8月11日〜8月16日


お盆はいつものように四国に帰省しました
わんこの散歩、磯遊び、旧友との語らい・・といつものパターンで、海は今年もベタなぎで波乗りはできず。




   
今回の収穫(密漁?)は、とこぶし4個、ベラ1匹、ウニ少々・・
実は去年姪っ子が獲ったチヌよりさらに大物を、一度はヤスを刺したのに抜けきらず取り逃がし・・
ああ、まだその時の魚のビチビチした感触が手に残ってるー  逃がした魚は・・





水彩教室パピエさんのサンルーム(コンサバトリー)が出来たので建築状況をまとめてみました


8月1日


壁と屋根パネルができたので予定どうり工場で仮組をしてからパピエさんに見に来てもらいました

   

中も思った以上に広くて、三人位なら十分絵を描けるかもとパピエさんも言っておられました
窓は上下の引き違いでレトロな金具を使いました

    
  とりあえずの製作完成記念(?)にと、なぜかパピエさんが小屋を前に記念撮影してくれました(立場が逆でしょ)

早くあの庭の緑のなかに持っていきたいものです


8月4日〜8月5日


いよいよ現地での建築です。まずウッドデッキの基礎を作っていきます

今回、ウッドデッキの天板はウリン材(アイアイウッド)という腐らない木を初めて使いました
最初は普通の針葉樹系でやろうとしたんですが、たまたま「千里丘活性委員会」でお会いした
工務店を経営しておられるWorksの栗山会長からのアドバイスで、急遽変更したんです
結果的には多少予算は上がりましたが長い目でみれば大正解だったと思います。さすが会長!

今回はプライベートではないホンチャン工事なので失敗できないプレッシャーがあったのですが
「いつでもフォローしますよ」という会長の言葉とアドバイスはホント心強かったです。ありがとうございました


  
大引は防錆加工した75ミリの角パイプです。これでおやまの時の様に10年足らずで腐ることもないでしょう

   
これだけでも十分庭が使いやすくはなったんですが、今回のメインは明日から建てるサンルームなんです


8月6日〜8月8日


まず壁を組み立てていきます。搬入した部材はパネル状なので積み上げてもたったこれだけです

今回壁パネルの下側には、防腐用にポリスチレン材を付けて、木の断面にはコーキングしてます
これは雨の水溜りが直接木に当たって滲み込ませないためですが、これもおやまの教訓からです

  


組み立て風景です(一部パピエさんに撮ってもらった画像も含まれてます)

両側面から建ていきます。ビスを打つ所だけ内側の板をはずしてて、打ってから後でふさぎます
外側はすでにペンキと防水剤を塗り終えているんですが、内側は建ててから塗装します
これはよごれ防止もあるんですが、実際の場所に置いて周りの環境のなかの一部として見た方が
よりイメージをつかみやすく”はずし”にくいからです。パピエさんもその道の専門家だし

   

   

最後に正面のドアを付けると一応壁は完成です

    


次に屋根をつけます

5枚だけのパネルですが、形と角度がとても複雑で図面化できなかったので工場で合わせながら作っていきました



   

一度工場で組んでるのでここまでの作業は順調で、午前中で屋根まで組めました


午後から役物を回してルーフィングとシングル材を張っていきます。屋根仕事は次の日いっぱいまでかかりました

内側は断熱材を入れてからシナベニアを貼りました。真ん中には天窓が付いています
これは横のアトリエ本体の部屋を暗くしないためと、絵を描くためには上からの自然光が適してるからだそうです
開閉式で内側にはネットも張っています。開閉用の止金具はいいのが無かったのでアイアンを曲げて作りました

  


最後にトユを付けて完成です。この角度の既製品がなかったんで直物を留め切りしてコーキングでつなぎました




4mのウッドデッキを作ってもまだ広い庭が残ってます。これでこの庭も前以上にもっと使いやすくなると思います

         
緑の木漏れ日の中に建つコンサバトリーは、まるでずっと前からあった様(というより無かった方が不自然なほど)な佇まいで


実はこの仕事のお話をいただいた時、というより最初にこのロケーションを見たときからこの”絵”のイメージが浮かんでました
そうなるといつもの様にどうしても”形”にしたくなり、本来はお抱え(?)の工務店さんの仕事なのについ受けてしまいました

でも実際作ってみると予想以上でちょっと驚きました。
大正ロマン風の旧家が隣接してることが、コンサバトリーにプラスαのイメージを与えてるようにも感じます
もしかして依頼されたパピエさんの方は最初からずっとわかっていたのかもしれません。勇気ある発注に感謝です




そして待望の窓越しから見る緑の庭の風景です

窓枠の桟は太さや面取りの形状で雰囲気が変わるんですが、今回はなるべく旧家と同じものに合わせました
内側の塗装は少し木目が見える位に薄めて塗りました。シャビー風も試してみたんですがなぜか合いませんでした


しかしこうしてみるとサンルームというのは建物のおまけではなくて、庭の一部なんだってことを再確認させられます
つまりこの工事は建築ではなくて造園(?)だったわけです

     
楕円のテーブルを入れると3人どころか5、6人で食事もできそうです

アトリエ本体の部屋もより広がりがでていい感じです。こちら側はそのままなのに部屋の印象も少し変わったようです
たまにはサッシをはずしてみれば、広い一つの部屋のようになると思います

          
 

         




7月29日


おやまのおうちが無事売れたので、引渡しのため最後のかたづけに行ってきました
広告を出して最初に見にこられた方が買われ、実質一週間で決まって不動産屋も2番目の記録だと驚いてました。
執筆によく使ってた物書きの友達は「せっかく完成したのに・・」と、ちょっと残念そうでしたが、
壁の漆喰や横の雑木林などウチが思ってるのと同じ所を気に入ってもらってホントによかったです

