントは無くても全然大丈夫な事でも、目の前にある欲のために結局捨てられないのが人間なのかも・・
そこにはまるでもう一つの原理”慣性の法則”が働いているようにすら思えます
そしてこれからも、とても大きな危険を背負いながら”便利な生活”を続けるしかないんでしょうか

ただその中でも行き過ぎたものを押さえて”ちょっとでもましなもの”を探していきたいとは思います
「不安に追われて生きるより希望の中で死んでいきたい」と誰かが言ってたように、どんな時でも希望は必要です

電気でいえば、今ある原発は仕方ないにしてもこれから作る予算はすべて代替え開発にあてて
全ての家やビルの屋根にソーラーパネルを付ければ足りない分位は十分補えるように思います
そしてもっと技術がすすんで発電と蓄電の効率が上がれば今の原発もいらなくなるかもしれません
実際、夏の屋根ってものすごく熱いんです。あのエネルギーを使わない手はないと素朴に思うし
ましてその下の部屋を冷やすために遠くで危険を冒して作った電気を使うなんて何かおかしいです
それに各家ごとに発電できれば今回の様に停電しても少しは安心なわけだし。

ついでに言えばやっぱり普段からいざという時のために、食料や水等の備蓄は多少はしておくべきだと思いました
もし全ての家に備蓄があれば避難状況や救助システムもかなり違う形になるし、買いだめも逆に減るはずです
そういえば田舎の実家(前の南海地震の津波に流されかけた)には、昔床下の穴に籾殻とサツマイモを入れてました
地下なら温度が一定で保存し易いのと、しっかりした蓋をしてれば火災や津波にも耐えられるかもしれません
基礎を作る時ついでに掘れば大した金額にはならないし、ハウスメーカーのセールスポイントにもなるはずです



復興についてはもちろん新たな財源も必要なんでしょうが、国の財政も元々半分が国債という
考えられない状況で”先送り”してきたツケを払う時が、多分今回の地震のように必ずくるんでしょう
 先送りっていうのはたしかに”大人な”解決策かもしれないけど”借りを作らない”ってことも大人の流儀ってもんです
それを無視した安易な財源確保のために国債を乱発して暴落のきっかけになれば最悪です
この際、すぐには必要ないのに”一度動き出したら止まらない”と言われる公共事業は一時ストップして
全て復興に回せないものかと、いつもの年度末の道路工事等を見ると思ってしまいます
特別なことをしなくてもまだまだ無駄なことがたくさんあって、その優先順序を組み替えるだけで復興に使えることが
沢山あるんだろうなあって思います。  ・・でも絡み合った利権を壊せるほどのリーダーがいない
管さんも谷垣さんに言わずに小泉さんに直接頼めばよかったのに。今なら孫さんもいいかも


そしてこれからは(ウチも含めて)自粛による景気悪化や雇用の問題等の二次的被害との戦いが始まります






TVのがれきの映像を見てるとなぜか工場のかたずけをしたくなりました
そこで作業台の下に”取っておいた”木の端材をまとめてみるとなんとゴミ袋12個分にもなりました
意識してためてたわけではないのに少しずつ自然にたまってたんですね




おかげで作業台の下はすっきり片付きました。ここにあれだけのものがあったとは信じられません
ちりも積もれば、といいますが・・ 時間の力って偉大です
そしてやっぱり”かたずけと掃除”からすべては始まります




ほとんど無垢材なのでこのままゴミにだすのはもったいないのでどうしようかと思ったんですが
ちょうど石油不足が問題になってたんで、それならば近くの銭湯に薪に使ってもらって間接的に
石油の節約になればと思い、持って行くと「ウチは薪は使ってません」とのこと。
聞いてみると昔は薪も併用してたけど最近はほとんど重油で沸かしてる所がほとんどだそうです
そこでタウンページで近くの銭湯にかたっぱしから問い合せてやっと一軒見つけました
さっそく持って行くと喜んでもらえると思っていたのに、「これ位ならほんの焚付にしかならんなー」
と言われてしまいました。(まあ少しはうれしそうでしたけど)
”必要なものを必要な人に”っていうのはけっこうと難しいもんですね







2月23日


ダイニング用のテーブルを2分割で作りました

   

