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~8月28日 パピエさんのスタジオ小屋内外装


春から少しずつやってた、パピエさんのスタジオ小屋の内装でしたが
8月末の教本の撮影を、せっかくならここで
やりたいということになり
それまでにできるだけ仕上げることになりました

ご夫婦さんとDIYでのんびりと作っていく予定でしたが、いきなりのお仕事モード突入です

 
まず4月にご夫婦でタイルを貼った、キッチンコーナーから仕上げていきます

 
ここのイメージスケッチは2枚あって、こんな感じです
パピエさんは絵が描ける(あたりまえ)ので、分かりやすくてとホントにありがたいです

建築は建築士さんが書いた図面通りに作る理系なものなのですが、内装はソフトの世界なので
ふわっとしたイメージを形にするには、現場に合わせて作っていった方が外しにくいんですね
その時に依頼者さんとイメージをいかに共有できるかがポイントですが、
絵にできるということは
それがはっきりしてるということなので、
どんな希望を持ってられるかよく分かります


スケッチにはまだなかったですが、まず壁に付けてたシンクを、床に貼ったものと
同じ古材の足場板で作った扉で囲んで、アンティーク風の流し台にしました


その左の冷蔵庫の上は、作業台にするためにスペースに合わせたテーブルを作ります

 
天板はパピエさんのリクエストでモルタル仕上げになりましたが、まだやったことがありません
そこでいつものようにYouTubeで調べて、割れ止めのワイヤーメッシュを付けてから塗りました



プロレベルには程遠いですが、まあ何とかできたので、周りに見切りのモザイクタイルも貼りました


持っておられたアンティーク風のキャビネットも、正面の壁に付けました
作業テーブルの下は扉は付けずに、布のカーテンを付けるそうです

  
流し台の横は、支給されたアイアンの枠を同じ足場板とアイアンで囲んで、間仕切りの
パーテーションを作りました。今回の内装
はこの古材の足場板が主役ですね


  
このパーテーションは簡単に外せて、下に付けたスリットにT形の金物の足を差すと自立して
どこででも撮影の背景に使えます

 
キッチンコーナーができたので、次にその横のL字コーナーとトイレを仕上げます


トイレの中はほぼ仕上がってたので、天井に支給のクロスを貼ってドアを作りました

,

ドアは古材の足場板が在庫切れで、新品を古材風に塗装していつものステンド風の窓も付けました



L字コーナーは、選択にとても迷ったらしいクロスを貼って、持っておられたランプを付けました

 

古い窓がもう一枚あったので、これも足場板で囲ってパーティションにしました


裏は白シャビーに塗ってリバーシブルにしましたが、この柱の裏が一番マッチしてました

 

柱への取付は、これも持っておられた碍子を柱に2個付けて、それに差し込むだけです
2枚のパーティションを組み合わすことで、色んなお部屋のレイアウトができそうです


内装的にはここがメインのコーナーですが、これで完成です
床のタイルともよく合って、選ばれたパピエさんの世界観がでています。さすがのセンスですね

作業は分業せずにほぼ一人でやったので、素人っぽい所も多々ありますが、それが逆にいいと
パピエさんも言ってくれたので救われます(細かい依頼主や代理店経由では許されないでしょうね)



内装ができたので、次に外の工事をやります


まずキッチン横の掃き出し窓の外に、ウッドデッキを作ります

 
大体の位置に板を置いてみました
土地は広く使えるのですが、電柱のワイヤーがあるのでそこまでの大きさにしました


デッキと手摺とバーゴラは工場のチームが作るので、現場ではその基礎を作ります


高さがあるので、今回は金物の束を使いますが、これは高さを調整できるので楽です
大引きは今回も防腐塗装した角パイプです
大引きは壁付けなのですが、一応出来てから束をモルタルで固めて倒れ止めもするつもりです


工場で作ってたデッキセットができたので、さっそく作ったチームと一緒に設営しました
その内の一人は14年前の母屋のサンルーム工事にも参加した者で、後はアイちゃん(女性)と息子です



今回木材部は腐らないセランガンバツを使いましたが、とにかく重い
午前中は日が当たるので午後からの開始でしたが、床自体は2時間ほどでできました

 

 
手摺、フェンス、バーゴラも工場でデッキに合わせて作ってたので


何とか夕方までに全部組み終えました
このバーゴラにいずれブドウを這わせたいそうです


こちら側は下に降りるための階段も付けました

 ➡ 
プライバシー用のフェンスは、付けてみると少し低かったので4枚追加しました
いずれここに棚を付けたりハンギングしたりして、草花を飾りたいそうです


デッキがあることで、このスタジオ全体の使い方も増えるし、なにより部屋が広く見えます

次に、玄関のドアの外を壁で囲んで、風除室(?)のような部屋を作ります

 
このコンクリートの床の上を壁で囲みます


イメージはこんな感じですが、サンルームは前に作ったことがあるので、基本お任せでした

 
これはデッキとは別の者が作ったので、本人に組んでもらいます
彼も以前の工事に参加してたので、パピエさんも「ああ髪の長い方
(笑)」と憶えておられました

 
いつものパネル工法で、これも工場で組んでたのでサクサク進みます


午後から組み始めて、最後に屋根の雨仕舞をして、何とか夕方までにできました

 
窓は前のサンルームと同じように、上下のスライドで開け閉めできます
ドアは母屋をリフォームした時の撤去品で、白く塗る予定でしたがこのままでもいいかも

これで玄関の扉の前にワンクッション出来たので、中の冷暖房が効きやすくなるし(雪国仕様)
緑を置いて、ちょっとした入り口のディスプレイコーナーにもなります

  
壁は家と同じペンキで塗ったので、後付けの違和感はほとんどなく馴染んでます

 