 

     

”使った”というより”作った”という事の思い出ばかりですが、ホントに色々勉強になりました


   


   
 お互いのお気に入りの場所で珍しく記念撮影を撮りました(たぶん初めて)
 ”おやまのおうちフォーエバー”ですね




7月26日


おやまにいく途中にヨメの友達の家があるのですが、今度そこの庭に旦那さんが小さな小屋を建てました
手作りハンコ屋さんになるそうですが、今日出来たばかりの小屋を見せてもらいました

もともと小さな小屋にはとても興味があるのですが、最近、山小屋の引越しのためよく前を通っていたので
建築中の建物がいつも気になっていたのです

それにしてもこの手作り感はいったいなんでしょう
特に壁の塗りむらやレンガの積み方など、まねしようにも絶対できないいい味がでてます

    

よく聞いてみると、旦那さんはアウトドア派ではあるものの建築はまったくの素人だそうで(やっぱり)、ご近所の
お友達で、自らログハウスを建てられた”気遊”のマスターは「ほんまにできるんかいな」と最初心配したそうです

外観もそうですが構造がまたすごくて、実はこの壁はもらった廃材の丸太を地面に丸く突き刺して作ったそうです
たしかにそのため内側の漆喰壁はうねうねとうねってました。でもそれもまたなぜかいい感じなんです
もちろんドアや建具もオール手作りだそうです。配線はなつかしい碍子を使ってます

      

手作り小屋マニア(?)にはたまらない仕上がりになってますが、前々から思ってた”プロ”がきれいに作るより
”ヘタな素人”(失礼)が一生懸命作ったもののほうがいいものができるということを実証してくれてるような気がします
もちろん効率はめっちゃ悪いので”仕事”には元々なり得ないし、うまくなり過ぎてもダメなので”賞味期限”は短いんですが





7月20日


南港にある”なにわの海の時空館”の夏イベントの設営をしました
ここは三セクの公共施設で、本来はいくつもの”いわゆる”代理店が間に入ってウチのような末端業者は取引できないのですが
たまたま別件でつながりがあったのと府の財政再建の動き(?)もあって最近は直接受けさせてもらってます(もちろん入札して)

いちおう江戸時代がテーマの館で、今年の展示は「大阪の水油」の歴史です
ウチは入口周りの装飾と、油しぼり体験セットを作りました
毎回テーマが硬くどうしても地味な展示になるので、何か”つかみ”がいるのではと提案させてもらったのです

    

          

油しぼり機は江戸時代の絵を元に作ったのですが、こういうイベント用の遊具(?)は構造的なことより
手摺や柵等、安全面の方に気を使います。でも子供達にはとても人気があったそうです。
全館の経費を浮かすほどの入場者はもちろん望むべきもありませんが、せっかくきてもらったので
せめて少しは楽しんでもらいたいものです




7月5日〜7月20日



少し前より、水彩教室”パピエ”さんから以前おやまで作った5角形のサンルーム(コンサバトリーというそうです)
と同じようなものをアトリエの外側に作りたいと依頼されてたのですが、いよいよ着工する事になりました



アトリエの外は広い庭が広がってて、以前おじゃまさせてもらった時に一目でここにウッドデッキがあると
いいだろうなあと思ってた所です。今回まずそのデッキを作ってからその上にサンルームを作る予定です

      




とりあえずオーナーさんに書いてもらったプランを元に簡単なイメージスケッチを書いてみました
(絵はさすがにオーナーの先生が書いた元のほうがずっと上手でしたが・・)
     



製作開始

まず工場でサンルーム本体をバラバラのキットで作っていきます

壁と屋根は5枚ずつのパネルです。5角形なので壁の合体部分は角度が付いてます

    
   
工場で作る方が製作精度をだしやすく作業も効率的なので、窓やドア等の建具類も合わせて作っていきます。

   



ある程度できたら一度工場で仮組みして、オーナーさんに見てもらってから
OKならもう一度ばらして、現場に搬入して本組みする予定です




7月5日


やりかけてたお店の外壁を今度は石壁風にするために擬岩を作ってます


         

最初塗った色がちょっときれいすぎだったので塗り替えてみましたが、どうもいまいち・・・




6月15日〜6月30日


オーダー物等、作り物色々・・
       


 
    メッシュの小棚は以前、ある作家さんがウチの教室で作ったものがあまりにすてきだったんで
    いつか真似っこさせてもらおうと思ってたのをやっと作ったのですが、さすがに本物には及びませんでした(笑)




         

この看板は手書きです。効率的ではないですがアナログなやり方の方がいいっていうものが今でもたしかにあります

アイアン小物の額ディスプレイは例の東京仲間がフリマ用に作ったものだそうです。センスいいじゃん




6月30日


フラワーアレンジ用の小額の追加製作できました
今回のグレーヨゴシはけっこううまくできたと思ってます(なぜか作る度にいつも違って同じものがどうしてもできないのです)

      





6月22日


ガレージの木工教室でお客さん自ら作ってた、かわいい子供キッチンができました

         


引き出しになるミニレンジや蛇口、収納式のイス等、予算を気にせず(?)やりたい事やこだわりを
出来る範囲ですべて入れることができるのが自分で作るメリットです。

      



     

蛇口を取ってシンクにフタをすれば机にもなります
めっちゃかわいい!