壁を囲んで配置するようにL型のテーブルです
階段で2階のダイニングに搬入するために、天板も後付しました







2月17日


去年、内本町にオープンしたアロマの手作り石鹸屋さんより窓に付ける棚をオーダーされました

この窓は普段からほとんど使ってないのでいっそ棚に利用しようということでした

befor



棚だけではおもしろくないので両側に飾りの鎧戸を付けました。うすいグレーのヨゴシ塗装です





JIPさん施工のナチュラルインテリアとうまくマッチして、後付の不自然さはまったくありませんでした

after
     


ファサードにも看板や棚、ベンチまでほとんどウチの小物を使ってもらってます








2月16日


あるイベントで現状付いているドアと同じような物をもう一枚作らなくてはなりませんでした

そこでドア本体は木目の一番近い突き板を貼ってヨゴシ塗装しましたが、取手やレタープレートは
ネットで色々探しても無かった(あったけどバカ高かった)ので結局アイアンで似たようなのを作りました

   →  
                         色の違いは画像のせいです

それに付随したラティスセットも一緒に作りました。ある仕掛けのために開閉式です

    

おまけでそこで使うA型看板(デザインデータは支給)も作りました




〜2月14日


アイアンクラフト色々


棚とテーブルは東京のある卸屋さんからのオーダーサンプルですが
直接本人が使う物と違って、不特定多数の人が使う物というのは、色んな意味で作るのが難しいですね

   

こちらは個人で木工をされておられる方からのオーダーで自作のTV台に付けるアイアン脚です
  





それから例の東京の友人よりまたまた、切り文字の追加を受けました
先月送ったばかりですが、もう在庫が無くなってきたそうで、特にAが一番よくでるそうです

   

そこでタクトさん7周年記念の粗品も兼ねて400枚ほど一気に切りました
前からオーダーされてた”ぐるぐるグラス”さんも一緒に切りました




お店もなんだかんだ言いながら8年目に突入。 ハー、そら歳もとるわ・・
でもここに来てようやくお店(タクト企画)のコンセプトもなんとなく見えてきたような・・(遅いわ
つまりやっぱり最初から言ってた「産直と地域密着」かな

7年前と比べると”産直”はネットの普及でそうめずらしくもなくなって、実際自分でもよく利用しています
今やってるおうち作りも住設機器だけでなく、考えてみれば土地から工務店までネットで見つけたんでした

情報によってある程度までは”底値”を知ることができるので消費者にとってはありがたいことですが
その分供給側は付加価値(箔)を付けにくくなり、どこにでもある規格品は”底値以上”では売れなくなります

色んな意味で”個人の時代”に変わってるので、次に求められるのは”お手軽なおあつらえ”かもしれません
もちろんオーダーもネットである程度できますが、やはり直接話しながらしかできないものはたしかにあります
多分そのあたりがタクトさんの存在価値なんじゃないかという気がするんですね

そして個人的にはやっぱり手作りにこだわりたいです
”お客さんすべて” で、ただ供給するだけの労働でなく、その作業自体に楽しさとやりがいを求めたいし
自分で言うのも変ですが、実際に必要な物を自分で作れるっていうのはすごいことだと思うんです
そういう意味では木工等より生きるのにより直結した食物を作る人はもっとすごいといつも思っています
こういった一次産業への欲求はある意味今の時代の反動なのかもしれません

まあでも”効率”とは無縁の世界なので、どっちにしても大きな商売にはなりませんが・・(笑)






2月3日


去年設営した水族館の年間イベントも先月で終了したので撤去作業に入りました
次回のイベントのプレゼンは通らなかったのでまた次に期待です








今月のおうち作り  2月


今月はなかなかプランの決まらない2階のもう一つの部屋(寝室の予定)前に、上のロフトをやりました

屋根の形状からキッチンと階段の上には広い屋根裏ができるので、最初からロフトにする予定でしたが
実際建ってみると予想以上の広さで、これは使わなければもったいないと改めて思ったのでした

   

収納やちょっとしたゲストの寝室にも使えますが、機能的には屋根裏の熱気をここに抜いて
下のリビングや寝室の温度調節の役割があります。夏になるべくエアコンを使わなくてもいいように
屋根裏と天井裏さらに部屋上の小窓と3段階の換気構造になってます
そのため冬でも晴れた日は下から集まった熱気でここはホカホカです
いずれこれをダクトで1階の床下に送って”お手軽ソーラーハウス”にするつもりです