 → 
正面の窓はこれも古い引き戸だったんですが、これはサンルームの窓に合わせて白く塗りました
いずれ前に植栽をすれば、奥行きがでてもっと絵になると思います

 

  
最後に、母屋の玄関に置いてたアンティークのキャビネットを移設して完了です♪

 
古い建具やネットで取った支給品とそれに合わせて新しく作った物が、うまくマッチしてると思います


色々相談しながら多少変更もしましたが、何とか最初のイメージに寄せることができたと思います
ぎりぎり撮影に間に合いましたが、カメラマンさんがここをどういう風に撮るのか楽しみです

記念の関係者サインにウチも入れてもらいました♪

~6月10日 自宅の外構工事 おまけ


先月無事に外構工事も終わったんですが、ついでにずっと気になってた所も
この際一緒にやることにしました

  
それは、踊り場の右側に立ってるこの柱です
これは家の一番角の部分で、二階の床を支えてる重要な柱なんですが、
構造的に周りに壁が無いので、地震の時の不安がありました

いわゆるここがウチのウイークポイントなので、この柱の耐震補強をすることにしました


通常は太い柱を抱き合わせて補強するんですが、柱だと横揺れに弱いのと取り付けが大変なので
以前屋内でやったように、
柱状の壁を作って支えることにしました

 
ツーバイ材で作った枠に太めのビスを多めに打って、防水塗装したコンパネを貼っていきます
家のツーバイ工法と同じで、枠と面材の両方で支えるので柱以上の強度があります
さらに両側の柱だけでなく、上にも同じように壁を付けて一体型のアーチにします

この工事は今まで階段だったので足場が悪くてできなかったんですが、踊り場ができたので
可能になったんです。ただ高所作業になるので、周りを木枠で囲んでからやりました


外側ができたら内側からもベニヤを貼ります


正面側からだけでなく、横側にも同じように付けて2方向から柱を支えます

 
家の色に合わせて、もう一度防水材を塗って完成です
100%の耐震補強ではないですが、これで強度は3~5割程はアップしたと思うのでかなり安心です

5月1日~5月10日 自宅の外構やりかえ④


今月は先月やり残した仕上げ工事をやりました
解体工事も終わり、痛めてた指も完全に治って、やっと本来の製作作業に戻れました


先月はここまで出来ていたんですが、まずポストの付いてる右の門から仕上げることにしました


仮止めしていたポストをブロックで囲んで


モルタルで固めました。イメージはレンガの壁が漆喰で埋まってる感じです


モルタルが固まる間に、階段の蹴込みを付けます


杉板を貼って、最初はそれを白く塗るつもりだったんですが



またすぐ汚れるので、その上に先日事務所のフローリング工事で余った
塩ビのフロア材を貼りました。
これなら雨に濡れても汚れにくいと思います

  
門扉は真ん中で二枚に分かれてたんですが、入りにくかったので、2スパン分カットして
入り口側が広い親子扉に
変えました。これで全然出入しりやすくなりました


門の後ろの踊り場の壁も、ついでにちょっと加工することにしました

  
ここも門とツインのレンガ風にしたいので、サンダーでレンガの切り目を入れてから

 
周りをモルタルで埋めて中をレンガっぽく塗りました。いわゆるモルタル造形(?)ですね


門も同じように塗りましたが



まだちょっと不自然だったので、いろいろやって結局こんな感じに落ち着きました
ヨメのリクエストで、アイアンのツタもおまけで付けました
後でポストにタイルのイニシャルを貼って、表札にするつもりです


  
後日、踊り場の壁には100均のコップで作ったランプも付けました

 


次に踊り場下の壁ですが、ここは広いし正面なのでいちばん目立つ所です

板張りにするといずれ腐るので、ここもモルタル造形でレンガの壁にしようと思いました

 
まずセメントでレンガを作ります
ラスの上にコテで伸ばしたミックスセメントに、切り込みを入れて乾かします


 
乾いたら3色で塗り分けてから、ヨゴシをかけます

ただここまでやってみて、全体の量を考えるとかなり大変そうだったので
急遽もっと簡単な石壁風に変更することにしました


梱包用の薄いスチロールを削ってベースの石を作ります


壁のサイズにカットしたアルポリに貼ってからモルタルを塗って、石壁風パネルを
作りましたが、これならレンガより全然早くできました


石は周りの色に合わせて、コッズウォルズ風に塗装しました
後で自然に汚れてくると、もっと馴染んでくると思います


門の中の床も階段に貼ってた石タイルを敷いて、作ったレンガは後ろのブロック塀に貼りました

 
蹴込みのレンガ(これは本物)をそのまま横に伸ばして、石壁の下に小さい花壇も作りました


隅にびわこの庭に勝手に生えてきたシマトネリコを移植して、周りにツタ系の植物を植えました
ツタは踊り場のプランターからも垂らして、いずれ石壁に這わせたいと思います


最後に、その前のコンクリの階段を撤去した所は、土の面を残したかったので


 
これもびわこで余ってた手作り石をランダムに敷いて、その隙間に掘ってきた
ヒメイワダレ草を植えました

月末には何とか根も着いたようです
車で踏む所は剥げるかもしれませんが、草の地面があると自然な庭っぽくなります


これでようやく完成です♪

 
今回は本物とフェイクのミックスでしたが、何とかまとまったようです
GW
もほぼかかりきりで延べ3か月、いや~長かった。結局予定の倍以上かかってしまいました


始めた時はまだ枝だけだったエゴノキも、すっかり新緑になっています

後でまた以前のように、下からライトで照らすつもりです


・     ・

自宅のDIYが終わったので、工事の合間に少しだけ関わらせてもらったパピエさんご夫婦の
アトリエ内装のお手伝いも、お呼び
があればまた一緒に遊ばせてもらいたいもんです