6月20日


ご近所の、建築、家具工房の”WORK’S”(アートホーム)の代表の栗山さんと、”ZIP”さんがお二人で
「千里丘活性委員会」を発足させたので、ぜひ参加してほしいと依頼にこられました
まずは”千里丘ウォーキングマップ”を作って折込にしてスタンプラリーを企画されてるそうです




それならばウチにできることは・・と考えてみて、委員のみなさんと相談した結果
とりあえず各お店に置くショップカードの小棚と、イベント期間中に出すペナントを作ることになりました
千里丘でも特におしゃれなお店を選ばれたそうなので、普通ののぼりよりペナントの方が合うと思ったからです

           

”千里丘を歩こう”の文字は栗山代表自ら選ばれたフォントを少し加工したもので
背景の新緑は先月おやまで撮った携帯の画像を使いました



のぼり等は沢山ならシルクスクリーンで印刷した方が安いのですが、10枚位ならウチのインクジェットの
大型プリンターで出力印刷した方が版代がかからない分安く出来ると思います。写真画像もそのまま使えます






ところで看板やポップ等の作り方もデジタル化と共に、ここ数年で大きく変わったと思います
文字自体も以前は手書きしてたものがシートの切り文字になり、今ではパソコンからの出力印刷が主流になってます

以前百貨店の装飾の仕事をやり始めたころは、まだ”筆耕室”というのがあって文字職人さんが一枚ずつ手で書いてました
ところがその人が、映画”有頂天ホテル”でオダギリジョー演じるキャラにそっくりで
職業によって人の雰囲気って決まるもんなんだなあと思ったのと共に、三谷演出の的確さとこだわりに驚いたものです





6月15日


キッチンのリフォームをされてるお客さんから、オーダーされてたアイアンバーができました
施工はウチのご近所のリフォーム店”ZIP”さんがされたそうです





取り付けた画像も送ってもらいました。鍋やちょっとした小物を掛けるためのものだそうです



とても便利そうですが、ちょっと外国のキッチンみたいです



これはたまたま同じ時期にある作家さんの個展のために作ったアイアンフックですが
たぶんこんなので鍋を掛けるんだと思います






6月6日


シュクリーム屋さんの工房とお店がようやく完成してプレオープンがありました

ホンチャンオープンは、まだ先の14日だそうです。工房の釜を馴染ませるのに1週間以上焼き続けるそうです

自分が切ったロゴもいい感じで付きました
デザインに、管理に、今日はチラシ配りにまで大活躍のデザイナー氏もやれやれです
(ちなみに”プチシュー”という言葉は以前彼がここの商品のために作った造語だそうです。 あっそう


   


場所は生野区中川6-4-19(今里筋大池橋交差点より北50M)なので、お近くに行ったらぜひ寄ってみてください
業界では大変おいしいと評判のメーカーだそうなので(よくは知りませんが・・)




5月29日〜5月31日


去年から、おやまのご近所さんのベランダのやり替えを頼まれてたのですが、やっと工事にかかりました

ここはいわゆる別荘地なんですがどのお家も建ってから時間が経ち、あちこち痛んできてるので
、ウチの工事をしてるのを見たご近所さんからよく手直しを頼まれることがあります
こちらのお宅は、3年前にこちらの自治会の役員をさせてもらった時に親しくなった方なんですが
建ってる土地が、かなりな傾斜地だったのでなかなか決心が付かなかったんです

       
別荘地ではよくあることですが、道から2.5M下がった所に建っているのでベランダを通路にして出入りしてます
柱と梁以外に階段もだいぶ痛んでるようです


まずは撤去からです。
手摺をはずしてから天板をとってみると桁がほとんど腐っててかなり危険な状態でした
天板はウリン系のハードウッドを使ってたんですが、下のネタがやられたら意味がありません
家を建てる大工さんが作ると、同じ軸組み工法で差込式にするのでどうしてもそこに水が溜まって
腐りやすくなるので、ウッドデッキの場合は違う組方のほうがいいように思います
          

結局、撤去に丸1日掛かりました。廃材でトラックがいっぱいになりました


次の日からはいよいよ新設工事です
まず家側のベランダ部から作ります。柱と梁を組んで天板を貼っていきます
足場が悪かったのでイベント舞台で使う平台を並べて脚立を立てやすくしました
前回の教訓で、水がたまらないように柱と梁以外は差込にしないで上に乗せる組方にしました
      


家側の本体部ができると、通路を作っていきます。ここは一番傾斜がきつい所なので大変でした

最後に手摺と階段を付けて完成です

         


手摺と階段はほとんど工場で作ってきたので、現場作業はなんとか3日で終わりました
防腐剤はキシラデコールのウォルナットを2度ぬりしました




正面のベランダがきれいになると、家まで少し新しくなったように見えます



ご近所のベランダのやり替えはこれで2軒目で3年ほど前にもやりました
こちらのお宅も高い位置に付けたのですが、下の土地が比較的平坦だったので今回より楽でした

     




5月27日


シュークリーム屋さんの什器の搬入設置をしました
オープンはもう少し先ですが、店舗屋さんも最後の追い込みです


     


                  
 

床のテラコッタや柱の腰タイル、厨房との仕切りの”もやった”ガラス等々・・さすがにツボは押さえてます
彼自身がアンティークのコレクターなんで随所にそのセンスが生かされていい感じです
施工方法等は工務店さんにまかせて、ビジュアルに専念できる点ではグラフィック屋がデザインした方がいいのかも

オープン前に完成写真をまたアップしたいと思います




5月23日


ちょっとうれしいことがありました

去年東京の仕事仲間が遊びに来た時、ついでにアイアン小物の作り方を教えたんですが
今年になってから、もっと知りたいと、わざわざまた東京からやってきました
そこでアイアンだけでなく木工や白板ヨゴシなどタクトさんの基本パターンを色々伝授しました

元々彼は自宅の家具のほとんどを手作りしてたほどなんですが、仕事に追われクラフトからも遠ざかってました
ところがこの不景気でフリーの仕事は激減。そこでもう一度クラフトに賭けてみようと思ったそうです