部屋のイメージとしては、屋根裏なのでやっぱり”山小屋”風にしました
そのために天井はボードの下に面取りしたシナベニアを板張りっぽく貼ってみました
地鎮祭で頂いた日吉神社のお札が棟木を支える柱から家を見守ってくれてます

         


上がるための階段には2×6材を使いました。工場で作ってから車になんとか入れて運びました。

    


階段の取り付け位置はリビングの入り口横です
アイアンのらせん階段も作ってみたかったんですが、スペースの関係であきらめました
収納式ではなく常設タイプですが、まあ取ろうと思えば取れないことはないです。

急傾斜なのでもちろん手摺も付けました

     

急傾斜の階段手摺は下ではなく、上がった上のほうが実際は必要なのでアイアンを曲げて作りました
上り口の横の床は、大きなものを上げるときのために取り外せるようになっています

      


床のフローリングを張ると、けっこう居心地のいい空間が出来ました
天井に貼ったシナベニアがペッタリした感じだったので、ステインで塗り分けて板張りっぽくしてみました
あとは壁に漆喰を塗れば”山小屋風”の屋根裏部屋が完成の予定です

    



・ ・ ・ ・ ・ 


ところで2階のもう一つの部屋のイメージですが、ようやくなんとなく決まってきました
テーマは”ウイリアム・モリス” ・・です? 

今は作業場になってるこの部屋が、さあ〜どうなることでしょうか・・





・・と言いつつ、3月はお仕事が忙しくなりそうなので(ヨカッター)多分ほとんどできない感じです
”二ヶ月で一部屋”計画もここにきてほとんど怪しくなってきています

結局ここもまた?年計画になってしまうのかな〜 
まあ趣味だし・・楽しみはボチボチと・・



・ ・ ・ ・ ・


3月5日


今回の土地をお世話して頂いた(おやまの売却も)不動産屋さんは工務店もやっておられて
最初はウチもお願いするかもしれなかったんですが、どうしても「直接大工さんとやりたい!」という
自分のわがままで工事自体は別になったんですが、その後も色々相談させてもらっていました

そこが今ちょうど堅田で新築を建てられていたのですが、今日完成内覧会だそうで見に行ってきました

プランニングは”住育”というコンセプトを提唱されている”ミセスリビング”こと宇津崎光代さんだそうです
作る側からでなく、使う側つまり主婦目線からの家作りで、家族の気配を感じられる間取りと共に
一番の特徴は、洗面トイレ、お風呂、洗濯等の水回りが一直線に並んだレイアウトで、
今まで、ありそうでなかったアイデアで、たしかにとても使いやすそうでした

    

もう2年の付き合いになる不動産屋の社長さんは全然不動産屋っぽく無い方で、
普段から地域のボランティアにも色んなアイデアを実践されています
宇津崎代表さんともモンゴルに木を植えるボランティアに行った時に知り合われたそうです
いい意味での”類友”ですね






〜1月28日

今月のオーダーもの

キッチンカウンター 、プランター(お店用)、イタリアン酒場のペナントです


   



    




今月のおうち作り  1月


木は冬に植えたほうがいいそうなので、シャラにヤマボウシ、シマトネリコ、そよご等色々植えました

それにしても、植木のレイアウトは大きくなった時をイメージしながら
間隔や奥行き等を決めなければいけないので本当に難しい・・

建築は立体の物作りで3次元の世界だけど、造園はそれに時間軸が加わった
いわば4次元の世界といえるかも

   


植えた直後に雪に降られてしまい、少々心配です





内装つづき


中の作業はリビングの”トリ”である、待望の薪ストーブをつける工事をやりました
薪ストーブは今回の家作りのなかでも”やりたいことベスト3”に入るメインの作りものなんです

配置場所は正面の右かどでドアを開けて入るとまず最初に見えるコーナーです
建築時からここに予定してたので重量を持たせるために大工さんに構造材を補強してもらっています

    


薪ストーブ本体は小型のホンマ製
ウチとしてはこのストーブで、おやま時代から数えると3代目になります




ところが小型とはいえ重さが90キロもありちょっと動かすのもままなりません
仕方ないので、「ええんやろか?」といいながら、少し分解してみることにしました
架台と側面を離したあたりでやめとけばよかったものの、ついいつもの”分解ぐせ”でとうとうバラバラに・・
まあ前回のも、バラして運んだんで多分なんとかなるでしょう・・?