 
いつもお忙しいお二人ですが、楽しみながら一年程かけてぼちぼちご自分達でDIYされる
余裕のプランなので、今回ウチはできるだけ手を出さずにアドバイス中心の予定です
でも皆でワイワイやるのが楽しいし、昔取ったDIYアドバイザーの資格が初めて活かせるかも.笑)

 

4月1日~ 自宅の外構やりかえ③


今月はいよいよ既存の門周りの解体撤去工事ですが、その前に、門扉を取った時
すぐに代わりのものを付けられるように、
新しい門扉を作っておきます


門扉は階段と同じアイアンで作って、デザインも手摺りに合わせました


手摺りと同じように上下にワンポイントの板を入れて、予定の位置に仮止めしてみました


取っ手も一緒に作りましたが、開け閉めの固さ調整が意外と難しかったです
今は門扉が2重に付いてる状態です


ポストもなくなるので、Amazonでステンレス製のものを取りました

  
それをアイアンの門扉に合わせて、アンティーク風の黒に塗って、仮置き用の台も作りました


準備ができたので、まず一番奥の壁から壊していきます


ここは薄めのブロックで出来てたので、比較的簡単に壊せました
これで出たガラを直接外に出せます


次に床のセメントを門扉のラインで切って、撤去する前の部分を取っていきます

 


  
表面はメッシュ入りのセメントだったんですが、中は幸い土でした
途中出てきた配線を慎重にカットして、少しずつ掘っていきました

 


何とか門扉のラインまで取れましたが、全部セメントだったら手作業では多分無理だったと思います

次はいよいよメインの門です


まず左側のポストとインターホンの付いてる門から壊しますが、これは中に太い鉄筋と
セメントが隙間なくびっしり入っていました

  
一気には倒せないので、上から少しずつ切り割りながら崩していきました


何とか倒せましたが、これをまたガラ袋に入るように小さく砕かなければいけません


でもここまで取れると、一気に前が広くなりました


最後に右側の門を解体します

  
これも上から分割しながら壊していきます


奥のブロック2枚分はそのまま残して、そこに新しいポストを付ける予定です

  
門扉を付けてポストを予定の位置に置いてみると、ようやく完成形が見えてきました

  
解体で出た廃材は、前の分も合わせるとガラだけで約200袋で、土も合わせると300袋近くになりました
ブロックやコンクリは、割ると嵩が3~5倍に増えるんですね


結局トラック3台分の産廃処理が必要でした
工務店が事前に出した見積もりに、廃材処理が4㎥となっていたので、その時は
さすがにそれはないだろうと
思ってたんですが、終わってみるときっちり4㎥でした

 
場所を取ってたガラ袋がなくなったので、さっそく車を入れてみました

 ➡ 
念願の縦に2台入れらるようになったので、これで前ほど道に飛び出さずに置けるし
車庫入れも全然楽になりました

次は仕上げ工事で、ようやく楽しみながらできる作業になります


ところが、ガラ袋の運びすぎのためか、指の関節炎でドクターストップになってしまいました
腕や腰を痛めないように毎日2時間ずつしか作業をしなかったんですが、指に負担が来
たようです


結局、仕上げ工事はまた来月に持ち越してしまいました
(は~、正直ここまで手間がかかるとは思っていませんでした。もうライフワーク状態やな)

3月3日~ 自宅の外構やりかえ②


先月に続いて、自宅の外構のやりかえ②です


アングルの階段はここまでできていましたが、今月は何かと忙しく

 → 
月末には取引先の事務所のフローリング工事が入ったりで、なかなか進みません
(年度末は決算期なので急なお仕事がよく入ります)

その合間を縫って、とりあえず次はその階段に手すりを付けます

 
コーナーに角パイプのポールを立てて、その間に合わせてフラットバーと丸棒で
手摺りの枠を作ります

 
全部の4面分ができました


びわこの階段のポールには木球を付けたんですが、今回は外なので何か違う
球はないかと色々探して

 

 
結局ビリヤードの球をネットで取って付けました
ビリヤード球は樹脂製なので、雨に濡れても大丈夫でしょう

 
ポールにボルトを溶接して、穴を開けたビリヤード球をねじ込みました


仕上げに曲げ飾りを付けます


調子に乗ってあまり付けすぎないように、今回はこれくらいにしました(笑)


各パーツができたらまたばらして、さび止めを塗ってから外用のペンキを厚めに塗りました

 
本体はたまたまあった濃い茶色にして、手摺とポールは黒にしました
手摺の上は、持ちやすいように木を付けました

・    ・

工事の順番としては、既存の階段を解体してから新しい階段を付ける予定でしたが
新しい階段が出来たので、先に付けることにしました


結局ほとんど使わなかった木の階段を取って、代わりに鉄の階段を付けます
階段天板の当たる壁は先月壊したんですが、階段も受けの枠が当たる部分だけ壊しておきます

 
まず、奥のボックスをコンクリの壁にカールを打って、しっかりビス止めしました

 
それに、階段の枠をつけますが、左側は同じように壁にビス止めしました


次に踊り場天板のボックスをアジャスターで高さを合わせてから、これもビス止めしました


その上に踊り場の天板をボルト止めしてから、樹脂製のデッキ材を付けました


階段の天板を下から付けていきます

 
6枚分全部付けてから、それに合わせて左側の枠を最後に付けました
工場で仮組してるので、ボルト穴もばっちり合ってさくさく組めました


上から見るとこんな感じですが、手摺がないとちょっとこわいですね

 
いつもの調子で降りてうっかり落ちないように、手摺を付けます

 
階段の両サイドも付けていきます
手摺は目立つので装飾的な役割もあるのですが、付くと感じが変わります

 
階段の幅は80㎝あるので、全然狭くはないです


踊り場も階段3段分の広さがあるので、大きな荷物を持っても余裕で回れそうだし
一気に上がるより大分楽です(これからは特に。ちょっと休憩するウッドデッキにもなりそう)