それならば、とりあえず庭に小さな作業小屋を建てて、チラシを作って近くのフリマにでも出してみたらと
テキトーに”経営アドバイス”もしてたんですが・・
今日、鎌倉の七里が浜のフリマにだして初めて売り上げがあったと、うれしそうな連絡がありました
                        (自分の作ったものが目の前で売れるのはホントうれしいものなんですよね・・)




まだまだ”これで食ってく”には遠い道のりですが、少しずつステップアップしながらやってくのは楽しい事かも。
そして多分こういうアプローチが、ホントはウチもやりたかった形だったんじゃないかという気もしました
                                               

まあ彼には”トーク”という強い武器があるんでだいじょうぶでしょう(実はこれがフリーでやってくための絶対条件なんです)
なんといっても商圏の規模が違うし・・。それに東京には意外とクラフト系フリマは少ないそうです
早く木工屋グループ東京支店になってほしいものです(笑)





5月15日



6月にオープン予定のシュークリーム屋さんの什器が大分できてきました


いつもはデコラやダイノック貼りの”きれいな”ものばかり作ってる下の工場が、今回は”タクトカラー”で埋まってます

     


このトビラも一体何枚作ったんでしょう。      ショーケースの囲みはエコカラット貼りです

                

ところでTVのリフォーム番組にはよくウチのような工場が出てきて”匠”が自ら作ってますけど、あれってどーなん




   今回自分はもっぱら2階で小物作りです
お店のロゴの切り文字や、壁に掛ける額、テーブルや小棚等、”デザイナー先生”の希望通りになんでも作ります
(随所にアンティーク加工施してます)

    


一見、裏方仕事のようですが実はこういうディティールのこだわりが内装のレベルを左右するんですホント
そして(残念ながら)工務店さんだけではこういう部分は限界があるので、ウチら装飾屋の出番なんですエヘン
店舗は建築の中でもかなりディスプレイに近い世界なんです


       



ところで、懸案の漆喰ぬりは予定どうり店舗屋チームの左官屋さんが施工することになったんですが
サンプルを作った者としてどうしても”指導”してほしいと監督さんから言われてしまいました
「まずいパターンになってもた」と後悔しても後の祭り、しかたないのでハラを決めて”ご指導”させてもらいました(笑)

案の定、職人さん達にイジラレながらもできるだけ分かりやすく伝えたつもりですが・・上がりはビミョー ・・かな
でもこの規模の工事になると分業にならざるを得ないので仕方ありません





5月10日


久しぶりにおやまに行きました

去年作ったサンルームからみる新緑は予想通りきれいでした


          




横の50坪程の空きスペースはとりあえず自然の林のままにしてて、行く度に剪定マニアのヨメがパチパチ切っています
もう少し伸びたら枝ぶりのいい木を残してバランスよく間伐していけば、きれいな雑木林にできると思います

               



サンルームに入ってしまったため、切らなければいけなくなった柿の木も新芽が出てました
ここの木々はたとえ切っても日さえあたれば必ず復活します

 



でも”おやまのおうち”もこのサンルームでほとんどやり尽くした感があって、ちょっとつまらないです






5月1日〜5月6日


GWはいつものように四国に帰省しました


いつもは5000円以上かかる明石大橋が1000円と表示され、おもわずガッツポーズ!

・・嘘じゃなかったんだ






散歩の途中の畑の真ん中にあったもの
こんな田舎に現代アートが、と思いきや、近づいてみると、だれかが作った焼却炉でした。シュールや

         




高校時代の友達が地元で竹工芸(と太極拳講師)をしてるんですが
小物はヨメさん担当で、前から小さいカメさんをよく作ってました(お店にある竹のカスタネットも彼女の作です)

ところが、その地元が秋からのNHK朝ドラの舞台に決まり、タイトルも”ウエルかめ”だそうです
そこでせっかくなんで「便乗しようぜ!」ということで、さっそく3人で”おみやげグッズ”の作戦会議をしました
今のところは、このカメさんの前に Wel の切り文字をつけたウエルカムボードが有力候補です!
これでブームに乗って大ヒット間違いなし!で、大儲け!ウハウハ・・

       

                           ・・って、でも誰がそんなたくさん作るん?





4月24日


ご近所の「美容室&アトリエ」さんよりA形看板の依頼を受けてました

明日から万博で始まるロハスフェスタにも出店されるとのことだったんですが
頂いたロゴがアイアン文字に合いそうな形だったので、急遽切り文字に変えて脚もアイアンにしました

          

ギリギリだったけど、なんとか間に合いました。よかったあー




4月20日


スコップのような特大フォークとナイフを作りました
これはGWにインテックス大阪である「食博」イベントの看板に付けるための物だそうです




このイベントでは最初ある華道家さんの生け花(といっても巨大オブジェのような物ですが)のサポートを頼まれてたんですが
芸術家さんの手元は超ヘビィなので、「それだけはごかんべんを、他のことは何でもしますから!」(笑)
といって許してもらった代わりに、「じゃあこれ作って」といわれたもんです。 なんじゃそら





4月15日


6月にオープン予定のシュークリーム屋さんの店内什器の扉サンプルと壁の漆喰ぬりサンプルを作りました
今回は店舗屋さんとの仕事なので、漆喰ぬりはサンプルだけになるかもしれません



      


友達のGデザイナーが内外装のデザインをしてるんですがけっこういいお店になりそうで楽しみです






4月10日


近大アメリカ村で今ではちょっと懐かしい”あの人”のステージ設営をしました
ここでは仕事中もなんと日本語禁止なのです(まるで罰ゲームですがオッケーの連発でなんとか乗り切りました)
6角形の舞台は倉庫に収納できるように3分割で作りました


 