  


軽くなったんでさっそく持ち込んで、コーナーに積むレンガも大体の位置に仮置きしてみました

背面のレンガは3種類の”焼きすぎレンガ”を組み合わせて積み
床はガーデニング用の自然石タイルに、たまたまいいのがあったんでそれを使うことにしました


   

まずそのストーブを置くための壁と床のコーナーをつくります。
これは機能的にはもちろん熱を遮断するためのものですが、ストーブ自体をインテリアとして
より絵になるように見せるために大事な役割があるんですね

まず壁面のレンガを壁から4,5センチほど離して空気層を作ってL型に積みます
焼きすぎレンガは一個ずつサイズがバラバラなんでモルタルで調整しながら積んでいきました

    

次にストーブを仮置きして煙突の位置を決めて、壁に煙突用の穴を開けます

床は下地に耐火ボードのケイカル板を少し隙間を空けて2重敷きしてから自然石タイルを貼りました
コーナー角には外気吸気用の配管も付けました

   


そしていよいよストーブを組んでいきます




分解した時に撮っておいた画像と説明書を見ながら組んでいきましたが
鋳物製なのでボルト穴が少々アバウトでなかなか合わず、
さらにスキマを埋めてたパテも大分取れたので埋め直さなくてはならなくて
さすがにバラしたことをちょっと後悔しました


それでも半日がかりでようやく組めました。
でも結果的には構造がよくわかってよかったかもしれません




ただこのままだとまだ部屋のインテリアにしかなりません(お店のストーブはそうですが)
ストーブとしての機能をもたすためには煙突を付けなければいけません
そして、この煙突の取り付けが実は薪ストーブの工事でもっとも重要なポイントなんです


煙突はとりあえず同じホンマ製のステンレスシングルを使いました。
部屋側だけ耐熱スプレーで黒くしました

煙突は屋根に真っ直ぐ出した方がいいんですが、さすがに後付は大変なんで、
ベランダ側の壁に抜いたのですが、横引きが長く高さも低めなんで”引き”が弱いかもしれません
風の強い日に屋根の風圧帯に入って煙が逆流するようならもっと高くしなければいけません
でもシングル煙突は外気に冷却されてスス等が溜まりやすく、こまめに煙突掃除をしないと
煙道火災(煙突内に溜まったススやタール等が一気に燃えて火柱が上がる現象)が危険なんで
エルボを外したりする作業のしやすい、しっかりした足場のある所の方がいいかもしれません
いずれもっと頻繁に使えるようになればその時は二重煙突に取り替えたいと思います


  


防火的には壁との貫通部が一番危険なんで、壁開口の下地には二重にケイカル板を使っています
壁内蓄熱を防ぐため、開口は塞がずにもう一枚壁より長めのケイカルでカバーして空気層を作りました
ただ見た目はいまいちで、二重煙突を使えばこれは必要ないかもしれませんが、低温炭化を防ぐために
触れるほどの温度まで下げるには、とりあえず循環できる空気層が一番効果的なんです
壁の仕上げはもちろんクロスではなく漆喰です
直接触れているのは外装のサイディングだけで、サイディングは完全耐火材で熱伝導も少ないんです
開口の隙間は耐火パテで塞ぎました。それと鳥が入らないように防鳥アミも付けなければいけません

後は実際に使ってみて危険な所がないか十分に確認しながら調整していきたいと思います



:煙突の取付工事は基本的には万一、煙道火災が起こっても大丈夫という前提で行うべきで
ウチの場合はたまたま今は周囲に建造物や高い木等、類焼するものがないのですが
家の構造や周辺の環境によっては同じように施工できないので、必ず専門の業者に相談してください


      


一応、タバコの煙で試してみると案外”引き”も大丈夫そうでした
この機種はサイズの割に煙突の径が太いのでいいのかもしれません







床のタイル周りをアイアンでカバーして、完成です♪

  



漆喰壁と梁のある部屋には薪ストーブがよく似合います

   








うーん、炎の癒し効果はやっぱりたまりません






          

暑さが苦手なユメちゃんもなぜか火は大好きなんです。いつもホコホコの犬になってます
ウチはストーブも犬も身の丈サイズです





1月5日



新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします



 今年も寝正月 
(ユメサークル現場発見の図)



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