ビリヤード球は、とりあえずここの番地とヨメの誕生日の番号を付けました


手摺が付いたので、そのポールにパイプを差し込んで継ぎ足したデッキの梁を支えました
強度的にはこれはあまり必要ないとは思いますが、見た目的には安心感があります

・    ・

階段ができたのでいよいよ門周りの解体ですが、これはさすがに大変なので、知り合いの
工務店さんに見積してもらったんですが、年度末で忙しくすぐにはできないということでした

仕方ないので、出来るところまで自分でぼちぼちやることにしました(できるんかあ?)


まず既存の階段から壊していきます

 
この階段は縦がブロックと天板は薄めのコンクリだったので、比較的簡単に割れました



ハンマードリルとセットウとはもうお友達です(*’ω’*)


 
中は元の山土でしたが、少しずつ鍬で掘ってガラ袋に詰めていきました


粘土質の土で崩れそうではなかったので、土止めはアルポリをアングル枠で抑えて両側の
壁に固定しました。アングルに付けた3本の木は後でカバーを付ける時のネタにします

 
ガラ袋は前の分も合わせて、とりあえず家の横の通路に置きましたが、
どんどん増えてそのうち置き場所がなくなりそうです

続きはまた来月です(は~)

2月2日~ 自宅の外構やり替え①


自宅のお隣の土地は半分に分割販売していましたが、ウチに近い方は売れたようで
基礎工事が始まっています

  
前回の解体工事もそうでしたが、真近に一から
新築工事を見れるのはとても勉強になります


リビングから空が見えるのも、もう少しの間かもしれません

  
間口はウチより少し狭いですが、うまくレイアウトして駐車場のスペースも確保しています

それに比べると、ウチの門周りにはかなり無駄があるように思ったので、
隣の工事の音がある間に、ウチの外構もこの際やり直すことにしました

 
普段はデッキの下にヨメの軽を置いてるんですが、セレナがあるときは前に横向に置いてました
前の道は比較的広くて向かい側に家がないので、30年近くこれで問題はなかったんですが
一応路駐になるし車の出し入れも面倒なので、前から何とかしたいとは思ってたんです


間口が狭いわりに階段の横に広いデッドスペースがあるので、ここを使えば2台縦に並びそうです


 

今の階段はまだ新築の時に、二人で壁に足場板や床にタイルを貼ったりしてDIYしたのですが
これも大分傷んできてたので、ちょうどいいタイミングかもしれません(逆によくもってたもんです)


採寸してからプランを立ててみましたが、門と階段を4段分やり替えれば、何とかいけそうです
(少し前に飛び出すので、車庫証明は取れませんが)

ただそのためには、いろいろクリアしなければいけないことがあります

  
まず、撤去しなければいけない真ん中の門の壁の上に、ウッドデッキの柱が乗っています
ウッドデッキは残したかったので、この柱を切っても大丈夫なように補強することにしました


そこで柱の間のサイズに合わせて、こんな枠を作りました


  
これを前と後ろの柱の間に固定して

 
両面を防水塗装したコンパネで塞ぎました。枠だけでは弱いですが、面材を付けることで
一枚物になり、柱に替わる大きな棚受けができたことになります
雨が中に入らないように、上をルーフィングで塞ぎました


  
それでもこれだけではまだちょっと不安なので、家の柱に付ける金具を作って
そこからワイヤーで梁を吊りました


さらに階段ができたら梁も金具で繫いで、階段手摺りのポールで支える予定です

  
とりあえず2点補強はできたので、いよいよ柱を切ってみます

  
切った柱を抜くときはさすがにちょっとビビりましたが、特に垂れることもなかったので
後でデッキにも(恐る恐る)乗ってみると、全然びくともせずにがっちりしてました

まずは第一関門クリアです

 → 
その壁の横にDIYで作った花壇と水栓スペースも撤去しましたが、この壁を取るのは一番最後の予定です

   
次はこの階段横の壁です
最初はこのままで、右側に新しい階段を付ける予定でしたが、それでは狭まかったので
この壁をまたぐ形に変更したために、上の当たる部分をカットしなければいけなくなりました
でもこれはコンクリートでできています


中がコンクリではなくブロックでできてることを期待して、サンダーの刃をコンクリ用に替えて
両面から少しずつカットしていきます

  
途中で刃を大きいものに替えてなるべく深く切ってから、バールを入れてまず上の段を取りました
中はやはりブロックだったので比較的楽に切れましたが、つなぎ目はセメントと鉄筋が
入ってるのでかなり苦労しました