ところであの人とは、そう、ビリー!です
素顔のビリーは子煩悩なホントええおっちゃんって感じの人で、スタッフのうけもサイコーでした



やっぱり思ってた通りあの大ヒットは彼のキャラクターが画面から伝わったためで、
他の人では多分あんなには売れなかっただろうと改めて確信しました




4月1日〜4月9日



落語の”めくり”に続き演台セットも作ってほしいとのことで作ってみました
ついついいつものノリで少々カントリーっぽいデザインになってしまいましたがなんとかできました

    

すべて折りたたみ式でかばんに入る大きさにまとまります。”お手軽落語キット”ですね

     

最近、家具よりこういう特注ものが多いような・・。でもまあ元々”家具屋”タクトではなく”木工屋”タクトなので。
それに今なら家具は、IK○Aで買ったほうが・・・(オイオイ)




ごみ袋を取り出しやすいごみ箱と、すきまにピッタリ収めるW2600のおおきな机です

        



かばん用の棚です。いろんなサイズのかばんに合わせるためオール可動の棚受け付きです

     

部屋の壁とタンスの隙間にピッタリ納まりました。色もなるべく合わせました

こんな家具ならオーダーする価値もあるかも






4月5日


京都にお花見に行ったので、「ちいさい部屋」さんにおじゃましました

ちょうど春展の期間だったのですが、久しぶりに入ってみると”なにか”お店の感じが少し変わってました
なにが違うんだろうと色々あちこち見ても、表面的にはオープンした当時と特に何も変わっていません
でも前よりも、しっとりした落ち着いた雰囲気があるというか・・なんて言うか、とにかくいい感じなんです

いろいろ考えてみた結果、これはやっぱり展示してる作品や作家さん達の思い、そして店主はもちろん
今まで来たお客さん達の気持ちが店内にいい”気”を作ってるんだろうなと思いました(オカルトチックな意味ではなくて(笑)

”いい思い”を重ねることでそういう雰囲気が自然と作られるんでしょうけど、これだけは手作りでも作れません
時間はかかるけど結局こういう事が、いい空間を作るってことだと教えてくれるお店です

そこで一句  〜 めぐりあう おもひかさねて さくらみせ 〜

    
写真ではなかなか空気感は伝わりにくいですが・・(ケータイだし)





京都からの帰り、名神からそのまま阪神高速に乗って、今度は心斎橋の近くのギャラリーにいきました
ここは古い友人の建築家が自分の設計事務所の前の空スペースで始めたそうで、そんな事に興味があるキャラ
とは思ってなかったんでちょっと驚いたんですが、DMをもらったので5年ぶり位に会いに行きました




4人展の内のおひとりがたまたまおられて、作家本人としての興味深い話を色々聞けておもしろかったんですが
隣の設計事務所にいた建築科の学生さん(彼が大学の講師をしてるのでその教え子?)が、自分の職種を彼から聞いて
興味をもたれたみたいで、「ディスプレイ(業)ってなんですか?」と素朴な質問をしてきました
これは実はよく聞かれることなんですが、特に建築を専攻されてる女の人はなぜか興味があるみたいで
以前彼に頼まれて、設営現場を学生さん達に見学させたこともありました

ただこれに答えるのはいつも苦手で今回もうまく説明できませんでした。大体自分でもそういう職種なんだって知ったの
始めてからかなり後だったし、今でもどこまでがその範囲なのかよくわかりません(タウンページの職業欄にそうなってただけで・・)

ただ建築との違いで感じるのは、例えばインテリアでいえば、建築は構造や間取り等、内側から考えていくのに対して
ディスプレイ(装飾)はデザインや素材等、表面から入って、それに合う構造を後から考えるていくってことだと思います
結果的には同じ様なもの(?)ができたとしてもアプローチの順序が違うため発想や作り方も変わるわけです。
また建築に比べて強度等の制約が少ないためデザインが自由な反面、”見ためがすべて”になる傾向もあるようです

自分達も現場では大工さんと呼ばれますがそれは建築大工ではなく装飾大工のことなんです(TVでは大道具さんですが)
つまり建築は理系でDPは文系(美術系)になるわけで、元々はそこには前にも言った深〜い溝があるのです(笑)


まあでもこれからはもっと融合していくと思います。たとえば最近の家なんかはすごくディスプレイ的だし・・(世の中も?)
それに伴ってそういった発想も、もっと一般的な場所にも求められるてくるような気がします

建築家がギャラリーをやる時代だし・・(エッ普通?)




4月4日


吹田市さくらまつり(神崎川畔)の本番に出店しました

ペンキ塗りしたテントがどうなるでしょうか。ドキドキ
幸い(?)準備してる時から少し雨模様で、内心ちょっとラッキーと思いました(他のブースの方すみません)


      

立ててみるとこんな感じで、2回目にしてもう何年も使い込んだヨレヨレ感が出ています。天窓効果も十分でした


それと今回テントにもう一工夫したのは、周りを白板で囲んでよりショップっぽさをアップさせるというものです
テントの柱をL形の板で囲ってその間に天板(業界用語ではパラペットと言います)を付けるとアーチになり屋内感がでます
正面一面だけでもよかったんですが今回は色違いを2面に付けました。
会場がウォーターフロントなのでブーステーマはズバリ「海の家」です.。(って早すぎるか、・・川だし)

                                  柱部分に小物を掛けたりも出来ます
             



L形の柱は折りたたみ式なのでまとめると数枚に小さくできます。仮設イベントものは収納が命です

    



結局、イベント自体はオープンしてから3時間で雨のため中止になってしまいました
でも地域の行事に参加して多少は雰囲気作りに貢献できた(?)のでよかったです
”産直”と”地域密着”にはこれでも一応こだわってるつもりなので。
テントの試験もばっちりだったし
  




4月1日


4日の吹田市のさくら祭りイベントの出店準備をしています
といっても商品作りではなくて、今回のメインはテントです


テントは前回万博の住宅展示場で出店準備をしてる時、急に雨が降ってきたので急いで近くの
ホームセンターに買いに走ったもので、ほんとは白がよかったんですがその時は無かったのです
でもどうしても白が欲しかったので、それならいっそ塗っちゃえということで、ぺたぺたと白ペンキで塗りました



      

ペンキはいつもの白板に使ってる水性のものですが、乾けば耐水性もあるはずなので”たぶん”大丈夫でしょう
べったり塗らずにちょっと塗り残してウチっぽい感じにしてみました

ところが全部塗れてから中に入ってみるとペンキでコーティングされた分、光が通さなくなり暗くなってしまいました
そこで上の部分に天窓を付ける事にしました。(天窓の効果は以前サンルームで実証済みだし)

縫製してる所を避けてカッターで切り抜いて厚めの透明ビニールを強力両面テープで貼りました
一番上の三角の所は少し曲面になってるのでそのまま残しました。張り合わせの継ぎ目にはシーリングで
防水対策をしましたが、水漏れや雨でペンキが剥がれたりしないかは、実際に雨にあわないとわかりません
こわいけどちょっと楽しみです。ワクワク

      


テントにはこれ以外にもう一工夫する予定です




3月22日



またまた姉家のリフォームの続きです

和室の履きだしの外は去年よしずと花台を使って簡単に和風装飾したんですが
手前の建具は古いサッシのままだったので、のれんで隠したりしてました

befor
    


でものれんを付けると暗くなるのと、せっかくの外の装飾もサッシを閉めると見れません
そこで、できる自信は無かったけど思い切って”障子”を作ってみました


さすがに建具は難しかったけどなんとか”大道具”レベルのものはできました(注文はしないでください(笑))

after
     

座って見ると装飾した所だけ切り取って見える位置に窓(アクリですが)を付けました
これで冬でも閉めたまま外を見ることができます(ちょっと遅かったけど)

それにしても、最初から比べると同じ場所とは思えないほどずんぶん変わったもんです(我ながら)

      




サッシの素材感にはいつも悩まされるんですが、今回横にある窓のサッシには木目シートを貼ってみました

        

あまりテカテカしてないマットなシートを使うと、少しは本物っぽくなるので塗装するよりお手軽かも

after
     

 雨戸が無かったので外にアイアン格子を付けました。姉のリクエストでなんと中華模様です(なんちゅうセンスやねん)




3月18日


趣味の落語が高じて定年後ボランティアで英語落語を始められた、元英語の先生から
めくり(お題を書いた紙を貼っておく台)をオーダーされました
あちこち出張して持ち歩くために、簡単に分解組み立て出来るようにとのことでした


      


いい趣味ですねー、 うらやましいなー、・・(趣味を仕事にしてしまった者のためいき)




3月14日


お客さん持込の天板に合わせてアイアンの脚を作りました
広葉樹の一枚板はやっぱりいい味があります

    



もう一つ持ち込み物で、これは一枚板の隅にお店のロゴを”焼き”で入れてほしいとのことでした
一見簡単そうにも見えるんですが、直感的に「これは無理かも・・」と思いました。

本来ならロゴの形に鉄板をカットした版を作って、それを炙って押し付ければ”焼印っぽく”はなるんでしょうが
板の種類によって全然変わるので、どんなに練習しても多分均一には出来ないと思いました。
そして実際は一発勝負になるので、一枚しか無い持込の板に試すことはできません

しかたないのでお断りさせてもらうかわりに、試しに別の板にハンダゴテで焼いた
簡単なサンプルをあげると、意外にあっさりそのやり方でOKということになりました



結局、ロゴどうりキレイに焼けましたが、求めてた焼印のようなリアルな焦げ目はやはり出ませんでした
でも失敗できないものには、どうしても無難なやり方になってしまうので仕方ありません
プライベートならどんな無茶なチャレンジでもしてしまうんですが・・


持ち込みは色んな意味で難しいですね




3月8日


”花空間けいはんな”で行われた”モギトリセール”にヨメと二人で行ってきました
ここでは今回がラストだそうなので、”元祖”のイベントをぜひ一度は見ておきたかったのです




出店されてる所はさすがにどこもハイレベルで、まるでWBCのオールスターチームのようでした

    その中でも一番のお気に入りだった「Rabbit Garden」さんのブースです
          
縦に長いブースを、曲がった小路を歩くようなレイアウトで奥行き感をつくり
奥のコーナーには白板のフェンスと看板でガーデンショップっぽい感じを表現されてました
屋外仮設のいい所がぎゅっと凝縮されたようなディスプレイなのに、自然でさりげなくて、手作り感もあって・・
思わず「いいなー!」「うまいなー!」と二人で言ってしまいました

ウチも似た様な形にはなるんですが、商品自体がフェンスや棚等のいわゆる”背景もの”だけなので
どうしても物足りなく”絵”になりません。まるで役者のいない舞台の様なもので、
いつも”主役”のお花や緑のあるガーデン屋さんを羨ましく思っているんです

でもこんなブースがごく普通にあちこちにあることに、このイベントの歴史を感じてしまいました



そして出ました!YUMEMIコテージ。真打ちの登場です
万博で軽トラに乗ったのを初めて見た時はびっくりしたものです



まるで巨大な筆で一気に書いた文字のような勢いを感じる小屋達は、建築というよりもう作品ですね



3月4日


なぜか金の扇がたくさんあります
これは不景気風を吹き飛ばす(?)ための企画もので、支給された扇にカッティングシートの切り文字を貼りました




不景気は自営業者にとっても大敵なのですが、逆に今までできなかった事ができる
自由な時間を手に入れられるチャンスとも考えられます(無理やり)
ただ何をするかっていうのは、忙しい時ほど浮かぶものなので、その時メモっとく必要があります。