次に下の段ですが、ここは新しく付ける階段に合わせて段々に切ります


一番下の段が、ブロックではなくコンクリだったので、持ってたハンマードリルで割りました


この壁の右側に新しい階段の受けを固定する予定です
エゴの木をなるべく切らずに残したいのですが、ギリギリです

  
新しい階段は鉄で作るんですが、それができるまで仮の階段を足場板で作りました
奥に入れる道幅も残したいのですが、この階段幅ではやはり狭いですね

並行して工場でその階段を作っていきます

 
本体は加工がしやすい30角のLアングルで作って、天板は人工樹脂のデッキ材を使います

  
階段の支えは、さっき言ったように最初は2本の予定だったのを、後で3本に増やしました
この1本目と2本目の間に、壊した壁が入るプランです

  
それに段々を付けると階段っぽくなってきました


分解できるように全てボルト組なんですが、そのボルト穴を開けるのにこのドリル歯は便利です
サンダーの刃も今の物は薄くて切りやすいし、昔仕事で鉄工をやってた頃に比べるとホント進化してます
「あの時これらがあったら、ずっと楽だったのにー!」と、つい思ってしまいますね

  
その段々に踏板の天板の乗せると、ほぼ全体の形が見えてきました

後は手摺りを付けて天板を貼れば完成ですが、続きは来月です

12月10、11日 自宅ベランダのやり替え



以前作り替えた自宅のベランダが、大分傷んできたのでまたやり替えることにしました

 → 
前回やり替えた直後 (2009年のブログ画像より)                             現在       

前回のやり替えは2009年だったの11年前になるんですが、その時はきれいだった木の色も
汚れて大分黒くなってきています

 → 
汚れよりも、プランターを置いてる床板が大分腐ってきて、もし抜けると高いので危険なんです

 
前回は土台から全部作り替えたんですが、柱と梁はまだ大丈夫だったので、今回は床板と手摺だけ
やり替えることにしました


早速、置いてたプランターをリビングに移動しましたが、けっこうな量があって驚きました
ウチには庭がないので、このベランダにプランターを置いて庭代わりにしてるのですが、かなりの重さです


床板は特にプランターを置いてた所が、湿気が籠るのかよく傷んでました

 → 
一階の自宅ショップも普段はドアを閉めてるんですが、車を中に入れる時はここを開けられるように
作ってるので、今回も作業スペースを広くとるために全開して、元のガレージ状態にしました


全開はめったにしないので、普段は見れない開放的な中からの風景です

準備ができたので、早速工事開始です

 
まず手摺りと床板を撤去していきます
高所作業なので、メンバーにも手伝ってもらいました


 
下の大引きはまだ全然大丈夫だったんですが、木はいつかはだめになるので、保険的に
同じサイズの角パイプを入れて補強しました

床板を全部取ると足場がなくなるので、一枚ずつ剥がした分だけ新しいものをに張り替えていきました



床板は前回の足場板ではやはり10年程しか持たないので、今回はセラカンバツという板を使いました
デッキ材としては最強のウリンより少し軽くて色も明るいので、前から一度使ってみたかったんです
事前にサンプルを取ってみると、たしかにウリンと同じような素材感でした

値段はウリンより4割程安いのですが足場板と比べると3倍はします。でも耐久性はウリンとほぼ同じで
外でも20年以上は腐らないそうなので、長い目で見ればこっちの方がずっと経済的です
ただその分硬くて割れやすいので、下穴を開けながらビスを打っていく手間が増えます

 
床板が張れると、同じセラカンバツで作った手摺を付けて完成です♪
また元のきれいな茶色ベランダになりましたが、色はいずれ段々とグレーになってくるはずです

 
下の大引きがもし傷んできても、今回金物を入れたので安心ですが、柱と梁も次は金物にするつもりです
後は、セラカンバツがホントに腐らないか、まあ実験ですね(笑)


今回も手摺の桟は斜めにつけて、日が植物に当たるようにしました


プランターも元に戻しました。床と手摺がきれいになると花も明るく見えます

~9月20日 リモートルームのリノベーション



自宅でリモート勤務されている知り合いの方のお部屋を、リノベーションしました

ワークスペースの部屋にいる時間が多いので、そこを好みのイメージにしたかったそうです

befor

 

自由な時間が増えたので、ネットで買った壁のクロスをご自分で貼ったらDIYにハマったそうです
目指す部屋のイメージは”ナチュラルな男前”だそうです

ワークルームはご夫婦二人暮らしのリビングダイニングで、横にキッチンが付いています
旦那さんはDIYにはまったく興味がないそうで、依頼されたのは奥さんの方で、
キッチンカウンターも、ワンバイ材で手作りされたそうです

そしてまず作ってほしいと言われたのは、掃き出し窓の内窓です


今よくあるインテリア系の投稿画像で、これを見てやりたくなったそうです
エイジング塗装した掃き出し窓で、これは投稿された方がご自分でDIYされたそうです
小窓ならともかく、掃き出し窓は大きいので、DIYで作るのはかなりの上級者さんでしょうね

さすがにこれは自分では作れそうになかったんで、発注することにしたそうですが、最初に工務店に
見積もりしてもらうとバカ高かったので、ウチに相談したそうです(よくあるパターン)

befor
   

掃き出し窓は二か所あって、その両方に付けたいそうです
画像は吊り戸だったんですが、全開する必要はないので、サッシと同じ引き戸にしました




サイズに合わせて、窓の建具を2セット作りました
工務店の建具屋のレベルではないかもしれませんが、これ位の方が逆にイメージに近いと思います
トーメイのアクリル入りなので、断熱効果もあります