3月1日


3月号の”SAVVY”に去年改装した京都の”ちいさい部屋”さんが取材されてました
内装やリフォーム等は工務店ではないのでプライベート以外ではほとんどやらないのですが
ここだけはなぜかずっとやらしてもらってて、香里園時代からいえば、もう4,5回目位になると思います




オーナーさんは、そのつどいつも新しいイメージをもってられて、いつもそれを実現するために
あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら一緒に作ってくのは、ワクワクするほど楽しいのです
空間作りは雰囲気作りなので図面化できないニュアンスを伝えあうためには、感性(好み)が近いことが
大事なのですが、結果的にはいつも大変勉強させてもらってます(ウチがお店やってるのもこの人の影響です)
今回はそこにヨメも入って3人でイメージを固めていきました

ちなみにウチのやり方は、躯体にはさわらずに、その前に事前に作った壁パネルで囲うことが多いです
こうする事で現場作業の短縮になるのと、現状復帰が簡単なのです。クギやビスもばんばん打てます
ここの窓のニッチ棚も、じつはそのデッドスペースを生かした自然なアイデアだったんです

・・でもここなんかを見ててよく思うんですが、結局お店は”なかみ”だってこと。
そこでなにをするか、なにを売るかが一番で、内装や外観などはたいしたことではないんです


 

アングルは”やっぱり”と思う位置を選んでました。
目指してた”古かわいい”感じがうまく出てるような気がします
やっぱけっこういいお店じゃん!

今年はこういうお仕事もできる範囲から少しずつやってみようかと思っています




2月25日


”安全のはなし”


先日、仕事関係で安全講習を受けたので、今日は木工作業の中で一番大事な「安全」について
自分の経験から気の付いた事を書いてみたいと思います

カッターやノコギリなどの手持ち工具もまちがった使い方をすると危ないんですが、バンドエイド位で済まない
事になる可能性がありもっとも気を付けなければいけないのが、やはり電動工具だと思います
特に今はホームセンター等でごく普通に売ってるので、初心者の人でも簡単にあつかえるように思えますが
中には、かなり危険なものがあるように感じます

ちなみに自宅の工房には、ヨメと教室のお客さんのために工具使用の注意事項を提示してます
(基本的に、ウチではお客さんは危険と思われる電動工具は使わないようにしてます)




危険度(注意するレベル)の高いものはやはり切削、つまり切る道具だと思います
そして(チェーンソー等の特殊な物を除いて)一番ランクの高いのが、「丸ノコ」でしょう

種類としては大まかに、手持ちの丸ノコ、卓上(スライド)丸ノコ、テーブルソーがありますが、
その中でもテーブルソーはDIY大国のアメリカでは9分に一人ケガしてそうで、最も危険度の高いものだと思います
特に下から歯の出てる昇降盤タイプの物は構造上回転してる歯の近くに手を持っていかなければならず、
キックバック(歯と材料が挟まったりして跳ねたりする事)も起こしやすく、又そうなってもすぐにスイッチを切れないため
とても危険です。自分でもあまり使いたくないほどなので、初心者は絶対使ってはいけない物だと思います

次に危険なのが、意外と手持ちの物で、ノコ本体が固定されてる卓上タイプが結局一番安全だと思います

”真っ直ぐ切る”というのが正確な物作りのポイントで、そういう意味ではスライド丸ノコは素人でも正確なものが
簡単に出来る画期的な商品で、最近はけっこう安いのもあるので、丸ノコより先に使うのをお勧めします


ただ長い材を切ることは出来ないので、特にワンバイ等細めの物を縦割りする時は
ホームセンターのパネルソーでカットしてもらうことをおすすめします。


どうしても手持ちの丸ノコでカットしなければならない時は、必ずクランプ等で材を押さえて
工具の前に手を置かないようにして、ノコがぶれない様にしっかり支えながら慎重にカットします


     

あくまで中級者向きですが、丸ノコの直線カットによく使われるのが板を2枚合わせた簡単なガイドです
プレートの幅だけずらした板の端を、カットしたいラインに合わせてスライドさせることでまっすぐ切れるわけです
ただこの時あまり歯を出しすぎると(接地面が広くなって)キックバックしやすくなるので板の厚み分だけ出します
切ってる途中にラインからハズレても無理に戻そうとせず必ずスイッチを切ってからバックさせてゆっくり切り直します
もちろんクランプで留た方がいいのですが、どうしてもじゃまになる時は直接ビスで留めたりします
裏にスベリ止めシートを貼ればより安全だと思います

同じガイドはジグソーにも使えるので、時間はかかりますが初心者の方は丸ノコよりジグソーの方をお勧めします


        

それとノコに限らず電動工具を扱うとキリクズが勢いよく飛び散るので、なるべく保護メガネ等をした方がいいと思いま
自分は普段からメガネをしてて、さらに”五木ひろし目”であるにもかかわらず、ゴミが入ることはしょっちゅうです
ついでにこれはあまり意味が無いかもしれませんが、腕時計は左手に内向きに付けています。


電動工具はとても便利で、そのおかげで木工やDIYが女性の方にも身近なものになったことは確かなんですが
便利な物ほどリスクも高いといえるわけで、その危険性を常に意識して使う気持ちが必要だと思います

つまり技術や機械的なこともそうですが、ホントは気持ちとか精神的な面が一番大事で、
冷静に集中してる時はめったに事故(ケガ)などしないものです。
運転と同じで、あせったり、逆に慣れたりして気が入ってない時が実は一番危ない時なのです



”安全”については経験上まだまだ気の付いたこともあるので、いつかまた続きを書きたいと思います





2月20日


アイアン小物を色々作りました。久しぶりに置きキャンドルランプも作ってみました

    


それともうすぐお雛さんです。ヨメ作の季節の小物シリーズです

       




2月17日


近くの小学校の講習でヨメが出張木工教室をしました
このような講習も、もう4,5回やってるので時間配分なども少しは慣れたそうです

   




2月14日


2月14日のバレンタインはタクトさんの開店記念日です
ちょっとしたきっかけで始めることになったお店も、なんと今年で5周年
最初は1、2年だけ自宅ショップまでのつなぎのつもりだったのに・・(いまでもそうですが)
そして困った事になんと今になってもその”方向性”がさっぱりわかりません。(困・・)(顔文字が打てない)





今年の粗品はミニフラワースタンドと、ミニ額でした。
告知し忘れたんで、たまたまその日に来た人はラッキーだったかも
      




5年と言っても、自宅ショップの予定のまま週2日しか開けてないので実質は2年足らずかな・・

まあ毎日開けてると多分1年ももたなかったとは思うんですが、
ただほとんどシャッターが閉まったのままっていう事が、町の景観をダウンさせてるようでいつも後ろめたいです

内装はお店のための雰囲気作りですが、外観は街の雰囲気にもなるので、ある意味責任がある様な気がします
オシャレで個性的なお店が並んでるだけで何となくうれしくなってちょっと歩きたくなる感じってよくあるでしょう
お隣さんはTVで取材されるほどのおいしいパン屋さんだし

お店を作ってる時は、そのためにもファサード(正面)は”ウチなりに”けっこうこだわったつもりなんですが・・

そこで5周年を記念して、少しでも罪ほろぼし(?)のためにお店の外側に少し手を入れたいと思いました



befor
    


after

とりあえず右側の窓に飾りの鎧戸を付けました

  

うすいブルーグレーは”かもめ食堂”の腰壁をイメージしたんですが、少しはずしたかも・・
まあ色は”絶対音感”みたいな一種の才能だと思ってるのでしかたありません
(すごい人はCMYKをほぼ一発で言い当てるそうです)
でも初めて色を使ったので、いままで間延びしてた板壁が少し明るくなった気がします
次は左の壁を少し変えようかと思ってます




2月12日


お店にアイアンのウサギがあるんですが、どう考えてみてももこんなん切った覚えがありまへん

そこでヨメに聞いてみると・・




じつは、これは前に切った”とりさん”だったんです。

わかります?・・


       ・・ウサギの方がカワイイ





2月10日


バレンタインイベント用に梅田スカイビルの展望ルームに”ラブシルエット”パネルを作りました
この時期は”ラブハグルーム”だとか、やたらハートマークが飛び交います



後ろから光を当ててるハートの中にカップルが立つと、影絵の様にふたりのシルエットが浮かびます
それを、自分達のデジカメや携帯のセルフタイマーで撮影して記念にしてもらう企画なんですが
そのカメラを置く台に予想以上にてこずってしまいました

なるべく雰囲気に合う繊細でオシャレなものを、という希望だったので細めのアイアンで作ると
タイマーを押す時の力でシャッターが切れる時でもまだ”揺れて”るんです

結局、2台作り直して3台目で何とか使えるものになりました

                 
(1台目はハンガー掛けに変身させました) 
                         

       

3月14日までやってるので興味のある方(で高所恐怖症でない人)はやってみてください




2月5日


オーダー品ができると、なるべくお店に置いてほかのお客さんにも実物をみてもらう機会にしてるんですが
大抵すぐに引き取りにこられるので、結局お店には家具らしいものはいつもほとんどありませんでした
そのため、ウチは小物の雑貨屋さんだって思ってる人が今でも沢山いるそうです(まあそうなんですけど)
そこで、とりあえず何かサンプルとして置いておこうと思い、2点ほど作ってみました


学習机は春先によくオーダーがあります。取っ手はお好みで選んでください
    
W950 D600 H750 サイドキャビネット付 ¥44.000


ツートンカラーのキャビネット。上下分けて使うこともできます

        
                     (下)W600,D400,H970 \28.000  (上 )W600,D200,H830 \10.000

最初に作ったのにヨメからダメ出しがでて、引き出しの前面だけ取り替えました

     

天板の一部に今はやりの”虫食いあと”をつけてみました






1月20日


オーダーでTV台を作ったのですが、こちらの勘違いで引き出しのサイズを間違ってしまいました
外寸(箱の外側の寸法)と内寸(箱の内側の寸法)を間違えるという、一番よくやるパターンのミスでした

箱物は使用する板の厚み分だけ内寸が外寸より小さくなるので、箱や引き出しの中に入れる物のサイズが
決まってる時は内寸を守って、逆に本体を壁等の隙間に入れる時は外寸を守って作らなければいけないわけです
引き出しはレール分だけさらに小さくなります。いつも気をつけてるのですが、またしてもやってしまいました

急いで作り直したんですが、引き取ってきた分はとりあえず現品処分でお店に置いてますので
興味のある方はご覧ください

          
W1750 D450 H360   ライトオーク(色を濃くすることはできます)
付属で、別付けのH200のアイアン足が付いてます(じか置きする時は取れます)
SOLD OUT



1月18日



ヨメの友達の引越し祝いにアイアンのネームプレートを作って贈りました
太った猫のデザインは愛猫をモデルに彼女自身が描いたものです

その時たまたま作った受け金具の形が気に入ったので、ついでに2個ほど余分に作ってみました
曲げ飾りは基本的にはSとCの組み合わせだけでできるんですが、ついつい入れすぎてしまうのでこれ位でちょうどいいかも
Rの曲線は直線部を残さない様に連続して曲げるときれいなラインになります

           





                                                 
  


1月16日


オーダーのシューズボックスができました
アンティークものに押されがちのカントリー系ですが、個人的には今でもけっこう好きです

        
  W1050,D400,H1100 \45.000



                                                    



1月4日

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします






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