 
その枠をエイジング塗装していきますが、基本は先月WSしたフレームのやり方と同じです

建具が出来たので、早速取り付けに行きました



18cm程の壁の厚みの部分に、上の溝の”かもい”と両サイドの枠を留めます



床は余り段差を付けたくなかったので、薄いシナベニヤを溝を付けて貼りました

  
上の溝を深めにして余裕を持たせたので、建具も少し削っただけで無事入りました


擦れる部分はロウを塗って、開け閉めもスムーズです


ただ、サイドの窓の外はブロック塀のままで、お隣の車も見えています
それを隠すためにサッシにスリガラスシートを貼ったそうですが、この際ここも装飾することにしました


そこで工場にあった白いラティスにプランターカバーを付けて、ガーデニング用の壁を作りました


ブロック壁に留めて、前にリアル人工芝を敷きました
スリガラスシートも下半分だけはがして、プランターが見えるようにしました
ガーデニングはあまりやったことがないそうですが、これを機会にぜひ頑張ってください

窓を替えると、前のテカテカした床が気になるので、ここも替えることになりました


befor

窓のイメージに合わせて、フローリングの上にいつものワンバイを貼って無垢の床にします

after


養生ベニヤの上に、壁に合わせて塗り分けたワンバイを並べて、ボンド貼りました
ヘリンボーンも試してみたんですが、今回はこんな感じの貼り方になりました

見てるうちに自分でもやってみたくなったそうなので、貼り残した部分は本人に埋めてもらいました


そして天井にも、いつものフェイク梁を付けます


これも以前イベントで使たものが工場にあったので、とりあえず3本もってきました
これなら中が空洞で軽いので安全です。壁の色に合わせてグレーにエイジングしました



いろんな場所に当ててみて、一本はキッチンとの境目の上に付けました
サイズが足らなかったので、奥の見えにくい所でつぎ足しました

壁がボード壁だったので、支え用の板を付けてそれに留めましたが、これは柱に見えます
コーナーの補強の”ほうづえ”も、装飾を兼ねて付けました


もう一本は奥のコーナーに斜めに付けました
いずれシーリングライトを、もっと合うものに交換したいそうです


これで単調なクロスの天井も隠れて、キッチンとの間仕切り効果もでます


そのキッチンは、がんばって扉にレンガシートを貼ったそうですが、本人もイマイチだそうなので
最後にこの扉を変えます

 

扉を新しく作り替えるのは、大分追加したため予算的にもきびしいので、一番簡単な上張りにしました


 
2,5ミリの薄いベニヤを6cm幅で割ってエイジング塗装したものを、両面テープと
ボンドで、直接外した扉に貼っていきます
周りだけ二重に貼って、段差を付けて扉っぽくします
エイジングの仕方もWSして、足らなかった分はご本人に塗ってもらいました

 
天袋と下の6枚分貼りました
剥がしかけたレンガシートは後で上からラフに塗装するそうですが、壁はそのままでもいいかも


これでキッチンも部屋の感じにマッチしました

これで完成です♪



”ナチュラルな男前”になったかどうかは微妙ですが、元のテカテカした既製品感が消えて
ご家族やお友達にも大好評だったそうです
DIYも、やりながら大分マスターしたはずなので、お仕事と一緒にまた頑張ってください

5月7日~11日 姪っ子のおうちリフォームの手伝い



今年のGWは四国に帰省せずに、休み明けに尾道の姪っ子の家に集合することにしました

親は、9日に岡山で姉貴と合流して向かう予定ですが、せっかくなので自分だけ早めに行って
現在進行中の、おうちリフォームを手伝うことにしました

 

KIMG4046  KIMG4041

家は築50年で家賃は2万円だそうです
(リフォーム工事は、柱さえ切らなければ、何をやってもいいいと家主さんから言われてるらしい)

KIMG4042  KIMG4030
尾道は海のイメージがありますが、ここはかなり山の方で海は見えません
でも広い駐車スペースと、窓の横には20坪程の畑も付いてます

KIMG4027
ちょうど、和室だった部屋の床をリフォームしてるところでした

KIMG4031
この洗面所は姪っ子が最初に作ったそうですが、後の場所はお店の改装に追われて
まだほとんどできてないそうです

KIMG4049
とりあえず、和室の床の間だった所を収納スペースにしたいそうなので、
近くのホームセンターで角材を買ってきて、棚を作ってあげました

KIMG4022
その間、姪っ子は隣の和室の壁を漆喰塗りしてました
砂壁を塗り替えるのは、ペンキは付かないので、漆喰を塗るのが一番簡単なんですね

KIMG4055
漆喰塗りは、たまたま近くであったプロの左官屋さんのワークショップに参加して
教えてもらったそうで、一日で6畳間の壁を全部塗り終えてました(やるじゃん!)

全部手伝うことはさすがにできないので、一番やってもらいたい所を優先しようということで
結局、配管工事のあるトイレを担当することになりました

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トイレは汲み取り式の簡易水洗なんですが、中はどうやら元の家主がDIYしたようで、
その配管がごちゃごちゃしてて、床のCF(クッションフロア)が、はがれかけています


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特に手洗いの水洗は、不思議な配管の付け方になってます

 

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とりあえず床のCFをめくってみると、下はモザイクのタイル張りでした

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自分的にはこのタイルも悪くないように思ったんですが、冬はとても冷えるそうで
なるべく暖かい感じにしたいということで、フローリングを張ることにしました
たぶん元の家主も、床が冷たかったんで、自分でCFを貼ったんでしょうね

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壁のタイルも隠したいということで、羽目板の腰壁を上から貼りました
手洗い場は、洗面台を置くための棚を付けます

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棚の下は扉を付けて、小物の収納ボックスにしました

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ネットで間に合った洗面ボウルをのせて、配管をつなぎました
前の扉は、このごちゃごちゃした配管を隠す目的もあります

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上に出る配管は小棚でカバーしました

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砂壁に漆喰を塗って、腰壁と窓のサッシや枠を白く塗ると、リフォーム完了です

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配管もすっきりして、タイルの冷たい感じが木の暖かいトイレになりました

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洗面台のタイルはそのまま残したんですが、この色が意外と合っててちょっとおしゃれに見えます

・    ・

これで帰れるかなと思ったんですが、もう一つ気になることが・・
どうも棚を作った床の間のあたりが、何となく少し臭いような・・

姪っ子に聞いてみると、以前から風向きによってトイレの匂いがするそうなんですが、
こわくて床下を見ることができなかったそうです

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そこで、工事中の床を、もう一度めくって床下を調べてみると、時代的なものなのか
べた基礎は打っておらず、束石の周りは土のままでした
多分便槽にひびが入って、匂いが乾いた土の割れ目から上がってきてるように思われます
便槽の補修はさすがにできないので、一番匂いの上がってくる場所を、セメントで
固めることにしました(チェルノブイリ方式)

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またまたホームセンターで、生セメントと砂と砂利を買ってきて、コンクリを作ります

セメント作りは初めての姪っ子は「こんなことまでやるんだ~」と、最初は少しビビってましたが、
土方作業はDIYの基本中の基本じゃぞ!

結局、バケツリレーで2帖分程の広さをセメントで固めると、ほぼ匂いはなくなりました(よかった~)

・    ・

親たちが尾道観光してる間も、自分と姪っ子だけはずっと作業してて、行ったのは
ホームセンターだけで、旦那のショウヘイ君のお店にも、結局いけませんでした
(彼のお店は、脱走犯で一躍有名になった”向島”という所にあります。今回行った時はちょうど捕まった直後
だったんですが、聞くと、島の住民はいたって平穏だったけど、観光客はやっぱり激減したそうです)

ショウヘイ君は、お店から毎日帰ってくると「わー、こんな変わったんだー!」と
感激してくれました

彼もリフォームの最初は少し手伝ったそうですが、結局工事は姪っ子担当になったそうです
(まあ、得意分野で各自頑張るのがよい)

 

まだまだやらなければいけない所は沢山あるんですが、6月からは姪っ子も向島の会社に
就職するそうなので、いずれはまた引っ越すことになるかもしれないそうです
(ここは、”古民家改装”っていうものを一度やってみたかったから借りたんだって)


去年の五月にびわこから出発してから、尾道暮らしもちょうど一年経って、田舎暮らしも
すっかり板についてますが、まだまだこれからなので、また二人でがんばってください
今度は”遊び”にいきますので

・      ・      ・


パピエさんの追加工事で、こちらもトイレの洗面台周りをリメイクしました

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床をPタイル張りにして、昔懐かしい手洗いを大きめのボウルにして、水洗器具も交換しました
ここはアイアン脚の台で下はオープンにしました
Pタイルは最近なぜか人気が復活してきてるそうです
(給水側は問題なかったんですが、このボウルにありがちな排水パイプがボウルと合わずに意外と苦戦しました)

・     ・

今年は、2月の”小さい部屋”さんから始まった一連のリフォーム工事も、これでようやく一段落しました
最後はその流れで、姪っ子の手伝いまでやりましたが、各工事色々あったけど、けっこう楽しかったですね

自分のやってることは、リフォームというより装飾的なリメイクとかリノベ(?)になるのかもしれませんが
そういうことを気軽にやってくれる所は、意外とまだ少ないように思いました (店舗屋は出来るけど高い)

一般的なリフォーム会社は、メーカーの規格品を組み合わせてピカピカの”きれいな”部屋を作るっていう
イメージが強いですが、そこから少しでも外れると、いきなり”特注”でバカ高くなるので
もう自分でDIYするしかないという、二極的な
現状のような気がします

たしかに非効率でクレームリスクも高いので、企業的にはやりたがらないのかもしれませんが、
ハードの機能はもう十分なので、それより自分好みのデザインや素材感への要望は、逆に増えてる気がします
いずれはそういう会社も出てくるとは思いますが、欧米の様に浸透するには、供給側の対応力
と共に
お客側にも”規格品とオーダー(手作り)の違い”ということへの理解が、もう少し必要かもしれません
(自分も理解のないお客は怖くて受けられないし)

まあ、なかなか難しいことではありますが、
その両者の(いい意味での)”こだわりのコラボ”から生まれた空間には、
規格品だけでは出ないよさと愛着があると思います

~4月25日 パピエさんのおうちリフォーム完成♪


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パピエさんのおうちリフォームが完了したので、まとめてみました
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まずは、先月途中になってた、ドア横のコーナーの続きです

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廊下側に小窓用の開口を付けてから下地のベニヤを貼って、漆喰を塗りました(画像なし)


窓枠は、9ミリのアイアンの角棒でこんな形にしました


アルトドイッチェのガラスを、二枚の窓枠で挟んで入れました


何か物足りなかったので、パピエさんと相談して上下に板を入れることにしました

 
たまたまあった古材の板を上下に入れると、ぐっとしまりました
下には、入る人に当たらないように狭い小棚を付けました
角の柱囲みは石壁風に塗ってみました

  
ウチの壁灯と、天井からは同じアルトドイッチェで作ったペンダントを付けました
ここは部屋とは別のスイッチにしたので、メインの照明を消してここだけ点けると、
ほのかな間接照明になって落ち着きます。壁と天井の漆喰にも光の模様が映ってきれいです

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外の廊下から窓を見ると、水を流したようなガラス模様にランプの光がほんのり浮かびます

・    ・

その横のキッチンの壁は、ご夫婦に漆喰塗りをやってもらいました

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旦那さんは凄い集中力で、2時間休みなく塗って、一番広い面を塗り終えてくれました
パピエさんは、以前アトリエの壁を塗ったことがあるそうで、とても仕上がりがきれいだったので
仕上げは必要ありませんでした

そのまま、キッチン周りの窓枠やコーナー見切り材のペンキ塗りも、やってもらいました

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塗る前は茶色だったので、その上から部屋のイメージに合わせたブルーグレーに塗っていきます

after
  
これだけで、部屋の印象がけっこう変わります
ペンキ塗りはさすがの腕前で、今度雇いたいくらいでした(笑)(特に自分が苦手なマスキングが上手い!)

天井と横壁はクロス仕上げでしたが、ここにはコンロが来るので、汚れがつきにくいように、
天井にはアルミ複合板を貼って、壁にはタイルを張りました

 → 
コンロ上の換気扇が目立ってたので、木製のルーバーでカバーしました


ルーバーも掃除しやすいように、すぐ取り外せるようにしました


befor & after

 → 
正面の大きな窓は、窓枠を黒く塗ってアイアンの枠を前に付けて、コンロ側のコーナーは完成です


シンク側のキッチンの裏とサイドにも同じ色の板壁で囲んで、
バー付きの小棚をアイアンの受けで付けました

北欧風のイケアキッチンにも、けっこうマッチしています


このちょうど上に、いつものフェイク梁を渡して、ダクトレールを付けました


このレールにペンダントと並べて吊ると、キッチンがちょっとカフェ風になります

・     ・

キッチン側ができたので、奥のワークスペースにかかります

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間仕切りを兼ねてる作り付けの棚は、扉を変えて、杉板を上張りしてから
白くエイジング塗装しました

勝手口の横は、黒板パネルを付けました。後でここにチョークアートを描くそうです

次はいよいよ中のやりかえです

befor

ここの壁も最初は漆喰塗りの予定だったんですが、ちょうどその頃にパピエさんが、お仕事を兼ねて
パリに一週間程行くことになったので、向うで壁紙を買ってこようということになりました

イメージは、このびわこの寝室のような感じで、花柄のクロスに白い腰壁という組み合わせです

ところが、探す時間が十分とれなかったそうで、クロスのお土産は、結局なしになりました(残念)
でもイメージはもうクロス壁に変わっていたので、急遽ネットで取ってもらうことにしました


選んでもらったクロスが届いたので、早速、前の壁紙をめくって貼っていきました

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国産の壁紙は幅が90㎝なんですが、輸入壁紙は50㎝位しかなくて、柄も突合せで
”合わせ切り”しなくていいので貼りやすいです
右側の壁は、びわこのグリーンの壁紙が残ってたので、それを貼りました


クロスが貼れると、下に腰壁を付けていきます
プレナー加工した杉板に木目が薄く出るくらいに白く塗った板を、一枚ずつ張っていきます

  
縦板が貼れると、ルーターで飾り切りした見切り材と巾木を付けると完成です


ここまで出来ると、ちょっと我慢できなくて、床の養生を少しめくってみると
ヘリンボーンとの相性も
バッチリのようで、ホッとしました

  
ただ、窓がこのままだと、どうしても周りに合わないので、
予定にはなかったんですが、サッシを隠すために、びわこと同じような白い内窓を付けることにしました

  
ここはプライバシーは大丈夫なので、外の緑が見えるよう透明のアクリを入れました
観音開きで風も入ります

最後に、一番やりたかった入口のアーチを付けます

befor
 

実は今回の工事では、事前にこちら側からのイメージ図は書かなかったのですが、
それはパピエさんの方から、かなり具体的なイメージスケッチがすでにあったからです

 
そして、その中でもっとも興味を引いたのがこの入口アーチでした
この絵を見て俄然やる気になったわけなんです

after


このアーチは、同じアルトドイッチェをアイアンフレームに入れたものです
フレームは、このサイズだと角パイプで組むんですが、あまり男前になりすぎないように
25ミリ幅の薄いフラットバーで作りました

   
右側は、机を入れる時のために扉にしました
泡入りの靄ったガラス越しのクロス壁も、なかなかおしゃれです

床の養生をとると、ヘリンボーンの床ともバッチリ合っています♪

このアーチが今回のリフォームの”トリ”で、これで全て完成です!

・     ・

・・暗い廊下を歩いてくると、アイアンの窓越しに、ほのかな壁灯の灯りが見えてきます


そしてドアを開けるとこの景色が見えるように、ドアの開き方向を逆に取り変えました


その後、ワークデスクも無事入って、もういつでも使えます

befor  & after

 → 
afterは、ちょっと日本から抜け出した感じもしますね
格子の建具等は、元の古い物をそのまま使ってるので、新築には無い”味”も出てる気がします

今回一緒に工事してもらった夷工務店さんも、ブログにアップしてくれています
こちらはアングルセンスが抜群で、めっちゃかっこよく撮れてます

・    ・

今回は最初に頂いたプランがよかったので、基本的にはそれを具体化する作業だったんですが
その中でも現場で作りながら、あーだこーだと(笑)相談しながら決めたことも多かったです

まあいつものことですが、空間作りという作業は、経験上このやり方がいちばん理想的な気がします
(代理店経由の通常の工事だと、工程だの予算だのに束縛されて、なかなかできないんですね~
今回も自由にやらせていただいてありがとうございます)

毎回作業が終わった時点で次の採寸して、それを工場で作ってから、持ってきてまた付ける
という繰り返しだったので、実際の現場作業は一週間の内2~3日位でした
でも、作ったものを早く付けたいワクワク感を毎回経験出来て、こっちも楽しい毎日だった気がします